しかしこの羽毛ふとんは恐ろしい程に種類が多くて、値段もピンキリです。通販で1万円で買えてしまう品から、ふとん屋や百貨店では200万円する品まであるんです。
ちなみに当店の新品の羽毛ふとんは、今日の時点の在庫品で15,800円～298,000円の値段の幅があります。
この値段の幅ですが、とりあえず「ダウン量（羽毛の充填量）」に差があるんです。
15,800円の羽毛ふとんは肌掛ふとんとかダウンケットと呼ばれる夏用の薄いタイプです。一人用のSLサイズで0.4kg入っています。
一方で298,000円の羽毛ふとんは冬用です。一般的に皆さんが羽毛ふとんを想像するとこの冬用が該当しますね。一応、こちらの品は一人用のSLサイズで1.1kg入っています。非常に高品質な羽毛を使っているので1.1kgで充分な膨らみを出せます。尚、当店はSLサイズで1.1～1.4kgのダウン量を冬用として設定しています。
そして、この中間に位置するのが春秋用で合掛ふとん（あいがけふとん）と呼んでいます。SLサイズで0.7～0.8kgのダウン量を設定しています。
下の写真を見てもらうと分かりやすいのですが、左から夏用、春秋用、冬用です。同じ品質の羽毛に、同じ品質の側生地（キルティングの仕方は少し異なります）、同じ畳み方をしています。ダウン量が異なるので当然膨らみ方が異なります。
ただ、膨らんでいる方が良いモノって事じゃありません。
大事なのは使う人の体質や使う環境、使い方に応じてピッタリの膨らみを見つける事です。
体質によっては冬でも夏用の肌掛ふとんや春秋用の合掛ふとんが良い場合もあります。
気密性の高い最近の住宅で使う場合は冬用だと使える時期が無い場合もあります。
年齢を重ねて力が無くなると膨らみ過ぎる羽毛ふとんは扱い辛いなんて場合もありますね。
当店はSLサイズの場合、夏用は2種類、春秋用は6種類、冬用は9種類と用意して、色々とお話を伺いなからピッタリの羽毛ふとんをご提案致しますよ。
それに掛ふとんは羽毛ふとんだけじゃなく、綿、羊毛混、絹（シルク・真綿）、羊毛（ウール）、キャメル（ラクダ）、麻といった素材も扱います。
使う季節や体質によっては羽毛よりもこちらの素材の方がピッタリの場合だってあります。
ちなみに私が今使っている掛ふとんは「絹（シルク・真綿）」の合掛タイプです。まだまだ代謝が良いので綿100％の側生地を使った羽毛ふとんでも少しムレ感が気になるんですよ。尚、奥さんは羽毛の合掛ふとんとウール毛布を内側に入れて使っています。
今週はいっきに季節がすすみました。朝晩は相当冷え込んでます。
□寒くて眠れない。
□気が付くと掛ふとんを蹴飛ばして寝ている。
□夜中に寒くて何度も目が覚める。
□自分に合った掛ふとんを見つけたい。
そんな方はお気軽に当店へご相談下さい。
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『「ウメナ寝具通信～2021秋号～」発行しました』
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