朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -30ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

 

90歳のジャーナリストの田原総一朗さんと86歳の解剖学者・養老孟司さんによる初対談。

交わされる少なめの言葉のなかにも、お二人の蘊蓄の深さを十分伺うことができた。

示唆に富んだ対話はとても勉強になる。

本は知識のままで失敗の経験は知恵になるに目が開かれる思いがした。

214P

養老 五月病とかいうやつですね

田原 実は僕、それはとてもいいことだと思っているの。

養老 昔は少なくとも3年は勤めるべきだ、とか言われていましたけどね。

田原 そう、昔はね、会社を辞めるというのは、生きるうえで損だと考える人が多かったね。でも今ね、ここは違うと思ったら、すぐに辞めていいと思う。そうするうちにやりたいことが見つかるかもしれないじゃない。失敗するかもしれないけど、それでも発見できることもあるから。僕ね、本を読んで覚えたのは知識で、失敗から得たものは知恵になると思っているんですよ。だから、若いうちはいろいろな体験をして失敗もして、どんどん知恵を身につけていってほしいね。そのためにも、すぐに辞めることは悪いことだとは思わない。

いまここを楽しみ生きていくを最近の課題として。

274P

田原 避難するときに持っていくものを用意しておくとか、しなくていい?

養老 そのときに考えればいいんですよ。まだ起きないことをあれこれ悩んだり、準備に余計な時間をかけたりするより、「今ここ」に集中して生きることのほうがよほど大事だと思います。

 

 <目次>

はじめに 田原総一朗

第1章 少年時代を振り返る 僕たちはこうして生きてきた から第5章 90歳の壁を超える 生きることも死ぬことも考えない

おわりに 養老孟司

216P

「自分のやりたいことが叶わぬなら、いっそ死んだほうがマシだ。要らぬ心配をするな」

「その死に方が、たとえ胡乱な者として敵に討たれてもか」

この問いかけにも、土屋ははっきりとうなずいた。

「わしはの、自分が知りたいものをこの目で見て、出来れば触れるためにずっと生きてきた。それで死ぬるのなら本望である」

「いや、しかし-」

そう言いかけた光秀に、さらに土屋は被せた。

「世間では死に際が大事だと言うような馬鹿者がいるが、大いなる見当違いである。あまりにもしみったれた、犬のような料簡である。死に方など、どうでもよいことではないか」

これにはさすがに光秀も持て余したようだ。

「だったら、何が大事なのだ」

自らが心底好きなことで生きて来たかどうか。この一事のみである。人にどう思われるかは関係ない」土屋は言い切った。「それをせぬと、膾にされて死ぬより後悔するだろう。少なくともわしはそう感じる」

「まったく同感である」

そう大きく発せられた声が、直後には自分のものだと分かった。愚息もやや上気した表情で、口を開いた。

「おぬしは時おり、目の覚めるようなことを言う」

その通りだと新九郎も思う。

この男は少なくとも自らの生において、何を捨てて何を活かすべきなのかを知っている。そして、それは、まったく正しい。

人が生きている時というものは、有限なのだ。その限られた今生において、何もかも手に入れることはできない。

 

「光秀の定理」から何年か経ち、明智十兵衛光秀とその友垣の聖・愚息、笹の葉新九郎らとまた本の中で出会えたのはうれしかった。そして今回は土屋(大久保)十兵衛長安が加わり彩りが明るく変わった。

武田信玄の湯之奥金山と毛利元就の石見銀山に潜入して、産出量を記載した台帳を確認するようにと織田信長が光秀らに命じたことからこの物語が始まった。

戦国時代、敵地領内で採掘が行われている金山や銀山の金銀の産出量を調べることは重要機密の最たるものであるから、間諜でも近づくのは難しく宝の山に近づこうとするのは並大抵ではない文字どおりに命懸けの行為であった。

