朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -31ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

表紙に5人が描かれている。

会社員の實成は、同僚の塩田さん、その塩田さんの元彼の子で血の繋がりはない不登校の女子・熊らと夜の町を歩くようになった。気がつけば實成の元カノ伊吹さんやその伊吹さんが住んでいるマンション管理人松江さんが加わり深夜の散歩メンバーは増えていた。

例えば、實成は亡くなった父の「善く生きろ」という言葉の意味を問いながら頭から離れず葛藤している。

淡々とときがながれてもそれぞれに悩みや不安、問題を抱えている。その悩みなどを抱える人達が、夜道を歩くことで自分を開放的にした。あまり干渉しすぎずにもお互いを干渉し合うことにより、人情味あふれる雰囲気で温かでゆったりとした気持ちになった。

 

寺地はるなさん

1977年佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。『今日のハチミツ、あしたの私』が勝木書店グループ「KaBoSコレクション2020」金賞を受賞、2021年『水と縫う』で河合隼雄物語賞受賞。2023年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞9位入賞

乗るたびにドラマがある

※東京モノレール株式会社HPより引用

 

東京モノレールは、浜松町駅から羽田空港までの駅まで11駅ある。

羽田空港を利用した人はほぼほぼ乗ったことがあるだろう。これを題材としたところは目の付け所がうまい。

 

自分は、羽田空港を利用して区内へ入るときに何度も何度も利用したことがある。自分が列車に乗っているかのような臨場感を抱きつつ、大井競馬場などを頭の中に映像として車窓からの風景を思い浮かべながら読み進めることができた。

 

自分たちが当たり前に快適な生活を送れるのはこういう裏方たちの見えない支えがあってこそなんだなあ。

事務、運転手、駅員、保守員など、モノレールの裏方で働く4人の社会が織りなす日常と仕事、そして温かくじんとするほろ苦い物語が描かれていた。

 

小野寺さんならではの書きぶり箇所がたくさんあった。日常の生活の延長線上でこのような人情味のある物語を描くのが小野寺流だなと。

 

東京モノレールに乗ってこれらの物語を確認したくなった。

 

 

 

 <目次>

清藤澄奈 三十五歳 総務部 

梅崎初巳 三十歳  運輸部、乗務区乗務員

水村波衣 二十五歳 営業部、駅社員

杉本滋利  四十歳 技術部、施設区線路

東京モノライフ

第一話 モノレール浜松町編

第二話 天空橋編

第三話 羽田空港第3ターミナル編

第四話 昭和島編

あとがき

おまけ

 

 

小野寺史宜さん

1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。08年、ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作『ROCKER』(ポプラ社)で単行本デビュー。『ひと』(祥伝社)が2019年本屋大賞第2位に選ばれる

日本における少子化は、数十年まえから有事下のようにだんだんと着実に進行している。

男女が結婚したいと思える、女性が子どもを産みたい産みやすいと思える環境を作っていくことだ。

日本の人口が減る一方で、だからこそ同感するものであった。

7P

総じていえば、最優先の少子化対策、あるいは少子化「社会」対策は、出生率を上げることではなく、出生数が増えないことを前提としても機能する社会をいかに構築するかにある。次に、それを前提としつつも、できる範囲で出生率と出生数を増やすように工夫することである。いずれの論点においても、まだ政治やメディアにおける議論が成熟していないように思える。

 

少子化問題については、データや統計等から搬出される知見を丁寧に整理し議論の土台を提供していた。少子化対策を考えていく上で有益な本だった。

少子化対策と子育て支援を別物として考えておくべきだと。

政府の少子化対策は子育て支援の充実化に傾きがちであるが、少子化の根本要因は未婚化にあるため、未婚率を解消できるような政策を立てる方が合理的だと思われた。

39P どういう社会をつくりたいのか

岸田文雄政権の「異次元の少子化対策」が話題になっていたころ、ロザンの宇治原史規則さんから質問をいただいた「結局は、我々がどういう国を作りたいのかの話になるのではないか、それに応じて必要な対策も違ってくるのでは」といった趣旨だった。

 

63P いずれにしろ50年に及ぶ出生率低下の大きな部分が晩婚化・未婚化によるものは間違いない。「有配偶者出生率が下がる」ことは無視できない重大な変化だが、このことと「未婚化が低出生率の大きな要因である」ことは両立する。

