2016~2019年の納涼歌舞伎で、
毎回趣向を変えて上演された
「東海道中膝栗毛」、
弥次さん喜多さんの物語。

毎夏、歌舞伎座で観るのが
楽しみでした。



3年振りとなる今年、
歌舞伎座に行くことは
残念ながら叶いませんでした。

しかし配信で、
繰り返し視聴したいと思います。

〈あらすじ〉

 江戸木挽町の歌舞伎座で、大道具のアルバイトをしている弥次郎兵衛と喜多八。

 二人は一攫千金を夢見てお伊勢参りに出発し、旅の途中で出会った若侍の梵太郎と供侍の政之助を道連れに、ラスベガスへ行ったり、殺人事件を推理したり、地獄へ行ったりとさまざまな騒動を巻き起こし、ピンチを切り抜けてきました。

 伊勢神宮の花火で天高く打ち上げられてしまった二人でしたが、あれから3年――。弥次喜多の二人は遠く離れた無人島に飛ばされ、何とか生き延びていました。あの手この手で長崎に渡り着き、古巣である歌舞伎座の苦境を知ります。歌舞伎座に戻るため、多くの人に出会い、立ちはだかる試練を乗り越えながら、新たな珍道中を繰り広げます。

 『東海道中膝栗毛』は弥次郎兵衛と喜多八が東海道を旅する様子を描いた物語で、これまでに歌舞伎でも数多くの作品がつくられてきました。これらを下敷きに平成28(2016)年より新たなコンビで練り上げられた本作は、毎年話題を呼び、歌舞伎座の夏の風物詩となりました。
 3年の時を経て久々に登場する今回は、好評を博した配信版の図夢歌舞伎『弥次喜多』の舞台“家族商店”や、古典歌舞伎のパロディが随所に盛り込まれた奇想天外な物語、二人そろっての宙乗り、本水での立廻りなど見逃せない場面の連続です。

〈歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」より〉


配役は以下のとおり。







金髪赤髪のヤンキーに

なってしまった、梵太郎と政之助。

彼らの率いる夜城組。


対するレディース軍団は、

奇羅女姫組。


その他多彩な出演者。


コロナの影響で、何と準主役の
染五郎さん、團子さんの途中休演。

上の配役表に名前がある方でも、
映像収録日の舞台に
いらっしゃらない方も…

このような中でも
公演そのものの休演は1日のみ。

事態収拾後は、
代役を立てるなどして
公演は続けられました。

コロナと共存する、
今後の歌舞伎公演のあり方を
示したように思います。