Buff5:また元の自分の態度に戻ってしまう・・・ | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

日を開けると言っておきながら、1日しか開けなかったっていうね(笑)

 

読みたい人もいるだろうし、何より僕が書きたいし、伝えたい。

 

 

 

子どもには、ただ生きてるだけなんていうつまらない人生ではなく、

 

あれもしたい!

 

これもしたい!

 

人生を最高に楽しみたいぜ!!

 

っていう最大限の人生を生きてほしい。

 

人生、欲張りモードで生きてほしい。

 

 

 

子どもがそういう生き方をするには、親の関わり方がすごく大事だし、どんな家庭で過ごすのかがすごく大事。

 

当然、親が子どもにデバフをかけて、家庭が戦場になっている状態だと、すごく難しい。

 

 

 

親が子どもにかけるデバフは、呪いみたいなものだから、

 

「親から離れて暮らせば、デバフの効果が無くなる(=呪いが解除される)」

 

っていうものでもないんだよね。

 

 

 

物理的距離は関係ない。

 

心理的距離が全てです。

 

僕も、親から離れて暮らしてるけど、母親に対する復讐心はずっと持ってた(もう今は無いけどね)。

 

 

 

「子どもが何歳になっても、変われるし、遅くはない」

 

とは言ってるんだけど、子どもが若ければ若いほど、変わりやすいし、変えていきやすい。

 

 

 

だからこそ、親には、いつか、ではなく、、学んでもらいたいんだよね。

 

この先、今より若くなることはないからね。

 

僕は、子育て経験がほとんど0なんだけど(息子いるけど初対面が15歳だったから)、それでも発信を始めたのは、僕ら夫婦に子どもができてから発信を始めたら、いったいいつになることやら・・・

 

 

 

その間にも、潰れていってしまう子どもや、子育てに悩み苦しむ親はいるわけで、そんなの待ってられない。

 

ってことで、子育て経験0の状態でも発信していってるし、子どもとのコミュニケーションを教えさえしてる。

 

 

 

ぶっちゃけ、それでも教えられてるし、子どもとの関係が良くなる人や、子どもが安心して暮らせる家庭を作れてる親がめちゃくちゃたくさんいる。

 

なので、結果論ではあるんだけど、

 

「子育てをするのに、子育て経験ってそんなに要らない」

 

っていうことが分かってきた。

 

 

 

むしろ、子育て経験あっても上手く子どもとの関係築けない親もたくさんいるし、僕みたいに子育て経験無くても、人様にコミュニケーション教えて、その人が子どもとの関係を良くする、なんて離れ業もやってのけている。

 

子育ては、経験じゃない。

 

頭と心でしていくもの。

 

知識と感情を使って、子育てをしていく。

 

 

 

なので、子育てや人生について、どれだけ深めているか?

 

そして、コミュニケーションについて、どれだけ探究&訓練してきたか?がめちゃくちゃ大事なんだよな、って思ってる。

 

 

 

とはいえ、みんなが深堀できていなくてもよくて、そこは役割分担と言うことで、僕は掘り下げて考えるのが好きだし、得意だから、それをやって、みんなに伝えてる。

 

あくまでもそれは正解なのではなく、

 

「こう考えたんやけど、みんなどう思うー?」

 

っていうことをお伝えさせてもらってる。

 

 

 

それこそ、僕の考えを聞いた結果、

 

「いや、やっぱりどう考えても、遊びの制限は必要です!!」

 

って思うなら、まずはそれをやり切ってもらったらいいと思うし。

 

ほんで、上手くいったら「やったー!」でいいし、上手くいかんかったら、試しに「遊びの解放」をしてもらえたらいい。

 

 

 

僕が目指しているのは、

 

「子どもに最大限、最高に楽しく幸せな人生を生きて欲しい」

 

ってことです。

 

 

 

そのための「バフ」だし、「遊びの解放」です。

 

良かったら、参考にしてみてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

前回は、

 

「親の自己肯定感が低いと、『子どもを何とかしてあげなきゃ』と思って自己証明のための子育てをするか、逆に『子どもにあまり介入しない(=不介入)』になりやすいよ」

 

っていう話をしました。

 

 

 

まずは、親の自己肯定感を上げていく。

 

「自己肯定感を上げる」

 

って、どういうことを言うのかと言えば、

 

「自己肯定感が高い人がするような行動や生き方をする」

 

っていうことね。

 

 

 

心の中でやってるだけやと、100%元に戻ると思ってもらった方がいい。

 

