朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -76ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

 

いじめを受けたことや聴力を失ったことなどの数々のさまざまな試練を乗り越えてきたピアニスト、フジコヘミングさんの金言集。

 

人生に迷い苦しんでいる人たちに向けて、くよくよしない力を養うヒントを温かく優しく語りかけてくるものであった。

 

分からない人には分からないし、分かってもらわなくてもよいという姿勢。

道を極めた人のことばに、至る所に共感する箇所が多かった。

 

76P

辛いことに耐えた経験は、無駄にはならない。色々な苦労が人生を豊かにする。

色々な仕事を経験するのも、その後の人生に彩を与える。

 

84P

自分とは違う世界や人生観、価値観があることを本は教えてくれる。いろんな真実を知れば心も広くなる。本を読むことで、まるで自分に起こったことのように疑似体験できる。

 

96P 

人生、どうなるかなんてわからない。誰からも評価されなくても自分が信じた未知への希望は決して捨てない。希望を持ち続けていれば、理解してくれる人が現れ、道が開ける。

 

122P

失敗したってかまわない。チャンスが巡ってきたら、勇気を出して自分を表現しなさい。その行動があなたを変えるはず。チャンスを逃さないためには、なりたい自分に向かって進み続けること。

 

144P

人間はいくつになっても、素晴らしいことがたくさんできる。今より前に進むことを考えていれば、心は歳を取らない。今できることを精一杯やる。今できなくても希望を持つ。

 

146P

人生はうまくいかないのがあたりまえ。どん底であがいていてもあきらめなければ、突然、夢が叶うときがやってくる。興奮が巡ってきたのは偶然ではなく、夢を持って持ち続けたから。

 

158P

素晴らしいと思うことはひとそれぞれ自分の人生を重ね合わせて共感できれば、力になる。伝えたいことが分かる人には分かる。分からない人には分からない。

 

 <目次>

プロローグ

1 愛しなさい!幸せが待っている(相手に何かしてもらうのではなく、愛情を注ぐ存在がいれば自分の不幸なんてたいしたことないと思えてくる、挫折のない人生なんてない「もうダメだ」と思っても、絶対に立ち直れる日が来る、悲劇が起こっている現実を見ると、一人で幸せに酔うことはできない。人の幸せについても考えていかなければいけない ほか)

2 大切な出会い、感謝する心(自分の夢のために努力して、きちんと準備をしていればチャンスは必ず訪れる、人生には必ず大切な出会いがある。迷い、悩んだときは自分を育ててくれた先生のことを思い出してみて、辛いことに耐えた経験は、無駄にはならない。いろいろな苦労が人生を豊かにする ほか)

3 夢と自分らしさを捨てないで(くだらない偏見に負けてはだめ。人は人、私は私。夢や希望を持っていれば強くなれるし、必ず壁を乗り越えられる、失敗したってかまわない。チャンスが巡って来たら勇気を出して自分を表現しなさい。その行動があなたを変えるはず、滅入っていても何も解決しない。そういうときは「自分の中の小さな幸せ」に目を向けることよ ほか)

文庫版に寄せて

 

イングリット・フジコ・ゲオルギー・ヘミング。(Ingrid Fuzjko Georgii‐Hemming)スウェーデン人の父と日本人の母のもと、ベルリンに生まれる。5歳でピアノを始め、10歳でレオニード・クロイツァーに師事。東京藝術大学卒業後、29歳でベルリン音楽学校に留学、ウィーンではパウル・バドゥーラ=スコダに師事。レナード・バーンスタインやブルーノ・マデルナに才能を認められるが、聴力を失うアクシデントに遭遇。日本に帰国後の1999年、NHK『フジコ―あるピアニストの軌跡』で大反響を呼び、デビューCD『奇蹟のカンパネラ』が200万枚を超える大ヒットに。2001年にはニューヨーク・カーネギーホールでコンサートを開催。以降、世界で演奏活動を続けている。2012年、自主レーベル「ダギーレーベル」設立。動物や被災者のための寄付、チャリティーコンサートなど、数々の支援活動も続けている。

過去に大地震があった箇所は断層となっていて地震が起こると、家屋の倒壊などによってまた災害が起こります。また、スペイン風邪や天然痘時にパンデミックがありました。

 

