7月

市川猿之助丈の小栗判官と浪七。
お駒は尾上右近丈。

珍しく、
大阪松竹座の配信もありました。

上方歌舞伎らしい演目。

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8月


「納涼歌舞伎」のお楽しみ、

弥次喜多です。


前作から3年、

染五郎さんも團子さんも

大人っぽくなりました。


初めての女方や、

二役早替わりの挑戦も。


こちらも團子さんの女方が、

目をひきました。


上演が珍しい演目。

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9月
京都芸術大学、春秋座での公演。

 團子さんの「獨楽」。

新しい時代の幕開けを感じました。


古風な作品。
力のある3人による、
見応えがある舞台でした。


9月
中村吉右衛門丈がいない秀山祭。

吉右衛門丈の当たり役を集めた作品。

幸四郎松王丸×松緑源蔵、
松緑松王丸×幸四郎源蔵の
両方のバージョンを
見ることができたのは、配信ならでは。

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10月

猿之助丈の一幕。

侍女(実は鬼女)たちに、
若手役者を起用。
活躍の場を持たせています。

尾上松緑丈、会心の一作。

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11月

中村梅玉丈は、
人間国宝の認定を受けました。


11月、12月は、市川團十郎白猿襲名、
市川新之助初舞台のおめでたい舞台。

コロナ禍により、
これもライブ配信されました。

すっきりした助六の姿、
祖父十一代目の面影も感じます。

いきいきとした暴れぶり、
台詞も安定して聞きやすい。
この感じで
今後も精進してほしいと願います。

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歌舞伎の舞台は、コロナの感染による
中止や中断がありました。

しかしながら、
長く中断されることなく、
すぐに代役で対応できたのは、
歌舞伎の強みと言えるでしょう。

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昨年、中村吉右衛門丈という
大きな存在を亡くした歌舞伎界。

幸四郎丈をを筆頭とした、
次の世代へ移りつつあります。

猿之助丈、松緑丈などの
同世代の役者同志、
がっぷりと組んで共演したり、
ときには脇に回り助演したりなど、
いい流れになっているようです。

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物故者
澤村田之助丈
坂東竹三郎丈