菅野貴夫の野球電鉄 -35ページ目

菅野貴夫の野球電鉄

俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。


「まん延防止ナンチャラ」って一体何なんだろうと訝しんでいたら、結局よく分からんうちに3度目のKJSですか。何やら明かりまで消すようで、てんやわんやな感じになっていますね。ワクチン接種が少しずつ進んでいる事がせめてもの希望か。

この1年間、、いろいろな方面に積もる気持ちはギリギリ置いといて、このブログはこのブログなので今回も敷かれたレールの上を走っていこうと思います。こちとら、わきまえてるんでね。
どのくらいの期間かって?軌間はもちろん1067mm。狭軌だよ狂気。






さあ鉄道の写真に集中しましょう。




まずは、いつも豊富なレパートリーで助かっております加瀬鉄道写真館ご寄贈のこちら。

ふむ……。



海老名かな?



写真の奥のほうに、
この駅から繋がっているであろう歩道橋の降り口が見えたのが、そう思った理由です。
茂みに隠れて見えないけど、間には広い空間がある。ただの空き地というよりは、鉄道関連の敷地な気がするし…


海老名駅は小田急線とJR相模線の乗り換え駅で、小田急の車両基地などを挟んで長い跨線橋で両線の駅が繋がっています。また現在、小田急が最も開発に力を入れている街でもあります。


海老名、2年前くらいに初めて行きましたが栄えっぷりに驚きました。デカい商業施設に加えイオンシネマとTOHOシネマ両方あるし。(行く方を間違えて焦りました)
最近オープンしたばかりで現在話題もちきりのロマンスカーミュージアムも、ここ海老名にあります!行きたいっ!!


さあ行ってみよう!(地図で)

ほら、良い感じだ!





結果 〜見事な空振り〜




まあ毎度のことです。初球からフルスイングしたほうが相手バッテリーは頭を悩ませますからね。





(海老名が本命だと思ってたから悩む)




写真に戻ります。
落ち着いてみると、おそらくこのホームはJRですね。特にホーム端の赤いラインが、今までの経験上。

海老名のJR相模線は4両編成のローカル線なので、写真のような規模感はありませんでした。↑よく見ると黄色い、10両編成が止まる位置っぽい表記があるし!
念のため小田急側も見ましたが、再開発中だけあって、このように年月を感じさせる駅舎ではありませんでした。



さてJRで、駅前に広い敷地が広がっている場所……


やはり車両基地が近くにある駅かな?



というわけで、該当しそうな駅を思いつくまま探していきます。



幕張、上中里、田町とSUKAを積み重ね。


車両基地のある駅は、問題写真よりも線路や施設の密度が濃かったな…それに朝ラッシュじゃない限り必ず車両が複数置いてあるし。

元の写真はそんなにギッシリしてないというか、空き地が多そうな印象。



そこで思いついたのが、機関区の跡地を再開発している新川崎。
あそこなら、再開発したのは広大な敷地の一部で、スカスカの線路もまだ残っていたような……



では、元の写真↓

探し出した写真↓

バッチリ。



横SUKAもとい横須賀線(&湘南新宿ライン)・新川崎駅(神奈川県)、確保。



ここを走る列車はほとんどが15両編成ですが、湘南新宿ラインの一部で10両編成もあるため、あのホームの表示があったんですね。




お次は、どこ鉄ファミリー大野遙くんから、久しぶりの1枚。
ほほう、非電化のローカル線ですね。
「こんど遠出をするから仕込んできますぜ」との予告どおりだ。


右側にはキッチリ消された文字が。
何となくJAっぽい建物だな。


写真奥のほうで、ホームが両側にありますね。
すなわち単線区間で行き違いのできる2面2線の駅。

そして最も注目したのはここ。
「転轍器 S」で検索開始。


転轍器(てんてつき)というのは、線路のポイントを切り替える装置で、要するに↑コレのことです。


調べてみると、このようにSと書いてあるのは「スプリングポイント(発条転轍器)」とのこと。


Wikipediaより↓


えー、分かりやすく説明しますと、

こんな感じです。

スプリングに関しては完全にデフォルメしてるので(画力の限界)ご了承ください。



要するに、電気を使わずスムーズに行き違いができる構造にしている、という事です。


で、一般的にはY字の分岐になるケースが多いんですが、
今回は元の写真で片方の線路がまっすぐなので、右側のような構造ではないかと推測します。
ちなみに小さく書いたような配線だと、どっちも分岐側に行けないのでスプリングポイントは使われず、普通に電動のポイントになります。



さて解説が長くなりましたが、まだスタートライン。


スプリングポイント検索で、ローカル線を当たっていきます。
の前に、もう一つ着目するのがここ。

どんよりした空の下で、桜が咲いていますね。



この写真が送られてきたのは4月19日。撮影は中旬くらいとみていいでしょう。

東京の桜はいつ頃だったかと自分の写真フォルダを見てみると、神田川沿いの満開を撮ったのが3月25日。




東京よりだいぶ遅い。

……東北かな?




