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このシリーズ
1 面会交流について悩んでいるお母さんたちへ
2 『離婚した親と子どもの声を聴くー養育環境の変化と子どもの成長に関する調査研究』から
3 監護者母の場合の父との面会交流,子の評価①~人数,割合の紹介
4 監護者母・父との面会交流ありの場合の子の評価~子の声の紹介①
5 監護者母・父との面会交流なしの場合の子の意見~子の声の紹介②
6 監護者母・父との面会交流あり・なしの子の意見について~私が感じたこと
7 監護者父の場合の母との面会交流,子の評価②~人数,割合の紹介
8 監護者父・母との面会交流ありの場合の子の評価~子の声の紹介③
9 監護者父・母との面会交流なしの場合の子の評価~子の声の紹介④-1
10 監護者父・母との面会交流なしの場合の子の評価~子の声の紹介④-2
11 監護者父・母との面会交流あり・なしの場合の子の意見について~私が感じたこと①
12 監護者父・母との面会交流あり・なしの場合の子の意見について~私が感じたこと②
13 監護者父・母との面会交流あり・なしの場合の子の意見について~私が感じたこと③
14 監護者母・父との面会交流補足,監護者母・親権者父という場合について~序論①
15 監護者母・父との面会交流補足,監護者母・親権者父という場合について~序論②
16 監護者母・父との面会交流補足,監護者母・親権者父という場合について~序論③
前回までの序論①~③で,監護者母,親権者父と,親権者と監護者が分離する場合についてのFPIC解説を批判的に取り上げました。
この記事からFPIC調査研究での子の声を紹介していきます。
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監護者母,親権者父というように親権者と監護者の分離があった4人は,全員が親権者父との面会交流があります。
まあ,そりゃそうでしょう。
4人のうち3人は,現在も面会交流が続いていて,その評価は「やってよかった」と肯定的評価です。
まずは,その3人を紹介しましょう。
(1)男性,離婚時3歳 11歳
随時面会交流。方法は,宿泊,電話,メール
「好きなおばあちゃんにも会える」
(2)男性,離婚時小学生,14歳
面会交流の程度は回答なし。方法は,宿泊,電話,メール
「たまに会いたい」
(3)女性,離婚時10歳,20代
年数回,交流方法は,宿泊,電話,メール
「離れても親であり,どんなひどい人物でも子どもなら会いたいと思うのは当然」
ちなみにこの3人のケースでは,いずれも,父から母への養育費も支払われているということでした。
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次に,「一時あった」と回答した子ども。
(4)女性,離婚時13歳,20代
面会交流についての回答はしていないそうです。
FPIC解説によると,その実情は,以下のようでした。
離婚時には転校したくなかったので,1年間だけ週末に母のところに泊まりに行きながら,父,祖父母と生活した後,母に引き取られた。離婚後の1年間共同監護の形を採っていた父が,離婚原因となった女性と再婚してからは,大学入学時と父方祖母の法事のときに会った程度だった。離婚時,「離婚しようと思っているなんて全く気づかなかったので驚いた。親の前で涙を見せることができなかった。一人になると毎日ないていた」という。
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