菅野貴夫の野球電鉄 -37ページ目

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

お久しぶりです。

すっかり年末ですね。


冬になってコロナウィルスがまた猛威を振るい出し、心穏やかに年末年始を迎えるということが難しく思えてしまいますが、この1年を振り返っていきたいと思います。


まずは年始から。



【熊本 劇団きらら】

今年はここから始まったんですね。


去年の12月から1ヶ月半住み込みで、
熊本が拠点の劇団きらら『70点ダイアリーズ』に出演しました。

もうすっごい、前のことのように感じます。


1月熊本・2月福岡と公演をやって、4月に予定されていた東京公演が中止(時期未定の延期)になってしまったので、ある意味で時間が止まったままです。


言い換えれば、「また必ず熊本に行ってみんなと会うんだ、そして絶対に東京の人たちに観てもらうんだ」という思いが、緊急事態宣言(以後KJS)中の失われた時期を生きる希望になっていました。というか今でも、強くそう思っています。


それにしても2020年を迎える瞬間は忘れもしない、劇団きららの寺師さんのクルマの中で、70点メンバーの皆さんと一緒に迎えました。みんなマスクもしないでワイワイしていました。あの時の僕らはまだ「密」という言葉の意味を知らなかった(涙)




【コンビニ】
もう17年?18年くらい?正確な年月が分からないほど夜勤一筋で働いているコンビニの、店長と奥様(マネージャー)が契約期間満了になり引退されました。
本当にお疲れ様でした。24歳の若造の時から大変お世話になりました。
いまだに慰労会も何もできていませんが、店長はコロナ禍においても全くひるまず最近洋食屋さんをオープンしたようです。来年ぜひ食べに行こうと思います。


そしてここから、オーナー交代&リニューアルオープンに向けた改装工事がコロナの影響で1ヶ月延び、「失われた時期」を経て、現在も新しいお店・新しい店長のもとで働いております。かつて若者の巣立ちを見送り続けた日々から、今ではベトナム人の子たちと楽しく会話しています。これも時代の変化ですね。いつまで続けるんだ。






【透水性コンクリート関連のお仕事】
このお仕事が始まったことが、年間を通して最も大きく変わった事です。


改めて簡単に説明しますと、
大学時代の、僕の演劇初舞台で作・演出をやっていた先輩(宮本充也氏)が、現在は生コン会社の社長をやっていて、そこの旗艦製品である透水性コンクリート「ドライテック」を世の中にもっともっと広めていくためのプロジェクトの一環で、YouTubeを使ってさまざまなテーマで配信していくというものです。


で、せっかく演劇つながりだから単純な商品説明とかではなく、

(------100年後、人工物と自然の調和が崩壊し荒廃した世界、荒ぶる自然の猛威によって家族を失った透水性夫(とうすいさがお)。
絶望のなか、100年前に「大地を削らない、汚さない、蓋をしないコンクリート」の普及にひとり尽力していた宮本充也という男の存在を知る。
「これだ!!」と確信したサガオは決死の覚悟で片道切符のタイムマシンに乗り込み2020年の現代にやってきた------)

という、壮大な裏設定を持つことになりました。


その裏設定がどう生かされるのかは僕もまだ分かりませんが(笑)、とにかく毎回新しい経験ばかりで必死に楽しくやらせて頂いております。

最初の動画「ドライテックDIY施工マニュアル」はすごい事に再生回数が4万回を超えておりまして、このコンクリートの持つ可能性への反響に驚いています。個人的にはもっとシックな服装で臨めばよかったと心から思っております。
この最初の撮影、専門用語だらけのセリフに四苦八苦しつつ何とか撮り終えたと思ったら、すぐさま見たこともないプロ専用の機械を持たされて「じゃあ実際の施工はじめるから動かしてみて!」と言われ「まま待ってください!これは何という機械ですか!」などと悲鳴をあげたことは懐かしい思い出です……待てよ、つい最近も謎のマシンを動かしたら激しすぎる振動でマンガみたいに足先から脳みそまでブルブル揺れたからな、今後も油断ならない。


ま、それはともかく「水たまりができない」「真夏でも温度が上がらない」「音を吸収する」「着色もできる」「DIYだってできる」そんな一般の家庭にもメリットがたくさんある、透水性コンクリートを広めていく仕事に来年も邁進していきたいと思います。