我々の先人たちの命をかけた経験が、いまのコロナ禍において活かせられるのは、歴史は単に内容や年号などを覚える学問だけではなくて、歴史からそもそも貴重な経験を学ぶものであり、古文書などから、後世に大切なエッセンスを丁寧に伝えてくれていたからです。

 

こんな歴史を学ぶ大切さを教えてくれたのは、歴史家、歴史研究家、歴史小説家など歴史に関わる人たちです。

 

そのなかでも、磯田道史さんは、格別です。

古文書を自分で読み取り、積極的にマスコミで広告し、テレビや著書で警告するほか、講演会などで地方まで来てくれてそれらを丁寧に教えてくれた磯田さんを好きになり応援したくなり興味が尽きないのは当たりまえのことではないでしょうか。

 

204P 疫病史に照らせば中盤か

ワクチンもない歴史時代、よくあるパンデミックの進行順序は次の様であったろう。スペイン風邪もそうだった。

<1>新型ウイルスが出現する→<2>感染が進む→<3>ウイルスが変異し感染力が増す→<4>大流行が始まり感染者が激増する→<5>死者の増加と抗体・免疫獲得が同時に進む→<6>感染しにくい人や地域への流行が進む→<7>国民の多くが免疫を得て終息する。

 

1P 歴史には裏がある

歴史には裏がある。歴史は裏でできている。この本に書いてあるのは、歴史の裏ばかりだ。

歴史において「なぜ」の発想は大事である。

歴史は闇が多い。

表の歴史は、きれいごとの上手くいった話ばかりで出来ている。

歴史には裏があるが、新しい史料で、その裏が少しばかり暴けるものもある。

 

毎日、私が古文書のホコリと戦いながら、まことにアナログな手法で、自分で一つずつ集め、日本史のある面を暴いていったものである。

ミミズがのたくったような古文書を解読しながら、自分で探した歴史だから、現場の一次情報である。こういうリアルな話が好きな方々に読んで頂きたい。自分で史料を探し、読み解いて書くには、多大な労力がかかる、新知見を得ていただければ、これ以上のうれしいことはない。

 

 <目次>

まえがき 歴史には裏がある

第1章 戦国の怪物たち(大仏を焼いたのは松永久秀か、久秀が大悪人にされた理由 ほか)

第2章 江戸の殿様・庶民・猫(三代・徳川家光の「女装」、甲賀忍者も勤め人 ほか)

第3章 幕末維新の光と闇(西郷隆盛、闇も抱えた男、幕末、公家の花見行 ほか)

第4章 疫病と災害の歴史に学ぶ(ねやごとにも自粛要請、感染楽観で繰り返した悲劇 ほか)

主要人名索引

 

1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。茨城大学准教授、静岡文化芸術大学教授などを経て、2016年、国際日本文化研究センター准教授、21年より同教授。18年、伊丹十三賞受賞。著書『武士の家計簿』(新潮新書、新潮ドキュメント賞受賞)、『天災から日本史を読みなおす』(中公新書、日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など多数

 

彼女の歌声を聞いたことがあるか。

他の誰でもない、彼女でしか発することができないやさしい声。

過去に一回でも聞くと忘れられない声。

色彩があるメロディ。

まさに彼女オリジナルだと分かる曲づくりをしてる。

かつて苗場などのスキー場に向かうときに、

これからの気持ちを盛り上げるため決してかかせないのは、ユーミンの音楽だった。

 

デビュー50周年を迎えた女性ポップシンガーYuming。

これだけ長く歌い手として、芸能界で活躍できるなんてすばらしいことだと思う。

八王子での生い立ちから、珠玉の「ひこうき雲」が生まれた大学生まで、荒井由実さんの少女時代を描く自伝的小説だった。

 

八王子の荒井呉服店という恵まれた環境で育ったうえで生来の好奇心の強さがあり。

その好奇心を満たすために、例えば米軍基地やジャズ喫茶に平気で行って楽しめる早熟な少女の感性と並外れた精神的支柱、行動力にもう脱帽だった。

そのころから、世間のなかで目立っていて音楽のスーパースターの片鱗を見せていた。

すべての糧は、ユーミンの音楽性に繋がっていたのだと分かった。

 