 

37P 晩婚化・未婚化の大きな要因のひとつは、特に経済的要因に起因するミスマッチである。条件が合う相手に巡り合わない。愛さえあれば結婚するという状況にはなっていない。

82P 安定した所得、あるいはそれをもたらす仕事があることが、結婚にとって持つ意味の重さである。

158P 安定した雇用・賃金や住居など、若い人向けの生活保護に向けた対策が必要である。自治体ごとに見た場合、働き口があること、住居コストが高くないことが、出資率や人口規模の維持において重要になる。

 

多面的に、長期的に、根本を考え総合的に少子化に対処していくべきであり議論を進めていくべきだと。

177P 少子化には、総合的か持続的な取り組みが必要だ。ウエブ記事にありがちな「○○を解決するたったひとつの方法」みたいなものは存在しない(あればもう解決している)私が政治家なら、国民に「すぐには成果が出ないだろうが、長期的に取り組むので見ていてほしい」と訴えかけるだろう。ただ、そんな歯切れの悪い対応だと、間違いなくウケは悪いだろう。

次に、総合的かつ持続的な取り組みをするために、少子化についてのバランスの取れた見方を広げることが重要である。

 

 

 <目次>

はじめに

第1章 少子化の何が問題か(少子化問題を整理する、国の人口と経済の規模、数字を比較することの注意点、的国内の地域的不均衡、出生数も人口も減ることはほぼ確定、どういう社会をつくりたいのか)

第2章 何が出生率の低下をもたらしたのか(戦後の出生率の推移を詳しく見てみる、現在に続く少子化は1970年代から、晩婚化と未婚化、政府の対応のちぐはぐさ、「こどもまんなか」は少子化対策ではない、結婚したくてもできないのか、結婚したくないのか、晩婚化・未婚化の要因)

第3章 少子化問題と自治体(自治体の多様性、人口規模、出生率、人口増加率ごとの特性、雇用と住居費が鍵、自治体の人口動態から見えてくること、自治体の出生率の誤解、自治体間の移住をどう理解するか、移住しなくてよい状態は可能か?)

第4章 グローバルな問題としての少子化(少子化対策の背景はいろいろ、婚外出生と子どもの格差、「婚外出生」をめぐる誤解、少子化と移民の関係、移民による出生の影響)

第5章 少子化に関わる政策と数字の見方(財源論への傾注は避けるべき、政策をバランスよく理解する、少子化対策としての働き方改革、そもそも出生率をどう計算しているのか)

おわりに

 

 

筒井淳也 さん

立命館大学産業社会学部教授。1970年、福岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。博士(社会学)。専門は家族社会学・計量社会学

 

 

【No1690】未婚と少子化 この国で子どもを産みにくい理由 筒井淳也 PHP研究所(2023/12)

大学客員教授の久和を公務執行妨害で逮捕されたところから物語が始まった。

次第にその事件の背景である財務省の暗部を辛辣に描いていった。

国民からの税収を自らの天下りに有利に導く出資金や貸付金としてばら撒くシステムができあがっていたのだ。税金という首木を課せられた国民が欺瞞で騙され続けていたのだろうかと。

また、震災復興にあたっては、国債での対応ではなく、なぜ国民広く増税するのかとこれまで何か抱いていた違和感が少し払拭させられた。

この国債と税金の説明は、学校で講義を受けているようなアカデミックなありその雰囲気で魅せられた。

 

137P

国債という名の借金が、将来にわたって国民を縛り続ける。

それが、亡き父の言った「見えないクビキ」に違いなかった。

【頸木】【軛】あるいは【首木】。

本来は、複数の馬や牛に車を引かせるとき、その首と首とを橋のようにつないだ「横木」を指す言葉だ。しかし、これが転じて「自由を束縛するもの」という意味を持つようになった。

国債という「首木」から、国民を開放する―。

私が手にいれるべきは、その首木を外す「鍵」なのだ。

 

