朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -75ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

周りの情景描写が、まるでそこにいるほどに、目に浮かぶほどに、繊細で素敵だったと分かっていたが。

島本理生さんは、ことばを大切に紡いで表現できる小説家だとやっと今回気づいた。

 

沙良は、以前の歌舞伎役者のように「色恋沙汰も芸のうち」状態にいた。

危うくてせつない関係だ。

柏木と綺麗な逢瀬を経験することで、少女から大人へと演技力のステップアップを図っていった。

 

恋愛は、相手と向き合う以上に自分にしっかり向き合うことなのだな。

沙良という人間に対して、ぼくは、俳優としても凄みを感じていた。

 

4P 

綺麗。だけど、だいぶまみれている。不安定な少年期や中途半端な性愛の名残りが、大きな瞳や色素の薄い肌にこびりついていた。けっして目に見えない。だけどたしかに目に見えるもの。それでも他の表現はなにひとつ浮かばなかった。彼が人懐っこい笑みを浮かべると胸が痛んだ。泥の中で遊んでいた少年がふいにこちらを見て笑ったように。綺麗。なんて綺麗な男の子だろう。

洪水のような憐憫がいっぺんに押し寄せた。息もできないくらいに。

 

52P

その白いワイシャツと、満ちる寸前の月のような瞳と、ビールグラスの水滴とが、まばたきするたびに、視界の中で溶け合い、もう、なにもいらないような気持ちになった。

 

115P

自動ドアを通過して、誰もいないロータリーを出ると、顔が冷えて吐く息だけが熱かった。ビルの街の真ん中から深く青い明け方の空が見えた。

早朝の大阪の街から、一人きりでコートのポケットに手を突っ込んで、音もなく空の明度が上がっていくのを眺めていた。

 

東京都生まれ。「シルエット」で第4回群像新人文学賞優秀作、「Red」で第21回島清恋愛文学賞、「ファーストラヴ」で第159回直木賞を受賞。

歴史からWHY?を考えてみると。

災害、習慣、文化など、現代において歴史からはけっこうを学べる。

例えば、男女平等や長子相続について。

男女の政治的地位の関係から。

鎌倉時代の北条政子のように武家社会のトップに君臨してきた女性がいたのに気づいた。

いまは男女平等だと言われているが過去はどうだったか。

変化に背景があった。

明治以降の男性優位社会からのジェンダーレスについて興味を抱いたから。

228P

世間のいう常識とか通念というものは時代によって変化していくこと、その「変化」には必ず「背景」があるということです。たとえば時代が下がるにつれ男性優位になったのは、中国などの外国の影響や戦乱によって、力のある男の地位が上昇し、同時期、家の没落を防ぐため一人に財産を集中させる必要があったなどの背景があるわけです。すると、それまで母系的なつながりで支えられていた女の没落者が増える。そこで、こぼれ落ちた女を救済するためもあって、男を中心とした家に女を従属させる。庇護される存在となった女の地位はやがて低下していく。ところが、平和な時代が続くと、女の地位も再上昇し……と、変化していく。

つまり、我々の先祖は、その時どきでより豊かに効率的に反映すべく、「生き残り」をかけて変化しながら、危機に対処してきたのです。

 

 

【No1240】ジェンダーレスの日本史 古典で知る驚きの性 大塚ひかり 中央公論新社(2022/11)

206P 究極の人間の幸せとは楽しむ能力のこと

 

精神科医の和田秀樹さんの幸齢期の生き方本が図書館や店頭で最近よく見かけます。

 

まずは、第二の人生や老年期に活き活きとして活躍している先輩たちの足跡を辿って、彼らの行為を真似をするのです。

次にその意味と考えのエッセンスを理解して、それから自分なりの独自性を出して行動していければ!御の字だと思っています。

 

7P

歳を重ねても若々しく健康的に生きるためには、むしろ不足しているものを「足す」ことが大切です。「引き算医療」よりも「足し算医療」が賢明になるのです。

 

9P 70歳からは高齢者ではなく、幸齢者を目指そう

「幸せ」とは、本人の主観によるものです。自分がどう考えるかによって決まるものです。「ないない」よりも「あるある」で生きる人の方が幸せそうに見えます。

 

・コレステロール値が高いほうがガンになりにくい

・定年までに自分が市場価値を持つような能力を身につけることが大事

・実はBMIが25を少し超えたあたりがいちばん長生きする

・やせるより食べても太らないカラダを取り戻す。ダイエットは危険。脂肪がつきやすい体になる。食事制限により栄養素を取り損なう。細胞レベルで不具合が生じる。

・食べる楽しみは、誰にでもできて、脳を活性化させる効果的な方法。

・寿命が延びて「引退する」という考え方自体が、老後生活のリスクになる

・働くことは、老化防止の最高の薬

・人づきあいは前頭葉を使うので脳の老化を遅らせる。

・嫌な人と付き合うことは、もうやめたほうがいい。

 

