ACアダプターの先にある出力端子が「DCプラグ」です。
この径のサイズわからないと、よく問い合わせをいただきます。
デジタルノギス等があれば、すぐ測って判断つきますが…
通常、そんな測定器は、家にもオフィスにもありません。
そこで、身の回りにあるものだけを使って、
DCプラグの径の大きさが判別できる方法について、
色々と試行錯誤してみたので、ここにまとめて紹介しておきます。
参考になれば幸いです。
●径の種類
まず、径のサイズですが、次のような種類があります。
↓↓
このどれに当てはまるか、判断します。
●外径の測り方
通常は定規をこのように当ててみたりしますが…
定規を上から当てると径が小さく見えがちです。
逆に定規を下に置いてみると…
そこで、このように先端に定規をあてがえば良いのですが…
プラグによっては先の形状が丸くなっているため読み取りにくい場合があります。
そこで、おすすめなのが、以下の方法です。
適当な付箋紙を用意して…
プラグに巻きつけ、一周したところに印を付けます。
印の間隔を定規で読み取り、円周率で割ります。
つまりこの場合、17.5mm÷3.14=5.57mm
ということで、この、DCプラグの外径は
「たぶん5.5mmだろう」と判断することができます。
付箋紙は、0.1mmくらいの厚さがあるため、実際のサイズより太い数値になるようです。
そこで、以下のように、薄いセロテープを使う方法にしてみれば、もう少し精密な外径がわかります。
↓↓
プラグの外径部分にセロテープを一周貼り付けます。
マジックでマーキングします。
マーキングしたところでカットします。
セロテープを剥がして、定規に貼ります。
マーキング間の長さを読み取り外径を割り出します。
この場合、17.3mmくらい÷3.14=5.51mm
ということで、この、DCプラグの外径は
「5.5mmに間違いないだろう」と判断できます。(^_^)v
●内径の測り方
内径は、定規で測るのは難しいです。
とくに細いDCプラグは定規を当てても、まず読み取れません。
そんな時は、プラグの内径の穴の中に、針金のような物を入れて、
それが「ギリギリ入る」という物を見つけ出し、
その太さを測るようにすると、
およその内径の判断ができます。
一般的な身の回りにある物で、目安になりそうな針金状の物というと、ゼムクリップがおすすめです。
ゼムクリップは色々なメーカーのものがありますが、
調べてみたところ、大体大きさ(全長)により、
以下のようにどのメーカー製のものでも太さは、ほぼ同じでした。
↓↓
ゼムクリップを穴に入れるゲージとして調べれば、
およその内径が判断できると思います。
ゼムクリップと同じように、
以下のようにダブルクリップの針金部分も
穴の径を測るゲージとして使えます。
これらも、だいたいクリップの大きさにより、
使われている針金部分の太さも同じようでしたので、
参考にしてください。
画びょうは、最近ピンが細い物も出回ってきているみたいなので、要注意です。
おもしろいのが、爪楊枝の太さ。
どこの物も2.2mmと統一されている(?)みたいなので、
爪楊枝の頭部分がDCプラグの穴に入るか入らないかで、
内径を判断することができます。
内径が2.1mmか2.5mmのどちらかわからないという場合などは、これですぐ見分けられます。(^_^)v
あと、DCプラグの外径5.5mm内径2.1mmが最も多く普及しているので、以下のような変換コネクタ類を使って径のサイズを合わせるという方法もあります。
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