というわけで「スプリングポイント」検索で、おもに東北方面の路線に注意して。



うむ、結果的に水郡線ではなかったけど、いい感じだ!




もう一気に行っちゃおうということで、そろそろ菓子折りを持って挨拶に行ったほうがいい配線略図.netさんを軸に北へ北へ。もちろん電化路線には見向きもせず。



しかし、該当なし。





うーむ、それならば!!




略図さんに載っていなかった(※)、残り少ない非電化ローカル線をピンポイントで「○○線 スプリングポイント」で検索。




したら。

オヤー??





オヤオヤー???



すごい勢いでこれじゃね??

場所が完璧なうえ駅名までご丁寧に!!!すごいよ!ありがとうございます!




ささ、というわけで元の写真↓


ありがたい投稿から、出来るだけ元写真に似た画角を目指して↓

さすがに完璧。




釜石線・土沢(つちざわ)駅、人様の力ばかりを頼りに確保!!!




釜石線とは、またはるばると行ったもんだ……。


それにしても前半のスプリングポイント解説のくだりは何だったのか。まあ、どこ鉄なんて毎回こんなもんですね。




※これはぜひ言っておきたい事ですが、

鉄道の「配線略図」というのはそう簡単に書けるものではありません。

例えば僕が「地元・京王線の配線略図を作れ」と言われたとして、、毎駅毎駅チェックするだけでも大変なのに(時間も労力も交通費も)、ところどころに保線用車両の引き込み線はあるし、地下区間は何度も電車で行き来しないと絶対分からないし、あげく車両基地なんて線路が膨大なうえ広いから見えない所も多いし、、、無理です。


それをJRから私鉄まで全国規模でやっていらっしゃる略図さんを家で寝そべりながら利用させて頂いている事に、ひたすら畏敬の念と深い感謝はあれど、不満などあろうはずがありません!

どこ鉄だとどうしても「無かったから別の方法で…」という構成になるので、フォローと言うのも大変おこがましいですが書かせて頂きました。





(…もしかしたら僕が一番おもしろい使い方をしてるんじゃないかな…)という思いもありつつ、今回ラストの写真に行きましょう。





神出鬼没のなかがわ かぐみさんからの1枚。

ふーむ。



単線の電化路線ですね。

・枕木はコンクリートで砂利も新しい

・線路幅は一般的な狭軌

・架線柱はシンプルな造り

・周囲にはマンションや住宅がけっこうな密度で建っている

・背後には山



→ミニマムな都市型私鉄か?




真っ先に思いついたのは、小田原から出ている伊豆箱根鉄道・大雄山線。





すかさずアプローチ。

うむ、この駅ではないけど、いい感じだ!!






全線捜索、フルスイングの空振り。




シンプルな架線柱がレールを再利用したものに見えるので「レール架線柱」の語句も駆使しながら(レールと架線柱の間にスペースを空けると多分ひどい検索結果になる)、他のミニマムな都市型私鉄を引き続き捜索。


前回の遠州鉄道ももちろん、福島交通も↓

古めかしい……



近いかと思ったが全然違うな!!




また、写真のホームが低いように見えたので、路面電車の車両が郊外まで走っている福井鉄道に照準を絞るも、見当外れ。これはいいセンだと思ったんだけどな…


流れで北陸の私鉄を当たるも手ぶらで帰宅。




うーむ!




写真からでは地域が全く絞れない!!




全国津々浦々のミニマム私鉄でSUKAる中で、気になっていた要素。

この、赤白のシマシマ。


これは非常停止ボタンなどの緊急用設備の表示なんですが、どうもJRならではの表示っぽい気がする……




JRの単線電化ローカル線か?

確信はないけれど、この線でいってみよう。



思いつくままに東北の仙石線・西日本の播但線・加古川線・可部線(最近新しく開通した区間がある!)などを当たるも、、、成果なし。




もう!別の方法だ別の!

このシンプルな架線柱。



最初レールかと思いましたが、よく見ると新しい鉄骨ですね。

おそらく「H鋼」というやつだ。最小限の材料で最大限の強度を発揮する型だって、どこかで勉強したぞ。



「H鋼 架線柱」で検索。



こちらのページで出てきたのが。





和田岬線か……。



でもあそこは工業地帯を走ってるし、駅前に川崎重工のデカい工場があったはずだから、違うんじゃないかな……まあ見てみるか……



↓↓↓ギヤー!

