Buff8:自己否定⇒自己受容⇒自己変容⇒自己○○ | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

1月10日20:00から、BASE Liveやります!

 

テーマは、

 

「コミュニケーションを学ぼう」

 

です。

 

参加はこちらから

 

 

 

 

 

前回は、

 

「子どもの話を聴けていて初めて、子どもにバフをかけられる」

 

っていう話をしました。

 

 

 

不介入(デバフをやめる)と、肯定的介入(バフをかける)の違いは、

 

「子どもに積極的にコミュニケーションを取りに行くかどうか」

 

です。

 

 

 

不介入の場合は、コミュニケーションを積極的に取らずとも、離れたところから信じて見守るだけでOKです。

 

しかし、肯定的介入をするなら、コミュニケーションを積極的に取っていったり、子どもの話をただ聴くのではなく、コーチング的に聴いていきたい。

 

「コーチング的に聴く」

 

というのは、子どもが本当に実現したいことを意識しながら話を聴いていくということです。

 

親がやらせたいことではなく、子どもがやりたいことを実現できるようにサポートをしていきます。

 

 

 

もし、親が子どもの学校や勉強にとやかく言わなくなっても、

 

「本当は、勉強をしてほしいなぁ」

 

「本当は、学校に行って欲しいなぁ」

 

「本当は、昼夜逆転を直してほしいなぁ」

 

みたいな気持ちを持っているなら、これは

 

「子どもにデバフをかけている」

 

っていう状態です。

 

 

 

勉強をしていない子どもに対して、

 

「勉強をしてほしい」(=現状と真反対の願い)

 

を持っているわけですからね。

 

 

 

言葉の源は、思考です。

 

頭で考えていることや、胸に秘めていることです。

 

 

 

言葉にして、口に出すと子どもに伝わる・・・

 

っていうのは間違いで、

 

「胸の内に秘めている時点で、子どもにはバレている」

 

んです。

 

 

 

なんでかっていうと、

 

「親の態度に出てるから」

 

です。

 

 

 

例えば、子どもが

 

「勉強をしようかな」

 

ってポロっと漏らすと、それで親は笑顔になり、テンションが上がっちゃう。

 

明らかに”勉強”に反応してるじゃない?

 

そういう態度があからさまに出てしまう。

 

 

 

子どもから見たら、

 

「親は、自分(子ども)に勉強をさせたいんだな」

 

っていうように見えています。

 

 

 

なので、

 

「子どもに勉強をしてほしい」

 

「子どもに勉強をさせたい」

 

って思うのは、デバフをかけているようなものです。

 

 

 

「遊びの解放」をするにしても、

 

「本当は、制限かけた方がいいんじゃないかと思いつつ、グッと堪えて、解放をしている」

 

っていうのと、

 

「遊びを制限する気持ちがサラサラ無いし、理由も無いから、結果的に解放をしている」

 

っていうのとでは、全然意味が違うんですね。

 

 

 

表面的には、

 

「子どもの遊びに口出しをしていない」

 

って見えるだけど、親が考えていることや胸に秘めていることが全然違う。

 

 

 

言い換えれば、

 

「何を信じているのかが違う」

 

んです。

 

 

 

遊びを制限したり、勉強をしてほしいっていう気持ちがある場合、

 

「今のままのあなた(子ども)じゃダメだよ」

 

っていうことを信じてる。

 

今のままのあなたじゃダメだから、勉強をすることで、あなたは変わらなければならない、、、って思ってるわけよね。

 

 

 

「勉強をしてもしなくてもいい」

 

ってのが「遊びの解放」だし、デバフをやめた状態。

 

不介入やね。

 

 

 

でもさ、勉強をしたら、知識が増えるし、生活が便利になったり、できることが増えたりする。

 

人間関係にも影響があるし、お金も稼げるようになったり、自分の身を守ることができたりする。

 

やりたいことも実現させられたり、日々の生活がグッと楽しくなる。

 

人生の質が上がったり、豊かになったりするわけやんか。

 

 

 

親だって、人生を豊かにしたり、最大限の人生を生きたいはずやんか?

 

そう思っているならば、当然、親も勉強してるはずやんか?

