メーヤウを辞めてまで始めたかった店? バンビ カレー馬鹿113
おもてなし度 ★★★☆☆
白山通りに今も『メーヤウこちら→』っていう看板が残っているんです。
「あれっ、あったっけ?」なんて行ってみると、そこにあるのは『ばんび』です。
私にとってのメーヤウは名店の一つなので、「その名を捨ててまで作りたかったカレーがある!」っていう挑戦の表れなんでしょうね。
さて、メニューを広げてみれば、欧風からインド系、タイ系と幅広い。こういうのって、節操ないなぁと思ってしまうんですよね。
メーヤウ系列と考えればタイ系を選ぶべきなんですが、ここは気まぐれに選んでみました。
豚バラはほろほろと柔らかく仕上がっていて美味い!バターチキンのチキンも仕上がりが完璧です。
何の問題もありませんね!
ってことは、メーヤウを辞めた理由は……欧風カレーをやりたかった?
んー……、でもビーフはないんですよね~、不思議。
かなりの僻地で頑張る最後の生き残り ボルツ カレー馬鹿114
おもてなし度 ★★★★☆
竹橋駅から徒歩5分の立地と言えども、この神田錦町3丁目界隈はほんとに人通りがありません。
車は多いんですけどね、首都高が頭上を通り、皇居のお堀に阻まれているため、客商売はし難い場所なんです。
そんな土地柄なのに、さらに裏通りで頑張られているのが『ボルツ』です。
坊主頭のご主人はとても気さくな人柄。長いこと、飲食店一筋で頑張られてきたんでしょうね。
辛さ調整が売りだというこちら、「3倍でタバスコ」「5倍で涙が止まらない」なんて脅し文句が踊っていてはちょっと怖くて7倍とかは無理です。
ゆで玉子がカレーの中に入っているのでびっくりしました。
お肉は柔らかく、旨みも残っているんですが、むか~しの食堂で食べたような風味がするんですよね。説明はできないですけど、これがマリネの結果なのか、何らかの仕入れ品なのか。
欧風のようなとろみがないのは、やはりインドカレーを標榜しているためでしょうか、風味は欧風寄りだと思いますけどね。
何と表現すれば伝わるのでしょう、あまりコクはなく、塩気は控えめで、微かな酸味、スパイス感はかなり弱めです。
5倍ホット(=涙が止まらない)は、ほとんど何も発動しません。汗も全く浮かばず、口の中もヒリヒリせず、私の感覚ではレトルトカレーの中辛レベルです。
ちなみに、皿の上方に付け合わせ4種を乗せてみました。
ピクルスになった青唐辛子はさっぱりピリ辛、大根ピクルスは甘め、ヨーグルト漬け玉ねぎはさっぱり、福神漬けは甘味控えめコクのあるタイプです。
これらで劇的に味が変わることはないですが、楽しく食を進められますね。
このスペアリブは完璧です! ボンディ神田小川町店 カレー馬鹿115
おもてなし度 ★★★★☆
職場の位置関係のため、ボンディ本店を飛び越えて小川町店へ行こうとはなかなかならないんです。
そして、話題のスペアリブカレーの2000円弱という価格も相当高いハードルですよ。
でも、珍しいこともあるものです。今回はたまたまその気になりました。
さらに嬉しいことに、限定10食のスペアリブカレーも残っていました!
どーんと来ましたビジュアルは最高ですね!
リブ、うっま!リブ自体の塩加減が完璧じゃないですか!
リブを調理したことありますか?意外と難しいんですよ。
ただ焼いただけでは生焼けになるか、固くなるしかないので、オーブンに入れる前に、茹でるか蒸すかしないと、ホロホロに柔らかく仕上がらないんです。
その前処理も時間を掛けすぎれば旨みが抜けてしまうので、タイミングを計っていないといけません。
それこれ判断しても、こちらのリブはまさに完璧!
グレービーはボンディそのもの。
そうなると、このリブ食べたさに、本店を飛び越えてこちらへ伺うことが増えそうな予感。それほどにこのカレーは傑作ですし、お奨めしたい逸品です。
ダイニングとは格好つけ過ぎ! マサラダイニング カレー馬鹿116
おもてなし度 ★★★☆☆
以前にマサラステーションへ出かけ、いずれこちらへもと思っていましたが、相当時が経ってしまいました。
その理由は……、ごくありふれたカレーを出すんじゃないかと言う懸念でした。
そして、その思惑は大正解でした。
日曜日の遅いランチタイム、ウェイティングがいるほどの大繁盛!なかなかやりますね。
すぐに順番が回ってきて店内に入れば、ぎっしり並べられたテーブルにぎっしり人が押し込まれています。凄い……
私の席も2つに分けられた片方の小さなテーブル。
目の前のキッチンでは次々にカレーが盛られ、焼かれたナンが運ばれていきます。
私のカレーも数分でサーブ。店員がテーブルの横を無理に通り抜けようとするものですから、腰で私のナンを押し退けていきました。( ゚ ▽ ゚ ;)オーマイガッ
なるほど、イメージ画像よりはだいぶ端折られた盛り付けです。味は想定内!やっぱりね。
とはいえ、あれほどの大人気ぶり。支持者は多いのですね。
ちなみに、この系列店はイケメンが多いですよ!
秋葉の老舗 ベンガル カレー馬鹿117
おもてなし度 ★★★☆☆
この店名、聞いたことがあるようなないような、なんて無粋は止めるべきでしょう。だって創業1973年だというんですからね、老舗中の老舗なんです。
さて、ベンガル地方をちょっと調べてみると、バングラディッシュとの国境にあり、66%がイスラム教徒、33%がヒンドゥー教徒だそうなんです。なのに、ビーフカレーが売りってあり得ないですよ。
間違いなく日本人だけの経営だと思っていたんですが、あら、店員さんにあちらの女性がいらっしゃいますね。意外だなぁ。彼女はまかないに何を食べるんだろうなんて、余計な心配さえしてしまいます。
以前はベンガルカレーというのが一押しだったようですが、今は角切りビーフカレーが一押しみたいです。
もろ欧風のビジュアル。ライスの上にかけてみますと、
うわっ、ビーフでかっ!これは嬉しいですね!
ところでグレービーはシャバシャバです。このあたりがインド風なんでしょうか。
なるほど、スパイスがバッチリ効いている感じで美味いですね。
ただ、シャバシャバなのでどんどんライスに馴染んでいってしまいます。馴染んでしまうと、パンチも旨みもぼやけてしまうんですよね。
そして、出た!ビーフの味が抜けきっている。ホロホロになっているのは賛同しますが、味が抜けるまで煮込んでしまったのは賛成しかねます。
たまたまなのか、時間を変えて訪問してみたいですね。