マチャミこと、久本雅美さん。
こんな友達がいて欲しいなあ。
いまここにマチャミがいるだけで、会場がぱっと明るくなるようで雰囲気が素敵な女性ですね。
富山市出身の柴田理恵さんとワハハ本舗の舞台でも共演されています。
また、「メレンゲの気持ち」「秘密のケンミンSHOW」「ぴったんこカンカン」「ヒルナンデス」など数々のバラエティー番組やドラマ等に出演されて活躍されています。
もうどこからもひっぱりだこで大人気のタレントさんですよね。
でも意外にも、彼女ご自身は、自分の肩書を「劇団員」だと言われています。
ぼくは、立派な「舞台俳優」さんであり、雰囲気を明るく楽しくさせる大「タレント」さんであると思いますよ。
久本さんをテレビの画面からの姿を知るのだけじゃなく、ぼくは素直な彼女の本音の姿を知りたかったんです。
そのためには、彼女が書いた文字を読むのが一番の近道かと。
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私の一人暮らしの家の中は自分でいうのもなんですが、すごくきれいです。地方公演で数日家を空けて夜に疲れて帰ってきても、その日のうちに荷解きして、持っていったものを元の位置に戻して、洗濯物を洗濯カゴに放り込むところまで一気にやってしまうのです。気持ちがすっきりします。
家の中が汚いという状態は、とにかく落ち着かずいやなのです。経験上、生活と人生は表裏一体だという考え方が身についてしまっていて、生活が乱れると人生が乱れてくるのではないかという気持ちになってしまうのです。だから、逆に、雑で散らかっている部屋に住んでいても、ちゃんと生きている人は偉いなあと思います(これがまた私のまわりにはわりとたくさんいるんだな……)
いつも「よろチクビ―」と言いながらも笑わせてくれる彼女は、ほんとうはまじめな家庭に育てられたことがよくわかりました。
いつでも、どこでも、急にでも、マチャミと会うことができたらなんとかお話ができるようにしたい。ぼくは、彼女の本を読んでその事前準備をしています(笑)
テレビ番組でのゲストとの会話方法やワハハ本舗などの劇団の仲間たちとのコミュニケーション術などを通して、相手を活かして、自分も輝き続ける、久本雅美さんの話し方や聞き方、気の配り方を十二分に教えていただける内容です。
<目次>
第1章 人の心を開く(初対面でも伝わる「あなたのことが好きです」というオーラ、外ゆう見的なことに触れるのはコミュニケーションが成立してから ほか)
第2章 先輩、後輩、仲間(誠実、丁寧は必ず誰かが見てくれている、大変なときこそ、大きく変わるチャンス ほか)
第3章 仕事を続ける心根(「不自由」とは時間がないことではなく、心に余裕がないこと、「やさしい」と「気が弱い」は紙一重 ほか)
第4章 親しき仲の思いやり(距離を縮めることより相手を思いやることが会話の第一歩、「上から目線」は禁物。負の感情をクールダウンさせるには ほか)
第5章 身だしなみは気配り(身だしなみで大きく変る印象、そこから始まる会話、年齢とともに考え始めたファッションとTPOの関係 ほか)
◎1958年、大阪府生まれ。81年、劇団東京ヴォードヴィルショーに入団。84年、同劇団の若手だった柴田理恵、佐藤正宏、演出家の喰始らとともにワハハ本舗設立。85年、『今夜は最高!』(日本テレビ系列)に出演以降、テレビやラジオにも活躍の場を広げ、数々のバラエティー番組やドラマに出演。舞台出演はワハハ本舗の公演だけではなく、松竹新喜劇などへの客演もしている。
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ほめ上手はとても素敵。そこに心があるかないか、愛情があるかないか、これが大事だと思います。私も太陽のように相手の心をぽかぽかと暖めていく存在になりたいです。
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空気を読むということは、皆さんに楽しんでもらえる場を作ること。これが私のめざすところであり、その場の空気がどうなるのか、それは私の気持ちの中にあるものだと思っています。
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なんでも自分を前に出すのではなく、まず人を活かすことを考える。相手のよさを活かすことで自分も活きる。これができなければ、MCは務まらないということを先輩に教えていただき、同僚からも学ばせてもらいました。
人を活かすとは、この人のよい部分はどこだろう、何をやったら楽しんでくれるのだろうと相手の立場に立つことから始まると思います。
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誠実であること。丁寧であること。これは見ている人は必ず見ています。
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時間があっても心が満たされていなければ不自由。でも時間がなくても心が充実していれば、いつでも自由でいられるのです。何をやっても楽しめる自分。感謝できる自分になること。要は自分の心がどうなのか。時間をどう使うのかなのです。そう思えたとき、気持ちがすっと楽になりました。
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何か自分の中に衝動が生まれたら、それを自信にして動いてみる。準備運動なしでもいい、予備知識もなしでいいと思います。
確かに一度しかない人生だから、慎重にいこうという考え方も大事。でもそういうことばかりを気にしすぎて、走り出す前に、こうなったらどうしよう、あれもできない、これもしていないと考えすぎて行動しないより、何か一つ感じるものがあったら、とりあえず動き出してみることも必要だったと思います。衝動にかられて何かにチャレンジしていくなかで、つかめるものがきっとあるはずです。当時の私がつかんだものは「続ける」ことでした。
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私が好きな「桜梅桃李」という言葉があります。桜は桜。梅は梅。桃は桃。李は李。咲く時期も輝きも違う。それぞれに素晴らしい価値があり、それぞれにしか咲かない花がある。人と自分を比べるのではなく、昨日の自分と今日の自分を比べて、自分らしい花を咲かせることにこそ、人生の価値があるのだと。
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友人からの苦言は励ましとイコールだ。信頼して、尊敬して、なんでも相談できる友人は、生き方を問う人生の先輩ともいえますし、友情は一番の宝ですね。
【No.309】人に心を開いてもらいたい時、私が必ずやること、やらないこと。久本雅美 TAC出版(2016/09)