どこ鉄 〜今日も机上で孤独な歓喜 | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。


また全国で感染者数が増加しているようですね。
世知辛いものです。
ワタクシはどうにか無事に日常に戻ってきたので、以前と変わらず細々と生活していこうと思っております。
本当はどこか出かけたいんだけど、連休でたくさんの人が動くだろうからな…



なので、部屋に居ながらにして全国を転々とし疲労をためることのできるコチラをやっていきましょう。



まずは前回の記事を上げた日の夜、ホクホクしながらビールを呑んでいたところ、再びガクちゃんから届いた1枚。
ほほう。


幸いにも、どこ鉄エンジンがまだ暖かい状態だったので「飛んで火に入るなんとやら」と思いながら、久しぶりに自らタイムトライアルを試みることにしました。



まず着目するのは、奥にある番線表示。
おやっ、1本のホームなのに3番線と1番線。


すかさず「2番線 切り欠き」で検索。


なんとなく、久留米駅があやしい。

車両はあんまりちゃんと見てないけど、なんとなく右側のがJR九州の811系っぽい気もするし。


行ってみよう。


Googleマップから画像を探すも、駅舎の綺麗なステンドグラスと駅前のからくり時計が数百枚ズラリ。みんな似たような写真ばかり投稿しやがって!!と恨み言を吐きつつずーーーっとスクロールして。



では、元の写真↓

奥底から引きずり出した写真↓
3番線、1番線、立体駐車場。


ビンゴ。


JR九州・久留米駅(福岡県)、瞬殺で確保。



そのもよう↓


ああ楽しい(笑)



なお、最初に検索した「切り欠き」というのは、ホームの一部を切り取って、内側に短いホームを追加する方式のことです。
↑こんな感じです。わかるでしょうか。僕はとびきり絵が下手なので、その点はどうかご容赦ください。


まあ要するに、最初の写真で2番線がなかったので、おそらく写真の背後に切り欠き2番線があるだろうと推測したという事です。


ちなみに久留米駅の構内図(おでかけネットより)↓ 

ほら、予想どおり。



……最初からこれを載せていれば、俺のヘタクソな絵(あれが絵?)を晒す必要なかったんじゃないか……


まあいいでしょう。
今後も絶望的な絵は使っていきたいと思います。





さてお次は、透水宣言ディレクター・奥川さんからの1枚。

空が青い!!


古びた工場っぽい建物とのコントラストが良いですね。そして重要なのが、電化された単線という事です。


瞬間的に、兵庫県の和田岬線?と思いました。


山陽本線の兵庫駅から分岐して和田岬駅までわずか1駅、工業地帯の間を走る路線です。
国鉄時代の代表的な通勤電車・103系が走る残り少ない路線としても有名ですね。


しかし、該当箇所なし。


うーむ!初っ端から本命だと思ったんだけどな!



改めて写真を拡大してみると。
おやっ。


丸で囲んだところ、どうも駅のようです。

ミラーが見えますね。という事はワンマン列車が走る路線!ホームも短そうだし。



奥川さんは関西の方なので、関西地区でワンマン列車が走っていそうな路線を探すことにします。


そして駅が1面1線の「棒線駅」であることも重要な情報!



まずは奥川さんのご実家から近そうな加古川線を捜索、当たりなし。


次はもうちょい西の姫路から出ている播但線を。
この2つの路線は、大動脈である山陽本線から兵庫県の山間部へ向かう、電化された(播但線は途中まで)のローカル線なので、ありそうな話だと。


訪ねる前に架線柱を調べてみました。

おっ、いい感じ!
元の写真いちばん手前の架線柱と同じ型に見える!(この車両も103系ですね)


こういう要素があると捜索にも俄然気合いが入りまSUKA。


………クーッ!!


同じく姫路から出ている赤穂線も、Googleマップで全線の様子を追っかけただけのパケット無駄遣い。「意外とうねうねしているんだな」というのが唯一の、今後も役に立たない収穫!



捜索を始めた当初よりも、解ける自信がなくなってきたぞ!



次はどこへ行くべきか迷った結果、もう少し大阪近郊に戻ってみることにしました。


まずは南海電鉄の汐見橋線。
南海の2大路線・南海本線と高野線から切り離され、忘れ去られた都会のローカル線です。

しかし調べてみると汐見橋線は全線複線!
失礼なことを言ってすみませんでした!


流れで南海の支線、また南海から分岐する味わい深いローカル私鉄・水間鉄道を捜索するも空振り。



やっぱりJRのローカル線に戻ろう!架線柱の型を大事にすべきだ。



奈良県の桜井線、そこから和歌山線と全線SUKAを叩き出し。


一瞬血迷って、和田岬線と似た性格の路線で関東にある鶴見線に手を出すも、鶴見線も全線複線なりけり。となりの南武線支線もダメ、手ぶらで関西にとんぼ返り。



……くそーっ、関西だから解けないとかじゃないぞ!関東だって解けないものは解けないんだからな!同じだぞ!と、謎の状態に入ります。
まずもって、関西の写真だという根拠はどこにもないんですが。




とにかく、もう少し西へ、捜索範囲を拡げることにします。


次は岡山を飛ばして、広島県の福山から出ている、福塩線。
屈指のターミナル駅である岡山を飛ばすのは、ここから出ている数々の路線のなかに「電化されたワンマン運転のローカル線」が1つもないと思ったからです。


さて福塩(ふくえん)線。
文字どおり、福山と塩町を結ぶローカル線です。塩町ってどこだ!


ともかく、今や私の羅針盤・配線略図.netさんにて沿線を確認。
おっ!棒線駅がたくさんあるぞ!

これは期待がもてる。

府中から先は非電化なので、福山ー府中間を当たります。


そして。
ムムッ!!

この赤丸を付けた所の、小さな踏切。


赤い屋根の建物と、手前にも四角い建物、その先に駅……


ここじゃないか!!!


残念ながらこの小さな踏切にはストリートビューはなかったので、別の方法を使って。



では、元の写真↓

ついに辿り着いた写真↓

やったー!!!


というわけで福塩線・駅家(えきや)駅付近の毘沙門踏切(広島県)、東奔西走のすえ確保!!!


いやー、当初の想定以上に難しい問題でした。



それにしても毎回、いろんな写真や動画を投稿してくださる方々のおかげで捜索ができております。本当に感謝です。

もちろん、問題写真を送ってくださる皆様も、ありがとうございます!


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今回は以上です。


相変わらず鬼のような写真は解けません。


ではまた!