1970年代、シンガーソングライターとして十代でデビューを飾った荒井由実。

のちに日本最大の女性ポップスター、松任谷由実=ユーミンとなる煌めく才能はいかにして世に出たか。

八王子の裕福な呉服店に生まれ、ピアノに触れ、清元を学び、ミッション系の私立女子校に入学。

グループ・サウンズが一世を風靡するなか、由実は高度経済成長期の東京を、好奇心いっぱいに回遊しはじめる。

米軍基地、ジャズ喫茶、ミュージカル『ヘアー』、伝説のレストラン キャンティetc.……

次々に新しい扉を開けて、才能を開花させていく。

少女・荒井由実のデビューまでの軌跡をノンフィクション・ノベルとして描き出す。

 

 <目次>

第一章 八王子の由実ちゃん

第二章 ピアノ、清元、サウダージ

第三章 立教女学院とパイプオルガン

第四章 マギーと立川基地

第五章 らせん階段の家

第六章 フィンガーズ・デイズ

第七章 一九六九年

第八章 カルチエ・ラタン的御茶ノ水

第九章 セブンティーン!

第十章 ハロー、キャラメル・ママ

 

1980年、富山県生まれ。2008年に「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞。12年、初の単行本『ここは退屈迎えに来て』を刊行

著書に「あのこは貴族」「一心同体だった」など。

 

【No1229】すべてのことはメッセージ 小説ユーミン 山内マリコ マガジンハウス(2022/10)

終身現役で一生勉強をモットーに、歴史を学ぶのは楽しい。

歴史は、数字や人物などを丸暗記するだけではなく、その事象がなぜ起きたのか実証するだけでもなく、仮説を含めて後世の人たちが学ぶための良い教材となる。

 

前半は、歴史学者になるまでの下地の部分で幼少期や学生時代などの自叙伝なのですこし冗長すぎてあまり前に進められなかった。

後半は、歴史学者の立場、歴史研究の取り組み方、本郷さんの自己主張の度合いが強い歴史論が絶好調でぐいぐい引き込まれてなかなか面白かった。

 

ここまで心の中を赤裸々に吐露した歴史学者は未だ見たことも聞いたこともない。

当たり前な話を当たり障りのなく言うのは聴いていてもなんとも面白くない。まったくつまらない。そんな人は興味がないし要らない。

批判は結構だと堂々と言えるような学者の話を聞いていたらほんとスカッとして気持ちがよい。

日々極めている歴史学の世界のなか、異端とも言える意見を堂々と言えるところが凄いと思う。

批判されても大丈夫だという本郷さんの堂々とした大人の気概に敬意を表したい。

これから気にかけて彼を応援していきたい。

 

9P

学生時代の私は、史料をひたすら読み込む「実証」という帰納的な歴史に魅了された。その一方で、いくつかの史実をつなげて仮説を組み立てようとする演繹的な歴史のもつ面白さにハマった時期もあった。だが、実証を好む人々からは「仮説」というものは徹底して異端視され、しばしば私も批判されることになった。

さらに学びを深めるうちに、歴史学、歴史というものは決して悠久でも万古不易でもなく、それどころか、むしろ時代の持つ雰囲気や世論、世界の流れなどによって、簡単に姿をかえてしまう、ある意味恐ろしいものなのだという現実も知った。

また、受験科目としての安直きわまりない「歴史」が、数多くの歴史嫌いを大量生産し、結果的に歴史学という学問の著しい衰退を招いてしまっている事実にも言及したい。

こうした学問の機微にふれる話は歴史の授業や歴史学の講義でもなかなか話題にならない。

要するに歴史学というものは、しっかりした実体がありそうで、実はかなり相対的でふり幅が大きい、不安定な学問なのだ。

 

◎67P 歴史とは誰のものか

何よりも従来の「物語の面白さを一方的に味わう」歴史ではなく、歴史的な一つひとつの事実をもとに「誰のための」「どの視点に立った」歴史であるのかを深堀りして考える、ほんとうの歴史の面白さ、奥深さに出合ったような気がした。「考える」というのはとても面白いことなのだ。