正直に言います。この仕事が始まってなければ、俺は今年を生きてこれた自信がない。本当に本当に感謝です。





・どこ鉄



「友人から送られてきた鉄道の写真を、それがどこで撮られたものかを当てる」という、昔から細々とやっていた趣味ですが、コロナ禍で舞台公演もなくなり人にも会えず時間がいっぱいできたので日々の貴重な暇つぶしになりました。いや、暇つぶしの域は超えているな……


おかげさまで皆さんからたくさんの写真といくばくかの好評も頂けまして、嬉しい限りです。ありがとうございました。まさにこの時期だからできたこと。
ちなみにここ1ヶ月、鬼レベルの写真が全く解けずスランプに陥っておりました。というか「放置する」という選択肢を取っていました。その甲斐あってか、やっっと最近そのうちの1つが解けたので、気持ちも新たに来年も続けていこうと思います。




・小野雄大「ロードムービー」MV
以前に若者だった時代を経たことのある人なら、必ず響くであろう素晴らしい曲です。そして雄大くんの声はとてもセクシー。


MVだからセリフは聞こえないんですが、登場人物の設定はキコの小栗剛さんによって詳細に描かれていました。

演劇活動が途絶えた中で、久しぶりにキコ時代の愉快な仲間たちと、生でのやりとりをしました。
KJS解除と言えども…の流れで恐る恐るの気持ちがありましたが、撮影から帰ってきた夜に自分の頭と身体が本当に喜んでいたことに、我ながらビックリしました。「ああ、やっぱり俺はこれをやって生きていたんだ」と。




・JACROW 「闇の将軍」シリーズ3部作


下半期は何と言ってもこの公演。


KJS後、久しぶりの出演舞台はJACROWが4年にわたって続けてきた田中角栄シリーズ公演の、3部作一挙上演。集大成。


この作品に出られてよかった。
何より狩野和馬さんの田中角栄と一緒に舞台に立てて最高でした。見てくださいよ、3枚目の写真の表情、力強さ。
並びに、錚々たる共演者陣・スタッフ陣の皆さまも。

このような時代なので、とにかく関係者もお客様も全員無事に、元気に終えられたことが一番ですが、それ以上に大きな力を持った作品だったと思います。


そしてこの作品の脚本・演出であるJACROW代表・中村ノブアキさんが、今年の紀伊國屋演劇賞において個人賞を受賞されました。おめでとうございます!!(JACROWホームページ)

来年以降もJACROWの更なる躍進が楽しみです。




そして賞といえばもう一つ、
透水性コンクリート「ドライテック」が、2020年のグッドデザイン賞「金賞」を受賞しました。

トップ20に選ばれた製品にのみ贈られる賞です。こちらもすごい!
15年前にはじめて製品化されたドライテック、いよいよ爆発的な飛躍の時期を迎えています。


〜〜〜〜〜〜


さて、来年。
僕は舞台の出演予定など、今のところ全くありません。
(映画の公開は…あるかも)



まずは健康に日々を送ること。
それが、今いちばん大変な、医療に関わる方々への、せめてもの貢献だと信じて。


コロナ禍での過ごし方と年齢の関係で75キロまで増えてしまった体重を68キロまで落とすプロジェクトを進行中です。今日測ったら70キロ。目標まではあともう少し、大変なのはそこからの維持。


そして透水性夫としての活動はありがたい事に続くので、ひとつひとつのお仕事を丁寧に、必死で食い下がりながら、やっていきたいと思います。



なかなか、自分から新しいことに飛び込んで行こうとは思えない時期。
それなら、せめて日々ある仕事の中で磨いておかないと。それがまた、結果的に新しいことに繋がっていけばと、理想的なこと言っちゃえばそんな事ァ思いますね。


〜〜〜〜〜〜〜〜


長々とお読みくださり、ありがとうございました。



ほんと、今年は大変でしたね!!



どうか、皆様にとっても素敵な2021年となりますように!



ではまた!


