一條流二十五代目術師 一条誠志郎さんのプロフィールページ

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最近、秋には「ジャック・ランタン(お化けカボチャ)」を飾る、キリスト教圏に於ける「お彼岸」と「秋の収穫祭」である行事の『ハロウィン』が、コスプレパーティーとして有名になりましたが、春にも世界的に有名なキリスト教の行事があります。

春先になると『イースターエッグ』と呼ばれるカラフルに装飾された卵の飾りや兎のぬいぐるみ、それらの関連商品が売られているのを見た事がありませんか?

これは、『Easter(イースター=復活祭:ふっかつさい)希(ギリシャ語):Πσχα(パスハ)、羅(ラテン語):Pascha(パスカ)、独(ドイツ語):Ostern(オースタン)、露(ロシア語):Пасха(パスハ)』と呼ばれるキリスト教の重要な祝祭日の1つで、十字架に磔けられて亡くなったイエス・キリストが三日目に復活したとされる事を記念・記憶した祝祭で、クリスマスと同様に多くの教会で特別なミサ(礼拝/典礼・奉神礼)が行われ、家族でご馳走を食べてお祝いして過ごす日です。

「聖公会」やプロテスタントなどは『イースター(復活日)』と呼んでいますが、「正教会」ではギリシャ語で『パスハ』と呼び、カトリック教会では「復活の主日」とも呼ばれています。

因みに、西方教会に於いては、復活祭からの一定期間を、プロテスタントの一部では復活祭(復活日)当日を指して『復活節(ふっかつせつ)』と呼んだりもします。


『イースター(復活祭)』は日本では未だ馴染みが浅いので、日付けは、あまり知られていない様ですが、基本的には『春分の日の後の最初の満月の次の日曜日』に祝われる為、年によって日付が変わる「移動祝日」で、元々は太陰暦に従って決められた日であった為、年によって太陽暦での日付が変わりますが、必ずキリスト教の礼拝日である日曜日に祝われます。

キリスト教が優勢な国に於いては、その翌日の月曜日も休日にされている事があります。

因みに、欧州に於ける主要株式・債券市場は、復活祭の前の『聖金曜日』と『復活祭翌日の月曜日』に休場しています。

また、東方教会と西方教会とでは日付の算定方法が異なる為、日付が重なる年もあるものの、日付が異なる年の方が多く、グレゴリオ暦を用いた計算方法の西方教会では、3月22日~4月25日の間のいずれかの日曜日、東方教会の計算方法では、グレゴリオ暦の4月4日~5月8日の間のいずれかの日曜日に祝われています。


イースターの日付は以下の様になっています。

2022年

東方教会4月17日

西方教会4月24日

2023年

東方教会4月9日

西方教会4月16日

2024年

東方教会3月31日

西方教会5月5日

2025年

両教会共に4月20日


「イースター」で一際、目を引くのは、カラフルに装飾された『イースターエッグ』と、かわいらしい『いたずら兎』ですが、これは、イースターが元々は欧州で春先の「春分の日の後の最初の満月の日」に行われていた『収穫祈願の祭』がキリスト教に取り込まれた事に起因しています。

キリストの復活祭の前夜に『いたずら兎』が『卵』を隠したので皆で探した、という伝承から卵を探すイースターのゲームの「エッグハント」が生まれたとされ、収穫祭の『兎』と『卵』は、イースターのシンボルとして受け継がれています。

子供をたくさん産む『兎』は、豊穣や繁栄の象徴で、『イースターエッグ(卵)』は、生命の誕生を象徴するイースターのシンボルな訳です。

イースターが近くなると卵を持って踊ったりしているうさぎの置物などが雑貨屋さんに売られていたりします。


イースターには、『イースターエッグ』を使ったゲーム(遊び)が行われますので、紹介しましょう。


◎エッグハント

遊園地などでも行われるイースターのゲーム(遊び)の中で最もポピュラーなもので、家の中や庭に隠したイースターエッグを見つけるものです。

◎エッグレース

スプーンに乗せた卵を落とさずに、一番早くゴールまでたどり着くのを競うレースです。

◎エッグロール

卵を割らない様に転がすゲームです。

◎エッグトッシング

雪合戦の様に互いに卵を投げてぶつけ合うゲームです。

◎エッグノッキング

卵を互いに、その先端同士をコツンとぶつけて割れなかった方が勝ちです。


生卵を使うと割れた時に片づけが大変なので、本場では茹で卵や中身を抜いた卵が使われますが、近年ではプレゼントや食べる事を前提として、卵型のチョコレートを使う事も多い様で、ゲーム用には卵型のおもちゃなどで代用されていたりする事もあります。