 

◎198P 「ホラを吹け」の真意

「古代史への疑念」と同様に「史料への疑念」という視点を持たなければならない。史料に書いてあるから正しい、と断ずるのはおかしいと私は思う。

「史料を鵜呑みにしてはいけない」

 

◎201P 分析こそが新しい物語をつくる

本当の歴史学というのは、史料に書いてある内容をそのまま信じることではない、分析してバラバラにして解析していくものである。ただし、すべてを壊すわけではなく、むしろ、豊かな世界や物語を構築する方策なのだ。

 

 <目次>

はじめに 国家的大事業の『大日本史料』編纂 歴史学は不可解なり

第1章 「無用者」にあこがれて―立身出世は早々にあきらめ、好きなことをして生きようと思った 幼少~中高時代(「死」が怖かった、野口英世のような医者になろう ほか)

第2章 「大好きな歴史」との訣別―歴史学は物語ではなく科学‐だから一度すべてを捨てる必要があった 大学時代(入学直後にひきこもり、「こんなのオレが好きな歴史じゃない!」 ほか)

第3章 ホラ吹きと実証主義―徹底的に実証主義的な歴史学を学んだ、そしてホラの吹き方も― 大学院時代・そして史料編纂所へ(大学院の学費、未来の妻に説教される ほか)

第4章 歴史学者になるということ―歴史学には課題が多い。だからこそ大きな可能性があるのだ― 史料編纂所時代・そして新たな道へ(結婚という名の…、私は認められたかった ほか)

おわりに ヒストリカル・コミュニケーターに、オレはなる!(「日本史のIT化」は学問か、若い教員の憤り ほか)

 

1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事。専攻は日本中世政治史、古文書学。同史料編纂所で『大日本史料』第五編の編纂を担当するほか、『吾妻鏡』の現代語訳(共訳)にも取り組んでいる

著書に「中世朝廷訴訟の研究」「上皇の日本史」等。

刑事技能指導員の毒島真理(ぶすじままさと)と作家の毒島真理(ぶすじましんり)。

刑事と作家の二足の草鞋を履く不思議な存在の男が主人公。

過去から今までの仕事の持って行き方が不味いのか同僚たちには大層毛嫌いされている。

しかし作家として文芸界では名前が売れていて人気がある。

 

職務において、冴えわたる舌鋒で思想に毒された犯罪者に対して鋭い心理戦を仕掛けるところ、

可能な限り感情を排して徹頭徹尾論理的に何気なく相手を瀬戸際に追い込んで落としてしまうところ等々、読んでいてスカッと気味に面白いキャラだと思う。

 

終りまで読んでいて犯人を特定できていなかった。

どんでんがえしの帝王中山七里氏に、まさかの展開でまたやられてしまった。

 

保守系の刊行物で有名な出版社の改新社に何者かが火を放った。

警視庁公安一課の淡海奨務は、左翼集団の犯行とみて捜査を開始する。

そこで出会ったのは事件に興味を示した作家兼業の名物刑事の毒島真理。

虫も殺さぬような風貌とは裏腹に、毒島は容赦ない毒舌で犯罪者をこきおろす。

淡海はその様子にたじろぎつつも行動を共にすることとなった。

間もなくネットに公開された「急進革マル派」を名乗る過激派の声明が。

果たして事件はテロの予兆なのか?

 

 <目次>

一 大いなる

二 祭のあと

三 されど私の人生

四 英雄

五 落陽

 

1961年岐阜県生まれ。花園大学文学部国文学科卒。2009年『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年に1月デビュー。同作は映画化もされベストセラーに

加齢に従って新陳代謝が低くなっています。

以前のように脂肪が簡単に消費できなくなってきていることはお腹周りの状態から見ても明らかです。

アウトプットができないのならば、インプットを制限すればよいのですが。

腹八分目、粗食、早寝早起き、食べる時間を決めるなどの規則正しい生活、そして適度な運動が体によいことは承知しています。

しかし、食事やお菓子はドーパミン分泌の誘惑に負けて、ついついたくさん食べてしまうなどなかなか継続することができないのです。

ある一定の目標があれば、例えば健康診断を受けなければならないというような目標があればできます。でも、健康診断が終わったら元の木阿弥にならないようにして……。

本を読むようにしっかりと毎日の生活のなかに入れ込んでしまえればよい。

12時間のプチ断食をしないと気持ちが悪い状態になるよう習慣化してしまえばと思います。

 