菅野貴夫








こんにちは。


JACROW「闇の将軍」シリーズ終演から2週間ちょっとが過ぎました。先日グループLINEで体調の報告をし合いまして、全員が変わらず健康を保っていて、改めて無事に終わったんだなとホッとしています。


と同時に、いつまでこの厳しい状況が続くのかという灰色の気持ちもありますが、気持ちが折れたら負けだと思うので、ある程度ウネウネさせながら生きていきたいと思います。



さて今回はこちらから。
毎度の加瀬師匠からの1枚。
ほほう、地下鉄の駅でしょうか。

ホームの先端が柵で遮られていますね。


まず浮かんだのは、埼玉高速鉄道。
東京メトロ南北線、さらに東急目黒線と直通運転をしている埼玉の地下鉄です。

最近、直通会社ともども電車を6両から8両に増強する計画が進められていて、この写真もその工事の一端だと思ったからです。

しかも埼玉高速鉄道は駅ごとに異なるカラーを用いています。

その中から、紫っぽい色の駅を探せばいいんだ。


よしよし。行ってみよう。


紫なのは南鳩ヶ谷駅と!
ンンーー?


微妙に違う。色合いもデザインも、ホーム先の様子も。

駅ごとにグラデーションとのことで隣の川口元郷駅もチェックしたものの、やはり人違い。


調べてみると、埼玉高速鉄道ではホームを浦和美園方面に2両分延伸するとのこと。
確かに、向こうの壁まで2両分の遠さを感じる…


元の写真では、どうも2両分ほどの距離はなく、ホーム両端に1両ずつ延ばす工事をしているような気がします。


では、乗り入れ先の路線を見ることにしましょう。
すぐ繋がっている東京メトロ南北線はホームドアがフルスクリーン式(ホームから天井まで全面が覆われている)なので除外して、その先の東急目黒線を捜索します。
武蔵小山周辺が地下化されているから、間違いないだろう!



〜〜全くの人違い。色違い。



むむう、けっこういい線だと思ったが……



それならばと、同じく目黒線と直通していて途中で南北線と分岐する都営三田線を捜索するも、目ぼしい所はなく。
まあ三田線のカラーは濃い青だし、無くて当然か……


ここまでの捜索は、ホーム延伸工事を根拠としたもの。この推理が間違っていれば元も子もありません。でも合ってると思うんだけどな……


と言いながら紫色がラインカラーの半蔵門線・住吉駅にも手を出してみます。
半蔵門線はすでにオール10両編成なのですが、住吉駅は新しい地下鉄の延伸計画うんぬんでゴタゴタしてそうなので。結果は全くのお門違い。半蔵門線だけに。





(無)





そんなこんなである日(雑)、実に愚かな見落としにハッと気づきました。


「……目黒駅、見てないよね…?」



目ぼしい路線の途中駅をさんざん探しておきながら、接続する目黒駅のことをすっかり忘れていました。これは痛恨のミス!


では、元の写真↓

やっと着いた写真↓

東急目黒線・目黒駅(東京都品川区)、何度もスルーしたのちに確保!!


目黒駅の画像を探して、よしバッチリだ貼ろうと思った写真が、よく見たら床の模様(ヨなのかEなのか)が逆だったので、あわててホーム反対側へ行ってこの画像に辿り着きました。床以外はほぼ同じでした。危ない。

やはりホーム両端に1両ずつ延ばす工事をしているようですね。
工事が終わったら解くのが難しくなる問題でした。

上の比較でも、左側の柵が緑色じゃなかったり、工事の進捗によって日々景色が変わってしまいます。これだから都心部の問題はややこしい!!





さてお次は、JACROWメンバーのアシケンこと芦原健介氏からの1枚。

逆光!


以前の写真でもそうですが、彼は光を駆使して惑わすタイプのようです(笑)
「情報少なすぎかな?」との気遣いも頂きましたが、まずはこれだけで行ってみるのがどこ鉄プライド!


さて、山あいの駅ですね。
・線路は全く見えず
・架線柱が見えるので電化された路線
・味のある跨線橋と、右側には変電所
・ホームの端は砂利(未舗装)

まず目に入る要素はこのくらいです。
なんとなく、規模の感じが幹線レベルっぽいかな……。

写真を拡大してみます。

変電所、を見るのではありません。
窓が映り込んでいますね。電車の中から撮ったのでしょう。そしてその車窓にも、山らしきものが見えます。
両側を山に囲まれた立地か。車窓右側に見えるのは何かの建物かな?


