こんにちは！しほりです。
おさわがせしております。
前回の「最強サバイバル」の時に攻めまくった記事の中で、ひときわ「業界関係者の皆様」に大好評だった記事があります。
それがこちら
地下アイドル界隈の急速な発展によって、
また、アコースティック弾き語り女子系界隈でも結構前から
「イベンター(自称)」とか
「プロデューサー(自称)」とか
「作家(自称)」とか
「アーティスト(自称)」とか
「アニソン(をカバーしている)シンガー(志望)」
あ、、私も
アーティスト(自称)かも。。（笑）
のような方々が一気に増殖しました。
うーん、確かに嘘ではないんですが。。
大事な事実が省略されすぎてますね。
(自称) の線引きは、時に非常に曖昧ですが
ざっくり言うと、プロとしてメジャーベースの仕事をコンスタントにしている、というところでしょうか。。
(アイドルに関しては、地下だったのが、今や全然地下から上に出てるんで、人気があって食べていけてるならもうなんでもいいんじゃないかなとも思います。)
ガチプロの業界で日頃仕事をしていると
大体の今の業界の噂とか情報が自然と入ってくるものなので、
「自称」の種類の人というのは
ぱっと一瞬あいさつするか、少し言動を見れば
一目瞭然で、判別がつくものなのです。
なので、ここで反論がある場合は
ガチリアルな業界人さんからしか受け付けません。
が、ガチプロさんは、現時点で
「わかるわ！」
と画面の前で爆笑していることと思います。
さて
一貫して
若い無知な未来ある若者に伝えたいのは
こういう、「怪しいにわか業界人」に引っかからないように気をつけてね！！
という趣旨なのですが
今日は、最近の
「オーディション情報」について
闇をあぶり出してみたいと思います。
ここから
耳が痛いのは
「にわか」の方です。
覚悟してくださいね！
皆さんも当然ご存知の通り
今の時代はインターネットが当たり前の時代になり、業界人からしてみると
才能ある人や、地方に住んでるけどネット上ですごい人気がある、
みたいな人が
ちょっとスマホで検索すれば
一瞬でみつかる時代になりました。
私が音楽活動を始めた頃、上京する前というのは
ギリ、当時、一部の人がインターネットを始めたけど、一般の人はほとんどPCの使い方、タイピングさえ知らない
という時代でした。
そんな前時代の、当時、シンガーソングライター志望 の、ほとんど山や田んぼみたいな田舎に住んでいた私が
なんとかプロになりたい！！！
と足がかりを探すのは、決して簡単なことではなく、Yotubeもありませんし
レコーディングできる環境なんて自宅にあるわけありません。
ネットがないので、レコード会社の住所を検索することもできません。
唯一の情報源は
雑誌でした。
「月刊オーディション」には、いつもたくさんのオーディション情報があり、各レコード会社が「デモテープ募集」をかけていたり
時々事務所主催の大型オーディションが企画されていて、そんなところで情報を探しては
なんとか
超質の悪い、カセットテープとか、MDとかに歌を吹き込んで、レコード会社に郵送したりしたんです。
そんな時代ですから
一方のレコード会社側も、今と全然違って
「新人開発(A&R)」の部署がどこもあって
自分でライブハウスに足を運んで、才能のあるバンドを探したりして、スカウトするなど
才能ある子達をさがすために
それはそれはゲリラ戦のような地道な努力をされていたんです。
(私自身、そうして見つけてくださったレコード会社さんとメジャーデビューに向けてがんばっていた時代がありました。)
そこから15年経った今は
すっかり時代が変わってしまい
レコード会社、乱立するなぞの事務所(←特にこいつがあやしい！)
どこにでもほっといてもネットを通じてたくさんのひとが応募をするようになりました。
ライブハウスに通って探さなくても
人気Youtuberをチェックすればオッケー。
お手軽で便利になりましたけど
たくさんの穴があります。
レコード会社側にとっては、簡単に次の新人を見つけることが容易になってしまったために
つまり、
足を運んだり、直接あってたくさんのミーティングを重ねたり、などという手間がなくても、新人デビューさせることが簡単になってしまったために
「思い入れも少ない」
という弊害が生まれました。
人間は人間ですから
自分で一生懸命探してやっと見つかり
手塩にかけて育てた子は、なんとしてでも売りたいし、何年もかけてじっくり育てたりしたら