出たーっ!!!!



元の写真↓

和田岬線・和田岬駅(兵庫県)、結局のところ「H鋼 架線柱」の検索のみで到達。




和田岬線は、JR西日本の山陽本線(神戸線)の兵庫駅から1駅だけちょろっと出ている路線で、朝晩しか電車の走らない、まさに工業地帯に勤める人々のためだけの路線なんですね。



それが、こんな住宅地の中にあるとは知らなんだ……!

川崎重工の工場は、駅前じゃなく路線の根本のほうだったか!

そして和田岬駅の背後にある青屋根は、三菱重工の工場群でした。



以前の回で真っ先に和田岬線を疑ったものですが、いざ本当にその路線が出されても全然分からないものですね。イメージと実際のずれが大きい。



だからこそ、どこ鉄は面白い(僕にとって)。

こんな事のために全国全路線乗り潰して覚えてやろうとか、全く思いません。



今後もウンウン唸りながら皆様からの写真と格闘し、余計な鉄道知識を押し付けていこうと思います。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜


というわけで今回は以上です。



長くなってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。




前回最後に載せた写真はまだ戦いにも入っていません。




次回は必ず!







こんにちは。



おとといの15日に誕生日を迎えまして、おかげさまで42歳になりました。



ありがとうございます。

今までに、そして今でも、関わってくださる皆様に感謝です。なかなか人に会えない時期だからこそ、なんだか強くそう思います。



そして同時に僕のホームページが出来上がりました。

製作してくれたのは時間堂時代の後輩で、最近はウェブデザイナーとしても活躍著しい阿波屋鮎美さん。

僕の曖昧なイメージからのオーダーを、丁寧に具現化してくれました。ありがたい!



写真をいい感じに撮影してくれたのは、こちらも長い付き合いの保坂萌さん。



この素敵なページが充実するよう、頑張っていきたいと思います。

そしてお仕事も募集しております。「ここに来て目の前で写真を解いてみろ」とか「ドライテックのDIYを施工指導してくれ」とか。冗談半分本気半分。





さて、それでは本職に参りましょう。



まずはヒザイさんからの1枚。

相変わらず「斜め」を駆使してきますね。



さて、向こうの線路との間が空いている。

これは眺めているうちに「武蔵野線かな?」と思いました。



武蔵野線はこれまでも何度か言っていますが、もともと都心部を迂回するための貨物線として建設されたため、構造が普通の路線とちょっと違うんです。真ん中に貨物を通す(待避させる)ための中線がある駅が多かったり。



特に新三郷駅は、かつて広大な操車場があったために上下線のホームが360mも離れており、ギネスブックにも載っていたほどです(操車場廃止により現在は解消)。



当時の写真(スーパー地形アプリより、1979年)↓

アイコンは現在のものなので、線路の間にIKEAがありますね。この時代を超えた感じも面白い。




というわけで、まずは隣の三郷駅を拝見(この駅を出る所から線路が分かれ始めていた気がするので)、しかし人違い。




武蔵野線の狙いは継続、そこから順々に見て行って……




では元の写真↓


見つけ出した写真↓

ウム。


線路の間の建物も、信号機の標記も一致。



武蔵野線・吉川駅(埼玉県)、確保。




これ、もし元の写真で奥の建物が見えていたら、また「ビル カーブ 半円」とか変な検索をして騒いでいたかな……。






お次は時間堂時代に静岡で大変お世話になった、静岡の演劇同志・蔭山ひさ枝さんからの1枚。

ほほう、都市部ですね。



「静岡」というイメージから、おおむね候補は2つに絞られてきます(ひさえさんは県内で撮ったとは言っていませんが)。



そこで写真を拡大したところ。

おやおや。



地名が見えてしまいましたねえ。これではひとたまりもありません。



浜松を走る都市型電車・遠州鉄道ですね。

その中でも市街地に近い区間でしょう。



では見つけ出した写真↓


遠州鉄道・第一通り駅(静岡県)、3分で確保。



そのやりとり↓


「どこ鉄に写真を送るのが夢だった」とまで言ってくださいましたが、プロのスピードを見せつける形になりました(調子乗)



