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目の前のことにダイレクトにかかわる!

 

というのは、マインドフルネスではよく言われることですが、どういうことか少しわかりにくいです。

 

しかし、とても本質的で奥が深い話です。

 

今日はそこを掘り下げてみます。

 

 

 

目の前のことにダイレクト(直接的)にかかわる

 

とわざわざ言うのは、私たちが普段、ダイレクトにかかわっていないからです。

 

 

 

え!?そうかな??

 

と思いますよね?

 

 

 

そうなんです。

 

まず「ダイレクトにかかわっていない」ということに私たちは、気づいていません。

 

 

 

つまり

 

目の前のことに対して、直接ふれることなく、一枚フィルターをかましている

 

ということです。

 

 

 

フィルターとは、思考のフィルターです。

 

例えば、わかりやすいケースをあげると、

 

飲み屋街で道端に寝ている人がいたら

 

あ~ハイハイ、酔っ払いね

 

と思いますよね。

 

 

 

この

 

あ~ハイハイ

 

がフィルターです。

 

 

 

つまり、

 

自分の知っていること、過去の記憶、考え、解釈

 

などなどを、瞬時に目の前のモノにかぶせている、ということです。

 

それを誰でもやっています。

 

 

 

一度その人を酔っ払いだと理解したら、もうそれ以上、その人を見ません。

 

意識は一度理解したものを、もう見る必要がないと思ってしまうので、見えなくなります。

 

見えているようで、実は頭の中で作ったイメージを見ている感じになります。

 

 

 

もしこれが飲み屋街でなければ、同じように道端で寝ている人でも、違う見え方になります。

 

ん! 事件か!? 病気か?

 

というように。

 

 

 

私たちはいつも、見たものに対して

 

あ~ハイハイ、コレね、知っているよ

 

とやっています。

 

そして、それを見るのをやめて、目の前にはない別のことを考え始めます。

 

昨日の事とか、明日の事とか、半年後の事とか……。

 

 

 

別にそれが悪いわけではないんですが、あまりにもクセになっていて、本当に目の前のことをダイレクトに見るべきシーンでも、ついそれをやってしまいます。

 

そして目の前のことを見逃します。

 

本当のことを見逃します。

 

 

 

マインドフルネスでは、

 

あ~ハイハイ、知ってるよ

 

とやってしまうクセをなるべく発動させず、フィルターをかぶせずに、ダイレクトに、直接目の前のことを見て、ふれて、かかわるように練習します。

 

 

 

それができるようになると、ほとんどの人が

 

今までいったいなにを見ていたんだろう(笑)

 

なにも見てなかったんだなぁ

 

と言います。

 

 

 

見え方が変わりますので、

 

目が良くなったみたいだ

 

と言う方もいます。

 

 

 

ちょっと最初はしんどかもしれませんが、ダイレクトにダイレクトに、思考でごまかさずに、ハイハイ知ってるよ、とは言わずに、目の前のことを直接見て、直接かかわってみてください。

 

人生の密度が濃くなります。

 

一年がとても長かった、子供の頃のように。

 

面白いですよ。

 

 

 

 


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