心の変化は、行動の変化、目に見える部分の変化までやって、

 

「変わったね」

 

ってなる。

 

 

 

例えば、僕は「子どもはみんな天才で、人の子である親もまた天才なんだよ」って言ってます。

 

自分にも、何らかの才能があるはずなんやけど、それを信じてるだけやと意味が無いんよ。

 

 

 

量子物理学で、

 

「観測しないと存在しないのと同じ」

 

って言われるのと同じで、才能も発揮しなければ、無いのと同じ。

 

 

 

「自分にも才能があるんだ」

 

と思ったら、それを信じて、まずはやってみる。

 

やれるところまで、とことんやってみる。

 

 

 

ほんで、実際に、才能を発揮していくんよ。

 

それで初めて、

 

「親もまた天才なんだよ」

 

って話が、真実になっていく。

 

 

 

自己肯定感も同じで、上げたんなら、上げたなりの行動や生き方を実践していく。

 

自分の心と向き合って、気付きや学びがあったんなら、それをちゃんと実生活、実世界に活かしていく。

 

ちゃんと具現化させる、現象化させる。

 

 

 

それで初めて、

 

「自己肯定感が上がった」

 

とか、

 

「自分が変われた」

 

って言える。

 

 

 

 

 

前回のメルマガに感想をもらったので、紹介していきます。

 

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佐伯さまへ

 

いつも読ませていただいています。

わかりやすいです。

今回の

 

結論が出たら、やることは簡単。

 

でも、その結論を出すまでの、

 

親がどういう態度で、

 

どういうコミュニケーションを使って、

 

どう話を聴くのか?

 

ってのがすごく大事なんです。

 

 

たくさん本を読んでやってみるけど、

自分の態度に戻ってしまう…

 

どうしてママに決められやなあかんの?

 

くそばばあと小学四年の息子に言われてもやめれない自分の中の~しなければならない。

 

自分の接し方が間違ってるってわかるんですけど、実施するまでのモヤモヤというか

 

自分の気持ちの整理のしかたとかあればもしよかったら教えてほしいです。

 

 

これからもメルマガ楽しみにしています。

 

 

読者より

 

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ありがとうございます!

 

「本を読んでやってみるけど、元の自分に戻ってしまう」

 

っていうのは、ほんとにそうで、誰でもそうなる。

 

 

 

なんでかっていうと、

 

「体感していないから」

 

なんよね。

 

 

 

僕は「コミュニケーションは覚え芸だよ」っていう話をしてるんやけど、コミュニケーションって身体で覚えていくものなのよ。

 

学んで、考えて、気付いたことをとにかく実践して、練習していく。

 

ほんで、ちょっとずつ、1つずつ、身体に覚えこませていく。

 

 

 

やることは簡単やけど、それを身体に覚えこませるのに時間がかかる。

 

でも、コミュニケーションを身に付けられたら、それはもう一生ものです。

 

一度覚えたコミュニケーションは、まず忘れない。

 

 

 

例えば、

 

「相手の話を否定しない」

 

っていうことを身に付けられたら、もう相手の話を無下には否定できなくなる。

 

 

 

反論したい時には、

 

「私は、こう思うんやけど、どう思う?」

 

って相手に判断を委ねないことには、直接反論もできなくなっていく。

 

 

 

身体に染み付いてるから、もうそういうコミュニケーションが自然と出ちゃうんだよね。

 

ほんで、親が取ってるコミュニケーションは、子どもにも伝染するから、子どもも価値観の押し付けをせずに、

 

「僕は(私は)こう思うんやけど、お母さんはどう思う?」

 

とか聞くようになっていく。

 

 

 

この現象は、マジでおもしろい。

 

子どもに何も教えてないのに、いつの間にか親が学んできたコミュニケーションの取り方ができるようになってるんよな。

 

すごいよ。

 

 

 

「相手の話を否定しない」

 

って言うのは、言葉としてはそれほど難しいことを言ってるわけじゃないと思うんよね。

 

 

 

でも、いざやってみると、

 

「相手の話を否定したい自分」

 

「自分の価値観や主張を通したい自分」

 

「自分のことを分かってほしい自分」

 

とかが出てくるんよ。

 

 

 

ほんで、結果的に、相手の話を否定しちゃう。

 

相手の話を否定するように考えてきたし、

 

相手の話を否定するように感じてきたし、

 

相手の話を否定するようにコミュニケーションを取ってきた。

 

 

 

それはそれで「そういう技を身に付けてきた」ってことなんよ。

 

一度覚えた技は、決して忘れない。

 

でも、僕らは新しい技を覚えることができるし、技が増えたら、どの技を使うのかを選択することができます。

 

 

 

 

 

「どうしてママに決められやなあかんの?」

(この方は、関西人なのかな?)