また、元の写真で電車が通っている場所と、見えているホームが少し離れています。すなわち、2面3線あるいは2面4線の規模をもった駅という予想がつきます。


そして最初に言った逆光。

朝日というよりは、午後の光(西日?)のような感じがします。
ということは、写真奥が西あるいは南側なのではないか。


いろいろ前置きが長くなりましたが、今回は先に予想図を描いてみることにしました。下手なのは置いといて、僕はこんな感じの駅を想定しているんだということです↓
どうでしょう、イメージは伝わりましたかね。


さて、実はこの絵を描く前から、言ってしまえば写真を見た瞬間に思い浮かんだ中央本線の高尾以遠から当たっていきます。


中央本線は首都圏でも屈指の山岳路線なので、間違いないだろうと!





結果、まさかのSUKA。



マジか!!!
何度も見たけど、ダメだった………!!
いちおう地図に「変電所」を入れて調べたものの、思いのほか変電所の数は多く、参考にならず。



最初から大本命だと思っていたので、動揺がすごいです。



次に目をつけたのは上越線!

こちらも関東と日本海側を結ぶ重要な幹線で、谷川岳をぶち抜く山岳路線です。

山深くなるのは渋川を過ぎてからなので、そこから前述の条件に合った駅をくまなく見ていきます。



何事もなく山越え。




アレーーー???



〜〜〜〜〜その後、捜索した路線〜〜〜〜〜


青梅線 五日市線 西武秩父線 信越線 吾妻線 両毛線 御殿場線 伊東線 富士急行 中央西線 篠ノ井線 しなの鉄道 水戸線 大糸線 いちおう外房線・内房線


そして禁断の東北本線 常磐線 東海道本線


〜〜〜〜〜〜

関東周辺で山に入っていく路線をことごとく調べ、長野や新潟まで足を伸ばし、とりあえず馴染みの房総半島にも顔を出し……


途中の長野県で見つけた景色。
惜しい!けどやっぱり違う!


禁断の、と言ったのは路線規模が恐ろしく大きい日本を代表する路線たちなので。そこまで手を出した時点で捜索は混迷を極めています。



あげく、東海道線の根府川駅(よく出てくる)に行き当たった時「あそこも確か山の上にあったぞ!」などと甘い願望がよぎったものの、

違う違う!!海じゃなくて山!!山!!!




(もはや風前の灯)



そして先日、諸般の事情からやむなくヒントの写真を頂戴することにしました。悔しい……けど仕方ない…!

その2枚目がこちら。
うん、、電車がちょっと進んだね!


難易度は変わらずか……と落胆しかけたものの、目に入ってきたのは黒い柵と、後ろ姿の乗客。


あれ?もしかして、映っているホームのこちら側には線路がない……??


てっきり、映っているホームには両側に線路が通っていると思い込んでいたので(予想図)、これは話が違ってきます。


すぐに浮かんだのは、山手線の渋谷駅や銀座線の新橋駅のように、ホームと線路が互い違いに置かれた2面2線の構造!


すぐさま、本命の路線たちから再捜索を開始します。


そして上越線の配線略図にて。
これだこれだ、この構造だァ!!!


すかさずGoogleマップでクロージング。
でたあっ!!!


駅前に変電所!!!



とうとう見つけたぞ!!!



というわけで、探し出した写真↓
2枚目のヒント写真と同じ、跨線橋の構造と黒い柵。


そのやりとり↓

ヒントの写真を頂くという行為はあったものの、そこから10分で辿り着けたので、まあチャラと言っていいでしょう(笑)


上越線、岩本駅(群馬県)、厳しい格闘の末に確保!!!


それにしても実にマイナーな駅を(失礼!)!



〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



やはり、鬼レベルの難しい写真に限って、ヒントをもらうのも手かな……ヒントが分かりやすいとも限らないし……


今後は柔軟な姿勢でやっていきたいと思います。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。


ではまた!