 <目次>

はじめに

第1章 健康診断を疑え(人間は歳をとるほど個人差が大きくなる、現代の医学では年齢にも遺伝にも勝てない ほか)

第2章 年代別「医学的に正しい」生き方(50代まで 心身の変化に向き合う、60代 定年という転機と健康 ほか)

第3章 70歳からは「足りないものを足す健康法」(医者は「病気を治す人」であり、「健康になる方法」を知らない、栄養を「足す」ことで克服した2つの国民病 ほか)

第4章 70代は人生100年時代の黄金期(いまの70代は、かつての70代とはまったく違う、人生でいちばん世界が広がる70代 ほか)

第5章 80歳になったら、どうする?(80歳からは「いまある能力」を生かして楽しく生きる、「できること」と「できないこと」を整理する ほか)

 

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院・浴風会病院の精神科医師を経て、現在、日本大学常務理事、川崎幸病院顧問、一橋大学・東京医科歯科大学非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長

ウイズコロナからビヨンドコロナへ。

ポストコロナ時代にいつ頃移行するのか!

とても興味があり。

 

例えば、ワクチン接種後にも新型コロナに感染しているという事実。

ワクチン接種後に死亡している事実。

副反応があるワクチン接種が有効なのかどうか。

医学業界だけでなく、広く世間に公表されていることなのかどうか。

 

真実は、のちほどの未来においてきっと判明することでしょうが。

いまただただほんとうの事実をできるだけ早く知りたいのです。

 

73P ワクチンに関するたったひとつの「医学常識」

あるウイルスに感染しないように免疫システムを働かせるには、そのウイルスに感染するのがいちばんというのが医学常識です。ワクチンによる免疫は、自然免疫によってできた免疫に劣るからです。

 

117P マスコミが絶対に取り上げない「自然免疫」の実験結果

マクロファージ、顆粒球、ナチュラル・キラー細胞などの免疫細胞からなる自然免疫システムが働いている。自然免疫が十分働いている若くて健康な人は、新型コロナウイル死を恐れる必要はない。ワクチンも必要もない。新型コロナウイルスはただの風邪ウイルス。

 

160P 日本がかたくなに認めなかった「空気感染」

新型コロナは、空気感染。エアロゾル感染が主因となると、ウイルス粒子は空中を漂い遠くまで届くので、「換気」が重要となる。

空気中を漂うウイルス粒子は、マスク自体を擦り抜けます。頬や鼻とマスクの隙間からウイルスが侵入することもたやすい。手洗いやマスクの意義はますます低下している。

 

163P 学問上は「マスクや手洗いはムダ」

マスク有り無しに、統計的に有意な差がない。学問上は、マスクや手洗いはムダ、しないのが正しい。アクリル板による仕切り(パーテーション)は、コロナは空気感染なので無意味ということになる。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 ワクチン「副作用死」が1人もいない本当の理由

第2章 誰も教えてくれなかったワクチン接種の不都合な真実

第3章 すでに答えがでているコロナ新薬の効果と限界

第4章 ここまでわかった感染する人、しない人の違い

第5章 過去からみえてくる変異の実態とウイルスの未来

第6章 世界の常識からかけ離れた間違いだらけのコロナ予防策

第7章 インフルエンザの教訓から学ぶコロナ禍との正しい向き合い方

終章 僕はこの2年半、何を考え、どうしてきたのか

 

1948年、東京都生まれ。医師。「近藤誠がん研究所」所長。73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局、79~80年、アメリカへ留学。83年から、同放射線科講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変える。2012年、第60回菊池寛賞を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設。14年、慶應義塾大学を定年退職

ほんとうに正しいのか、そうではないのかどうか、一部はだんだんとうすうすみんなが気がつき始めているのではないか。

 

同調圧力を跳ね返すようにして大数を占めない意見を気軽に公言できるような世の中であってほしいものだ。

 

どこかに偏在したものでなく、賛成、反対、どちらともいえないというように、この世の中での色々な意見を聞いたうえで自分で可否を判断したい。

 

・断薬こそ最高の健康法。可能ならばすべてのクスリ(降圧剤、精神安定剤、睡眠薬、鎮痛剤、便秘薬に要注意)を中止せよ。健康診断から始まった薬は今すぐ全部やめる。間違いなく体調はよくなる。血圧は年齢+110。コレステロールは長寿成分。

