読書にまつわる数々の悩みを解き明かしてくれる。
読書をわかっておられる方だと思った。
インターネットは玉石混淆、だから図書館を利用したい。
第2部からは、図書館司書レベルの知識を持って対処している読書家さんだとお見受けした。
呼吸をするように本を読む人にも響く内容になっていて、本は好きだけど読書がちょっと苦手かなという人にも読みやすくておすすめだ。
「本の読み方は、何のために読むかで変わる」
「本は、最後まで全部読まなくてもいい、」
「本の読み方はひとつではない、途中から読んでもよい」
読書の基礎を教わった様な気がする。
小説を読む楽しさを語りあうときに引用したい内容だった。
39P
「問いかけながら読む」
感想文などは、謎に答えるという形で書くと書きやすい
「刻読・再読」
謎の答えやヒントになりそうなところに印をつける。後から読み返す
55P
「すべてを理解できなくてもいい」
読書は自分宛てでない手紙を読むようなもの。すべてが理解できないからこそ、問いも絞れるし、再読のたびに発見がある
94P
「人は物語無しでは生きていけない」
人は出来事を時間順に整理しその原因と結果(=物語)を考えてしまう生きもののため、物語がその人にとっての事実の意味を変えてしまう。出来事は同じでも人生における意味が違う
「小説で物語との付き合い方を学ぶ」
フィクションなら、どんなに没頭しても、一歩距離を置いて冷静に物語に接することができる。この経験を通して現実生活での物語ともうまく付き合えるようになれるのかもしれない
<目次>
プロローグ
第1部 本となかよくなるために…しなくてもいいこと、してもいいこと(全部読まなくてもいい、はじめから読まなくてもいい、最後まで読まなくてもいい、途中から読んでもいい、いくつ質問してもいい ほか)
第2部 出会いたい本に出会うために…してみるといいこと、知っておくといいこと(いろんな本を知ろう、本の海「図書館」へ行こう、レファレンスカウンターに尋ねよう、百科事典から始めよう、百科事典を使いこなそう ほか)
ゼロからの読書案内その1、その2
あとがき
読書猿さん
正体不明の読書家、幼いころから読書が大の苦手であった自身が、読書家となるまでに培った経験が、本書に注ぎ込まれている。
【No1856】ゼロからの読書教室 苦手な読書が好きになる!読書猿 北澤平祐/絵 NHK出版(2025/05)