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簡単『体調チェック』


今回は、古代中国より伝わる『五術( 命·卜·相·医·山 )』の「医」である『漢方(中国医学)』による「五行( 木·火·土·金·水 )」の活用方法を用いて弱っている臓器を診断する方法を解説します。



『五行説』

五行説とは、万物を「木(もく)」・「火(ひ/か)」・「土(つち/ど)」・「金(かね/きん)」・「水(みず/すい)」の5つの要素にCategarize(カテゴライズ=範疇化)し、それらの関係を説いた理論です。


この5つは、お互いに支配したりされたりして絶妙のバランスを保っており、その中でも代表的な関係が『相生(そうしょう)』と『相剋(そうこく)』です。



『相生と相剋』

『相生』とは、相手を生み育てる関係の事で、木が燃えて火がおき、火からできる灰が土を肥やし、土から鉱物(金)が生まれ、鉱脈から水が湧き出て、その水は木を育てるという 木 → 火 → 土 → 金 → 水 という循環の関係を持っています。


『相剋』とは、相手を抑制する関係の事で、木は土から養分を吸収し、土は土手として水の氾濫を抑え、水は火を消し、火は金を溶かし、金属でできた刃物は木を切り倒すという「相生」の流れにおいて一つ飛ばした 木 → 土 → 水 → 火 → 金 という順に関係しています。

働きの弱まったものは相生関係で励まされ、強すぎるものは相剋関係でなだめられて、循環のコントロールが成されています。


木を例にとりますと、水に励まされながら火を鼓舞し、金に牽制されながら土に干渉しています。

この様に、通常は強過ぎる事も弱過ぎる事もなく、他の4つも同様にしてバランスが保持されています。



『漢方(中国医学)』では、「五行説」を人体の生理や機能に当て嵌めて応用して来ました。


『五臓』

「五臓」と聞くと西洋医学でいう肝臓や心臓などの5つの臓器そのものを連想しがちなのですが、漢方(中国医学)における「五臓」とは、臓器そのものとは微妙に異なっており、人体の働きを臓器の「機能」を中心に「役割」や「部位」で、ざっくりと、「肝(かん)」・「心(しん)」・「脾(ひ)」・「肺(はい)」・「腎(じん)」の5つに分けたものを『五行( 木・火・土・金・水 )』に対応させたもので、その臓器の機能よりも幅広い機能を指す概念となっています。


例えば五臓の『肝』は肝臓の他に自律神経系まで含めた概念となっています。

これは杉田玄白らがオランダの解剖書を翻訳する際に、臓器の名前に漢方の用語を当て嵌めた為に生じたものです。

また、五腑の 胆・小腸・胃・大腸・膀胱 は、五臓の働きを補佐する器官と位置付けられています。





『五行と五臓五腑』


 五行      五臓    五腑

木(もく)タイプ  肝(かん)  胆(たん)

火(か)タイプ   心(しん)  小腸(しょうちょう)

土(ど)タイプ   脾(ひ)   胃(い)

金(こん)タイプ  肺(はい)  大腸(だいちょう)

水(すい)タイプ  腎(じん)  膀胱(ぼうこう)



