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MEMSマイク 魔改造!後編(完全双指向性化+無指向性)
prologue
半年間、「MEMSマイク単一指向性化」をいろいろな方式で実現させながら試作してきました。
MEMSマイクの単一指向性化は音響構造の違いにより一般マイクとはかなり勝手がちがいます。
それでも「原理原則」を踏めば必ずゴールにたどりつく、それは決して裏切ることのない真理です。
100年前の技術がそれを実現させた
記事:2406で書いたWE-639(ALTEC)の例は大いに励まされた。
しかし、あとにも先にもこれ以外「双指向」+「無指向」による単一指向性マイクを筆者は知らない。
記事:2407 の方式を発展させ「完全双指向性」と「無指向性」による複合方式としました。
TOPカバーを外すことにより「完全双指向性」=(figure eight)となりました。
今回の方式(「完全双指向性+無指向性方式)
前回記事:2407の方式 (ドリル穴方式)
(回路図)
「双指向」側のHOT(+) COLD(-)はどうなる
「Figure eight」マイク単体では裏・表はありますが無指向性との複合構造ではウラもオモテもなく、どっちでもイイということになります。
マイクロホンとしての極性(「HOT」、「COLD」)は「無指向性」側で決めればよい、両者のベクトル合成で決まるファクターだからです。
あとは使いやすい側を使いやすい側に向けけて音作ります。
結果考察
オフマイク適正の追求がメイン課題です。
今まで試作してきた中で最も十分な「オフマイク適正」を得たと思います。
「ドリル穴」方式と比較し、「完全双指向性」方式の方が、単一指向性化しやすいと感じます。
改造したICS-40730はリボンマイクなどによる双指向性と同等の双指向パターン(figure eight)を見せ、大変キレイです。
問題は「複合単一指向性」とした完成度です。
「発想」とはクレイジーでいい、しかしこのレベルではマダマダ・・・
以上
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