石見銀山を一度訪れたことがあった。石見銀山街道の描写がうまくて頭の中でひっきりなしに訪れる人々の雑踏や密集した建物を軽く想像することができた。また、自分も銀山に潜入している様な既視感がありハラハラドキドキしながら十分にストーリーを楽しめることができた。この潜入の場面では、追われる者逃げる者と、毛利方の追う者とのスピード感と緊迫感が伝わってきてとても面白い読みものであった。

底知れぬ恐ろしさを秘めている信長と上司の命令に忠実な光秀の行動とその反骨心の記述から、その後の本能寺の変に至るまでの黒い歴史を予感させる筆力があった。

 

 

 <目次>

第一章 策謀

第二章 武田の金

第三章 毛利の銀

第四章 乖離

 

 

垣根涼介さん

1966年長崎県生まれ。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる三冠を達成。05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で本屋が選ぶ時代小説大賞、23年『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞

楽しく面白い人生を歩んでいくために。

成功の法則は、夢に向かって「学び続ける」ことです。

どうやったら勉強ができるか!それを徹底的に考察してきた約20年間。

石黒由華さん独自の勉強の研究成果発表本でした。勉強で成果を出すためのエッセンスが詰め込まれていました。

 

勉強はやるかやらないかで決まります。その「やる」をどうしてやるかなのです。

例えば、いつもの決まった時間や場所でやる、気持ちが乗らなくてもとりあえず席に座って5分間問題に取り掛かってみる、キリの悪いところで終わらせて次にそこから取り掛かりたくなるようにしておく(オヴシアンキーナー効果、ツァイガルニク効果)、身銭を切って思い切って講座に申し込む、技能・資格取得の時期までを信頼できる周りに宣言する、机の上や手帳などいつも見えるところに目標を紙で貼っておくなど、これらのようにして「仕組み」を作ってしまえば、もうやるしかないのでは。

9P 勉強が苦手、時間がない壁は、目標設定、目標達成、時間活用、英語学習などの仕組み(勉強法)で乗り越えられる

 

生涯現役と生涯学習。

5P 大人になっても勉強し続けることで人生が変わる

 勉強すれば人生がどんどんうまくいく「上昇スパイラル」にのれる

周囲を見回して気づいたのは、「人生がうまくいっている人は必ず勉強している。そして、勉強し続けている」とい事実でした。

 

勉強をすると性格が良くなるのは、面白い視点だ。

9P 性格が良くなる

勉強すると性格が良くなる。ストレスが減り、性格も自然と明るくポジティブになっていく。性格が良くなると、やる気が湧いてきて、もっと努力できるようになったり、人に愛されやすくなったりします。すると、まるで引き寄せられるかのように、さらに多くの幸運が舞い込むようになってきます。

 

さまざまな方法のなかで、これまで気づかなかった目からうろこが落ちた箇所を取り上げてみました。

今後使っていきたい読み方や勉強法です。

 

115P 終点読み 目指すべきゴールが明確になると、効率的に勉強する方法が見える

過去問や予想問題など、自分が目指すゴールとなるものに目を通し、その出題傾向をつかむ読み方です。目的は問題を理解することであり、問題を解くことではなく出題傾向を把握することです。特徴やポイントを探って完成形をイメージする。

(出題範囲、問題構成・内容、問題形式、問題数、1問あたりの解答時間、合格点、選択式、穴埋め式、論述式など)

 

 

118P 3段階読み 全体像がつかめる、理解する速度が上がる、記憶に定着する、モチベーションが上がる、先延ばしを防ぐ

・1日1冊読み(見出しやキーワードを中心に1日で1冊読み終える)、全体像を把握するために目次に目を通す。

・1日1章読み(キーワードや重要箇所を中心に1日で1章を読み終える)、解答や解説を読んで理解できる、解答に必要なポイントを把握する。わからないところは読み飛ばす。

