「キーエンス解剖」の学びメモ | 少年ジージ

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70歳の男がボケにもめげず仕事に励む日々を公開。
細かな創意工夫を伝えてお役に立てればと思っています。

 

アマゾンの売れ筋ランキングで、「キーエンス解剖 最強企業のメカニズム 西岡杏著」という本がベストセラーに入っているのを見かけた。

 


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まえがきより抜粋。
「もはや日本は成長できないのではないか」。日本には、こんな諦観がはびこっているように見える。

 それを真っ向から否定するのがキーエンスだ。成長させられないことに悩む他の企業を尻目に、この10年間で売上高や営業利益を4倍に増やしている。

 本書は、日系ビジネスの特集に掲載した内容から大幅に情報を加え、全面的に書き直したものだ。いわゆる「公式本」ではない。「目的に合わなければ特に情報発信はしない」と、徹底的な合理主義を貫くキーエンス。取材の機会をもらえたテーマも、取材がかなわなかったものもある。だから公式・非公式、社内・社外を問わずひたすら関係者に会い、話を聞いて回った。

 そこから見えてきたキーエンスの姿を、営業や開発などの部門、そして社風や歴史などの観点から「解剖」するのが本書の狙いだ。ベールに包まれているキーエンスのような給与や利益を「当たり前」だと考える企業が日本に少しでも増えてほしいと願っている。

 ページをめくり、キーエンスワールドの一端をのぞいてみよう。

目次
プロローグ 語りかける化石たち

第1章 顧客を驚かせる会社
なぜそれを知っている? 神出鬼没の営業パーソン
異動のことまで把握 顧客の要望を先回り
コラム キーエンス丸分かり

第2章 営業部隊が「先回り」できるわけ
猛烈な成長スピード 3年目で「超一流」に
商談のレベルを引き上げる「ロープレ」1000本ノック
アポは 1日 5件から 1分単位で書き込む「外報」
何でもお見通しの「千里眼」ウェブ企業さながらの分析
時々刻々と変わる数字の正体「営業がうまい」を可視化
これは監視か救いの手か 上司の「ハッピーコール」
購買部ではなく「工場」のそばに ピジネスは現場で始まる
潜在二ーズを引き出す「顧客取材カ」の源泉
事業部の壁を越えろ 京都で生まれた「ID制度」

第3章 期待を超え続ける商品部隊
ここから機能追加 ? それでも間に合わせるスゴ腕
顧客の「欲しい」それでは遅い
潜在二ーズと開発をつなぐ企画部門の自負
最後まで企画が関与 開発と丁々発止
新車を明日納品するようなもの ? 「即納」へのこだわり
ファブレスなのに工場も 協力会社との蜜月をつくる

第4章 「理詰め」を貫く社風と規律
「一人ひとりが社長」 賞与で経営の意識を育む
社員の時間も大事な資本「時間チャージ」
会議の席は入った順 後輩も「さん」付け
情報の囲い込みは「ダサい」 周りに広げてこそ
社内にマルサ ? 「内部監査」が目を光らす
90年代には存在 マネジャー育てる「360度評価」
ESなし、志望動機も不問 志望者の「本質」に迫る

第5章 仕組みの源流に「人」あり
「飛び込みなし」「接待なし」は、80年代から
「カリスマではない」創業者・滝崎氏の信念
決意は高校時代 3回目の起業でチャンスつかむ
「やってみなはれ」は、もうかるなら

第6章 海外と新規で次の成長へ
テスラのお膝元 米駐在員の奮闘
成長余地は海外に いずれは7割超え
スーツケースにデモ機を詰めて 1日1都市モーレツ巡業
訪れた「海外比率3割の壁」 デジタル変革で突破
「スターは不要」 アベレージヒツターを底上げ
「おんぼろピル」から「栓抜きピル」へ 中国での躍進
□ーソンも飛びつくソフト データ分析が次の鉱脈

第7章 「キーエンスイズム」の伝道師たち
ソフト会社にキーエンス流ジャストシステムの変革
OBが続々起業 DNAはあちこちに
おわりに


●著者インタビュー

平均年収2,200万円の“最強企業”キーエンスの秘密【豊島晋作のテレ東経済ニュースアカデミー】(2023年2月17日)

キーエンスはなぜここまで強いのか。強さの源泉とされる営業の仕組みとは一体いかなるものか。コストダウンを積み重ねる他の日本企業とは一線を画し、カリスマ経営とは真逆を行くその経営戦略について、著書『キーエンス解剖』がベストセラーとなっている日経BPの西岡杏記者と、テレビ東京の豊島晋作キャスターが迫る。


●本の要約解説

【○○力がエグすぎ】話題の一冊『キーエンス解剖』を超ザックリで解説してみた。
00:00 本の概要~キーエンスのスゴさを解説!~
04:40 キーエンスがスゴい3つの理由
05:26 └①付加価値バリ高い「商品力」
06:47 └②実はめちゃ強い「海外展開」
08:09 └③基準値が違う「営業力」
19:06 サラタメ的補足「最強の企業!だけど…」
23:12 まとめ

●キーエンスの分析

【平均年収2183万円】超優良企業キーエンスの商品開発プロセスを解説します

00:00 オープニング
03:24 1.顧客がほしいというものはつくらない
08:31 2.誰でも手軽に使えることにこだわる
11:45 3.組み合わせの天才

 


●著者がキーエンスに着目した理由

2022年2月21日号特集「解剖キーエンス」を担当記者が解説

日経ビジネス2月21日号特集「解剖キーエンス 人を鍛える最強の経営」の読みどころを担当した西岡杏記者が3分間で解説する。 


あるキーエンスOBの話。

「今の日本にここまで人材育成に必死になっている会社は少ない。ハードではあったけど、やはり性弱説、性悪説とかをもって、人がきちんと動けるような仕組みをしっかりつくっている。なおかつそれを共有するという文化もあって、それもすごいんだ。」


●キーエンスの本当のメソッド

【放送事故】ベテランのキーエンスOBが物申して現場が凍り付く|vol.1566

0:00 OP
0:16 本日のテーマ
2:26 業務内容
3:31 勤務年数の違い
4:23 キーエンスで学べること
10:51 キーエンス出身の人の事業
12:40 赤坂さんの事業
14:58 営業マンの印象が強い理由
16:38 ゴリゴリ営業との違い
17:53 赤坂さんのYouTube


キーエンス出身起業者の声。

「正しい会社の姿がわかるというのが、めっちゃ大きかった。サボらずしっかり時間内に仕事をしたら勝てるよと。それが高い利益の商品設計と販売力とお客さんを捕まえる力となり、新規採用、新規顧客獲得できる。この2つがあれば会社が永続する。その高い利益の会社を永続させるのが、キーエンスの本当のメソッド。」

 


この言葉

↓↓

「正しい会社の姿。サボらずしっかり時間内に仕事をしたら勝てるよ」

が胸に刺さった。
 

人間は弱い動物。だから、サボらずキッチリ時間内に仕事ができるよう、基本的な人づくり仕組みづくりを徹底して創意工夫し鍛え上げてきたんだなぁ~としみじみ思った。自分も見習って仕事の基本から見直し、マジメに仕事しなきゃと反省させられました。

(^_^;

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