森の絶大な力を使う

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私は普段、自分を瞑想の先生だと言ってますが、意識を変えるために一番最初にやったのは、森に行って感覚を感じることでした。

出発点はそこでした。

思考過剰でストレス過剰な状態から、はじめて抜け出せたのは、森の中でした。

ジル・ボルト・テイラー博士の書籍『奇跡の脳』を読んで、それをヒントに、なるべく感覚で森を感じてみる。

木を見て、花を見て、植物を見て、

鳥の声を聞いて、水の音を聞き、水面を眺め、

木漏れ日を眺め、植物の匂いを嗅ぎ、全身で森に浸る。

それを何時間も続けた結果、意識が変化しました。

最初は、やった事をうまく言語化できませんでした。

何人かに自分の変化について話したのですが、最初はせいぜい、

「森で考え事をなるべくしないで、感覚に意識を向ければいいんだよ」

ぐらいしか言っていませんでした。

ところが、それでは全然伝わらなかったんです。

「おかしいなぁ」

と思いました。

こんな単純なことなのに、どうして伝わらないんだろうと。

しばらくして、

「そのやり方を講座として教えてくれ」

と頼まれました。

なんと、お金を払って習いたい、という人が出てきたんです。

最初は、友達と友達の友達がお客さんだったんですが、

「お金をもらって教えるからには、ちゃんと教えなきゃな」

ということで、きちんと伝わるように言語化しようと試みました。

再び同じ森に出かけて行って、自分の感覚をひたすら観察しました。

「自分がやっていることは、いったいなんなんだろう？」

「この感覚はどういうことなのだろう？」

ひたすら自分の感覚を観察し、分析してみました。

すると、どんな意識の使い方をすると上手くいくのかが、だんだんとわかってきました。

とは言っても、頭で考えてわかったというよりは、森を歩いてると、

「こうだよ！」

って降ってくるんですよね、答えが。

森が、

「こういうことだよ」

と教えてくれるんです。

森を歩いていると、ヒラメキのようなものが降ってきて、それを見て「ああ、そういうことか」とノートに書き留める。

そして、また別の日に森に出かけて行って、歩いているとまたヒラメキが降ってくる。

それをまたノートに書き留める。

それを何回か繰り返した結果、講座の内容が出来上がりました。

イメージ的には、もともと講座の内容はどこかにあって、森を歩いていたら、それが5回ぐらいに分けて、自分の意識にダウンロードされてきた、という感じでした。

そして、その内容を元に準備をして教えたところ、かなり良い手応えを感じました。

教わった方もよく理解できて、満足そうでした。

それからは、私と同じような体験をする人がどんどん出てきました。

今回出した書籍には、そのやり方を詳しく書いています。

それほど難しい内容ではないと思います。

難しいテクニックや努力は、いらない方法だと思っています。

何しろ、森の力に頼っているだけなので、自分でがんばる必要がないんです。

努力とかテクニックとかスキルではないんです。

そして早いです。

勘のいい人だったら、半日くらいでその効果がわかると思います。

一回ではわからなくても、何回かやればわかると思います。

こんなに早く効果がわかってしまうやり方は、あまりないと思います。

例えば、瞑想を習って1日で、その効果が分かってしまうなんてことは、あまりないでしょうが、森に行って森の力を借りれば、1日でわかってしまう人はいくらでもいます。

森の力、環境の力ってすごいんですよね。

ダイエットとよく似ています。

お菓子や食べ物がたくさんある環境でダイエットするには、根性、努力、テクニックが必要です。

しかし、もし無人島に行ったら、誰だってダイエットできますよね。食べるモノがないから。

そんな感じです。

家の中のような、思考のエサ（PC、スマホ、テレビ、本、などなど）がたくさんある環境では、エサに引っぱられないために、ある程度の努力、根性、テクニックが必要になってきます。

しかし、森に行けば思考のエサがありません。（スマホさえ見なければ！）

感覚のエサはたくさんあります。（植物、動物、水、太陽、風、土、などなど）

森は、思考にとっての無人島みたいな場所ですから、努力や根性、テクニック、才能は必要ないんです。

大昔、森で暮らしていた人類は全員、右脳人間（感覚人間）だったはずです。

その環境に戻ってやればいいんです。

もちろん、森でずっと暮らすわけにはいきませんが、人類はもともと長い時間を森で暮らしていたので、数時間、数日行けば、十分に昔の感覚を取り戻すことができるでしょう。

ということで、詳しいやり方は、ぜひこちらの本を読んでみてください！