・本気読み(丁寧に精読する)完璧にマスターする。解答・解説なしで自力で問題が解けるようになる。

 

 

122P カンニング勉強法 考える・悩む時間を最小化して無駄を省く

主教材は問題集やテキスト付問題集。テキストや参考書は副教材として辞書代わりや問題集を読み終えた後の仕上げに読んで知識を補足する。問題集を使えばテキストの内容が試験でどのように聞かれるのかひとめでわかる。ゴールから逆算できるので無駄がなく効率的。

 

 

 <目次>

はじめに いち早く勉強を始めることで、あなたの人生は劇的に変わる

第1章 なりたい自分に近づく「目標設定」の仕組み(2種類×2段階の「4つの目標」で必ず夢を叶える、「叶えたいこと」をリストアップする ほか)

第2章 やりたかったことを実現できる「目標達成」の仕組み(「時間がない」を言い訳にしない、4つのムダな時間を勉強時間に転化する ほか)

第3章 知識がどんどん頭に入る「インプット&暗記」の仕組み(効率良く成果を出す4つのSTEP、「終点読み」×「娯楽読み」で下準備 ほか)

第4章 24時間をムダにしない「時間活用」の仕組み(これまでムダになっていた時間を勉強時間に大改造!朝時間、昼休み、退社後、休日…あらゆる空き時間をカフェでの勉強に使う ほか)

第5章 今度こそ“英語ペラペラ”“TOEIC900点超え”が叶う「英語学習」の仕組み(英語がみるみる上達する「たった1つの方法」、英単語は「単語帳」「語源」「文章」で覚える ほか)

おわりに

便利な方法や仕事がはかどりそうな機能など、身の回りのアレコレの使い方を集めた本。

知っていそうで知らないアレの使い方を徹底的に教えてくれました。

知ればもっと役立つ暮らしの道具たち。

ぜひそれらを使いこなそう!

 

10P 消えるボールペン フリクション

60℃以上の熱が加わるとインクが無色になる。マイナス10℃以下で消えた文字が戻る。そんな温度設定された「成分が含まれている。

 

28P キッチンばさみ

中央部のギザギザは、くるみを挟んで力を入れて割る「くるみ割り」とネジぶたをはさみまわして開ける「ねじふた開け」用。

 

82P 傘 

水をきるには、傘をさすときと同様に、傘を開けたり閉じたりする一連の動作を繰り返す。

 

84P 新しい服に付いてくる共布

生地が敗れたときの当て布としての用途もあるが、実は試しに洗濯をして色落ちや縮み具合、痛みなどを確認できて染み抜きのお試し用でもある。

 

 

 <目次>

食べるときのアレ、バス・トイレのアレ、装うときにアレ、美容・衛生のアレ、掃除・洗濯・換気のアレ、工具のアレ。野外活動のときのアレ、転ばぬ先のアレ、緊急のときのアレ、アレの意外な使い方

 

【No1699】アレの正しい使い方図鑑 91のアレ 知ればもっと役立つ暮らしの道具 山と渓谷社(2024/10)

 

撮り鉄や鉄オタなどには、この本はたまらなく好きになるかもしれません。

道路や線路を走る、空を飛ぶなど、人や物を載せて動く乗り物たちが紹介されています。

日本のさまざまな乗り物の中でユニークな姿で強い印象を与えたものが取り上げられていました。

開発や誕生当時は大いに期待されていましたが、実際に運用してみると本来のポテンシャルを存分に発揮していないので「ざんねん」なのりものだと書かれています。

 

この世には様々な乗り物がありそれぞれに役割があります。毎日働き続けているものもあります。

そこから読み取れるのは、開発した技術者たちや毎日それらを利用している人たちの思いです。

それぞれの場所で頑張って動いている乗り物たちに愛おしさを感じざるを得ません。

 

34P 高級パトカー 税金でそんなモノをと思われがちなのが残念すぎる

1740万円でベースはレクサスLC500。警察の予算で購入したのではなく栃木県内の会社役員からの寄贈によるものです。イベント会場などの出展などPR効果の高い業務に優先使用されています。

 

78P ホンダジェット 世界で売れまくりも日本ではどこで見られますか?