 

 

 

勉強に関してバフをかけるなら、

 

「親も勉強したくて勉強してるし、子どもの知的好奇心をくすぐるような話をしている」

 

みたいなコミュニケーションになるはずです。

 

 

 

バフ/デバフは、

 

「親がどういう関わりをするか?」

 

よりも、

 

「誰が子どもに関わるか?」

 

が重要です。

 

 

 

いくら子どもが親のことが好きだと言っても、

 

勉強嫌いな親

 

勉強をしない親

 

勉強をしてる親

 

勉強を楽しんでる親

 

どの親に関わられるかによって、子どもに与える影響は全然違う。

 

 

 

「勉強は、学校の先生や、塾の先生に任せる」

 

「餅は餅屋でしょ」

 

っていうこともあるんやけど、いくら最高の先生が勉強のおもしろさを伝えても、勉強嫌いな親が「勉強しなさい!」「そんなんでいいの!」って言ったら、もうそれでリセットされちゃうんよね。

 

 

 

 

 

んで、こういう発想は、勉強に限らず、人生のあらゆるシーンで出てきます。

 

ここで、バフ企画にいただいたお返事を紹介します。

 

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こんばんは。

初めましてです。

 

不登校になって半年ほど経った頃に

かずやんの発信に出会い

遊びの解放を始めて、自己受容など

自分なりに学んで実践してきまして

親子でいい感じに変化してきつつも

本格的に動き出すまであと一歩な気がする

けど、どうしたらいいのかわからない!と

思っていたところでした。

 

なので、新たに始まったバフ企画に

メルマガ読んでワクワクしてます!!

 

私はデバフをかけまくってた母ですが

不登校を機に減らせてきてはいるものの

バフはかけられていないと思うし

デバフも無意識のうちにかけてる気がします。

 

最近は小6息子の指摘でハッとすることが多々あり

その都度、私自身がかけられてきたデバフの

根深さを実感します。

 

とはいえ、母が変わることで子どもが変わる!

ということは実感としてかなりあるので

バフ企画で更に学び実践して

親子共に最大限の人生を生きていきたい!!

と思いました。

 

いつもありがとうございます。

メルマガとてもわかりやすいです。

毎回、次が楽しみです!!

 

今後ともよろしくお願いします。

 

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なぜ、親が子どもにデバフをかけちゃうのか?

 

その理由は、

 

「親自身が、子どもの頃からデバフをかけられてきたから」

 

です。

 

 

 

子どもの生き方は、10歳までに決まります。

 

子どもが生き方を決める基準は、

 

「親からどう関わられたか」

 

です。

 

 

 

親(特に母親)の関わりは、子どもの世界・人生の初期設定をします。

 

例えば、親が「がんばらないと人に認めてもらえない」と思っているとします。

 

そしたら、子どもに

 

「がんばらないと人に認めてもらえない」

 

って言ってみたり、自分も、人に認めてもらうためにがんばったりします。

 

 

 

そうすると、子どもは、

 

「自分は人に認めてもらえないような人間なんだ」

 

っていうデバフがかかります。

 

 

 

このデバフがかかってる子どもは、大人になって親になった時もそうだし、周りの友人たちや、会社の部下たちとかに、

 

「がんばって人に認めてもらえ」

 

みたいなことを言い出すし、考えます。

 

 

 

もちろん、途中で子どもが

 

「がんばらなくても認めてくれる人がいるんだ」

 

「世界は優しいんだな」

 

ってことに気付いたり、学ぶことができれば、人生戦略を変えることができます。

 

 

 

そういう学びが無ければ、基本的には、10歳までに見出した人生戦略を、その後の人生ずっと採用し続けます。

 

本人が学び、気付き、変えようとしない限り、生き方は変わりません。

 

その生き方が洗練されていくだけです。

 

 

 

母親の関わりやあり方は、子どもの世界・初期設定をします。

 

なので、母親の関わりうやあり方が、子どもの人生に多大なる影響を与えます。

 

 

 

・・・と言うと、重たく感じるかもしれませんが、

 

「なので、親が子どもにバフをかけられるといいですね」

 

って話です。

 

 

 

学んで、気付き、変えていけばいいだけなので、誰だってバフはかけられるようになる。

 