ただ今後送られてくる時には、当然文字が消されたり容赦ない画角の写真になるのでしょう。





お次は、加瀬さんお得意のエスカレーター(正面と背後)。

ギリギリ両側に、ホームドアらしきものが見えますね。ここはホームだと推測できます。

そして重要な要素として、
地下なのにエスカレーターが下に行っている。



この構造ですぐにピンと来たのが、東京メトロ有楽町線&副都心線の池袋〜小竹向原(こたけむかいはら)間の途中駅=要町・千川のどちらか。


この2駅は、地下で両線が2階建て構造になっています。


いわば有楽町線と副都心線の複々線区間なんですが、
地下鉄も浅い所だと地権者に対し土地収容的なお金が掛かるので、できるだけ私有地を避け道路の下を通そうとします。
複々線を横並びに作ると私有地にはみ出してしまうので、道路下におさまるよう縦に二層に作ったという事ですね。


必然、両線間の行き来はエスカレーターで上下する事になる。



確かな知識に裏付けられた分かりやすい説明と説得力・自画自賛を引っ提げて捜索開始。





撃沈。





もうひとつ「地下なのに一旦下に降りないと地上に出られない駅」として有名な銀座線・半蔵門線の表参道駅を思い出すも、こちらもハズレ。





(早くも弾切れ)





アレ〜??




考え方を変えてみよう。

乗り換え駅でも上下動することがあるよな…というか、そっちのほうが一般的だよ……
東京中に数多ある乗り換え駅から、どう探していこうか…面倒k…



注目したのはこちら!
写真のギリギリ右端に、銀色に赤い帯の車両が映っています。そしてホームドアには「3両目3番ドア」などの表記。


赤い帯の車両が走る路線……丸ノ内線を筆頭に、乗り入れで京急が走る都営浅草線、東急が走るメトロ半蔵門線…東武のエンジ色に見えなくもないな…


ドア表記のデザインが、何となく東急っぽいかなと思ったので、田園都市線と半蔵門線が接続する渋谷駅から捜索(東横線・副都心線のホームへ下りるエスカレーターがある)、こちらもハズレ。


浅草線でも目ぼしい収穫は得られず。



うーむ!



色んな駅を見ていくうちに気づいたこと。
(東京メトロのサイトより)

大半の駅では、このようにエスカレーターの横には階段も併設されています。


エスカレーターだけなのは、そこそこ珍しい。



もしやと思った丸ノ内線の新宿三丁目駅も、安定のSUKA。



自分の経験や知識に基づいた捜索は、ここまでが限界。



次なる手は。
これは、5号機ですね。



むりやり調べているうちに、以前もお世話になったアバンティ ジャパン(エスカレーターの手すり広告をつくる会社)さんのサイトへ辿り着きました。

おっ!

ちゃんと「何号機」って書いてあるぞ!!!


この中から5号機の設置されている駅を探そう!!




見つからなかった!!


↑元の写真のエスカレーターには広告がないから当然といえば当然、と気づいたのは失敗後の事でした。




〜数日後〜

あの車両の帯をずーっと眺めて、車両全体をイメージして、やっぱり丸ノ内線に絞ってやってみようか…と思いを決めました。


そして目ぼしい駅をトボトボ探し回っていた時。
んんっ??


さらに拡大。

両方のホームで違い互いに、エスカレーターだけが下に向かっている……

さらに↑2つ上の写真で見られるのと同じ位置にエレベーターがある…!!





とうとう来たな!




では元の写真↓


見つけ出した写真↓

5号機も完璧。




東京メトロ丸ノ内線・中野坂上駅、能書きと迷走のすえ確保!!





〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。






おかげさまでたくさんの写真を送っていただき、再び悶絶できる日々を過ごせるようになりました。ありがとうございます。揃いも揃って中ボス以上の問題ばかり。



この写真は、おそらく次回までには解けないでしょう。




ではまた!!



こんにちは。



このたび、出演しました短編映画が配信にて販売開始となりましたので、ご案内させて頂きます。




監督はJACROWでもおなじみ、アシケンこと芦原健介氏。

彼にとっては処女作『その神の名は嫉妬』に続く2作目の監督作品です。



ジャパニーズホラーと銘打っておりますが、アシケン監督が「可愛らしい作品になった」と言っておるように、不思議だけど不思議と後味のよい作品になっていると思います。



ワタクシは主人公を演じております。

演じているのかな…?観終わった後に、アシケン監督が僕を選んでくれた理由がわかったような気がしました。


それはさておき、全編25分とサクッと観られる尺となっております。

ぜひぜひ、スマホやPCでお気軽にご覧くださいませ!



