朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -14ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

読書にまつわる数々の悩みを解き明かしてくれる。

読書をわかっておられる方だと思った。

インターネットは玉石混淆、だから図書館を利用したい。

第2部からは、図書館司書レベルの知識を持って対処している読書家さんだとお見受けした。

呼吸をするように本を読む人にも響く内容になっていて、本は好きだけど読書がちょっと苦手かなという人にも読みやすくておすすめだ。

 

「本の読み方は、何のために読むかで変わる」

「本は、最後まで全部読まなくてもいい、」

「本の読み方はひとつではない、途中から読んでもよい」

 

読書の基礎を教わった様な気がする。

小説を読む楽しさを語りあうときに引用したい内容だった。

39P

「問いかけながら読む」

感想文などは、謎に答えるという形で書くと書きやすい

「刻読・再読」

謎の答えやヒントになりそうなところに印をつける。後から読み返す

 

55P

「すべてを理解できなくてもいい」

読書は自分宛てでない手紙を読むようなもの。すべてが理解できないからこそ、問いも絞れるし、再読のたびに発見がある

 

94P

「人は物語無しでは生きていけない」

人は出来事を時間順に整理しその原因と結果(=物語)を考えてしまう生きもののため、物語がその人にとっての事実の意味を変えてしまう。出来事は同じでも人生における意味が違う

「小説で物語との付き合い方を学ぶ」

フィクションなら、どんなに没頭しても、一歩距離を置いて冷静に物語に接することができる。この経験を通して現実生活での物語ともうまく付き合えるようになれるのかもしれない

 

 

 <目次>

プロローグ

第1部 本となかよくなるために…しなくてもいいこと、してもいいこと(全部読まなくてもいい、はじめから読まなくてもいい、最後まで読まなくてもいい、途中から読んでもいい、いくつ質問してもいい ほか)

第2部 出会いたい本に出会うために…してみるといいこと、知っておくといいこと(いろんな本を知ろう、本の海「図書館」へ行こう、レファレンスカウンターに尋ねよう、百科事典から始めよう、百科事典を使いこなそう ほか)

ゼロからの読書案内その1、その2

あとがき

 

 

読書猿さん

正体不明の読書家、幼いころから読書が大の苦手であった自身が、読書家となるまでに培った経験が、本書に注ぎ込まれている。

 

 

【No1856】ゼロからの読書教室 苦手な読書が好きになる!読書猿 北澤平祐/絵 NHK出版(2025/05)

公安エース倉島、次期エースの西本、元刑事でベテラン白崎、公機捜隊員片桐、気配を消せるニンジャ!?伊藤など倉島がチームで挑んだ8つの事件簿だ。

諜報の世界、ロシア人スパイ、美しき台湾公安捜査官、林春美(リン・チュンメイ)は二幕あり、そして謎のテロリスト追跡事件などなど、お馴染みの顔も出てくるストーリーに感情が入り込めて楽しい。

後悔がなく安心して読み終えれる今野さんらしい公安警察短編ストーリー。

 

 <目次>

アテンド

ケースオフィサー

ニンジャ

ペルソナ・ノン・グラータ

アベンジャーズ

ノビチョク

テロリスト

スピンドクター

 

今野敏さん

1955年、北海道生まれ。上智大学文学部卒業。大学在学中の78年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞しデビュー。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞、17年「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞、23年には日本ミステリー文学大賞を受賞

ビジネスでは、年齢が上の方でも下の方でも、リスペクトする意味で「~さん」を付けてぼくは呼ぶことにしています。

伝え方が大切だ。

世代が異なると自分の常識や価値観が違うなどにして迷ったり悩んだりすることがあります。例えば、こんな態度を取るように心がけることです。

6P

若手を動かすために大切な伝え方のコツは、相手の価値観を容認した上で丁寧に説明するという姿勢です。

 

例えば、やらされ感が見える態度の若手に対しては、

「この仕事をすることは、あなたのキャリア人生にとってこんなメリットがあるんだよ」

と言えるようになりたいと思いました。

 

