お釈迦様と東国の武士は同じ気質と価値観を共有していた | 日本の歴史と日本人のルーツ

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お釈迦様の一族の釈迦族はY染色体ハプログループO2(旧分類)で、揚子江中下流域の水稲稲作民や日本列島に渡来した弥生人と同族であった。この弥生人の末裔は九州を中心に日本列島に広く生活したが、東国の武士も彼らの末裔であった。

ところで、お釈迦様は現世での煩悩を如何に解決するかを悩み抜かれて修行したが、彼の直接の教えは東南アジアを中心とする小乗仏教と、座禅を行う、例えば曺洞宗などの禅宗に伝わっている。

すなわち、お釈迦様と東国の武士はお互いの縁を知らないはずであるが同じ気質と価値観を共有していたようで、東国の武士が檀家となった曹洞宗のお寺が東日本に多く分布している。


雑談

ガンダーラで興隆した大乗仏教については、縄文人と同族のY染色体ハプログループDの羌族の末裔の大月氏が関わっており(参考)、仏説阿弥陀経などのお経を漢文に翻訳した鳩摩羅什も大月氏の一族の亀茲国の王の妹の子供であった(参考)。

日本に渡来した大乗仏教の中で大発展した阿弥陀如来を本尊とする浄土宗や浄土真宗は極楽浄土への往生を願う宗教であるが、東日本には多くないことを指摘したい。

お釈迦様の教えのままの小乗仏教を信仰する人々はY染色体ハプログループO2(旧分類)の民族で、お釈迦様のオリジナルの教えとは大きく異なる大乗仏教を信仰する人々はY染色体ハプログループDの民族であると大きく分類出来るかも知れない。


参考

① 東国の武士は釈迦如来を本尊とする曺洞宗を多く信仰していた(参考)

仏教寺院の分布を見て面白いことが分かった。浄土真宗など仏教の主要宗派を密度分布を見ると、東北地方では曹洞宗は濃密に分布するが、その他の宗派は無いことはないが薄い。

曹洞宗は武士に多くの檀家を有していることが知られているが、鎌倉時代以来、東国の武士達に特に受け入れれらたようだ。親鸞聖人は同時期、真っ先に常陸国から布教を開始したが、浄土真宗の寺院は有ることはあるが結局定着することは無かったようだ。親鸞聖人の長男、善鸞が布教の無理な遂行の為に聖人の教えを歪曲した為、聖人は仕方なく善鸞を義絶した不幸な出来事があった。



② 大野晋の日本語の起源のタミール語説(参考)

日本語、韓国語とタミール語の間で文法などが共通し、稲作用語などが若干残存している。

注1: Y-染色体ハプログループO2(旧分類)から見たタミル語と日本語の関係(参考)

O2(旧分類)の分布図

注2: タミル語ゆかりの日本語は九州弁に相当するか!?(参考)

注3: 九州と東国の武士にゆかりの言葉に相当か!?(参考)

注4: 中国南部、九州そして朝鮮半島の犬肉食文化(参考)


お釈迦様の一族、釈迦(シャカ)族について(参考)

アーリア人と言うより、水稲の稲作を生業とするモンゴロイドであろうとする説が有力であり、照葉樹林帯の近辺に定住した民であった。すなわち、彼らが日本の水稲稲作農業の基礎を築いた揚子江中下流域から来た弥生人と同族であり、日本の弥生時代の銅剣・銅鐸文化圏の人々であり、Y染色体ハプログループO2(旧分類)を持ち、彼らの日本語への寄与が大野晋の日本語の起源として報告されていた。