撮り鉄や鉄オタなどには、この本はたまらなく好きになるかもしれません。
道路や線路を走る、空を飛ぶなど、人や物を載せて動く乗り物たちが紹介されています。
日本のさまざまな乗り物の中でユニークな姿で強い印象を与えたものが取り上げられていました。
開発や誕生当時は大いに期待されていましたが、実際に運用してみると本来のポテンシャルを存分に発揮していないので「ざんねん」なのりものだと書かれています。
この世には様々な乗り物がありそれぞれに役割があります。毎日働き続けているものもあります。
そこから読み取れるのは、開発した技術者たちや毎日それらを利用している人たちの思いです。
それぞれの場所で頑張って動いている乗り物たちに愛おしさを感じざるを得ません。
34P 高級パトカー 税金でそんなモノをと思われがちなのが残念すぎる
1740万円でベースはレクサスLC500。警察の予算で購入したのではなく栃木県内の会社役員からの寄贈によるものです。イベント会場などの出展などPR効果の高い業務に優先使用されています。
78P ホンダジェット 世界で売れまくりも日本ではどこで見られますか?
自動車メーカーの本田技研工業の航空事業部門で作られるビジネスジェット機。売れている機数は海外が多数。日本ではプライベートジェット発着を認める空港がさほど多くないから。
84P スペースシャトル 思いっ切り高くついた安く行けるはずの宇宙船
船体の使いまわしが可能となり運用コストを格段に下げられる触れ込みだったが、シャトルを再利用する点検と保守費用が莫大な額に膨れ上がったのです。(30億円→1000億円)
88P 夜行バス「はかた号」 乗る方も全力!?設備が強化された本気の超長距離バス
東京のバスタ新宿と福岡の博多バスターミナルの間1097KMを一晩で走り続けている。所要時間は14時間39分。個室が用意されている。
90P リニア中央新幹線 もはや○○詐欺!?いつまでたっても開通しない超特急
500キロを超えるスピードで走り日本のどこへでもあっという間に到着できる。昭和に発表されてから40年以上経過してまだまだ開通までの道のりは遠そうだ。東京―大阪約67分で結ばれる予想がある。
100P JR西日本285系「サンライズ」 夜汽車ってあったよね。もはや絶滅寸前の寝台特急
東京―高松、東京―出雲市を結ぶ寝台特急。予約が取れない列車の筆頭格。サンライズのみが定期列車で残っている。
<目次>
まえがき
1 出過ぎた杭は打たれまくった!?(コンコルド旅客機、JR西日本500系新幹線 ほか)
2 生まれたときから、ざんねん(JR東海300系新幹線、桃花台新交通 ほか)
3 本気なのに、ざんねん(三菱スペースジェット、飛鳥2 ほか)
4 あまりにも狭い、彼らの居場所(90式戦車、50m級はしご車 ほか)
5 時代に置いていかれたものたち(24系寝台客車をはじめとした「ブルートレイン」、ジョイフルトレイン ほか)
【No1698】ざんねんなのりもの事典 陸・海・空の「迷」機「迷」車etcが大集合 講談社(2024/08)