『マニブスの種』


ある日、ポストに届いた差出人不明の封筒。開けてみるとそこには植物の種が入っていた。

その種を育ててみると、まるで人間の手のようなものが生えてきたのだった。

芦原健介監督が送るちょっと不思議な短編ジャパニーズホラー。





【出演】

菅野貴夫 小島彩乃

目黒貴之 中野健治 江口逢 芦原健介


【撮影】西村洋介

【録音/音楽/整音】飯田匡彦

【助監督】川上トモヒロ 江口逢

【ヘアメイク】蔵田典子

【原案】飯田匡彦

【監督/脚本/編集】芦原健介

【製作】STUDIO TRAM



【ご視聴はこちら】

(クレジットカード/PayPal決済)

https://vimeo.com/ondemand/manibus


【料金】

レンタル(48h) ¥545   購入 ¥1090








どうぞよろしくお願い致します!



菅野貴夫




こんにちは。



新年度になりましたね。いかがお過ごしでしょうか。



ワタクシは出演した短編映画が、4/1より販売開始となりました(配信のみの販売です)。

初の映像作品での主演となっておりますので、ぜひご覧くださいませ。


詳細は別の記事でご案内いたします↓





それでは今回もやっていきましょう。



まずは加瀬さんシリーズのこちら。

安定の都市部ですね。


ただ、若干の郊外感があります。
真ん中の赤い建物(文字は読めない)の古めかしい感じとか、向こうの土手や空の広がりとか。
そして構造物の感じから、おそらくJRの路線でしょう。


さて駅構造はシンプルな2面4線ですが、気になる部分がひとつ。


この写真を撮ったホームは、奥からこっちに電車が来るはずのホームですが、なぜか信号機が付いています。真ん中あたりで青く点灯しているのが左側のホームから出る電車のための信号と思われるので、赤いのは逆向きに付いていることになります。

これは、折り返し列車がある駅という事かな…?



さらに重要な要素がこちら。

左端、10両編成の停止位置表示です。



ホームもこれ以上延びていないので、10両編成だけが走る路線といって良いでしょう。



首都圏でジャスト10両編成のみが走るJR線といえば中央線・埼京線・京浜東北線、中央総武緩行線(黄色い電車)がありますが、(京葉線は武蔵野線からの8両も入ってくる)……

ともかく中央線以外にこのような構造の駅はありません。なぜかと言えば、僕がそう思うからです。




中央線で地平の2面4線、折り返しもありそうな規模の駅はそう多くないぞ……



では元の写真を拡大↓


見つけ出した写真↓

ウム。



JR中央線・国分寺駅(東京都)、柱の陰から確保。




ちなみに軽く調べてみたところ、中央線で国分寺止まり(折り返し)の電車は1本もありませんでした。



アレ、じゃあの逆向きの信号は何なんだろう?

まあいいや、首都圏の複雑な鉄道のことにいちいち突っ込んでいられない。




次に行きましょう。




たびたびのご登場、金崎敬江さんからの1枚。

ホームと、線路と、柱と壁などが見えますね。




言っていいですか?




殺風景。




今まででも屈指の殺風景です。色なんか3つぐらいしか使ってないんじゃないか。




数少ない文字情報にズームインしても、

日高屋じゃ何の情報にもならん!




(一応説明しますと日高屋は関東一円のめぼしい駅前に鬼のように出店している中華チェーン店です。今まで何度お世話になったことか)


そして、左端にKの文字が書かれた黒壁がチラリと見えています。あれは何だろう…?




まずは落ち着いて、鉄道情報に集中。

奥の線路2本にはホームが見あたりません。




これは、

①複々線区間で、奥が快速系なのでホームがない

②大きな駅で、奥はホームが短いので見えない



このどちらかではないか。



さらに柱があって右側が薄暗いので、駅構造あるいは交差する路線が上に覆い被さっている。

これは①②に共通する重要な要素。




捜索開始。





まずは①に該当しそうな東中野から始め、中央線をバーッと見て、

首都圏の複々線区間で各停しかホームが無い①の駅を思いつくままにバーッと見て、

そうだ上に交差する路線といえば武蔵野線!と気付いてバーッと見て、




一旦撤収。





手当たり次第ではラチがあかない。





今度はキロポストに着目。

上に6、下に20と書いてありますね。



これはどういう意味だろう?起点から6キロ?それとも20キロ600メートル的な?



調べてもうまく出てこない中で、こんな写真に出会いました。

おっ!



なんだか似た感じがするぞ!



数字の意味は分からないけど中央線の車両なのは一目瞭然なので、改めて中央線沿いをあたり(成果なし)、

すぐさまキロポストのことは忘れて他のバーッと見ただけの路線も再度捜索してみます。




途中の①立川。(数字は上で挙げた条件です。誰も参照しないと思うけど)

いい感じだ!