こんにちは。


また全国で感染者数が増加しているようですね。
世知辛いものです。
ワタクシはどうにか無事に日常に戻ってきたので、以前と変わらず細々と生活していこうと思っております。
本当はどこか出かけたいんだけど、連休でたくさんの人が動くだろうからな…



なので、部屋に居ながらにして全国を転々とし疲労をためることのできるコチラをやっていきましょう。



まずは前回の記事を上げた日の夜、ホクホクしながらビールを呑んでいたところ、再びガクちゃんから届いた1枚。
ほほう。


幸いにも、どこ鉄エンジンがまだ暖かい状態だったので「飛んで火に入るなんとやら」と思いながら、久しぶりに自らタイムトライアルを試みることにしました。



まず着目するのは、奥にある番線表示。
おやっ、1本のホームなのに3番線と1番線。


すかさず「2番線 切り欠き」で検索。


なんとなく、久留米駅があやしい。

車両はあんまりちゃんと見てないけど、なんとなく右側のがJR九州の811系っぽい気もするし。


行ってみよう。


Googleマップから画像を探すも、駅舎の綺麗なステンドグラスと駅前のからくり時計が数百枚ズラリ。みんな似たような写真ばかり投稿しやがって!!と恨み言を吐きつつずーーーっとスクロールして。



では、元の写真↓

奥底から引きずり出した写真↓
3番線、1番線、立体駐車場。


ビンゴ。


JR九州・久留米駅(福岡県)、瞬殺で確保。



そのもよう↓


ああ楽しい(笑)



なお、最初に検索した「切り欠き」というのは、ホームの一部を切り取って、内側に短いホームを追加する方式のことです。
↑こんな感じです。わかるでしょうか。僕はとびきり絵が下手なので、その点はどうかご容赦ください。


まあ要するに、最初の写真で2番線がなかったので、おそらく写真の背後に切り欠き2番線があるだろうと推測したという事です。


ちなみに久留米駅の構内図(おでかけネットより)↓ 

ほら、予想どおり。



……最初からこれを載せていれば、俺のヘタクソな絵(あれが絵?)を晒す必要なかったんじゃないか……


まあいいでしょう。
今後も絶望的な絵は使っていきたいと思います。





さてお次は、透水宣言ディレクター・奥川さんからの1枚。

空が青い!!


古びた工場っぽい建物とのコントラストが良いですね。そして重要なのが、電化された単線という事です。


瞬間的に、兵庫県の和田岬線?と思いました。


山陽本線の兵庫駅から分岐して和田岬駅までわずか1駅、工業地帯の間を走る路線です。
国鉄時代の代表的な通勤電車・103系が走る残り少ない路線としても有名ですね。


しかし、該当箇所なし。


うーむ!初っ端から本命だと思ったんだけどな!



改めて写真を拡大してみると。
おやっ。


丸で囲んだところ、どうも駅のようです。

ミラーが見えますね。という事はワンマン列車が走る路線!ホームも短そうだし。



奥川さんは関西の方なので、関西地区でワンマン列車が走っていそうな路線を探すことにします。


そして駅が1面1線の「棒線駅」であることも重要な情報!



まずは奥川さんのご実家から近そうな加古川線を捜索、当たりなし。


次はもうちょい西の姫路から出ている播但線を。
この2つの路線は、大動脈である山陽本線から兵庫県の山間部へ向かう、電化された(播但線は途中まで)のローカル線なので、ありそうな話だと。


訪ねる前に架線柱を調べてみました。

おっ、いい感じ!
元の写真いちばん手前の架線柱と同じ型に見える!(この車両も103系ですね)


こういう要素があると捜索にも俄然気合いが入りまSUKA。


………クーッ!!


同じく姫路から出ている赤穂線も、Googleマップで全線の様子を追っかけただけのパケット無駄遣い。「意外とうねうねしているんだな」というのが唯一の、今後も役に立たない収穫!



捜索を始めた当初よりも、解ける自信がなくなってきたぞ!



次はどこへ行くべきか迷った結果、もう少し大阪近郊に戻ってみることにしました。


まずは南海電鉄の汐見橋線。
南海の2大路線・南海本線と高野線から切り離され、忘れ去られた都会のローカル線です。

しかし調べてみると汐見橋線は全線複線!
失礼なことを言ってすみませんでした!