自動車メーカーの本田技研工業の航空事業部門で作られるビジネスジェット機。売れている機数は海外が多数。日本ではプライベートジェット発着を認める空港がさほど多くないから。 

 

84P スペースシャトル 思いっ切り高くついた安く行けるはずの宇宙船

船体の使いまわしが可能となり運用コストを格段に下げられる触れ込みだったが、シャトルを再利用する点検と保守費用が莫大な額に膨れ上がったのです。(30億円→1000億円)

 

 

88P 夜行バス「はかた号」 乗る方も全力!?設備が強化された本気の超長距離バス

東京のバスタ新宿と福岡の博多バスターミナルの間1097KMを一晩で走り続けている。所要時間は14時間39分。個室が用意されている。

 

90P リニア中央新幹線 もはや○○詐欺!?いつまでたっても開通しない超特急

500キロを超えるスピードで走り日本のどこへでもあっという間に到着できる。昭和に発表されてから40年以上経過してまだまだ開通までの道のりは遠そうだ。東京―大阪約67分で結ばれる予想がある。

 

100P JR西日本285系「サンライズ」 夜汽車ってあったよね。もはや絶滅寸前の寝台特急

東京―高松、東京―出雲市を結ぶ寝台特急。予約が取れない列車の筆頭格。サンライズのみが定期列車で残っている。

 

 

 <目次>

まえがき

1 出過ぎた杭は打たれまくった!?(コンコルド旅客機、JR西日本500系新幹線 ほか)

2 生まれたときから、ざんねん(JR東海300系新幹線、桃花台新交通 ほか)

3 本気なのに、ざんねん(三菱スペースジェット、飛鳥2 ほか)

4 あまりにも狭い、彼らの居場所(90式戦車、50m級はしご車 ほか)

5 時代に置いていかれたものたち(24系寝台客車をはじめとした「ブルートレイン」、ジョイフルトレイン ほか)

 

 

【No1698】ざんねんなのりもの事典 陸・海・空の「迷」機「迷」車etcが大集合 講談社(2024/08)

主人公の英太は、終活のために単にこころの準備するだけでなく、実際にからだで前向きにアクティブに行動することによって、かつての田舎の同級生らを再会させるなど、まるでインフルエンサーのように周りのみんなを巻き込んで良い影響を与えることとなりました。

267P 礼子は真っすぐに英太を見た。

「いつだったか、十年以上前だと思う。『自分軸』って言葉を読んだの。他人の思惑とか考えじゃなくて、自分がどうありたいのか、どう生きたいのかを中心軸に据える生き方だって」

英太を含めて彼らの残りの歳月をとことんしっかりと自分軸で考えて生きていこうと思わせたところが結果的にはよい終活だったと思いました。

 

「終わった人、すぐ死ぬんだから、今度生まれたら、老害の人」など、内館牧子さん版の定年、終活、老後、シニアに関して書かれたこれらのシリーズは面白い。

まだそこに達していない人にとってもいつか将来の転ばぬ先の杖となります。また、これからの人生に役に立つ内容なので面白くためになります。これからも楽しみにして。

 

これまでの人生の積み重ねが、いまの自分のからだを形成しています。

公正証書、遺言、エンディングノート、断捨離、墓じまい……等々。

よりよく生きて、よりよく旅立てるために。

終活とは、今後の人生を安らかに生きていくために、これまでの人生でやり残したことをやっていく、自分でケリをつけるというところに大変共感が持てました。

303P

(終活は)自分のラストシーンを思い、延命治療の肯否から死後の事務処理等々を前もって家族などに伝えておく。自分のよりよき死後をデザインし、伝えておくことでこそ、今後の人生を安堵して開放的に生きられる。とても前向きないいことなのだ。