 <目次>

はじめに 「若手は無気力」「やる気がない」は本当か

若手を腹落ちさせるための伝え方 「5つの心得」

第1章 若手との距離を縮める言葉の選び方

・若手と共通の話題が見つからず、何を話したらいいのか分かりません

・「昔の話はするな」「プライベートは聞くな」…では何を話せば?…など

第2章 「自分で考えて動く若手」をどう育てるか

・若手からホウ・レン・ソウがなく、仕事の進捗が分かりません

・何度教えても、数日たつと同じことを質問されます…など

第3章 「不満げな若手」を腹落ちさせて動かす言葉

・傾聴を心がけると「指示がない」「方向性が見えない」と言われます

・気を使って軽い仕事を回していたら「成長できない、転職したい」と……など

第4章 威圧的にならずしっかり伝わる!注意の仕方、叱り方

・パワハラだと言われるのが怖くて、やんわりとしか指導できません

・若手が大きな失敗。再発を防ぐための、正しい注意の仕方とは?…など

番外編 気難しい上司を腹落ちさせる伝え方

・「無理」「ダメ」などの否定語ばかりの上司。提案を通すには?

・指示が曖昧で間違いも多い上司。正確な指示を促すには?…など

おわりに

 

人生の後半戦。老年期をどのように過ごしていけばよいのかが課題だ。

独りではなく老いてもなおなにかしらの共同体に属すことができれば楽しく生きていけるという。

霊長類学者がゴリラなどの研究を通して気づいたことです。

127P 共同体があれば生きていける

人間の社会の基本構造を知ると、家族が失われても共同体があれば人は生きていけることがお分かりいただけると思います。

総じて女性は、男性よりもさまざまなコミュニティへの接続が上手いから、美しく老いている方多いですよね。自分をしっかり持っていて社会性を失わない。

男性は、目的なく人と付き合うことが結構苦手です。会社を離れるとどこにも属するコミュニティがなくて孤独になってしまいがち。

共同体は、必ずしも現在住んでいる場所に限らなくてもいいんです。今は人々が複数の地域を渡り歩いて暮らすことも容易な時代になったのだから、土地のしがらみに縛られて生きる必要はない。

複数のコミュニティで、自由に動いて自分の力を発揮しやすい場を見つけるのもよいでしょう。ちょっと目先を変えるだけで、自分にとって溶け込みやすい環境がきっとあるはずです。

ご婦人方には寛容な精神で共感力の発揮をお願い申し上げるとともに、男性の皆さんにおかれましては、例え妻が離れていったとしても、コミュニティに根差してさえいれば楽しく生きていけることをお伝えしたいと思います。家族と共同体、両方とも失っちゃダメですよ。

 

 <目次>

はじめに

第1章 老いの力(人はなぜ“人生後半戦”が長いのか?ゴリラは老いるほど美しくなる ほか)

第2章 老いとライフスタイル(動き回りなさい―多拠点居住のすすめ、学びの場を関係人口の起点にする ほか)

第3章 忘れがたきもの(老年のタイタスとの再会、“ワガママ”に生きた今西錦司さんの精神 ほか)

第4章 老いの気構え(良い老い方の三つの条件、数をわきまえる ほか)

あとがき

 

 

山極寿一さん

1952年東京生まれ。霊長類学者、人類学者。総合地球環境学研究所所長。日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科教授などを経て、2020年9月まで京都大学総長を務める。国際霊長類学会会長、日本学術会議会長などを歴任し、2021年4月より現職

 

郵便の不祥事が終わらない。ネットなどで最近世間をにぎわしているトラック配達員の点呼問題から、不適切販売、顧客情報の流用等々、過去の不祥事からなにも学んでいないのだろうか。あまりに多ひどすぎる。

コレラハホントナノカ?