275P

財務省は、いや私は、将来にわたって国民を縛り続ける、国債という名の「首木」を―。

「国債は、政府と日銀とがやり取りして財源を生み出す『装置』。片や税は、財務省が国民に課し、財務省が国民から取り立てる、いわば財務省が財源を牛耳るための『装置』、そりゃ、国債なんて便利なものを出すのが当たり前になってしまったら、財務省は困りますよね。自分たちの裁量で使える、『税収』というお金が減ってしまうんですから。政府と日銀で勝手に財源を作られてしまったら、財務省の出番なんてなくなってしまう。今までみたいに、大きな顔はしていられなくなる」

税は、財務省が、財源を牛耳るための、装置―。

 

372P

「財政法第四条と、国債を」

おお、そうだった、そうだった。

「はい、すみません……だから財務省は、国債を嫌う。国債は、政府と日銀とのやり取りでお金を生み出させてしまうシステム。そうなると、財務省は蚊帳の外。自分たちの……いわば収入源であり、財布とも言うべき「税」が軽んじられることになる。税収が減るのは、財務省としては絶対に困る。なぜなら、財務省が自らの裁量で、天下り先に出資金や貸付金を割り振ることが、できなくなってしまうから。天下り先というのは、つまり一般国民には指一本触れることのできない、彼らだけの『へそくり』にも等しい、隠し財産と言える。だから財務省は、財政法第四条を盾に取り、国費は税収のみで賄わなければならない、と喧伝する。国債を借金よばわりして忌避し、増税に次ぐ増税で、経済が疲弊しようが国民が飢えようが、そんなことは一切お構いなし。なぜなら、増税しないと、自分たちの『天空の城』が潤わないから……そういうことでは、ないでしょうか」

 

 <目次>

第一章から第五章、終章

 

誉田哲也さん

1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。人物それぞれの精密な視点から物語を構築し、警察小説や犯罪小説、青春小説等を発表、多くの読者を獲得している

メガソーラー設置、LGBT法が成立した理由、世襲議員の既得権、消費税増税推進のわけなど、テレビで報じないニュースやテレビの解説者が絶対に言わないことを取り上げてネットで流しているということで、それらを取りまとめた本だった。

自由闊達な性格の人たちで論議に花を咲かせることができるのは望ましいことであり、読んでいて面白かったよ。

 

211P 日本国内のサプライチェーンが復活

有本 安倍政権で内閣官房参与を務めたエール大学名誉教授の浜田宏一氏が「東京新聞」(2023年3月14日付)のインタビューに応じ、アベノミクスについて「意外で、いびつな状況だ」と述べました。

大規模な金融緩和で大企業の収益が改善したのに、賃金があがらなかったのはなぜだと考えるか。>

「長いデフレが続いたことで、みんな物価上昇に悲観的になった。(企業の行動が)出血してでも(低価格で)ものを売るような商売になってしまった。消費税増税でも企業が商品に価格転嫁できず、労働者などの川下にツケが回ったのではないか」

-「ツケが回る」とは、大企業がもうけても下請けの中小企業は取引価格を上げられず、労働者の賃金もいびつな状況のことか。

「そうだ。いびつな状況だといえる」

百田 私が驚いたのは、<大企業がもうけても下請けの中小企業は取引価格を上げられず、労働者の賃金も上がらない状況>だという点です。大企業は利益をどこにやったのかといえば、株主の手に渡したのです。

 

 

 <目次>

まえがき 百田尚樹

第1章 亡国の再エネ利権

第2章 悪夢が現実になる

第3章 自民党のどす黒い正体

第4章 裏金・中国・パチンコ汚染

第5章 政治不信を招いた「犯人」

第6章 財務省と経団連の罠

あとがき 有本 香

 

百田尚樹さん

1956年、大阪市生まれ。同志社大学法学部中退。テレビの放送作家として『探偵ナイトスクープ』等の番組構成を数多く手掛ける。2006年、『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』で第10回「本屋大賞」を受賞。2022年11月、有本香氏とともにネット生放送番組「ニュース生放送 あさ8時!」(月~金)を立ち上げ、2023年9月、「日本保守党」を結党

 