「親が変わる」

 

っていうのは、

 

「親が自分にかかってるデバフを解除し、バフをかけ直す」

 

ってことを言います。

 

 

 

僕のメルマガを読んでくれてる人なら、

 

「親が別人になるんじゃなくて、本来の自分に戻るんだよ」

 

っていう言葉を聞いたことある人もいると思います。

 

 

 

それも、

 

「それ以上のことを言っても、分かってもらえないんじゃないか・・・」

 

ってセーブしてたやつで(笑)

 

 

 

「本来の自分に戻る」

 

っていうのは、「遊びの解放」であり、デバフを解除した状態・・・不介入なわけです。

 

 

 

ってことは、さらに先もある。

 

それが、

 

「理想の自分になる」

 

っていうやつ。

 

 

 

勉強をして、

 

挑戦をして、

 

成長をして、

 

人生を思いっきり楽しむ。

 

そして、理想の自分に近づいていく。

 

理想の誰か、ではなく、理想の自分です。

 

 

 

自己否定をした状態(=デバフがかかってる)から、

 

自己受容ができてる状態(=デバフを解除)になり、そこから、

 

自己変容をしていき(=バフをかけてる状態)、さらに、

 

自己実現をしている状態(=理想の自分)に近づいていく。

 

 

 

「ありのままの自分」

 

から、

 

「なりたい自分」

 

になっていく。

 

 

 

何のためにバフをかけるのか?っていうと、

 

「なりたい自分になるため」

 

なんよ。

 

 

 

間違っても、

 

「親が望む子どもになってもらうため」

 

じゃない。

 

 

 

それは「デバフ」です。

 

子どもが進んでいく方向に対して、真横からドンッ!と押しているようなもの。

 

それは背中を押してるとは言わんよね。

 

子どもの人生の妨害をしちゃってる。

 

 

 

僕ら親がやりたいのは、子どもにバフをかけたいのであって、子どもの背中を押したいんです。

 

子どもの背中を押す時、親は子どもと同じ方向を向いているはずなので、子どもの人生は加速していきます。

 

 

 

でも、親が自己実現に向かっていないなら、背中を押す力は弱いから、親は親で自分のやりたいことに全力を出して生きていたい。

 

やりたくないことなんて、やってる場合じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

次回は、いよいよ、

 

「子どもにバフをかけるために、必ず超えていかないといけないこと」

 

について話します。

 

 

 

そして、それに合わせて、

 

「親のためのコミュニケーション講座 BASE」

 

の予告動画も配信します。

 

なんと全部で5本あります!

 

 

 

僕からコーチングを学びたいと言ってくれてる方もいるんですけど、そう思ってる方も必見です。

 

(BASE卒業がコーチング講座の受講資格にもなってるので)

 

 

 

 

P.S.

 

1月10日20:00から、BASE Liveやります!

 

テーマは、

 

「コミュニケーションを学ぼう」

 

です。

 

参加はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

 

★これまでの記事たち

 

Buff1:子どもにデバフをかけるのをやめて、バフをかける

Buff2:最低限の人生ではなく最大限の人生を生きる

Buff3:「子どもにバフをかける」って、何のこと?

Buff4:「子どもに何かしてあげなきゃ」という思い込み

Buff5:また元の自分の態度に戻ってしまう・・・

Buff6:過去を生きる親と未来を生きる親

Buff7:「子どもの話を聴く」は、こんなにも深い

 

 

 

 

 

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イベント情報

◆BASE Live(Youtube Live)

・1月10日(水)20:00~21:00

テーマ「コミュニケーションを学ぶ」

参加URLはこちら

 

・1月23日(火)20:00~21:00

テーマ「子育てには仲間が必要」

参加URLはこちら

 

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佐伯和也

神戸大学大学院修了

株式会社チームフローでコーチングを学ぶ

ゲーム歴30年以上

 

ゲームを1日10時間以上やっていたにも関わらず、

勉強にも取り組んできました。

 

そんな僕の育てられ方や、

ゲーマー視点を解説したり、

僕が学んできたアドラー心理学や

コーチングの考え方を使って、

「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」

について発信しています。

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