 

・新型コロナで死にやすい人はワクチンでも死にやすい。コロナは空気感染するから、マスクも手洗いも無意味。体に備わった免疫システムは、細菌やウイルスに感染することによって鍛えられ強くなる。

 

・噛むほど歯周病、ボケ、うつ、感染症が遠ざかる。高齢者がガムを噛むと脳の海馬が活性化。膵液が湧き「幸せホルモン」セロトニンが増える。

 

 <目次>

まえがき 終わりよければすべてよしをかなえるために、今日から準備できること

第1章 ラクに逝った人。苦痛死した人。家族の思い

第2章 苦しまない死に方入門

第3章 その健診、クスリ、治療で死がつらくなる

第4章 がんで安らかに逝く心得

第5章 ボケない、寝つかない「食」と「暮らし」

第6章 自然死Q&A

リビングウィル

近藤式「リビングウィルカード」

 

1948年、東京都生まれ。73年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同医学部放射線科に入局。83年~2014年、同医学部講師。12年「乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を一般の人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績」により「第60回菊池寛賞」を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設し、8年間で1万組以上の相談に応えている

 

 

【No1237】どうせ死ぬなら自宅がいい 自然にまかせたがんばらない理想的な最期の迎え方 近藤 誠 エクスナレッジ(2022/08)

 

一度読んでみたら、李 琴峰さんの筆致に惹かれた。

彼女の声を訊きたいと思い、直接対峙できる機会と希望が叶った。

 

言語、国、女性、外国人、非母語話者、性的マイノリティ、歴史、文化等々……。

他と比べると幾重もの隔たりがあろうとも。

言葉への愛と世界への温かい眼差しがあった。

 

史上初台湾籍の芥川賞作家、李さんの素顔に迫り本音や内面を伺えた稀有なエッセイ集。

 

いくつものの透明な膜を通り抜け、これからもぼくに繊細な言葉を紡ぎ繋ぎ続けていってほしい。

 

9P 創世の代わりに 序に代えて

ここに収めているのは、人間の善性を信じようとしても信じきれず、憎もうとしても求めてしまい、天才にも凡夫にもなれず、恋にも人付き合いにも不器用で、常に傷つき、躓き、希望と絶望を行き来し、裏切られながらも30年の歳月を何とか生き延びてきた、そんなひねくれた一個の人間が、巨大過ぎる「世界」や「他者」に向き合った瞬間に飛び散ったささやかな火花を言葉で掴み取ろうとする、切実にして無謀な営為の成果だ。

これらの言葉の中に、私の精神が宿っている。

眠れない真夜中も、孤独に苛まれる黄昏も、私は言葉を刻みつけることで乗り越えてきた。これらの言葉が、精神の欠片が、活字の海を彷徨った末に虚空に消えるのではなく、しっかりと誰かに受け止められ、誰かの支えになることを願い、今、世に放つ。

 

 <目次>

創世の代わりに―序に代えて

第1章 声―言語を行き来して

第2章 生―この世に生まれて

第3章 性―存在の耐えられない重さ

第4章 省―旅と歴史と省察と

第5章 星―芥川賞受賞記念エッセイ

第6章 静―読書と映画

対談

あとがき 膜を隔てた伝言ゲーム

初出一覧     

 

1989年台湾生まれ。小説家、翻訳家。2013年に来日し、2017年に『独り舞』で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞し、デビュー。2019年に『五つ数えれば三日月が』で第161回芥川龍之介賞候補、第41回野間文芸新人賞候補となる。2021年に『ポラリスが降り注ぐ夜』で第71回芸術選奨新人賞を受賞。同年、『彼岸花が咲く島』で第34回三島由紀夫賞候補、第165回芥川龍之介賞を受賞

原田ひ香さんの「3000円の使い方」に続くお金に関するおはなし。

「疑う・騙る・盗む・悩む・学ぶ・踊る」がテーマで、イニシャル入りのひとつのヴィトンの財布の変遷とともに、所有者が入れ替わって繋がっていく。

とてもおいしい話は、冷静に考えてみたらちょっとおかしい!?と思うべき。

思考回路が、ある一線を超えると遮断してしまう。

地道に地べたに足をつけて生きていったほうがよい人たち。

ビギナーズラックはあっても、うまい話はそうそうはないものと。

濡れ手に粟的簡単に儲かることはめったにないものと。

もうける時には、それ相当の準備をすべき。

こんな風に、お金に接したらイケナイ事例がふんだんにあった。

リボ払い、奨学金の返済、株・投資詐欺などの金融関係の負の部分を浮き上がらせていた。

貧困は、重ね重ねて自分も周りも不幸にしてしまうことを知った。

他山の石にするのによい事例にたくさん出合った。

 

