先日、さいたま市議会のとある委員会で、市議が職員に対して
「首つって死ね」
と言ったということが報道されました。
市民の代表である市議から、そんな心無い言葉を投げ付けられたら、さすがに堪らないです。本当に悲しい出来事です。
民間にお勤めの方からは、「上司や取引先から『死ね』って言われることなんて珍しくない、大したことじゃないよ」といった慰めもありそうですし、私が本件の記事をFacebookでシェアしたところ、(仕事で)市民から言われることもあるといった趣旨のコメントもいただきました。
それは確かにそうなんだと思います。
ただ、市職員が市議から言われるということには、上司や取引先から言われるのとも、仕事で市民から言われるのとも異なる意味があります。
それは市民の大切な票を背負っている人の発言だということ。
人によって受け止め方は様々かもしれませんが、私だったら2万票を獲得して当選した市議から「死ね」と言われたら、
2万人を代表して、
つまりは2万人から
「死ね」
と言われたに等しいと感じます。
それは満員の横浜アリーナのステージにポツンと一人で立たされて、満員の観客席から「死ねー!」「死ねー!」と浴びせられるのと同じことです。
しかも観客席にいるのは、自分が仕事を通じて幸せにしたいと願っている市民の皆さんです。
もちろん、観客席に向かって語りかけることはできません。満員の横浜アリーナでは、ステージの上からマイクも使わない素人の叫び声は、観客席には一切届きません。
なんて悲しい情景でしょう。
でも、それが2万票で当選した市議から、市職員が「死ね」と言われるということです。
気の弱い私なんか、きっと消えて無くなってしまいたい! って思ってしまうかも。
とはいえ、これが市役所職員という仕事の“リアル”です。
頑張って働いても、2万人を代表して「死ね」って言われる職業なんです。職員なんか死んでもいいって市議からは思われているのかもしれません。
幸い、私には大学などで公務員志望の皆さんに、この公務員のリアルをお伝えするという役割があります。
こういった“リアル”をお伝えして市役所に就職するのを止める人がいるならそれもHAPPYなこと。
それを聴いてもなお市役所で働きたいと言ってくれる人たちがいたとしたら、一緒にこの街の未来を創っていけばいい。
これからも一人でも多くの公務員志望者に、公務員の“リアル”をお伝えしたいと思います。
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