有本香 さん

1962年、奈良市生まれ。静岡県西伊豆育ち。東京外国語大学卒業。旅行雑誌編集長、上場企業のIR等を経て独立。国土交通省政策懸談会委員、内閣府死因究明等推進会議委員、大阪府人事監察委員を務める。2022年に紺綬褒章を受章。2022年11月、百田尚樹氏とともにネット生放送番組「ニュース生放送 あさ8時!」(月~金)を立ち上げ、2023年9月、「日本保守党」を結党

 

 

【No1688】放送禁止。「あさ8」で知るニュースの真相 百田尚樹 有本 香 飛鳥新社(2024/08)

 

これから次の人生を歩むこととなる世代がかかえる不安のひとつひとつに対してです。

預貯金などを見える化しておく、体に負荷が少なく健康に留意して運動ができるウォーキングをする、国家資格を取得するなどセカンドライフで細く長く働くためのツールを取得しておくなど、準備できることをしていく、これからできることをやっていく、いますぐやれることをしていくなどが少しでも不安を解消することができる方法だと思います。

 

・老後資金 定年退職後収入が減った時にどうやりくりしていくか。 

・健康 最新治療や差額ベット代等は適用除外、公的保険制度でフォローできない

・資産管理 預貯金の蓄えや退職金、年金などの把握、定年後の働き方など

 

 

 

 <目次>

1章 相続(「相続登記の申請義務化」を守れないと罰金も!空き地対策に国が本腰?そもそも相続って何?現金や貴金属だけではない。借金も該当するワケ ほか)

2章‐1 健康・介護(定年が迫ってくる50代が抱える「不安」って何?健康や生活に関する相談はどこにすればよい? ほか)

2章‐2 老後資金・資産管理(「老後はどうやって生活すれば…」。過半数の人が年金頼りな現状。「年金は今後どうなる?」。制度改正、納付期間の延長…と課題だらけ。 ほか)

3章 葬儀・終活(「葬儀費用を負担するのは誰か?」。故人の口座から引き出しても構わない?「葬儀費用が思ったより高額」。公的な補助は受けられる? ほか)

 

【No1687】50代〜終活ど真ん中世代のための老後六法 イラスト&図解でわかりやすい 佐藤省吾 ベンチャーサポート相続税理士法人 三原由紀 電波社(2024/08)

雷龍楼、富山県の氷見の沖合に浮かぶ油夜島で4人が変死するという密室殺人事件があった。実際に密室で殺人が行われることはありえない。トリックが存在するなら密室ではないとの定義にこだわってしまう人間の深層心理を暴いた貪欲なミステリだった。

冒頭で作者が犯人と被害者を明かすのはすこし不思議に感じたのだったが。

過去の密室殺人と現在の少女誘拐などの事件とが複雑に絡み合い、登場人物の相関や棟の配置図を何回も見直すくらいに人間模様や事件箇所がいくつも頭のなかで錯綜しながらけっこう楽しめた。薄々感じていた違和感が、終わりには思いがけない展開につながっていたのは驚きだった。

 

 <目次>

プロローグ 第一章から第四章 エピローグ

 

新名 智さん

1992年生まれ。長野県上伊那郡辰野町出身。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。在学中はワセダミステリクラブに所属。2021年「虚魚」で第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞“大賞”を受賞しデビュー

奈良県で元内閣総理大臣が暗殺されたというノンフィクションの題材があって、それに犯罪手法や裏社会、陰謀論などのフィクションを交えていたので、記憶や頭の中ではあったが目の当たりにするかのような臨場感があった。いまの現実とリンクしているようなスリルとサスペンスが溢れる大作であった。

元総理を撃った犯人が別にもう一人いることは想像であろうが、これが事実に肉薄するものであったならば、闇を暴き公にするのにはあまりにも荒唐無稽過ぎると思われないかと。

 

 <目次>

序文

プロローグ

第一部    影の男

第二部    暗殺

第三部    陰謀論

第四部    よみがえる亡霊

エピローグ 追憶

 

柴田哲孝さん

1957年東京都武蔵野市生まれ。日本大学芸術学部中退。2006年『下山事件 最後の証言』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と日本冒険小説協会大賞(実録賞)、07年『TENGU』で大藪春彦賞を受賞する

225P 人の幸せとは主観的なものです。自分は幸せだと感じる人が幸せになれるということです。

 