 <目次>

財布は疑う

財布は騙る

財布は盗む

財布は悩む

財布は学ぶ

財布は踊る

 

1970(昭和45)年、神奈川県生れ。2005(平成17)年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。2007年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞

「(本の」読みっぱなしは、読んでいないのと同じ」(奥野宣之さん)と同様。

「相手にきちんと伝わらなければ、やっていないのと同じ」は金言だと思う。

 

18P

「相手にきちんと伝わらなければ、やっていないのと同じ」という発想を持ち、最低限の自己表現のスキルを持つことです。表面的な話し方ではなく、真に相手の心を動かすような「伝達力」を学んでください。単に言葉のテクニックでなく、相手の置かれた状態や相手のインセンティブを理解することを含みます。

 

189P

相手が自分の話を聞く態勢になっているのか、自分の伝えたい大義名分はきちんと確立されているのか。

ロジックを磨くためには、日常生活からいろんなことに疑問を持ち、白黒つける習慣をつけましょう。ブレても良い。新しい事実が発見されれば、白黒つけた結論が変わっていくは当然です。

一人ディベートを繰り返しながら、知識のアップデートを続ければ、あなた自身のコアなロジックを磨くことができます。永遠に死ぬまで続けていくべきものです。

要約力を鍛えましょう。要約できれば、その要約スキルを使って反論もできるし、取り入りたい相手に要約返しもかけられます。

小手先のテクニックに頼るのではなく、己の論理を磨き、自分の結論を白黒つけ、議論や思索を磨き続けること。その先には永遠に退屈しない豊かな人生が待っています。

豊かな人生を享受している人の言うことでこそ、他人は動いてくれるのだと思います。

 

89P 伝わるコミュニケーションの基本はシンプル

挨拶、聞く準備が出来ているかの確認、アイコンタクト、セッティング、論理構成

 

 <目次>

はじめに

第1章 「大義名分」と「伝える努力」が人を動かす!(上司の話はつまらない、「大義名分」より大切なものは存在しない ほか)

第2章 部下が言うことを聞く理想の環境とは?(褒め方や叱り方を工夫しても部下は動かない、昭和暴走族のリンチが蔓延る日本企業 ほか)

第3章 話を伝えるために必要な超基本テクニック(伝わるコミュニケーションの基本はシンプル、学級崩壊が起こるメカニズムとは? ほか)

第4章 「議論で負けない思考力」の磨き方(論破王・ひろゆきさんに議論で勝利したと言われる理由は?、議論におけるエビデンスの重要性 ほか)

第5章 言葉が通じない相手は「距離感」を見極めろ!(「言葉が通じない」人こそ、攻略すべき最重要人物、疑似家族にちやほやされたがる厄介な上司 ほか)

あとがき

 

1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の日本最古の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している

182P「これまでがこれからを決める」 

→ 「これからが、これまでを決める」

 

藤原正彦さんは、作家である父・新田次郎さんと母・藤原ていさんの御子息です。

 

普段気づかないし目を逸らすことが多いので、これからも耳が痛いくらいな有難い忠言をいつまでも我々日本人に対してしていってほしいと。

 

「国家の品格」、「国家と教養」、そしてこの「日本人の真価」から感じたことです。

 

藤原さんは、日本の文化、歴史から大切なことを学び考えを理解し、ユーモアがあり教養と情緒を持っています。

彼は、世界に堂々と通用できる国際人です。

また、戦前の日本人以上に日本人らしい大和魂を持っている人です。

(ぼくが)理想とする日本人の生き様を立派にいまも貫いて生きている方だと思いました。

 

167P 中国への卑屈、日本への軽蔑

 

見直したいのが「武士道精神」です。ヨーロッパでは騎士道精神から発した「紳士道精神」(ジェントルマンシップ)がほぼ同じものです。

 

武士道は鎌倉時代以降、特に江戸時代に多くの日本人の行動基準・道徳規準として機能してきましたが、戦後になって急速に廃れていきました。私は今こそ、この精神を復活させるべきだと考えています。そこには卑怯を憎む心、慈愛、忍耐、正義、勇気、惻隠、恥、名誉、泰然自若などが含まれています。

 

この普遍的価値観に自分の行動を照らし合わせることによって、自国の論理を押し通そうとするばかりではなく、過激な言動を自制したり、相手国に譲歩する余裕が生まれてくるのです。欧米の信奉する論理、合理、理性だけでは世界が破綻する。

