2023/10/20更新。

 

サッカーのリーグ戦において、各チームの戦いぶりを数字で示す手法は多数有るのでしょうが、

公式記録から、WEリーグ各チームのSTATSを集計し、

経年データを表題の3通りの表とグラフにまとめました。

 

まず、グラフ化に際して「得点/(得点+失点)」で、まとめた理由ですが、

「得点/失点」では、適切に表現できない面もあるためです。

①無失点のチームが有ると、無限大の値になってグラフ化できない。

②言いたいことは、下位グループにも有って、そこをグラフでわかりやすいようにする。

 

また、得失点だと母数が少ないため、

 シュート状況=シュート数/(シュート数+シュート被弾数)と

 コーナーキック状況=コーナーキック数/(コーナーキック数+被コーナーキック数)

でも、表にまとめて、グラフ化します。

 

ただ、この2つと得点状況には相関関係が有るのですが、

2018年~の伊賀FCのように積極的にシュートを打つ戦術だと、相関がズレてきます。

詳細は、90-11を参照ください。

 

さらに、2023-2024WEリーグCUP戦は、グループA・Bに6チームずつ分かれて1回戦総当たり、1位同士が決勝を戦うというモノ。

ただ、統計として見るには、以下の様な不十分要素が有る。

①試合数が少ない。

②2023W杯代表選手に休暇を与えたチームも有る。

③アジア大会代表に選手を送ったチームが有る。

 

a)全体

 

上位チームと下位チームの差は、2022-2023リーグ戦より、やや広がっている。

 

WEリーグになって、なでしこリーグ時代より底上げ出来ている印象が、約2年続いていたが、この夏の移籍によって、チーム間の差が広がった懸念が有る。

 

 

b)チーム個別

 

①浦和と東京NBは相変わらず安定した戦いをしている。

勝敗や、得失点は苦労しているようだが、シュートやコーナーキックの状況を見ると、大きく変わっていない。

 

②CUP戦を優勝したS広島R・準優勝の新潟Lは、圧倒した戦いをしたわけではない。

シュートやコーナーキックの状況を見ると2022-2023リーグ戦より良くなってはいる。

 

③心配なのは、以下の3チーム。

・I神戸:主力にW杯休みを与えたものの、落ち込みが激しい。

・千葉L:勝敗や得失点はまとめたが、シュートやコーナーキックは大きく落とし、最下位レベル。

・マイ仙台:勝敗・得失点が悪かったし、シュートやコーナーキックも良く無い。

 

 

c)得点状況「得点/(得点+失点)」、シュート状況、コーナーキック状況

 

 

 

 

 

d)2023-2024WEリーグCUP・データ

 

 

 

過去のなでしこリーグ・WEリーグのデータは、90-03を参照ください。

 

 

 

 以上です。

更新履歴

2021/12/07 作成 アーカイブ

2022/06/09 更新 アーカイブ
2022/09/27 更新 アーカイブ 
2023/02/02 更新 アーカイブ

2023/06/20 更新 アーカイブ
2023/10/20 更新

 


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ブログ内関連記事


目次 1.概要(アメブロ版)

 

90-03 各チームのSTATS① 2016年~の集計と得失点推移 2022/06/06(更新)

90-04 各チームのSTATS② チーム毎の特徴と変化 2022/06/07(更新)

90-11 2019年の伊賀FCのSTATS 2019/11/22

90-15 2021年WEリーグプレシーズンマッチ STATS 2021/06/26


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関連記事など、外部リンク

 

Footystats
WEリーグ
https://footystats.org/jp/japan/we-league/fixtures