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当ブログは小説の書き方について述べている
ものですが、小説を書く人も書かない人にも、
何か参考になればと考えております。
今回は、読書感想文の書き方です。
夏休みもあと数日になりました。
お子様の厄介な宿題として、読書感想文が
残っているのではないでしょうか。
そこで、今からでも間に合う読書感想文の書き方
を伝授いたしましょう。
これは、作品を書く側にとっても、知っておくべき
知識だと思います。
今からでも間に合うという意味は、該当の本が
手元にあるのが絶対条件で、まだ読んでいなく
とも構いません。
えっ、今から読んでも間に合わない、って?
はい。読む必要なんてないんですよ。
読書感想文なんて、たった2時間で完了します。
まず、本の最後のところからめくりましょう。
一番最初に出てきた台詞(最後の台詞)こそが
決め台詞というヤツでして、作者がもっとも伝え
たかったテーマと直結しています。
その決め台詞を原稿用紙に丸写しします。
そして、この言葉には感動しました、と付け加え
ましょう。どう感動したなどと書かなくてもいい。
決め台詞を喋っているのは大概主人公ですので
将来はこんな大人になりたい、と次に書きます。
ここからは、少し時間が掛かります。
お子様本人の現状を少し書き、決め台詞のように
生きた場合の変化を予測して書き加えます。
たとえば、戦わずに何事からもすぐに逃げてしまう
子供でしたら、決め台詞によって、逃げない人間に
成長するであろうこと、などですね。
最後です。
主人公の名前を出して、最後にこう書き添えましょう。
この主人公にまた会いたいから、何度でも会いたい
から、僕は(わたしは)大人になるまで何回もこの本
を読むと思います。
今まで読書なんて嫌いでしたが、この本で好きになり
ました。いつか、こんな本を書けるようになったらいい
なって思いました。
というわけで、今回は読書感想文の書き方でしたが、
作者の側のあなたにとっても有益ではなかったで
しょうか。
どういう点が重点的に読まれているかを知ることに
よって、書き方もまた変わるだろうというこです。