流れで南海の支線、また南海から分岐する味わい深いローカル私鉄・水間鉄道を捜索するも空振り。



やっぱりJRのローカル線に戻ろう!架線柱の型を大事にすべきだ。



奈良県の桜井線、そこから和歌山線と全線SUKAを叩き出し。


一瞬血迷って、和田岬線と似た性格の路線で関東にある鶴見線に手を出すも、鶴見線も全線複線なりけり。となりの南武線支線もダメ、手ぶらで関西にとんぼ返り。



……くそーっ、関西だから解けないとかじゃないぞ!関東だって解けないものは解けないんだからな!同じだぞ!と、謎の状態に入ります。
まずもって、関西の写真だという根拠はどこにもないんですが。




とにかく、もう少し西へ、捜索範囲を拡げることにします。


次は岡山を飛ばして、広島県の福山から出ている、福塩線。
屈指のターミナル駅である岡山を飛ばすのは、ここから出ている数々の路線のなかに「電化されたワンマン運転のローカル線」が1つもないと思ったからです。


さて福塩(ふくえん)線。
文字どおり、福山と塩町を結ぶローカル線です。塩町ってどこだ!


ともかく、今や私の羅針盤・配線略図.netさんにて沿線を確認。
おっ!棒線駅がたくさんあるぞ!

これは期待がもてる。

府中から先は非電化なので、福山ー府中間を当たります。


そして。
ムムッ!!

この赤丸を付けた所の、小さな踏切。


赤い屋根の建物と、手前にも四角い建物、その先に駅……


ここじゃないか!!!


残念ながらこの小さな踏切にはストリートビューはなかったので、別の方法を使って。



では、元の写真↓

ついに辿り着いた写真↓

やったー!!!


というわけで福塩線・駅家(えきや)駅付近の毘沙門踏切(広島県)、東奔西走のすえ確保!!!


いやー、当初の想定以上に難しい問題でした。



それにしても毎回、いろんな写真や動画を投稿してくださる方々のおかげで捜索ができております。本当に感謝です。

もちろん、問題写真を送ってくださる皆様も、ありがとうございます!


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今回は以上です。


相変わらず鬼のような写真は解けません。


ではまた!

こんにちは。

JACROWの公演が無事に終わりました。今回ほど「無事」という言葉を重く感じたことはありません。お客様から関係者各位まで、本当に感謝です。

そこから立て続けに短編映画撮影が2日間弾丸でありましたが、こちらも監督やスタッフ、キャストの素敵な方々のおかげで、無事に撮り終えてきました。



今日は久しぶりの休日ということで、迷うことなくやっていきましょう。



まずはたびたびの原田さんからの1枚。
ふむふむ。

何も写っていなそうで実は写っている、適度な写真ですね。


パッと見てわかるのは、
・電化された路線
・単線で、行き違いのため駅が対向式2面2線ホームになっている
・枕木はコンクリート(所々砂利に埋もれている…)
・マンションが建っている→それなりの住宅街?


そしてさらに、
これは、古い駅名標でしょうか。

黒板に毛筆で書かれたような駅名標は全国さまざまな鉄道に残っています。特にローカル線に多いイメージ。


また一方で、
こちらは観光ポスターでしょうか。

よく見ると車内や駅の写真のように見えます。
左端の写真から、車内の座席はロングシートのよう。



ここまでの要素で真っ先に思いついたのが、群馬県を走る上毛電気鉄道。

電車内に自転車を持ち込めるサービスで有名です(有名か?)。


ともかく、わざわざロングシートの車内写真を宣伝に使うということは、何か利用法や内装に特徴があるのだろう、という推測です。



すかさず沿線を捜索開始。

しかし上毛電鉄を見ていくと、すれ違いできる駅の構造がことごとく島式ホーム(線路がホームの両側にある)だったので、3駅ほど見たところで打ち切り。



鉄道会社によって、島式ホームと対向式ホームどちらを採用しがちなのかは、ある程度の傾向が見られるので。
上毛電鉄は島式がちな会社だという事です。


さてそうなると、
レトロ駅名標を使いそうな会社で、ロングシートの内装に特徴のある鉄道、、、


大井川鐵道、和歌山電鐵なども浮かびましたが、
ここで元の写真に戻って最初から少し気になっていた部分をもう一度見てみます。


それは、線路の幅。
うーむ…

写真の角度で手前のレールも隠れてしまっているので、なかなか正確には捉えづらいんですが、どうも広そうな気がする……

よし、ここは広い(標準軌)だと仮定して進めていこう!