304P

主人公は確信した「終活」とは、自分が人生でやり残したことをやることだ。どうしてもこれだけは実行して墓場に行きたいことに、憂いなくケリをつけることだ。これこそが今後の人生を開放するだろう。

「ケリ」をつけると言うと暴力的だが、そうではない。今まで生きてきた中で後悔していること、やり残したこと、感謝を伝えたいこと、誤解を解きたいこと等々のために動くのだ。思い残すことのない終末のために、活動するのだ。

それには、(70代の)老人のアマである年代が限度だと主人公は思う。年年歳歳、老いる。今なのだ。自分の終末のために、自分が動けるのは今なのだ。

 

 <目次>

第一章から第八章

あとがき

 

かつてからメディアによく登場されており、国民に人気があるように見受けました。

四度敗れて五度目にして自民党総裁に選出され、現状を打破すべく天命を受けて総理となった人物に興味を抱かないわけがありません。

手っ取り早く彼の言動を確認し真意を知るためには、その人が書いた本を読めばよいと思います。

 

読書に対するスタンスは、石破さんとほぼ同じで安心し納得できました。人の意見を取り入れる器量を持つ所以、これまで物凄い量の紙面を読み込んできた読書家と感じます。

198P 読書によって先人の知恵を吸収する

地に足の着いた具体的な経験からいろいろ学び吸収できることも多くあります。古今東西の知恵と教訓の宝庫である本を読むことによって、言い換えれば先人たちの事跡に学ぶことで、自らを豊かにする道は大切です。保守として、自分たちが間違っているかもしれないという問いを発するために必要ないくつかの座標軸、その時点での自分を相対化する物差しとして、読書で得た知識や歴史観が役立つのです。(中略)

本の選び方は決まっていませんが、前書き、後書き、索引などを見て、書き方が自分の思考回路に合っているものを中心に読むことが多いです。

 

総理になる前に書かれた想定される地点に関して。

将来の日本を見据えて、たとえ不人気な政策であっても総理になって実現することができれば本物の政治家ではないかと。

246P 少子化時代に対応する社会のあり方

防衛大臣再任中に「防衛省改革」、農水大臣在任中に「コメ政策改革の方向」をそれぞれ文書として取りまとめて発表したのですが、どちらも当時に想定した地点にはいまだに至っていないことに忸怩たる思いがあります。

防衛にせよ食料にせよ、安全保障としての議論を今度こそ避けてはなりませんし、たとえ既得権益を侵すために不人気な政策であっても断固としてやり抜かなくては、将来の日本に禍根を残すことになります。我々は決して、人気取りや票集めを目標としてはならないのです。

 

 <目次>

はじめに 天命が降りるとき

第1章 政治はなぜ国民の支持を失ったのか

第2章 田中角栄―立ち返るべき保守リベラルの原点

第3章 わが来歴―政治家以前

第4章 わが来歴―政治家篇

第5章 保守とはリベラルのことである

第6章 わが政策スタンスを語る

第7章 近現代史を学び直す

第8章 政治の信頼をいかに取り戻すのか

なぜ、なお石破茂か―倉重の目

 

石破 茂さん

1957(昭和32)年生まれ、鳥取県出身。慶應義塾大学法学部卒。86年衆議院議員に初当選。防衛大臣、農林水産大臣、自民党幹事長、地方創生・国家戦略特別区域担当大臣などを歴任

 

倉重篤郎さん

1953(昭和28)年生まれ。政治記者。毎日新聞客員編集委員。78年毎日新聞社入社。水戸・青森支局、整理部、政治部、経済部を経て、2004年政治部長。11年論説委員長。13年専門編集委員

 

かつてのように同じような業務をただしていればよいという世の中の風潮ではない。転職する際にも、またデジタルなど会社内の事業の転換等でも新しい知識やスキルが必要となってきている。