詐欺紛いの保険勧誘や無理なノルマ、年賀はがきなどの自爆営業、部下を精神的な病気になるまで追い詰める幹部、金銭を扱っているのにもずっと異動がない局長がいる一方、「局長会は日本郵政の組織内に巣食う宿痾」特定郵便局の既得権益を堅持する局長会という存在を知るに及んでは、問題の根の深さに背筋がぞっとした。選挙運動にも及ぶこのブラック企業の根の深さは想像以上だった。

「反省している」「再発防止に努める」「改革する」「リセットする」……。組織にはびこる深刻な問題に対処するにはどうしたらよいのだろうか。

こういう酷い組織だは知らなかった。

まじめに働いている職員たちがほんとうにかわいそうでならない。そう思えるくらいに辛辣な内部告発を集めた内容だった。

 

 

 <目次>

はじめに 

第一章 高齢者を喰い物に

第二章 “自爆”を強いられる局員たち

第三章 局長会という闇

第四章 内部通報者は脅された

第五章 選挙に溶けた8億円

第六章 沈黙だけが残った

おわりに

 

 

宮崎拓朗さん

1980年生まれ。福岡県福岡市出身。京都大学総合人間学部卒。西日本新聞社北九州本社編集部デスク。2005年、西日本新聞社入社。長崎総局、社会部、東京支社報道部を経て、2018年に社会部遊軍に配属され日本郵政グループを巡る取材、報道を始める。「かんぽ生命不正販売問題を巡るキャンペーン報道」で第20回早稲田ジャーナリズム大賞、「全国郵便局長会による会社経費政治流用のスクープと関連報道」で第3回ジャーナリズムXアワードのZ賞、第3回調査報道大賞の優秀賞を受賞

人は、幸せになるために生きているものだと感じとりました。

生物学的には、幸せになるために、生存本能や生殖本能などを活性化させて死を遠ざけるようにし死なないようにすることだそうです。

幸せになるため、ひとつにはワクワクドキドキ感が持てればよい。

そのほか、時間を忘れて没頭することがありました。

ぼくには幸いにも、ヨガや、ラジオ体操、コーヒーを入れているときなどの日常があります。

 

156P ヒトはなぜ科学をするのか

発見に伴う感動と、その発見までの過程で味わうワクワクドキドキ感は、時間を忘れさせます。技術の開発もそうです。何か新しいものを作っている時には、時間を忘れて没頭してしまいます。つまり、死からの距離が遠く感じるのです。ヒトはなぜ科学をするのかというと、ズバリそれが「幸せ」だからです。

 

44P 生き物の「幸せ」を「死からの距離が保てている状態」と定義しました。その距離感を大きくするもの、つまり死なないようにするものの実態は、生存本能と生殖本能です。個体として、社会性の生きものの場合は集団として「子孫を残す」までは、これらの本能が死なないように守ります。そういう答えない集団が生き残って来られたのです。これら二つの本能は、生物学的な「幸せ」の基礎ということになります。

 

幸せになろう、命が有限だからこそ楽しもう!

165P 不死化で幸せになれるか

なぜなら、死なないと死からの距離を取ることができない。つまり「幸せ」になれないからです。ヒトは死ぬからこそ有限な人生を幸せに楽しもうと思うのです。

 

 

 <目次>

はじめに

第1章 進化から見た生きものの幸せ

第2章 ヒトの幸せとは一体何か?

第3章 「幸せ」は遺伝子に刻まれている

第4章 なぜヒトは「幸せ」になれないのか?

第5章 テクノロジーはヒトを「幸せ」にするのか?

第6章 「幸せ」になるために―生物学的幸福論

まとめと、おわりに

 

 

小林武彦さん

1963年生まれ。神奈川県出身。九州大学大学院修了(理学博士)。基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、東京大学定量生命科学研究所教授(生命動態研究センターゲノム再生研究分野)。日本遺伝学会会長、生物科学学会連合代表などを歴任。日本学術会議会員(基礎生物学委員会委員長)など。ゲノムの再生による生命の連続性維持機構を解き明かすべく日夜研究に励む。地元の伊豆、箱根、富士山の自然をこよなく愛する

生と死は表裏一体だ。

生きている者は決して死を避けることはできない。

6P

死ぬとはどういうことなのだろうか。生きていることと死んでいることの違いはどこにあるのだろうか。私はなぜ、何のために生まれてきたのだろうか。

この30年間死生学の研究をしてきた経験や知見を基に、こうした問いの答えを改めて考えてみようと思う。

 