人は何歳からでも変われることができます。

相手と過去は変えられないが、自分と未来は変えることができます。

人生100年時代を見据えて、50歳からでも、ものの考え方や毎日の生活習慣、普段の行動に気をつけていければ、若々しく活力が漲って元気に生きてゆけるんだと和田秀樹さんから有難くも教えていただきました。

 

7P うつ症状で苦しんでいる人と、いくつになっても活力や若々しさを保っている人を見てきて実感しているのは、世の中には「うつ病になりにくい考え方」や「うつ病になりにくい生活習慣」「うつ病になりにくい行動」があるということです。

 

 

<目次>

はじめに 50代は変革期 今を変える意識改革 人は何歳からでも変われる

序章 50代は「老いの思春期」(中高年になると、体や気持ちはどう変化する?うつ病がもっとも多い世代は40代、50代 ほか)

第1章 思い込みから脱け出す「思考レッスン」(「心が弱いからうつになる」は大きな誤解、うつになりやすい「ものの見方」 ほか)

第2章 食と習慣でときめく「生活レッスン」(性ホルモンの減少がもたらす影響、男性ホルモンが多いほど社交的? ほか)

第3章 やってみなけりゃわからない「行動レッスン」(マインドリセットができるかどうか、「まずは、試してみよう」 ほか)

終章 自分ならではの幸せをつかむ意識革命(エイジング・パラドックスは世界共通、目の前の幸せを享受せよ ほか)

おわりに

 

 

和田秀樹さん

1960年、大阪府生まれ。精神科医。立命館大学生命科学部特任教授。1985年、東京大学医学部卒業。長年にわたり高齢者医療の現場に携わっている。

 

人生100年時代を見据えて、総合的に考えると、70・75歳以降も無理せずできるだけ細く長く世の中で働いていくメリットが大きい!と思います。

 

150P 70歳・75歳以降も元気で健康なら「仕事」はずっと続けるべきですか?

A 生活が金銭面で楽になるうえ、社会とのつながりが持てるため認知症予防の効果も期待大。

仕事を続けるメリット

・収入が増えて生活が豊かになる

・自分の経験や技術が社会や職場の問題解決につながる

・生きがい、やりがいを感じる

・仕事で社会とつながりを持つことで、孤独感や孤立感が解消できる

・脳が刺激され体を使うので、認知症、肥満、高血圧、糖尿病などの予防につながりやすい

・就業時間に合わせて規則正しい生活を送ることで、健康にもいい影響を与える、健康寿命も延びるとされている

・家でゴロゴロしている時間が減り、夫婦関係もうまくいく場合が多い

 

 

65歳以降を「老後」と呼ぶのは、もう古い! 

高年齢者雇用安定法で「70歳までの就業確保」が努力義務化されて定年後も働くのが当たり前になった今、70歳・75歳以降を「本当の老後」と捉え、第二の人生を歩きつづけることになります。

70歳・75歳は第二の人生が始まる大きな節目です。

70歳・75歳という人生の節目で必要になる「手続き」と、本当の老後で必要になる「お金」を全網羅。誰もが迷う136問に一問一答で、マンガと図解を駆使してわかりやすく解説します。

 

 

 <目次>

第1章 70歳・75歳から変わる「お金と手続き」についての疑問14

第2章 70歳・75歳前後に行う「国の保健・年金&退職手続き」についての疑問16

第3章 70歳・75歳前後の退職後に必要な「税金の手続き」について疑問15

第4章 70歳・75歳前後に行う「厚生年金・国民年金の手続き」についての疑問13

第5章 70歳前後の退職時に必要な「健康保険の手続き」についての疑問15

第6章 70歳前後の退職時に必要な「雇用保険・労災保険の手続き」についての疑問12

第7章 75歳以降の退職時に必要な「後期高齢者医療。介護保険の手続き」についての疑問15

第8章 75歳から変わる「運転免許の更新手続き」についての疑問13

第9章 70歳・75歳からの「仕事」「レジャー」についての疑問8

第10章 70歳・75歳からの「生き方」「終活」についての疑問15

 

 

 

【No1683】夫と妻の70歳75歳からのお金と手続き 税理士・社労士が教える万全の進め方Q&A大全 知らないと損!誰もが迷う136問に本音で回答 山本宏 文響社(2024/08)