でも調べたら線路が3本あった…!あと柱の形が微妙に違う!




最近の流れで立川ついでに川崎も見ましたが(南武線繋がりでしたね)やはり違い。




そして川崎からの流れで①蒲田。

ムッ、柱の形もいい感じだ!




だが、もっと向こうを見れる画像は見つからない…!!



かくなる上は、駅前で「日高屋」を検索。

あった!でも逆方向!!



右上のUFJ銀行のあたりにあって欲しかったの!






再度撤収。





出したり片付けたりが無いのはいいんですが、気持ちの切り替えに時間がかかります。





改めて、問題写真を眺めます。

向こう側の線路、やけに間の幅が広いな……




そこでハッと閃いたのが、①西船橋。



西船橋駅は、千葉県と東京を結ぶ重要路線(総武線各駅停車・武蔵野線・京葉線・メトロ東西線・東葉高速鉄道)がこんなにも集まる千葉県随一のジャンクション駅ですが、総武快速線だけはホームがなく、この駅を通過します。(しかも武蔵野線が上を交差している)



実はかつて快速線にもホームがあったので、その名残りで線路の間が膨らんでいる、そんな古い知識が頭に浮かんだのです。



頭に浮かんだ我が家の資料↓

この文章がすべてですね。

東西線、総武線をよく利用する方には驚きの写真でしょう。




条件は揃った。

バーッと調べた時に何故気づかなかったのかという事は気にしない!さあ西船橋へ行ってみよう!



まず降り立ってみた駅前ストリートビュー↓

あーっ!!



この「K」はッッ!!!



元の写真を拡大↓

あのKだな!!


さらに、右側の日高屋の看板が出ている部分、よーく見ると上にも、柱に隠れた横にも、合計4枚の看板が出ているように見えます。日高屋だけじゃなかったんだな!



さあ、表通りから見てみよう↓

店舗の配置も完璧。




というわけで西船橋駅(千葉県)、武蔵野線ばりに東京をぐるり巡ったのち確保!!




いやー、地味に厳しい問題だった!



まさか最後に日高屋に戻ってくるとは。

(王子にある「立ち飲み日高」また芝居仲間と行きたいな…)



そしてふと、あのキロポストは何だったのか気になって見てみた別の資料。

ズバリ起点から20.6キロだったか!



後から分かったことではありますが、水面下で繋がっているもんですねえ。





さてラストは、前回チラリと触れた、原田優理子さんからの1枚。

山あいですね。

架線柱の感じからして、ローカル線ですね。



どこ鉄を始めて以来、何度「山あいのローカル線ですね」と言ったかわかりません。


さておき、架線柱は独特のシンプルな形。電化されている路線だと分かります。


そして最も注目すべき点は、

構内踏切。

2本の線路を挟んで、踏切でホームが繋がっているように見えますね。



電化されたローカル線で、構内踏切がある。
元の写真の右側にクルマの車内が映り込んでいて、そこにも山が見える=両側に山がある地域。


これらの推理をもとに、思い当たる路線を順々に探していって、成果が全く出ないなかで満を持して下手な絵も導入し、

書いてみると、2面3線の駅で側線もある、そこそこの規模を持った駅かな…?




すでに前回の記事までに調べた路線は、


上信電鉄 上毛電鉄 秩父鉄道 富士急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 大井川鉄道 長野電鉄 アルピコ交通 上田電鉄 北陸の私鉄 身延線 青梅・五日市線 一畑電車


関東から島根まで、バラエティに富んだラインナップとなりました。北陸の私鉄なんて一緒くたにしてますけど、けっこうありますよ?さて皆さんはどの鉄道がお好きですか?






(疲弊)





どこの地域なのか全く分からない。全国行脚に出て、ほうほうの体で帰ってくる。

まさに毎度の繰り返しです。




そして毎度のように何日か放置して……

ふたたび心が鉄になり始めたところで捜索再開。



出てきた写真から目ぼしい路線をピックアップして、些細に調べていきます。

(毎回おなじようなこと書いてる。毎回同じようなことしてる。また我ながら引く)




上の検索でも出てきた、秩父鉄道に心を惹かれました。



あれ、こないだ検索したときどんな感触だったっけな……



まあいい、改めて腰を据えて検索してみよう。


お馴染み様にお世話になりながら、

特に山あいの区間になる寄居〜三峰口に注目します。


絵も参照して、、

この絵が合ってるかも分からないけど、とにかく2面3線の駅からだな…。


まず、皆野駅を見てみました。
おおっ!