「これまでよい人生だった」

公序良俗に反しない程度に好きなことをやるとか、やりたいことが見つかったらそれをやってみるとか、チャンスを見逃さないよう事前に準備しそれを掴んで離さず後悔をしないようにとか……。

 

死生観はまだぼくにはよくわかっていない。

しかしながら、死に向き合うための前提として、こう思えるような毎日を過ごせるように心がけることなのかなと思う。

いくつか見受けられた以下のような著者の文節表現からこのように思った。

203P

「結局、いまを一生懸命に生き、今晩死んでも「ああ、いい人生だった」と思いならば幸せなのではないだろうか」

 

176P

「私自身の余命が限られていることがわかったとき、最後に会いたい人は誰なのだろうか、改めて考え込んでしまう。これまでのお礼を伝えたい人はたくさんいるが、最後に会いたい人となると、思い浮かべるのが難しい」

 

158P

「半年後に生きているかわからないという現実を直面し、今を大切に生きようと改めて思った。故人との別れはつらいが故人の死から学ぶことが多い」

 

78P

「明日があるかわからないのだから、今日一生懸命生きようという思いが私の中に強くある。どれだけ長生きをしたいかということより、今日死んでもいい生き方をしようというのが私の考え根底にある」

 

 

 

 <目次>

序章 私が死生学の研究のはじめて

第一章 急速に進んだ「死」をめぐる社会の変化

第二章 ひとり死時代と健康寿命の先

第三章 死を考える4つの観点と死後のイメージ

第四章 二人称の死 身近な人の死をどう受け入れるか

第五章 一人称の死とひとり死不安の軽減

主な参考文献

おわりに

 

 

 

【No1850】<ひとり死>時代の死生観 「一人称の死」とどう向き合うか 小谷みどり 朝日新聞出版(2025/04)

和田秀樹さんや小林弘幸さんほか名医17名による健康法です。

認知症、うつ病、糖尿病、熱中症、目の健康、胃の不調、肌の乾燥、聴力、口腔ケア等幅広いテーマを取り上げてそれぞれの健康法が語られていました。

 

健康になる秘訣のひとつに、規則正しい生活、バランスのよい食事、適度な運動、質の良い睡眠などがありますが、この長生きする人の特有の性格にも当てはまるのものがあると思いました。

77P 長生きする人特有の性格

元気に長生きするのはこんな人!

・好奇心旺盛、社交的、ポジティブシンキング、意志が強い

 

 

 <目次>

・「認知症」と「老人性うつ」 症状の違いを知って対策を 老年精神医学 和田秀樹

・幸福感をもたらす腸のケア 自律神経研究 小林弘幸

・「1日1万歩」にこだわるな 認知症予防や高血圧に効く「インターバル速歩」 スポーツ医科学 能勢博

・百寿者研究からわかったピンピン長生きの秘訣 老年医学 百寿者研究 新井康通

ならない、進ませない!認知症予防の最前線 認知症予防 浦上克哉

・五十肩、腰痛、ひざ痛を自分でケアする 整形外科 銅冶英雄

・自覚症状なく進行する糖尿病、早期発見のヒント 糖尿病内科 玉谷実智夫

・聴力は30代から老化。「聞こえにくさ」を放置しない 耳鼻咽喉科 小川郁

・朝までぐっすり眠れる室温、湿度、脳冷まし 睡眠研究 坪田聡

・免疫力アップの要、善玉菌を増やす腸活 消化器外科 川本徹

・「かくれ脱水」に要注意!いのちを守る水分補給 脱水症対策 谷口英喜

・一生使う目を長持ちさせるアイケア 眼科 平松類

・その胃の不調、「機能性ディスペプシア」かも? 消化器内科 三輪洋人

・かゆみと乾燥の救世主「泡を肌に置くだけ」の洗い方 皮膚科 宮田智子

・免疫力を高めるための粘膜のうるおいケア 耳鼻咽喉科 北西剛

・大人のアレルギーとどうつき合う? アレルギー科 福冨友馬

・誤嚥性肺炎も認知症も予防する「歯みがき+α」習慣 歯科 田沼敦子

 