6P 本書で私が提案したいのは、たった3つです。

「朝、光を浴びよう」

「朝食をしっかり食べよう」

「夕食から翌日の朝食まで、12時間以上(12から14時間)の絶食時間をつくろう」

体内時間と生活リズムのずれを解消し、脂肪を溜め込みやすくメタボになりやすい習慣を改めることができます、体内時計と生活リズムを一致させていくことは、医学でメタボなどの生活習慣病の予防として注目されています。

 

いつという「時間」という概念があることが新鮮にこころに響きました。

「何を食べるか」「どれだけ食べるか」という従来の栄養学に加えて「いつ食べるか」という視点を加えた新しい学問です。

いつ食べると血糖値が上がりにくいか、いつ食べるとエネルギーに変わりやすいか。

この時間栄養学の知識を身につけることで、より効果的に肥満を防ぎ、メタボなどの生活習慣病にならない生き方ができます。

 

51P 時間栄養学的ダイエット―プチ断食

1 一日の食べる時間帯を12時間以内に抑える

2 夕食の糖質を抑える(主食を今の半分程度にする)

3 食事は朝食からスタートし、朝食:昼食:夕食の割合を1:1:1にする。

 

75P 夜食のカップラーメンはなぜ昼間食べるよりうまいのか → ドーパミンの作用だった

ドーパミンは快楽物質といわれ、喜びを感じさせてくれる脳内物質です。何かをやり遂げた時などに分泌され、達成感や満足感をもたらしてくれるので、これをもう一度味わいたいために、次の目標に挑戦する時のモチベーションにもなります。

一法、ドーパミンは依存にも関わっています。ギャンブルや買い物、アルコール、薬物などによって、気分が高揚すると一気にドーパミンが分泌され、その快感が止められなくなっていきます。やめたくてもやめられない、これが嗜癖や依存の状態を作ります。

 

171P いつ運動すると脂肪が落ちやすいか

内臓脂肪は体温が上がると燃えやすい

脂肪が分解されやすいのは夕方の運動

おすすめはちょっと息が切れる程度のウォーキング

 

夕方の運動は筋肉を増やす

元気な高齢期の基本は、筋肉を減らさないこと

 

以上

 

 <目次>

はじめに 「時間」を味方につけることで、食べ方も生き方も変わる!

第1章 体内時計に合った断食で、もっと楽してやせられる

第2章 朝食が病気にならない体を作ると、時間栄養学で判明

第3章 「いつ」「何」を食べれば心も体も健康か

第4章 自分のクロノタイプを知って、社会的時差ボケを防ぐ

第5章 時間運動学で、効率よく脂肪を燃やす

第6章 時間栄養学を使いこなすためのQ&A

 

 

早稲田大学理工学術院先進理工学部電気・情報生命工学科教授。1953年生まれ。1976年九州大学薬学部薬学科卒業。1981年同大大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。早稲田大学人間科学部教授などを経て、2003年より現職。日本時間栄養学会会長などを務める

ぼくはバトルではなく、ビブリオトークのほうが自分に合っています。

雰囲気がよかった、声が大きかった、勢いがあった、パフォーマンスが上手かった等ではなく、合計数や声の大小関係なく淡々として朴訥でよいので、自分にとってその本が純粋に読みたいのか、いま読むべき本なのか、そもそも面白い話なのか、興味があるのか等々を踏まえて、あくまで自分の主観で本を選んで読みたいです。

 

ビブリオトークは、書誌事項やあらすじ(解題)、書評及び感想、お薦めのポイントなどを紹介すると定義されています。

 

ビブリオトークのやり方は、お互いに感じた思いや意見を自由に述べることができる読書会の意見交換時だけでなく、

物語を読み解いて主人公の心情を深く理解することに役立ち、

友人などに本を紹介する際にも活用できる素晴らしい手法だと思います。

 