情熱や愛情も強くなります。
「なんとしても売りたい！！」と、情熱を注いでくれたものです。
が、今は
いくらでももっとわかくて可愛い子や
歌が上手な子が、探そう、と思わなくても簡単に見つかっちゃう。
(逆に、そういう今風のネット戦略にうといか興味がないかで
地道にいい音楽をやっているような、才能ある人が、ほとんど埋もれてしまいやすくなってしまいました。)
というわけで
アーティストにしても
作家にしても
最初は流行りに乗ってうまいこと気に入られても
ちょっと売上が落ちたり、次のお気に入りが見つかった時点で
あっさり
ポイ捨て
みたいなことが
たっっっっくさん起こるようになってしまいました。
アイドルなんかは
年々歳を重ねていくごとに市場価値が落ちやすいし
無限に次の中学生小学生が登場し続けるので
その傾向はさらに強いかもしれません。
さて、そんな中で
最近、時々あやしいオーディション情報をみかけます。
最近というか
昔もあったような気がしますが
今の時代に
そのオーディションをやる意味ってあるの？
というようなオーディションが多いということです。
長年やっている、ホリプロスカウトキャラバンとか、アニソン系だと、アニソングランプリ
みたいな、しっかりした歴史と実績があるところはいいのですが
イマイチ趣旨がわからないものがどさくさに紛れて出ている。
⬛️簡単にポイントを解説。
以下のポイントに当てはまるものがあれば要注意。
・参加するのにお金がかかる
(お金儲けのためにセッティングされたオーディションの可能性が高く、育成する気がありません。
合格した後も、レッスン費や、プロデュース費、楽曲制作費を請求される恐れがあります。)
・主催の会社や事務所の情報が明示されてない
(聞いたこともない会社だったり、住所や登記の情報がない。)
・審査員が、誰だかわからない
(あるある！)
・というか、100歩譲って実績が書いてあっても、最近の実績がないし話を聞かない
(そういう人に、今新人を売る力は残念ながらありません。)
・「優勝者はメジャーデビュー！！」
(メジャーデビューの定義があやしい。)
「メジャーデビュー」を、
「メジャー流通」と解釈するなら、
正直やろうと思ったら誰でもできるんです。
・過去の優勝者、みたいな欄があったら、
ググってみましょう。
見たことある売れてるアーティストがいますか？
また、昨今の大型オーディションは
私は芸能に関しては事情がわかりませんが
音楽業界にかんしていえば、
100%とはいわはないけど
「ある程度以上は出来レース」
と見て間違いありません。
上記にもろもろ述べた通り
今の時代に、わざわざ大規模なオーディションなんか開催しなくてはいけない「根拠」がないんです。
おそらくそういうオーディションの
主な目的は
「このオーディションで選ばれた子が
満を辞してデビューですよ！！」
という話題のために
「パフォーマンス」としてのオーディションを開催しているということがあるのです。
知名度と現在キャリアのある会社が主催しているか、
毎回、選出した合格者を、きちんと売り出している実績があるかどうかを
調べてから参加するようにしましょう。
・お金を請求された
というケースは
100%詐欺なので
(大人のお金儲けの餌食です。)
特に気をつけてください。
それでは、また！！
あ、ついでに明日は名古屋でフリーライブです(*´ω`*)
【栄ミナミ音楽祭】
5/13(土)15:00〜 ナディアパークアトリウム会場
しほり出演。
無料イベントですので
よろしければぜひ遊びに来てやってくださいね(*´ω`*)💕
しほり
⬛️ご予約はこちら！
◼︎5/19(金) 銀座Miiya Cafe
佐藤大和×しほり
「これからの音楽業界、アイドル戦国時代を生き抜くための、最強！！サバイバル術 2」
◼︎開場18:30/ 開演19:00
◼︎¥3,500(1D別)
◼︎出演: 佐藤大和(レイ法律事務所代表弁護士)、しほり(株式会社メロディック・アーツ代表取締役)
◼︎スペシャルゲスト: 谷本貴義(アニソンシンガー)
◼︎対象: 音楽業界、芸能界、エンタメ業界に携わる方(ご本人、スタッフ、メーカー、ご家族、その他関係者の方など)
【レコ発ワンマンライブ大阪公演！】
◼️6/10(土昼)大阪 Soap Opera Classics
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