庶民的なやさしいキャラで経済学を身近でわかりやすく、テレビやラジオや講演会を通じて解説されました。

寓話作家でありおまけコレクターであり落語家で、写真好き、歌手などを実践し自分の興味の赴くままに精力的に行動されました。

お金のことを知り尽くしている人なのに、幸福な人生を送るためのコツ、そんなにお金がなくとも楽しく幸せに暮らせることを伝えてくれました。

惜しまれながらこの世を去った森永卓郎さんががんと闘いながら書き遺した本でした。

ザイム真理教や日航機墜落事故のほか、ユーモアを交えながらもこの世の中に忖度せずに秘密を明かし教えていただきありがとうございました。
 

 

 <目次>

「はじめに」に代えて 誰だって幸福な人生を送ることができる

1 お金に関するモリタク流「常識」と「非常識」(お金は、自分の自由を守るための「武器」である、「投資は儲かる」というのは幻想にすぎない、「教養」のレベルが上がれば上がるほど、ムダな出費は自然と減る ほか)

2 仕事に関するモリタク流「常識」と「非常識」(ラクで、儲かって、やりがいがある完璧な仕事はないが、好きになれる仕事は必ずある、一生使える「本物の仕事力」は、“地獄の底”まで働く試練のなかでしか育たない、幸せな仕事人生を実現できるか否かは、報酬の多少ではなく、やりがいの有無がすべてである ほか)

3 人生に関するモリタク流「常識」と「非常識」(死んだらすべてなくなるのに、いま幸福を求めないでどうする?ハーフスイングでは、ホームランは絶対に打てない、一度

「おわりに」に代えて 人生で一番大事なのは、「一生のパートナー」を見つけること

 

森永卓郎さん

1957年東京都生まれ。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。80年、東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て現職。専門は労働経済学と計量経済学。執筆、テレビ、ラジオ、講演などを通じて、経済学をわかりやすく解説。2003年の『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)で、“格差社会”の到来をいち早く予言し、「年収300万円」は流行語大賞のトップ10に選ばれる。23年12月にステージ4のガン公表後も精力的に執筆活動を展開。多くのベストセラーを遺す。2025年1月28日死去

 

 

【No1848】森永卓郎流「生き抜く技術」31のラストメッセージ 森永卓郎 祥伝社(2025/03)

1日にする決断は約3万5000回!?

決断の疲労を軽減するための科学に基づいた習慣について諸々書かれてあります。

不安を紙に書きだす、失敗の捉え方を変える、自分に都合よく解釈する、背筋を伸ばすなどを活用していきます。

 

他人から言われて行動するのではなく、自分で決めてやればよいのです。

しかしながらなかなかうまくいかないこともあります。

やらない後悔よりやる後悔を望みます。

81P 自分で決めたで幸福度が上がる

心配事のほとんどは実際には起きません。ほとんどが杞憂であり、取り越し苦労に終わります。決断する前に、あれこれ深く考える必要なんてありません。

何か違うと思ったら、すぐに仕切り直しをするという新たな決断をすればいいのです。

すぐに切り替えて自己決定しましょう。これこそ、決断疲れを軽減させるマジックです。

自己決定で進路を決定した人は、成果に対する努力を惜しまないため、責任や誇りを持ちやすく、達成したことによる幸福感も高いのです。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 どうして“決めること”に疲れるのか(人は1日、約3万5000回の決断をしている、気づかぬうちに疲れが蓄積する原因、選択肢は多ければ良いわけではない、脳のワーキングメモリには限りがある、現代社会は情報が多すぎる、不安が決断疲れを加速させる、石器時代から人類は不安がり症 ほか)

第2章 「決断疲れ」から解放される方法(決断の仕方を変えてみよう、不安とのつきあい方、決断した後の向き合い方)

おわりに

参考文献

 

 

堀田秀吾さん

明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている