シリーズ:現実を受け入れる

 

 

現実を受け入れる」で、現実を受け入れられないことと、不満や悲しみとの関係について考えました。

 

不満が続くと怒りに変わり、怒りが処理されないで続くと関係のない人に怒りが向いて不要なもめ事につながったり、ウツウツして鬱っぽくなたりします。

 

これらを一掃する手順を考えます。

 

この手順は、これまで私が「手あたり次第」やっていたことを、取り組みやすいように整理したものです。

 

 
着目する感情

 

前の記事で「現実を受け入れられない」状態について触れていますが、整理すると以下のようになります。

  • 不満・批判・怒り
  • 現実に対する嫌悪・恐れ
  • 過去の経験での未処理の感情

これらと向き合い、抑圧する感覚を退き、感情を感じ切ると、現実を受け入れやすくなっていきます。

 

また「抑圧している感覚を除く」で少し触れましたが、抑圧している感情には気づきづらくなっているので、手順を整理することで、これらに気づきやすくなります。

 

 
手順① 怒りを味わう

 

この手順は、怒り・恐れ・悲しみのようなネガティブな感情を掘り起こすので、1時間以上のまとまった時間を確保してから、取り組むのがよいと思います。

 

ノートなどを縦に3分割して、以下のようなことを書きながら進めていきます。

 

今感じた不満・怒り

(a)不満をぶつけようとしたときの感情

 

(b)不満を捨て現実を受け入れようとしたときの感情
 

似た経験での感情

 

過去の経験での感情

 

①には、不満・批判・怒りを箇条書きに書き出します。

最近感じたものでも、過去に感じたものでも、感情やザワザワ、チリチリするものであれば対象にできます。

 

ここを書き出しづらい場合にあぶりだす方法は、「不満や怒りに気づく」で詳しく説明しますが、いくつか書き出せると勢いがついて、沢山書き出せるときも多いです。

 

 

書き出した文章を見ながら、その怒りの感情がどんな感じか詳細を確認するように感じます。

しばらく、その感じと一緒にいます。

しばらくすると、その感じが弱まったり、ソフトになったように感じられるようになるので、そうなったら次に進みます。

 

多くの場合、怒りの感情ではなく、抑圧している感覚を感じて、それが解けるのを感じるかもしれません。

そのような場合は、抑圧している感覚が解けたら次に進みます。

 

 

 

手順② (a) 怒りをぶつける

 

①に書いた不満や怒りを十分にはぶつけられていなかった場合、この手順を行います。

 

不満や怒りの対象によって、以下のようにイメージするとやりやすいと思います。

 

他人への怒り

実際に当人に怒りをぶつけることをイメージしてみましょう。

この時、恐れや不安を感じると思います。

色々なイメージや考えも浮かんでくるかもしれません。

 

それを観察しながら、しっかり感じます。

 
自分への怒り・神(運命・環境)への怒り
同僚や知人に話をすることをイメージしてください。
特別仲が良いわけでもなく、悪くもない人でイメージします。
 
この時、恐れや不安、恥ずかしさ、みじめさを感じると思います。
それらを観察しながら、しっかり感じます。
 
 
これらの手順は、不満や怒りを抑圧する原因になっている不安や恐れを解放するためのものです。
 
手順② (b) 嫌悪感・恐れを感じる

 

①でかいた不満や怒りは、関連する現実を受け入れようとしたときの、嫌悪感や恐れが関係しています。
 
これらがなければ、不満や怒りを感じません。
現実への嫌悪感や恐れは、「現実を受け入れられない」原因になっていて、不満や怒りの感情の元になっています。
 
これらに意識を向けて、抑圧している感じを除き、しっかり感じます。
 
①や②(a) を解放していると、この感情に気付きやすくなっていると思います。
 
 
手順③ 過去の感情を感じる

 

①、②(a)、②(b) で感じた感情とよく似た経験を探して、感情を感じます。

 

過去の経験の中で抑圧した感情は、今の出来ごとの中にきっかけを見つけて出てきます。

 

より古い経験を見つけて取り組むと、一機に解決すると思いますが、なかなか思い出せません。

抑圧しているからです。

 

よく似た感情を感じる場面を探して、一つ一つ取り組むと自然と少しづつ古い記憶を思い出していきます。

 

でてきた感情をしっかり感じ切りましょう。

 

もし、過去の経験に怒りの感情を思い出したら、②(a)、②(b) もためてしましょう。

 

 

これらに取り組むと、現実を受け入れられるようになり、心に平穏さが戻ってきます。