 

もう一つ、大切なのは「ユーモア」です。日本人は江戸時代に発達した町人文化を通して、庶民が気軽に俳句、歌舞伎、浄瑠璃などを楽しんできたため。ユーモアについての豊かな感性を育んできました。

ユーモアとは「距離感覚」です。いったん自分と状況との間に距離をおき、状況を俯瞰することで客観を取り戻し、事を上手に運ぶことが出来るのです。英国紳士の品質証明は出自でも財産でも学歴でもなく、ユーモアなのです。

 

 <目次>

まえがき

第1章 ニッポン再生

第2章 「英語教育」が国を滅ぼす

第3章 論理と情緒

第4章 隣国とのつきあい方

第5章 日韓断絶―問われるべき「国家の品格」

第6章 コロナ後の世界

第7章 「日本人の品格」だけが日本を守る

第8章 家族の肖像

第9章 父・新田次郎と母・藤原てい

おわりに ウクライナそして父の手拭い

初出一覧

 

お茶の水女子大学名誉教授。1943年旧満州新京生まれ。新田次郎・藤原てい夫妻(共に作家)の次男。東京大学理学部数学科卒業、同大学院修士課程修了、理学博士(東京大学)。コロラド大学助教授、お茶の水女子大学理学部教授を歴任。78年『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、2009年「名著講義」で文藝春秋読者賞受賞

 

こういうことを習慣化することや継続していければ、将来きっと成功するということが書かれてあります。

カッコつけた言葉ではなく、今井さんの実体験に基づいた意見だと感じました。

 

成功するための努力を分解してみると、いきなり大きなことを成し遂げているのではなく、日々、コツコツと小さなことを大事にしていくことが大切であることを、自分に寛容であり前向きに動いて考えていくことを教わりました。

 

9P

ちょっと先のイメージを常に持つ、イメージできる未来を集めた本です。多くの成功者が上り詰めていく、その途中で見ていた景色51のステップに分けて、細かく描きました。

最初に一歩は本当に簡単なことですが、実践していくことで少しずつステージアップしていきます。章が進むにつれて難易度は上がっていきます。自分の成長に合わせて、次のイメージできる未来を示してくれる、いわば「未来への懸け橋」になるはずです。

 

79P 15 小さな達成感をじっくり味わおう

成功体験は大きなエネルギーになります。大きな目標でも小さなタスクでも同じくらいの効果があります。遊びや趣味なども、そのプロセスを楽しむだけでなく、達成したことを喜ぶようにしましょう。大事なのは目標の大きさではなく、成功体験を積んで、沢山の達成感を感じることです。小さな達成感を大切にしていると、大きなことも達成できるようになる。

 

82P 16 毎日小さな目標を積み上げていこう

記録を蓄積してみてください。これだけで自分の価値に気づき、さらに自信を育てることだできます。日々の仕事のタスクも、ただやるだけでなく、記録しておきましょう。結果が出ない時期は、自分がどれだけやったのか見直すことで、不安な気持ちが少し解消されます。一つ記録するたび一つの自信がついていくのです。自分の努力を記録していくと、ずいぶん遠くまで来たことに気づける。

 

156P 33 今日思いついたことを今日やってみよう

1週間続けてみることです。迷うとかもっと検討するという選択をなくします。

やると決めるまでは、どんなことでも時間がかかる。直感に従ってすぐに行動しれば、何でも想像以上にうまくいく。

 

 <目次>

はじめに 

1章 奪われたエネルギーを取り戻す

2章 自分のための時間を手に入れる

3章 自分の価値に気づく

4章 エネルギーを湧き上がらせる

5章 理想の未来を妄想してみる

6章 チャンスを広げていく

7章 応援してもらえる人になる

8章 世の中に向けて発信していく

おわりに

 

株式会社キャリッジウェイ・コンサルティング代表取締役。大手IT企業にて、初年度に年商数億円を超える新規事業を起こし、社内アワードを受賞。その実績をもとに意気揚々と独立したものの、数百万円の赤字でいきなり挫折。その後、10年連続で300人以上が参加するセミナーを主催。トータルでは6,000人以上の参加者を集める。大きな結果を残す一方で、ビジネスの成功だけでは幸せに到達できないことを実感。「本当の成功と幸せとは何か」の探求を始める。現在は、たくさんの経営者、起業家にビジネスの手法とマインドを伝えている。

 

【No1232】「君しかいない!」と言われる人になる 何があっても食いっぱぐれないための起業家的習慣 今井 孝 イースト・プレス(2021/08)