どこ鉄 〜鬼退治は予想 | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。


JACROW「闇の将軍」シリーズ終演から2週間ちょっとが過ぎました。先日グループLINEで体調の報告をし合いまして、全員が変わらず健康を保っていて、改めて無事に終わったんだなとホッとしています。


と同時に、いつまでこの厳しい状況が続くのかという灰色の気持ちもありますが、気持ちが折れたら負けだと思うので、ある程度ウネウネさせながら生きていきたいと思います。



さて今回はこちらから。
毎度の加瀬師匠からの1枚。
ほほう、地下鉄の駅でしょうか。

ホームの先端が柵で遮られていますね。


まず浮かんだのは、埼玉高速鉄道。
東京メトロ南北線、さらに東急目黒線と直通運転をしている埼玉の地下鉄です。

最近、直通会社ともども電車を6両から8両に増強する計画が進められていて、この写真もその工事の一端だと思ったからです。

しかも埼玉高速鉄道は駅ごとに異なるカラーを用いています。

その中から、紫っぽい色の駅を探せばいいんだ。


よしよし。行ってみよう。


紫なのは南鳩ヶ谷駅と!
ンンーー?


微妙に違う。色合いもデザインも、ホーム先の様子も。

駅ごとにグラデーションとのことで隣の川口元郷駅もチェックしたものの、やはり人違い。


調べてみると、埼玉高速鉄道ではホームを浦和美園方面に2両分延伸するとのこと。
確かに、向こうの壁まで2両分の遠さを感じる…


元の写真では、どうも2両分ほどの距離はなく、ホーム両端に1両ずつ延ばす工事をしているような気がします。


では、乗り入れ先の路線を見ることにしましょう。
すぐ繋がっている東京メトロ南北線はホームドアがフルスクリーン式(ホームから天井まで全面が覆われている)なので除外して、その先の東急目黒線を捜索します。
武蔵小山周辺が地下化されているから、間違いないだろう!



〜〜全くの人違い。色違い。



むむう、けっこういい線だと思ったが……



それならばと、同じく目黒線と直通していて途中で南北線と分岐する都営三田線を捜索するも、目ぼしい所はなく。
まあ三田線のカラーは濃い青だし、無くて当然か……


ここまでの捜索は、ホーム延伸工事を根拠としたもの。この推理が間違っていれば元も子もありません。でも合ってると思うんだけどな……


と言いながら紫色がラインカラーの半蔵門線・住吉駅にも手を出してみます。
半蔵門線はすでにオール10両編成なのですが、住吉駅は新しい地下鉄の延伸計画うんぬんでゴタゴタしてそうなので。結果は全くのお門違い。半蔵門線だけに。





(無)





そんなこんなである日(雑)、実に愚かな見落としにハッと気づきました。


「……目黒駅、見てないよね…?」



目ぼしい路線の途中駅をさんざん探しておきながら、接続する目黒駅のことをすっかり忘れていました。これは痛恨のミス!


では、元の写真↓

やっと着いた写真↓

東急目黒線・目黒駅(東京都品川区)、何度もスルーしたのちに確保!!


目黒駅の画像を探して、よしバッチリだ貼ろうと思った写真が、よく見たら床の模様(ヨなのかEなのか)が逆だったので、あわててホーム反対側へ行ってこの画像に辿り着きました。床以外はほぼ同じでした。危ない。

やはりホーム両端に1両ずつ延ばす工事をしているようですね。
工事が終わったら解くのが難しくなる問題でした。

上の比較でも、左側の柵が緑色じゃなかったり、工事の進捗によって日々景色が変わってしまいます。これだから都心部の問題はややこしい!!





さてお次は、JACROWメンバーのアシケンこと芦原健介氏からの1枚。

逆光!


以前の写真でもそうですが、彼は光を駆使して惑わすタイプのようです(笑)
「情報少なすぎかな?」との気遣いも頂きましたが、まずはこれだけで行ってみるのがどこ鉄プライド!