そして標準軌を採用した地方私鉄といえば、
「ことでん」こと高松琴平電鉄(香川県)。

同じく標準軌である京浜急行の昔の車両が走っているので、真っ先に浮かんできました。



さあ、ことでんを捜索開始。

「ことでん 配線図」で検索すると昔なつかしいSNSの記事などが出てきまして、参考にさせて頂きました。すみませんありがとうございます。


最初のほうに言った「行き違いのできる対向式ホーム2面2線」というのは、この図で2段目にある駅たちのような構造のことですね。


そして程なく。


元の写真↓

探し出した写真↓
うむ。完璧。

見つけた写真ではポスターが貼られていませんね。危ないところだった。


というわけで高松琴平電気鉄道・栗林公園駅(香川県)、何気ないポスターから大雑把な推理をみ駆使し確保!!


てか、「りつりん」公園って読むんですね。「くりばやし」公園だとばかり思っていた…地理好きを公言していながら、まだまだです。





お次は、前回に続きガクちゃんからの1枚。
なんだかさっきのと似たような角度だな。


とは言え、これはローカル線ではありませんね。
どう見ても大手私鉄の雰囲気です。

というかズバリ小田急だろう。


その理由は番線表示の数字のフォントです。
以前、小田急の片瀬江ノ島駅と闘った時、このフォントだった記憶があるので。

もう一つは、柱にある駅名標と思しき表示↓
水色は小田急のコーポレートカラーですから。

おっ、行き先表示を消した跡があるな。
まあこの問題では、そこは必要ありません。



さて、「小田急 黄色い柱」で検索開始。
うまく出てきませんでした。こんな、柱の下がちょっと黄色いだけで楽して辿り着こうとして。ものぐさは駄目ですね。



姿勢を少々正し、毎度の配線略図.netさんのお世話になります。
写真から、複線で対向式2面2線の駅とわかりますので、まずは江ノ島線から捜索開始。江ノ島線は対向式ホームが多く、写真のように直線がずっと続くイメージがあるので。

しかし空振り。

江ノ島線では、写真と違ってホームの端まで屋根が途切れない駅ばかりでした。


ならば次は、小田原線の小田原近辺で各停しか止まらなそうな駅に照準を切り替えます。
そして跨線橋より先にホーム屋根がない駅と……


ほどなく。



では元の写真↓

探し出した写真↓
電車が邪魔で(あるまじき発言)いろいろ見えませんが、跨線橋の形、背後のマンションも一致。


小田急小田原線・螢田駅(神奈川県)、確保!



今回はたまたま簡単に解けましたが、ガクちゃんをはじめ仕事で様々な土地へ行く人からの写真は「脈絡」を感じづらいので、今後も苦労することになりそうでワナワナします。



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今回は以上です。


もう一つぐらい解いてやろうと、鬼レベルの写真に手を出しましたが2時間ほど惨敗を続けたため今日は諦めます。


今後は、延期になった公演の日程が決まるまでは出演予定が無いので、コンビニとコンクリートの新しい日常に戻ります。


またちょくちょく更新していきます。


今回もお読みくださり、ありがとうございました。


ではまた。


お久しぶりです。


出演しておりましたJACROW「闇の将軍」シリーズ3部作は、新潟りゅーとぴあ能楽堂での大千秋楽を終えて、無事に閉幕いたしました。




ご来場くださった皆様、配信でご覧くださった皆様、ありがとうございました!



そしてJACROW代表ノブさんを筆頭に、頼もしいスタッフ・キャストの皆様、関わってくださった全ての方々にも、本当に感謝です!


いやー、3ヶ月近くにわたった稽古・本番期間。

今の気持ちは「全員が無事に、元気に公演を終えることができてよかった」それだけです。


それは稽古場から劇場まで、感染対策として備品の配置・注意喚起・検温・消毒作業をずーーーっとやってくださったJACROWメンバーの皆様のおかげ。作品づくりももちろんだけど、本当に素晴らしいカンパニーだと改めて思いました。1人1人を見ると、おもしろ人間ばかり集まっていますが。



そして、田中角栄役の狩野和馬さん。

ご覧くださった皆様には説明不要だと思いますが、凄まじい役者です。

座組全員が「この人のために!」という思いで一致していました。舞台上でも裏でも、そう思わせる姿を全員が見ていました。


和馬さんの角さんと一緒に芝居ができて本当に幸せでした。


いろいろ思いは尽きませんが、ご挨拶はこのへんで。

本当にありがとうございました!

また!



(写真撮影:石澤知絵子さん)


おまけ
常闇で最後に出てきた村人4人衆(東京ぶっ通し公演から2人→4人に増員)。