おもてなし度 ★★☆☆☆
オープンしてからずっと話題のお店、ディラン。
シェフは銀座の北インド料理の名店『グルガオン』にいたそうで、仲良くなったインド人コックらから料理を教わってきたのでしょうね。
これまでの来店は2回、味わったカレーは4種類。でも訪店回数は10回くらいに上ります。だって、行っても早仕舞いだったり、開店が遅れてたりすることばかりで。
結局ランチタイムには一度も行けてないので、バイトは使ってるのかもしれませんが、夜は一人でこなしているので仕込みが追い付かないのかもしれませんね。
さて、料理はすべて(じゃないかも?)いわゆるマサラです。
ここで言うマサラとは、カレーよりも水分が少なく、ぽてっとした仕上がりになったタイプのカレーのことで、具材とグレービーを炒め煮にして作られます。
マサラは水分を控えている分だけ原価が高くなります。マサラ一食分を水で伸ばしてカレーにしたら二~三食分にはなるでしょうから、商売として原価率を考えればカレーを選ぶのは当然のことです。
それを敢えてマサラで勝負しようという心意気はまことに素晴らしいです!
実際、非の打ち所のないカレーばかりでした。
ラムと茄子、キチン のハーフ&ハーフ 980円
ラムとほうれん草、サンマのタマリンドソース のハーフ&ハーフ 980円
特に『サンマのタマリンドソース』はタマリンドの酸味が旨みに昇華していて秀逸でした。
何を使っても美味しくしてしまう、それほど洗練された技量とセンスの良さを感じられます。
もしもっと機会があったなら、まさにヘヴィーリピートしているでしょうね。