さて、山あいの駅ですね。
・線路は全く見えず
・架線柱が見えるので電化された路線
・味のある跨線橋と、右側には変電所
・ホームの端は砂利(未舗装)

まず目に入る要素はこのくらいです。
なんとなく、規模の感じが幹線レベルっぽいかな……。

写真を拡大してみます。

変電所、を見るのではありません。
窓が映り込んでいますね。電車の中から撮ったのでしょう。そしてその車窓にも、山らしきものが見えます。
両側を山に囲まれた立地か。車窓右側に見えるのは何かの建物かな?


また、元の写真で電車が通っている場所と、見えているホームが少し離れています。すなわち、2面3線あるいは2面4線の規模をもった駅という予想がつきます。


そして最初に言った逆光。

朝日というよりは、午後の光(西日?)のような感じがします。
ということは、写真奥が西あるいは南側なのではないか。


いろいろ前置きが長くなりましたが、今回は先に予想図を描いてみることにしました。下手なのは置いといて、僕はこんな感じの駅を想定しているんだということです↓
どうでしょう、イメージは伝わりましたかね。


さて、実はこの絵を描く前から、言ってしまえば写真を見た瞬間に思い浮かんだ中央本線の高尾以遠から当たっていきます。


中央本線は首都圏でも屈指の山岳路線なので、間違いないだろうと!





結果、まさかのSUKA。



マジか!!!
何度も見たけど、ダメだった………!!
いちおう地図に「変電所」を入れて調べたものの、思いのほか変電所の数は多く、参考にならず。



最初から大本命だと思っていたので、動揺がすごいです。



次に目をつけたのは上越線!

こちらも関東と日本海側を結ぶ重要な幹線で、谷川岳をぶち抜く山岳路線です。

山深くなるのは渋川を過ぎてからなので、そこから前述の条件に合った駅をくまなく見ていきます。



何事もなく山越え。




アレーーー???



〜〜〜〜〜その後、捜索した路線〜〜〜〜〜


青梅線 五日市線 西武秩父線 信越線 吾妻線 両毛線 御殿場線 伊東線 富士急行 中央西線 篠ノ井線 しなの鉄道 水戸線 大糸線 いちおう外房線・内房線


そして禁断の東北本線 常磐線 東海道本線


〜〜〜〜〜〜

関東周辺で山に入っていく路線をことごとく調べ、長野や新潟まで足を伸ばし、とりあえず馴染みの房総半島にも顔を出し……


途中の長野県で見つけた景色。
惜しい!けどやっぱり違う!


禁断の、と言ったのは路線規模が恐ろしく大きい日本を代表する路線たちなので。そこまで手を出した時点で捜索は混迷を極めています。



あげく、東海道線の根府川駅(よく出てくる)に行き当たった時「あそこも確か山の上にあったぞ!」などと甘い願望がよぎったものの、

違う違う!!海じゃなくて山!!山!!!




(もはや風前の灯)



そして先日、諸般の事情からやむなくヒントの写真を頂戴することにしました。悔しい……けど仕方ない…!

その2枚目がこちら。
うん、、電車がちょっと進んだね!


難易度は変わらずか……と落胆しかけたものの、目に入ってきたのは黒い柵と、後ろ姿の乗客。


あれ?もしかして、映っているホームのこちら側には線路がない……??


てっきり、映っているホームには両側に線路が通っていると思い込んでいたので(予想図)、これは話が違ってきます。


すぐに浮かんだのは、山手線の渋谷駅や銀座線の新橋駅のように、ホームと線路が互い違いに置かれた2面2線の構造!


すぐさま、本命の路線たちから再捜索を開始します。


そして上越線の配線略図にて。
これだこれだ、この構造だァ!!!


すかさずGoogleマップでクロージング。
でたあっ!!!


駅前に変電所!!!



とうとう見つけたぞ!!!



というわけで、探し出した写真↓
2枚目のヒント写真と同じ、跨線橋の構造と黒い柵。


そのやりとり↓

ヒントの写真を頂くという行為はあったものの、そこから10分で辿り着けたので、まあチャラと言っていいでしょう(笑)


上越線、岩本駅(群馬県)、厳しい格闘の末に確保!!!


それにしても実にマイナーな駅を(失礼!)!



〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



やはり、鬼レベルの難しい写真に限って、ヒントをもらうのも手かな……ヒントが分かりやすいとも限らないし……


今後は柔軟な姿勢でやっていきたいと思います。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。


ではまた!