神田神保町と言えば、すぐに『いもや』を思い浮かべる方がたくさんいらっしゃると思います。
それほどに名を馳せた老舗は、同店名でごく近隣で、天ぷら屋、天丼屋、豚カツ屋を営んでおり、それぞれに評価を得ています。
行かず嫌い、という訳ではありませんが、食べログには寡黙で厳しい店員さんらの口コミが多数アップされているので、そんな思いをしてまで食事を取りたくないと、行かずに来てしまいました。
ですが、ある日、知人が絶賛するのを聞いて、行かねばらならない!と出掛けて来ました。
それに合わせて、近隣の天丼専門店で味比べをしてきましたので、共にご紹介します。
≪神保町の天丼ランキング!≫
1.神田天丼屋
ランチのみの営業(4時まで)という、強気のこちら、神田天丼屋の天丼が一番美味し!
メニューはいもや同様、潔く2種類だけ。天丼(600円)かえび天丼(850円)か。内容もいもや同様、天丼の方が種類が豊富と予想し、天丼をオーダーしました。
衣はさくさく、特筆なのはタレが独特なこと!醤油そのものかと思うほど濃くてしょっぱいんです。
これがいい!「粋だね~」なんて唸りたくなる、まさに江戸前。
後を引く美味さでした。また、行きます!
2.天丼いもや
入店してみると、優しそうな板前さんがお出迎え。あれっ?聞いていた感じとは大違いです。
メニューは潔く2種類だけ。天丼(550円)かえび天丼(800円)か。レビューを確認すると、天丼の方が具の種類が豊富なようなので、迷わず天丼をオーダーしました。
前述の知人が「味はてん○の方がましだけど」なんて酷いことを言ってましたが、味はどうでしょうか。
うん。なるほど、確かに大したことはない。
衣が薄めで、すぐにタレの汁気にへなへなになってしまう。
タレはトロミがなく、甘みが抑えられた、スキッとした出汁強めな点はとても良いです。
3.ふじ好
あれ、この店、11月末で閉店したみたいですね。納得です。
店内に誰もおらず、券売機で食券を買うのを躊躇することおよそ5分。奥のついたての裏で休憩していたらしい店員がようやく出てきました。まさか、休憩を優先して、私が諦めて帰るのを待っていたのか?
気を取り直してイチオシだった、エビ天丼をオーダーしたのですが、こちらも色々引っ掛かる点がありました。
まず、主役のエビが細いのは仕様がないとしても、味がない。
油が古いのか、油臭さが酷い。
濃淡2種類のタレをご飯と天ぷらそれぞれにかけていたが、甘みが強く出汁が薄い。
そして、肝心の飯が不味い!!!タイ米かと勘ぐるほどパサパサで粘り気が全くない。
誤解なきようお話すれば、私はタイ米(ジャスミン米)が大好きなんです。エスニック系には絶対です!ですが、和食には合いません。これは風土の違いなのですから仕方ありません。
こんなちぐはぐな天丼では食が進みませんよ!二度と行きません!
ってか、もう行けなくなりましたけどね。自業自得じゃないですかね。
カレーの街、神保町は天丼の街でもありそうです。他にもまだまだ色んな競合店がひしめいているかもしれませんね!
天丼 いもや 二丁目天丼店
(天丼・天重
/ 神保町駅
、九段下駅
、水道橋駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.0