リスキリングの目的は、失業なき成長産業への労働移動だという。

また、リスキリングの意味とは、「新しいことを学び、新しいスキルを身につけて実践し、新しい業務や職業に就くこと」

 

7P

「これからも必要とされる働き方」ができるかどうかは、今からどのようなアクションを取るかによって大きく変化します。将来の選択肢を増やし、長く働き続けるためには、リスキリングが大きなカギを持ちます。

今までの生き方、考え方、時間の使い方に大きな変化が生じ、残りの人生に後悔のないものにしたい。

 

AIに取って変わられないような人材になるため、リスキリングを通じて「学際的なスキル」が必要だ。

◎149P AI時代に人間の雇用を維持するには

異なる専門分野にまたがる分野の垣根を超えた学際的スキルが必要だ。この学際的スキルとは、「複雑な問題を解決し、新たな洞察を生み出し、イノベーションを起こすために、2つ以上の異なる分野の知識を統合し、応用する技術のこと」

自身がこれまで所属してきた組織の業種、職種などを通じて得てきた知識、経験、スキルをベースに、リスキリングを通じて新しいスキルを足していく、場合によっては掛け合わせていくことが必要となってくるということです。

私たちは、事務作業として自動化できない領域、すなわち未だ解決に至っていない社会課題そのものを明確化する、新たな解決策を模索し構築するといった仕事を担っていく必要があります。

「問いを立てる力」を強化する必要があり、未解決の課題を解決していくために複数の視点や経験から培われるスキルを持つことが一層重要になっていくということです。

 

 

 

 

60歳以降も働き続けることが当たり前になる中、注目を集めるリスキリング。

AIによる自動化、DX人材の不足、70歳までの延長雇用など、激変する労働市場にあって、長く働き続けるには何をどう変えていけばいいのか。実情をふまえた対処法を解説している

 

 

 <目次>

はじめに 

第1章 定年4.0時代のリスキリング(現実味を増す「定年4.0」の世界、AIリストラに備えよ!)

第2章 リスキリングで労働寿命を長くする(定年4.0の時代に労働移動を実現する、リスキリングにどう取り組むか、AI時代に求められる「学際的スキル」)

第3章 リスキリングを開始・継続するために(定年後に向けて40代から始める「5つの投資」、「スキルと学び」に投資し、IDスキルの形成を目指す、「健康」に投資し、労働寿命を延ばす ほか)

おわりに 

 

 

後藤宗明さん

1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。富士銀行(現・みずほ銀行)を経て、米国で起業。帰国後、米国のフィンテック企業の日本法人代表などを務めたのち、2021年に一般社団法人ジャパン・リスキング・イニシアチブを設立し、代表理事に就任。現在は、リスキリングプラットフォームを提供する米国企業「SkyHive Technologies」の日本代表も務める

 

 

【No1695】中高年リスキリング これからも必要とされる働き方を手にいれる 後藤宗明 朝日新聞出版(2024/08)

健康的に長生きをしたいものだ。健康はお金を出して買えるものではなく、自分で手に入れるもの。

日常生活で運動効果のある動きを取り入れればよいのではないか。

運動が特別なものではなく、生活の中に溶け込んでいるものになればよい。

筋肉がないのではなく眠っているだけであり、椅子座りやかかと落としなど、筋トレするのにいまからでも遅すぎることはない。貯筋をしていくなどにより健康になるには、自分なりの方法で毎日の積み重ねが大切であった。

 

5P 人生100年時代に必須なのは筋肉への投資

筋力が低下すると、日常生活が不自由になるだけでなく、高血圧、糖尿病といった生活習慣病やメタボのリスクが高まります。筋力の低下は、将来要支援・要介護になるリスクの一つであり、自立した健康的な生活が送れる「健康寿命」を短くします。また、筋力が低下すると結果的に認知症にもなりやすくなります。