ビブリオトーク グループでもできる「わくわく」「どきどき」する本の紹介方法 笹倉剛 あいり出版

 

物語や主人公をより良く理解するための手法‐

一人称形式のよさや魅力について引用しました。

 

物語や小説には、主人公のほかに脇役も出てきます。

読書会に参加する際には、何度か読み返します。

そのうちに誰の立場で読んでいくかで視点が異なり視界が違って見えてきます。

客観視して物語を理解していく楽しみを見つけました。早速これを実践していきたい。

 

3P

・一人称で書かれた本は、比較的理解しやすい特徴を持っている、それは主人公などの主観的な見方からの捉え方であるから、読者にとっても分かりやすい側面がある。

・一人称で書かれている本がとても特徴的でわかりやすく感情移入することも容易であるからである。

 

4P

・一人称で書かれた本は、最初から一人称の表現であるだけに読みやすく、主人公になり切って読んでいる自分に気づかされることがある。本が苦手な子どもでも、読書への敷居が低くなるように思われる。主人公(または脇役)からすべて見た表現であるから、単純明快なこともあるのだろう。

・(三人称から)一人称にして表現することで、これまでの客観的な理解がより主観的な理解につながり、一歩踏み込んだ作品理解につながることがある。場面の状況把握、人間関係、物語の変遷、伏線など色々なことを踏まえて表現することになるので、作品を鑑賞していく上で理解を深めていくと考えらえる。一人称の表現にしてみることで新しい視点に興味を示し、有意義で楽しい体験となる。

 

5P

・作家がなぜ一人称でその本を書くことになったのかは、作家独自の思いや信念がある。それはその本を読んでみて初めて作家の思いを汲み取ることができるのであるが、ただ人称の違いだけで、状況把握や心情なども大きく違ってくることがある。人称の違いによる世界観に触れてみて、色々な人称で書かれた本に接することでより一層物語や小説が楽しめる。

・登場人物の心情把握が人間形成に役に立つ

 

10P

・三人称形式は、現実世界ではできない体験を可能にする語りの装置である。

・一人称形式は、また違った意味で、私たちに特殊な体験をさせてくれる(別の誰かになりきること、自分ではない他人の目を通して、世界を見たり感じたりするということである)

・一人称小説を読むことで、他人の視点を共有する疑似体験ができる。

・一人称小説を読むと、たとえ違和感を覚えつつ批判的に見るにせよ、語り手「私」に焦点を合わせて読むように誘導される仕組みになっている。

・一人称形式と三人称形式との間に優劣の区別はない。

 

 <目次>

はじめに

第1章 物語を一人称で語る意義とよさについて

第2章 物語を一人称で語るビブリオトーク

第3章 公共図書館との連携による「ビブリオトーク」の実践

引用・参考文献

資料 「一人称で書かれた小説のリスト」

おわりに

 

笹倉 剛

1950年兵庫県生まれ。兵庫教育大学大学院修士課程修了。神戸親和女子大学文学部国際文化学科教授。著書に「ビブリオクイズ」「読み聞かせを活用したビブリオトーク」など。

 

【No1225】物語を一人称で語るビブリオトーク 物語をより深く理解し、楽しむための手法として 笹倉 剛 あいり出版(2022/07)

読み解くキーワードは、この3点。

人生100年時代の到来、

終身現役、

人生の勝負は後半にあり

 

興味がある面白い話が載っていました。

昨年の年金制度改革法により、以前の70歳までから75歳までへと年金受給を繰り下げることができるようになっています。

60歳から70歳への年金受給開始年齢の引き上げは、70歳就業確保法が成立したことから考えると荒唐無稽ではなく既定の路線ではないものと思われます。

2026年4月に男性の65歳への年金開始移行措置が終わるので、それから12年かけて段階的に、65歳年金受給開始から70歳受給開始へと移行していくと大杉さんは大胆に予想されています。

そして70歳受給開始となったあとは、次に75歳年金受給開始へと先に延ばされる将来があるかもしれません。

31P

私はズバリ、1965年4月2日から1966年4月1日の間に生まれた人から、年金受給開始年齢が66歳に引き上がり、以後12年かけて70歳受給に移行すると予想しています。つまり、2031年4月から「年金受給開始年齢の引き上げ」が始まると私は見ています。

