サッカーのリーグ戦において、各チームの戦力状況を数字で示す手法は多数有るのでしょうが、公式記録から表題の数値を経年で算出し、表とグラフにしました。

 

まず、「得点/(得点+失点)」で、まとめた理由ですが、

「得点/失点」では、適切に表現できない面もあるためです。

①無失点のチームが有ると、無限大の値になってグラフ化できない。

②言いたいことは、下位グループにも有って、そこをグラフでわかりやすいようにする。

 

また、得失点だと母数が少ないため、「シュート数/(シュート数+シュート被弾数)」でも、表にまとめて、グラフ化します。

ただ、この2つには相関関係が有るのですが、

2018年~の伊賀FCのように積極的にシュートを打つ戦術だと、相関がズレてきます。

詳細は、90-11を参照ください。

 

 

この2つから、2022WEリーグCUP各チームの戦力状況を、過去のなでしこリーグと比較することができます。

 

 

 

 

2022WEリーグCUPは、まだ決勝戦を残しているが、2組に分かれてのグループステージが完了した。ちょっと力関係がアンバランスな組み合わせだった。

 

グループA:浦和②、マイ仙台⑤、AC長野⑦、新潟L⑧、大宮V⑨、EL埼玉⑪

グループB:I神戸①、東京NB②、千葉L④、S広島R⑥、N相模原⑩

   ○数字は2021-2022WEリーグ順位

 

試合数は少ないが、上の2つのデーターの表・グラフからまとめると以下の様になる。

 

a)全体

・得失点で見ると、PSM > 2021-2022WE > 2022CUP と差が小さくなっている。

 だが、シュート数で見ると差が開いている。

 

b)チーム個別

 

①マイ仙台・大宮Vが心配。

グループAだから、CUP戦の成績は上昇しなければならないのに、下がっている。

特に、グラフで下位3チームのうち、EL埼玉とN相模原は、所属グループの相手関係で増減したと考えると、力の変化はあまりないのだろう。

だが、大宮Vは怪我人と出遅れた選手が多く、厳しい内容だったと言うべき。

 

②AC長野が好調である。

得点・シュート両方の値が上昇しているし、その割合が大きい。

 

③I神戸と千葉Lは今年も強いのか?

得失点状況は悪化したが、シュート数・被弾数を見ると上昇している。

厳しいグループBにもかかわらずなので、今シーズンも期待できる。

 

④日テレは、このデーター以上。

U-20コスタリカと約半分日程が被ってしまったが、最も影響を受けている。

 

 

過去のなでしこリーグ・WEリーグのデータは、90-03を参照ください。

 

 

 

 

 以上です。

更新履歴

2021/12/07 作成 アーカイブ

2022/06/09 更新 アーカイブ
2022/09/27 更新

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目次 1.概要(アメブロ版)

 

90-03 各チームのSTATS① 2016年~の集計と得失点推移 2022/06/06(更新)

90-04 各チームのSTATS② チーム毎の特徴と変化 2022/06/07(更新)

90-11 2019年の伊賀FCのSTATS 2019/11/22

90-15 2021年WEリーグプレシーズンマッチ STATS 2021/06/26


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関連記事など、外部リンク

 

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https://footystats.org/jp/japan/we-league/fixtures