この駅ではなかったけど、架線柱の形が同じだ!!


ようやく鉱脈を見つけたぞ!!


そこから順々に見ていって……


では、元の写真↓

ようやく辿り着いた写真↓

完璧。


秩父鉄道・野上駅付近の弁天通り踏切(埼玉県)、確保!!!



なるほど、踏切を渡る直前あたりで撮ったのか…!
駅と撮影位置の関係が不思議だったけど、元の写真では踏切は見えないし、向こうの構内踏切にばかり気をとられて気づかなかった!
というか駅が遠いからよく見えずイライラしていました(笑)



ちなみに、航空写真と絵の比較↓

下手さはともかく、なかなかの精度ですね。はい自画自賛でした。


〜〜〜〜〜〜

今回は以上です。


おかげさまで、今ある写真のおおかたを解くことができました。写真を送ってくださった皆様、ありがとうございました。



また新しい写真もお待ちしております。




ではまた!

こんにちは。



だいぶ寒さも和らいできましたね。いかがお過ごしでしょうか。


最近また地震が多くて心配なので、水と発電式ラジオだけは早急に入手しておこうと強く思いました。




さて今回も、写真を送ってくださった皆様に感謝しながらやっていきましょう。



まずは加瀬さんシリーズから。

ふむ。よくある感じの風景ですね。



・複線から分岐した線路が両側にあり、その外側から撮っている=外側にホーム、内側の線路は通過線?

・線路の間に通ったケーブル=今までの経験から東京メトロ関連の路線



この2つが、真っ先に目につく要素。



東京メトロで、地上区間に通過線を持っているのは東西線のみ。そして通過線があるのは葛西・原木中山(ばらきなかやま)の2駅。常識と言っていいでしょう。



葛西は微妙に配線が違ったので、原木中山に照準を絞り。

(また夜だよ)




線路間に立つ謎の物体と、その向こうのプレートの凹みも一致。


東京メトロ東西線・原木中山駅(千葉県)、サクッと確保。




もう1枚いきましょう。

こちらも都市部の駅ですね。



駅の向こうですぐ、複線の線路が右に分岐しているのが大きな特徴。


また、右側でホームの先を少し延ばす工事をしているように見えます。



まず浮かんだ川崎は、南武線が思ったより先で分岐していたので、次の候補・立川へ。



以前にも、この2つの駅にまつわる問題がありましたね。立川で立往生して結局川崎だったという。個人的にこの2つの駅(地域)には似た感じを持っています。



さて、立川。

(どうしても夜)



Googleの徒歩ストリートビューは、おそらく人の少ない時間帯を狙っているでしょうから仕方のないことです。



ともかく右側のビル、35キロ制限の標識、信号機や架線柱の関係も一致。

JR中央線・立川駅、今回はシンプルに確保。



元の写真でホームを延ばしているのは、中央線にグリーン車を導入して10→12両編成が停まれるようにするための工事でしょうね。
湘南新宿・上野東京ラインなどと比べても距離の短い(そして快速とは名ばかりに各停区間の長い)中央線で、どのくらいの利用率になるのか興味深いです。



お次は、透水宣言ディレクター奥川さんからのこちら。
狭い。



画角もホームも。




しかし、これだけで十分です。



迅速な(ざっくりとした)返信↓


写真を拡大↓

ここ中津駅は天下の阪急梅田駅の隣、(おそらく)日本一狭い島式ホームとして有名な駅です。各停しか止まらないので、特急とかが上下同時に通過する場合はどうなるんでしょうかね…。



心配もそこそこに、

阪急神戸線&宝塚線・中津駅(大阪府)、梅田からの所要時間並みで確保!



ちなみに、奥川さんが撮影したのは神戸線ホームのようです。隣の宝塚線のホームのほうがもっと狭くてビックリ↓

これは怖い!

「黄色い線の内側へ…」という言葉が通用しませんね。




お次は前回の続き、の前に、恵理さんからのもう1枚をいってみましょう。

ほほう。


駅というよりは、駅前の跨線橋でしょうか。


ホームの構造が、いまやおなじみ智頭急行型ですね。


全駅捜索するのもアリですが、今回注目したのはこちら。

緑色のバスが休んでいます。



すかさず検索。

うん、あれだな!!



ズバリ地名も出てる。



では元の写真↓


すぎっ子バスで辿り着いた写真↓


智頭急行・智頭駅(鳥取県)、智頭シリーズの総本山を確保!!