 

この「定年ひとり起業」の定義は、

定年前の50代、60歳定年時、定年再雇用期間中または再雇用終了後に、会社員を卒業して独立起業するはたらき方のこと。

厚生年金を確保したうえで、年金プラスアルファの収入(月5から10万程度)を目指す程度の事業からスタートし、好きなことを仕事にしてストレスなく長く働き続けること。

 

定年近くまで会社員として仕事をしてきた人には、会社の中で当たり前だったこと、業界の中では常識だったことを全く違う業界やジャンルの人たちに教えたり、伝えたりする仕事を作り出すとうまくいく。自ら会社員として得てきた知識、経験、スキルを全く違う世界の人たちに対して「教える」「伝える」仕事をする。

 

 

もう既に人生100年時代であり、定年後の時間を有意義で健康的に楽しくどのように過ごしていくかが重要な課題です。

世の中の役に立つ限り、できるだけ長く社会のためになる仕事をし続けたいと思っています。

このためには、現在の仕事をしながらある一定の専門性が身につくように考えて、継続的に学びながら定年後の姿を見据えて仕事をしていく必要であることを教えていただきました。

 

238P ひとり起業の特徴と有利点

1 好きなことを仕事にできる

2 定年がなく、自分で辞めると決めるまで稼ぎ続けることができる

3 会社員として培った経験・知識・人脈を活用できる

4 初期投資もランニングコストも抑えて起業できる

5 厚生年金の終身年金を確保しながら「年金プラスアルファ」の収入を目指せる

 

 <目次>

はじめに 老後マネープランは「WPP」と「トリプルキャリア」

序章 70歳まで働く時代がやってきた!

第1章 「定年ひとり起業」とは?

第2章 定年再雇用のワナ

第3章 「定年ひとり起業」のマネープラン―老後資金不安がなくなる「年金戦略」とライフスタイル

第4章 全公開!大杉潤「定年ひとり起業」への道

第5章 「定年ひとり起業」ケーススタディ―3人の起業ストーリーと成功の秘訣

第6章 「定年ひとり起業」という選択

第7章 アフター・コロナは「幸福学」で働く―なぜ長く働き続けると幸せになるのか?

おわりに

参考文献一覧

 

1958年東京都生まれ。フリーの研修講師、経営コンサルタント、ビジネス書作家。早稲田大学政治経済学部を卒業、日本興業銀行に22年間勤務したのち東京都に転職して新銀行東京の創業メンバーに。人材関連会社、グローバル製造業の人事、経営企画の責任者を経て、2015年に独立起業

 

【No1224】定年ひとり起業 定年起業を始めるならこの1冊! 大杉 潤 自由国民社(2021/03)

以前に読んだときと比べると、年齢を重ね経験に応じて見たことや感じたこと、意味のとらえ方に変化が表れてくるものだと思う。

 

世界200か国以上の国とその地域の言語に翻訳されている。

総販売部数が1億5千万を超える大ベストセラー本。

 

著者本人が描いた挿絵は不思議に愛らしく感じられらた。

「孤独との戦い」、「死への恐怖」「人とのつながり」

彼の絵の世界観は、観念的であり哲学的に見えてくる。

 

アフリカの砂漠の真ん中に不時着した飛行士のぼくが、遠くの別の惑星から地球に来た王子と出会う物語。

途中には、王さま、大物気取り、酒びたり、実業家、点灯人、地理学者らのユニークなキャラたちが登場する。

その王子が今まで経験してきた旅の話を通じ、ぼくの大人の姿が子どもの王子との対比によって滑稽に描かれ、権力、快楽、財力といったような、人が簡単におぼれがちな象徴があることを感じさせられた。

 

星の王子さまが世界中で愛されている理由は、子どもの心を失った大人たちに向けて王子が語る示唆に富んだことばのなかにあろう。

 

王子が地球で仲良くなったキツネから教えられた秘密の言葉、

108P「ものごとは、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」

 

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。」(平家物語)

 

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世中にある人とすみかと、又かくのごとし。」(方丈記)

 

「一炊(邯鄲)の夢」(枕中記)