 

って言われるということは、

 

「ママが、子どものことを勝手に決めたり、決め付けちゃってる」

 

んやろね。

 

 

 

でも、それがやめられない。

 

良くないと分かってても、やめられない・・・

 

こういうフレーズ、どっかで聞いたことあるよね。

 

 

 

そう「依存」です。

 

決め付けちゃう依存。

 

子どもに依存。

 

やめなきゃいけないと思いつつも、やめられない・・・

 

 

 

「依存は悪いことだ」

 

って一般的には言われるけど、そうでもないんよ。

 

 

 

むしろ、人が生きていくには何かに依存しながらでしか生きていけない。

 

完全に独立して、何にも依存せずにはいられない。

 

 

 

僕だって、これを読んでくれる人に依存して、文章を書いてる。

 

誰も読んでくれない文章をひたすら書き続けることはできないんよね。

 

リアクションも欲しい。

 

また感想も送ってほしい。

 

 

 

依存は必要です。

 

良いか悪いかじゃなくて、必要です。

 

僕らは、何にも依存せずに生きていくことはできません。

 

 

 

子どもがいなくなったら、悲しいでしょ?

 

それがまさに「依存」ってことよ。

 

でも、子どもがいなくなったのに、悲しくない、ってきっと嘘やんか。

 

やから、依存することは何も悪くない。

 

 

 

依存は悪いことじゃなくて、必要なこと。

 

であるなら、

 

「やめたくても、やめられない」

 

「分かっているのに、やめられない」

 

っていうのは、間違いだし、嘘なんよ。

 

 

 

「やりたくてやっている」

 

ってことを認めて、そのことから受け取ってるメリットを明らかにしていくことがすごく大事なんよね。

 

 

 

 

 

 

 

50代くらいの男性やったかなぁ、

 

その人が禁煙セラピーを受けてるのを見る機会があってね。

 

 

 

禁煙セラピーで明らかになったのが、

 

「人恋しさを紛らわせるために、たばこを吸っていた」

 

ってことが分かったの。

 

寂しかったんよ。

 

 

 

たばこを吸うことで、

 

「寂しさを紛らわせることができる」

 

っていうメリットがあったわけ。

 

 

 

メリットがあるんやから、自分の本心では、

 

「たばこを吸いたい!!」

 

っていう気持ちがあるわけよな。

 

 

 

これが分かれば、人恋しさを満足させて、

 

「もう寂しくない」

 

ってなれば、たばこを吸う必要が無くなる。

 

 

 

メリットを残したままやめるのって、めちゃくちゃ難しい。

 

やめるのであれば、メリットを代わりのもので得ないといけない。

 

 

 

人恋しさがあったんだから、本当に欲しかったのは、

 

「人との繋がり」

 

よね。

 

たばこじゃない。

 

 

 

「自分が本当に欲しいものは、人との繋がりなんだ。

 

だったら、人と長く深く繋がれるようにコミュニケーションを変えていこう」

 

ってやると、たばこを吸う必要が無くなる。

 

 

 

 

 

 

 

このお母さんも、

 

「子どものことを勝手に決める」

 

っていうやり方に依存してるんやけど、そうすることで得ているメリットが必ずあるんよ。

 

 

 

このお母さんの関わり方を絶対に否定しちゃいけない。

 

「絶対に否定しちゃいけない」っていう否定をかましてる(笑)

 

 

 

とはいえ、

 

「子どものことを親が勝手に決めてもいいよ」

 

もおかしいやん?

