スマホ1台さえ持っていれば、電車や飛行機などを使ってどこにでも行けるし、モノも買えるし食事もできる。相手との連絡もすぐに取ることができるなどとても便利な時代。
西暦2000年のころのIT革命からみると、DX、デジタル化がものすごく格段に進んでいます。スマホやタブレットなどのデジタルデバイスの進化でそれを使った毎日の生活が豊かになってきていることを肌で感じています。
団塊の世代が後期高齢者となるときには高齢者比率が際立って目立ってきますし、あわせてデジタルを活用していく後期高齢者が増えていきます。
人生100年時代を見据えて、少子高齢社会で高齢者数やその比率が増えることを悪いと考えるのではなく、それが勝機、チャンスなんだと捉える思考が良い。また、デジタルを使う高齢者ほど、幸せとなり健康的で使えるお金もあるんだという調査結果には納得がいくものでした。
1P 2025年は問題ではなく好機だ。
75歳以上、五人に一人が後期高齢者となる。
史上最高、世界最大級の後期高齢者マーケットが誕生する。
高齢者とデジタルの関係について、調査結果を基に考察して、その結果ら高齢者マーケティング攻略の答えを導きだした。
43P 令和のシニアマーケは大きく7世代(約5年から10年ごと刻む)
昭和一桁時代、戦後焼け跡時代、キネマ時代、団塊の時代、しらけ時代(昭和25年から35年、ポパイ、JJ世代)、新人類世代、バブル世代の7つ
76P
高齢者マーケティングでは、高齢者をひとくくりにせず、世代論に基づき、各世代の特徴やトレンド、考え方、価値観などを踏まえたうえで施策を考えることが重要である。
115P デジタルの壁の向こう側に市場があり幸福があり
PCやスマホなどデジタルを個人保有し、日常的に使うデジタル高齢者であるほど、人付き合いが多く、頻繁に外出し、生活満足度が高いという結果が出た。また、デジタル高齢者であるほど、健康で、可処分所得も大きくなる傾向がみられた。デジタル高齢者であるほど、お金、健康、退屈、孤独という4大ペインを悩みつつも克服できている。
275P デジタルの壁こそが、健康や可処分所得、幸せか否かを隔てる重要なファクターであると分かったことがこの本で一番伝えたい発見だと考えています。
<目次>
はじめに 2025年は問題ではなく好機
第1章 アクティブシニア信仰はなぜ崩壊したのか
第2章 高齢者世代論 タモリはキネマ、たけしは団塊、さんまはしらけ
第3章 高齢者調査から見えたのは“デジタルの壁”
第4章 高齢者は「8パターン」アプローチ法決定版
第5章 デジタル高齢者マーケティング実践編
第6章 “特別対談”「80歳の壁」から見た、シニアにおける「デジタルの壁」の重要性(和田秀樹×原田曜平)
おわりに
原田曜平さん
マーケティングアナリスト。芝浦工業大学デザイン工学部教授。1977年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、博報堂に入社。ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。2018年に退職し、マーケティングアナリストとして活動。芝浦工業大学デザイン工学部教授、信州大学特任教授、レイヤーズ・コンサルティング顧問を務める。03年、JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。19年1月より渡辺プロダクションに所属し、フジテレビ「新・週刊フジテレビ批評」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」、NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」などに出演
【No1712】「シニア」でくくるな!“壁”は年齢ではなくデジタル 原田曜平 日経BP(2024/10)