盧生という貧乏な青年が、趙の都邯鄲で道士呂翁と会い、呂翁が懐中していた、栄華が思いのままになるという不思議な枕を借り、うたた寝をする間に、50余年の富貴を極めた一生の夢をみることができたが、夢から覚めてみると、宿の亭主が先ほどから炊いていた黄粱(粟))がまだできあがっていなかったという李泌作の『枕中記』の故事による。

 

たとえこころで見えたとしても、そのあとには、おそらく変化が訪れるだろう。

あらゆるものは変化して、いつかは消えていくだろう。

生きているうえでは、世の中でうまくいくこともあればいかないときもあろう。

 

「無常観」のようなものが生きるうえでの力になるのかもしれないと感じた。

 

サン=テグジュペリ

1900‐1944。名門貴族の子弟としてフランス・リヨンに生れる。海軍兵学校の受験に失敗後、兵役で航空隊に入る。除隊後、航空会社の路線パイロットとなり、多くの冒険を経験。その後様々な形で飛びながら、1929年に処女作『南方郵便機』、以後『夜間飛行』(フェミナ賞)、『人間の土地』(アカデミー・フランセーズ賞)、『星の王子さま』等を発表、行動主義文学の作家として活躍した。

第2次大戦時、偵察機の搭乗員として困難な出撃を重ね、’44年コルシカ島の基地を発進したまま帰還せず。

 

河野万里子

1959年生れ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業

「きょうよう」今日用?と「きょういく」今日行く?が大事だ。

退職後などにお金をかえずに老後を楽しむ暮らしのヒントがたくさんこのなかにちりばめられていました。

それらのエッセンス、凝縮された言葉を引用しました。

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お金をかけないで楽しく健康寿命を実現する。老化や認知症の予防にも役立つ!

健康寿命のポイントは「体と心を動かすこと」です。

そのためには、家にこもらず、積極的に外出して、人と話し、社会の中で居場所を持ち続けることが大事です。

その生活習慣を身につけること、特に定年退職した人は会社に行くことに代わる新たな行動習慣を身につけることが、お金をたくさん持っていることよりもよっぽど重要になります。

 

・エレベーターではなく階段を使うなど、あえて不便な生活をすれば脳と体の健康が保てる。

 

・気持ちを静める「セロトニン」が分泌される景色を楽しみながらゆっくり歩く散歩と、運動で刺激を受けた脳下垂体から脳内快楽物質「βエンドルフィン」が出るウォーキングをする

 

・日課の散歩コースと違う道を歩く、定番の調味料でなく使ったことがないものにチャンレンジするなど、新しいことに挑戦してみる。

 

・朝の体操で一日をスタートしよう。季節の良いときなら朝の清々しい空気をいっぱい吸い込みながら手足を動かす。強張った体も滑らかに動くようになり気持ちも晴れやかになる。

 

・新しい刺激を求めて人と話す、外に出かけることが若さの秘訣だ。

 

・愚痴、自慢話、相手のプライバシーの詮索はしない。

 

・みんなに好かれる必要はなし。気持ちを明るくしてくれる人、やる気を出させてくれる人、学ぶことが多い人、気を遣わずに素直な自分でいられる人と、より深いつきあいができるようにする。

 

・「まごわやさしい」を食す。大豆など豆類、ごまなど種実類、わかめなど海藻類、野菜、魚介類、シイタケやシメジなどキノコ類、イモ類

 

・白湯を飲む。

余分な水分を排出する、血行が良くなり代謝が上がる、ダイエット効果がある。毒素や老廃物を流す、肌がきれいになる、便秘が解消する、むくみが取れるような効果がある。

 以上。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 生活不活発病にならないために

第2章 外に出て元気をチャージ

第3章 人づき合いの知恵

第4章 お財布を上手に使う方法

第5章 健康のための賢い食べ方

第6章 キッチンには工夫がいっぱい

第7章 住まいを快適空間に

 

1952年山梨県生まれ。聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科入局。90年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部講師、同大学医学部教授を経て、現職

 

【No1222】お金をかけずに老後を楽しむ 贅沢な節約生活 保坂 隆 朝日新聞出版(2015/08)