 

 

 

子どもからしたら、また

 

「どうしてママに決められやなあかんの?」

 

「勝手に決めるなよ!」

 

って言われてしまって、子どもとの関係が悪くなってしまう。

 

 

 

「~しなければならない」

 

って思いこむことで、得ているメリットがあるはずなんよね。

 

それを明らかにした上で、自分が得ているメリットを別のカタチで成就させていく。

 

 

 

僕の経験上、こういう場合は、

 

「承認欲求」

 

が絡んでいることが多いです。

 

 

 

前回のメルマガにも書いた「自己証明」だよね。

 

「私は正しいんだ!私は間違っていない!」

 

っていうことを証明したい。

 

誰かに認めてもらいたい。

 

 

 

そのために、子どものことを親が決める。

 

「(人に認めてもらうために)~しなければならない」

 

って考える。

 

 

 

自分自身の関わり方や振る舞い方の決定権が他人にある。

 

自分が持ち合わせていない。

 

 

 

だから、やめたくてもやめられないし、本を読んで実践してみても、また元の自分の態度に戻ってしまう。

 

そうやることで、人に認めてもらえるから。

 

自分のやってることの正しさが証明できるから。

 

 

 

このお母さんも同じだとは限らんけどね(笑)

 

僕の経験上、そういうことが多い、ってことね。

 

 

 

そうやることで、人に認めてもらえる。

 

それをやめると、人に認めてもらえなくなる。

 

 

 

BASEではさ、仲間内でも認め合うし、自分で自分を認めようと試みる。

 

そうすることで、少しずつ「人から認めてもらいたい」っていう気持ちを手放していく。

 

もう認めてもらえてるし、自分は認められるような人間なんだ、ってことに気付いていく。

 

 

 

こういうのも身体で実感して、学んでいくことやね。

 

そういう環境におるから、ひたすらに承認承認承認・・・ってされる。

 

人から認められたいわけやん?

 

だったら、人から認められたらええやん、って話です。

 

シンプルでしょ?笑

 

 

 

ほんで、自分で自分のことを認めたいんだから、それもやったらいい。

 

やり方は簡単。

 

「私は、私でいいんだ」

 

「私は、私のやりたいようにやっていいんだ」

 

ってなことを思うだけでいい。

 

 

 

むしろ、それ以外に上手いやり方なんてない。

 

もし、それ以外の上手いやり方があるんなら、このお母さんが読んできた本の中にとっくに書いてたと思うし。

 

 

 

いや、もし、このお母さんが読んできた本というのが、経済学の本とか、ワインの本とか、登山の本とかやったら、そんなこと書いてなかったのかもしれない・・・(それは無いやろ、さすがに)

 

 

 

 

 

 

 

冗談はさておき、

 

「やめたくても、やめられない」

 

ってのは依存なんやけど、依存は悪いことじゃない。

 

 

 

そして、

 

「やめたくても、やめられない」

 

ってのは、間違いなく、

 

「やりたくて、やっているから、やめたくない」

 

っていうこと。

 

 

 

それはなぜかと言えば、

 

「それをやることによるメリットがあるから」

(そのメリットを得るために、依存してる)

 

です。

 

 

 

「やめると、メリットが失われるから、やめたくない」

 

っていうのが実際のところ。

 

 

 

そのメリットが何なのかは、大方の予想は付くけど、それでもたかが予想なので、実際に詳しく話を聴いてみないと分からない。

 

コーチングを受けてくれたり、講座に参加してもらうことで、明らかにしていくことはできます。

 

そのメリットが分かれば、あとはそれを別の形で満たせばいい。

 

 

 

まとめると、

 

1.やりたくて、やってることなんだと認める

 

2.やることで得ているメリットを見つける

 

3.メリットを別の形で満たすようにする

 

っていう3ステップを踏むことで、

 

「やめたくても、やめられない」

 

っていうことをやめることができます。

 

 

 

そして、「コミュニケーションは覚え芸」なので、3番まで来たら、あとはひたすら練習あるのみやね。

 

そこまでやると、誰でも変われるし、できるようになります。

 

 

 

というわけで、今回はこの辺で。

 

また次回!

 

 

 

 

 

 

 

★これまでの記事たち

 

Buff1:子どもにデバフをかけるのをやめて、バフをかける

Buff2:最低限の人生ではなく最大限の人生を生きる

 

Buff3:「子どもにバフをかける」って、何のこと?

Buff4:「子どもに何かしてあげなきゃ」という思い込み

 

 

 

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・1月10日(水)20:00~21:00

テーマ「コミュニケーションを学ぶ」

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・1月23日(火)20:00~21:00

テーマ「子育てには仲間が必要」

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佐伯和也

神戸大学大学院修了

株式会社チームフローでコーチングを学ぶ

ゲーム歴30年以上

 

ゲームを1日10時間以上やっていたにも関わらず、

勉強にも取り組んできました。

 

そんな僕の育てられ方や、

ゲーマー視点を解説したり、

僕が学んできたアドラー心理学や

コーチングの考え方を使って、

「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」

について発信しています。

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