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今日は呼吸の話をします。

 

 

 

わたしは水泳を長くやっていたのでわかるんですが、

 

泳げない人って、だいたい泳ぎながら呼吸ができていません。

 

息継ぎができないから、苦しくなって溺れるんです。

 

息継ぎができない理由は、息を吐かないからです。

 

 

 

泳げない人はだいたい、息継ぎをするとき、息を十分吐かずに吸おうとします。

 

息を吐かずに吸おうとすると、肺の中が古い空気でいっぱいで、新しい空気が吸えません。

 

吸えないので苦しくなり、あせります。

 

あせるとよけいに息を吐けなくなります。

 

そして、さらに吐かずに吸おうとして、吸えずに、限界になって立ってしまいます。

 

 

 

泳いでる時に限らず、人はあせると息を吐けなくなります。

 

あせっている人って、だいたいアップアップして息があがってますよね。

 

想像してみて欲しいのですが、なにかミスをして怒られている時に、相手の目の前で、

 

フーっとひと息つく

 

ってあまりできないですよね。

 

緊迫感があると、息って吐けないんです。

 

真面目なシーンでは息を吐いてはいけない!

 

とみんな無意識に思っているんです。

 

 

 

あせったり、緊張したりすると、人は息をあまり吐かなくなり、吸おう吸おうとします。

 

すると、アップアップして重心が上がり、体に力が入ります。

 

逆に息を吐くと、体から力が抜けて、重心が下がり、リラックスしやすくなります。

 

 

現代人は、緊張している時間が長いので、だいたい息を十分に吐けていません。

 

息を吐くのが基本苦手なんです。

 

なので、

 

吐きすぎかな?

 

と思うくらいたくさん息を吐いて、ちょうどいいぐらいです。

 

 

 

なにかの呼吸法をやったことがある人は、わかると思いますが、

 

5秒吸って10秒吐く

 

のように、だいたい吐く息を長くします。

 

意図的に吐く息を多くしてやって、バランスをとっているんです。

 

 

 

ただ残念ながら、呼吸法をやっている間だけは吐けてるけど、日常に戻ると、いつも通り吐けなくなります。

 

日常では、呼吸に意識がほとんど向いていないので、反映されないんです。

 

それだと呼吸法をやっても、効果があまり出ません。

 

 

 

日常でも息を吐くには、まずはあまり焦らないことですね。

 

焦ると息が吐けなくなります。

 

または、

 

焦るようなシーンで、息を吐いても良いのだ!

 

と思うこと。

 

緊張感のあるシーンだろうと、息を吐いていいのです。

 

人には、自由に息を吐く権利があるのです!

 

空気を読んで、息を殺さなくてもいいんです。

 

日常でもたまに、フーっと溜息をついたりして、意図的に息を吐いてみるといいでしょう。

 

 

 

 

 
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