 

 

 <目次>

はじめに 世界一簡単な筋トレの誕生

第1章 「3秒筋トレ」が効く理由(「3秒筋トレ」で筋肉年齢は若返る!高血圧、糖尿病、隠れ肥満…。筋力ダウンで生活習慣病リスクもアップ ほか)

第2章 基本の「3秒筋トレ」(椅子座り、かかと下ろし ほか)

第3章 よくある質問にお答えします(1日のうち、いつやると効果的ですか?3秒の2倍、6秒かけてやれば、2倍効果的ですか? ほか)

第4章 「ながら3秒筋トレ」で手軽に筋力アップ!(床や畳にしゃがみながらお尻下ろし、歯磨きをしながら片脚下ろし ほか)

第5章 筋トレ効果を上げるストレッチ(太もも後ろ側のストレッチ、お尻のストレッチ ほか)

おわりに 3秒から、幸せな未来への大きな一歩を

 

 

中村雅俊さん

1987年、長崎県生まれ。西九州大学リハビリテーション学部准教授/理学療法士。長崎大学医学部卒業、京都大学大学院医学研究科博士課程修了後、同志社大学スポーツ健康科学部助教、新潟医療福祉大学リハビリテーション学部講師を経て、2022年より現職。新潟医療福祉大学時に行った「3秒筋トレ」の効果についての国際論文を2022年に発表。「ニューヨーク・タイムズ」紙で取り上げられて話題になるほか、「ガッテン!」(NHK)、「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日)、「ひるおび」(TBSテレビ)など数々のメディアで取り上げられる。フィジカルトレーニングに関する精力的な研究により、ストレッチに関する論文数は世界ランキング1位(2023年)。その傍ら、リハビリのプロとして一般の方々のケアにもあたる

 

100年時代を見据えて元気で長生きできるように、インプットするだけでなくアウトプットを意識するなど、特に脳の前頭葉を刺激していけるよう心がけて生きていきたい。

 

46P 脳の老化は前頭葉から始まる

前頭葉は、おでこの裏から頭頂部にかけて位置し、大脳の40%を占めています。意欲や思考力、想像力や集中力を高め、感情をコントロールし、コミュニケーションをつかさどり、変化への対応を柔軟にするなど重要な役割を担っています。

 

78P アウトプットこそ重要

前頭葉の機能を鍛えるにはアウトプットを意識する。人との会話の内容も要注意。本や新聞、テレビで得た知識をそのまま伝えるのではなく、その知識や自らの経験を踏まえ「自分の考え」として発信するときに、前頭葉は活性化される。

 

 

 <目次>

はじめに 

序章 前頭葉刺激習慣診断

第1章 脳と身体の老化は皆に必ず訪れる

第2章 認知症は避けられるか?

第3章 とはいえやっぱり“ボケ先送り”の妙案

第4章 脳を鍛え、老けさせない!和田式!多チャンネル時代のテレビとの付き合い方

第5章 ボケ先送り!和田式!刺激の宝庫・新聞との付き合い方

第6章 それでも…ボケの兆候を感じ取ったら

おわりに 

 

 

和田秀樹さん

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒。同大学医学部附属病院精神神経科、老人科(現・老年病科)、神経内科で研修。国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデントを経て、当時、日本に3つしかなかった高齢者専門の総合病院・浴風会病院で精神科医として勤務。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、国際医療福祉大学大学院教授を経て現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。一橋大学、東京医科歯科大学で20年以上にわたって医療経済学の非常勤講師も務める。また、東日本大震災以降、原発の廃炉作業を行う職員のメンタルヘルスのボランティアと産業医を現在も続けている

 

 

【No1693】和田式老けないテレビの見方、ボケない新聞の読み方 認知症を先送りさせる前頭葉刺激習慣のすすめ 和田秀樹 白秋社(2024/07)