これでもう今後は、智頭急行の駅は通用しないでしょう(笑)



僕のブログタイトルは「野球電鉄」ですが「地図急行」もアリですね。こんど何かに使おう。





さて改めて(ここからが本番)、前回の続きです。

これだけ特徴のある建物が、どうやって調べたらいいのか分からない。



「三角屋根で、そこからアーチのように短い屋根が連続していて、オシャレな感じの黒で、内側は木のぬくもりを生かしたデザイン。下にはベンチが置いてあります」



うん、見たらわかる。

それをどうやって調べるのかを聞いてるんだよ!



脳内での厳しい会議もめっきり捗りません。




ともかく三角屋根・アーチなどでは思うような検索ができないので、あれこれ語句を入れ替え調べているうちに目に入ってきた「切妻」という言葉。



なるほど、切妻。



これまた建築用語ですね。

建物の長いほうの辺をスパッと切った形のことを言うんでしょう。鉄道でも、隣の車両との連結面のことを「妻面」と呼ぶので、多少の馴染みがあります。



さて「切妻」を軸に、さらにアレコレ語句を入れ替え調べます。



非常にいい感じの建物も出てきますが、ことごとく住宅。




うーむ!




検索ではラチがあかない!!




ふたたび鉄道要素に戻ります。

やはりホームの構造は2面2線の対向式あるいは2面3線(向こう側のホームが島式か)。


そして、架線が見えないので非電化路線


後ろに低い山が見える=平野部ではない



これで全部です。



おなじみ配線略図さんに加え、


最近買い足した重要資料も駆使しながら、該当する路線をじっくり捜索していきます。ここで開くのはもちろん中国・四国。



地図帳でアタリをつけて、配線略図さんをもとに(載っていないローカル線は実地で)該当しそうなひと駅ひと駅、Googleマップでズームイン、駄目なら次の駅への繰り返し。



少しずつ捜索範囲を広げていきます。なぜなら、見つからないからです。





(途中で心が折れる)





よし、気持ちを切り替えて語句検索に戻ろう!

もっとバチッとくる方法があるはずだ!





以後、語句で心が折れたら路線、路線で心が折れたら語句と、泥舟を漕ぐような繰り返し。




語句検索で出た建物から何人かの建築士を辿り、駅舎のデザインをやってないかと調べましたが成果なし。




気がつくと調べた路線は、

津山線 姫新線 因美線 智頭急行 若桜鉄道 井原鉄道 吉備線 芸備線 木次線 播但線、


そして禁断の山陰本線(日本最長の在来線)に至っては兵庫県の城崎温泉から捜索を始め島根県の益田に到達した所で白旗宣言。




途中、山陰本線の倉吉駅でひとしきり盛り上がりましたが、

いい構造だ!!!


でもザク切りすぎ!色も違うし!!





前々から言っておりますが、どこ鉄にとって「惜しい」「近い」はゼロと一緒です。





うーむ!!!




どうして見つからないんだろう……??





見てきた所にスルーがあったのか?




まだ見てない所にある?もっと西とか、ひょっとして四国とか………四国……行く?……いやまだ、心の準備が……





頭を抱える日々が続きます。





そんなある日、語句検索に戻って試行錯誤していたところ。



あーっ!!!!!





出たっ!!出たぞっ!!!





すかさずズームイン。



これだ……間違いない……やっっっと見つけた!!!!



興奮を抑えつつ、トシさんのブログに進みます。




なぬ??



新築された、勝間田駅舎だと???




記事を読むと、こないだの2月22日にできたばかりの新駅舎とのこと。




今回の出発点である津山駅と、勝間田駅の関係↓


ギヤーーー!!!!




近所!!!!!




捜索の過程でワタクシが幾度も通りかかった勝間田駅↓



そりゃスルーしてしまうよ!!!




さあ、では元の写真↓

ようやく辿り着いた写真↓

綺麗だ。




姫新線・勝間田駅(岡山県)、西日本を駆けずり回った末の確保!!!



いやー、大変な問題だった!!!



恵理さんに聞いたところ、「開業の日に撮って送った」とのこと。



そりゃ普通に検索しても出てこないわ!!



都内の鉄道でよくある「問題写真とネット上の情報とのタイムラグ」がこんな所でキーになるとは。


それでも日数が掛かったからこそ、トシさんのブログのような新しい記事が引っかかってくれたのでしょう(トシさん、ありがとうございます)。


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今回は以上です。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。



さて次回は、こちらの写真に取り組んでいこうと思います。
時間堂に入る前からのお友達、原田優理子さんからの1枚です。


すでに先程の写真に匹敵する範囲の路線を捜索し尽くして、途方に暮れております。



ではまた!!