『肝』「胆」

○循環・代謝・発散・排泄・解毒などを調整する役割

○感情を調整する役割

○血液を貯蔵する役割

気血がスムーズに動く様に調節する機能を指します。

西洋医学でいう肝臓の働きも含んでいますが、感情や自律神経とも関係し、ストレスによる影響を受け易いものです。

木タイプは、肝臓や胆嚢だけでなく、爪や目、涙、筋腱なども分類されます。


『心』「小腸」

○血液循環と拍動を調整する役割

○脳(大脳皮質·高次中枢)や精神活動を調整する役割

心臓と同じ働きをもつ他、大脳にかかわる精神活動(意識、思考、睡眠など)を支えています。

体の働き全体を統括する司令塔の役割を担っています。

火タイプは、心臓や小腸だけでなく、顔面や舌、汗、脈なども分類されます。


『脾』「胃」

○消化吸収を調整する役割

○血液が漏れ出ない様に統率(統血)する役割

消化吸収を通して生命力を補充する働きを司ります。

栄養を運び、エネルギー源となる器官です。

西洋医学でいう膵臓や消化器官と関係しています。

土タイプは、脾臓や胃だけでなく、筋肉や四肢、口、唇、涎なども分類されます。


『肺』「大腸」

○呼吸を調整する役割

○水分循環を調整する役割

○防衛機能を調整する役割

呼吸の調節機能の他、皮膚、免疫機能、などとも関わりがあり、体を取り巻くバリアーの様な働きを持っています。

金タイプは、肺や大腸だけでなく、皮膚や体毛、鼻、咽喉、気管支、音声なども分類されます。


『腎』「膀胱」

○生命力を貯蔵する役割

○生殖や成長発育、老化をする役割

○水分代謝を調節する役割

腎臓と同じく水分代謝の働きを担う他、成長・発育・生殖などにも関連するので、副腎や生殖器などの働きも含まれています。

水タイプは、腎臓や膀胱だけでなく、脳や骨、骨髄、耳、泌尿生殖器、肛門、毛髪、唾なども分類されます。





★体調チェック★


日頃から自分の身体の顔色、体臭、感情、性格、味覚など一見病気とはなんら関係ない様な変化に気付いた事を『五行説』の理論を使って分析し、今どの器官が疲れているのか、或はは病んでいるのか推測して行きます。


自分がどのタイプに当て嵌まるか、健康の目安として日常生活に役立てて下さい。



◎チェック項目① 五色(ごしき)

五行の五色に対応させた顔色(かおいろ)の事です。

顔色や目の周辺(主に目と眉の間)の色を見る事で、五臓のどこが疲れているのか、病んでいるのかが判ります。


木タイプ   青

神経質で怒りっぽい方は目の辺りに青筋が出易く、「肝」が低下し易くなる。


火タイプ   赤

赤ら顔は「心」が衰弱しており、高血圧や循環器障害のある方が多い。


土タイプ   黃

顔色や手足が黄色っぽいのは「脾」が衰弱していて、消化器の病気の方に多い。


金タイプ   白

かさついた色白の肌は「肺」が低下しており、結核など肺の病気の方が多い。


水タイプ   黒

顔色がどす黒くなるのは「腎」の衰弱に起因し、透析が長いと現れ易くなる。



◎チェック項目② 五竅(ごきょう)

五行に対応させた五感の機能

五感の機能低下からも五臓の疲れを知る事が出来ます。


木タイプ   目

目の機能の低下は「肝」の疲れです。


火タイプ   舌

味覚異常や舌の炎症は「心」の疲れです。


土タイプ   口

口は唇(くちびる)の事で唇が白っぽくて艶がなくなるのは「脾」が疲れています。


金タイプ   鼻

嗅覚が低下したり、鼻の炎症は「肺」の疲れです。


水タイプ   耳

耳が遠くなったり、耳鳴りがすれば「腎」の疲れです。



◎チェック項目③ 五液(ごえき)

五行に体液を対応させた体液

体液から五臓の状態を推測します。


木タイプ   涙(るい/なみだ)

涙もろくなったり涙がよく出るのは、「肝」の疲れです。


火タイプ   汗(かん/あせ)

運動せずに汗をかくのは、「心」の衰弱です。


土タイプ   涎(せん/よだれ)

よだれがよく出る様になるのは、「脾」の衰弱です。


金タイプ   涕(てい/はなみず)

はなみずがよく出るのは、鼻の衰弱で、「肺」の疲れです。


水タイプ   唾(だ/つば)

口に沢山のつばが溜まる時は、「腎」の衰弱です。



◎チェック項目④ 五香(ごか)

五行に対応させた体臭

五臓の状態は体臭や口臭からも判断が出来ます。


木タイプ   臊(そう)

顔が油っぽく、獣肉の様な生臭さがすれば「肝」の異常です。


火タイプ   焦(しょう)

焦げ臭い臭いがすれば、「心」の異常です。


土タイプ   香(こう)

香ばしい甘い臭いがすれば、「脾」の異常です。


金タイプ   腥(せい)

魚の様な生臭い臭いがすれば、「肺」の異常です。


水タイプ   腐(ふ)

腐った様な臭いがすれば、「腎」の異常です。



◎チェック項目⑤ 五志(ごし)

五行に対応させた感情や性格

五臓の異常は人の感情や性格からも推測が出来ます。


木タイプ   怒(ど)

怒りっぽい人は気が上昇して「肝」が損なわれます。


火タイプ   喜(き)/笑(しょう)

大声で笑う(喜ぶ)人は、喜び過ぎて気が緩み、「心」が損なわれます。


土タイプ   思(し)/慮(りょ)

思い考え過ぎると、気が固まって「脾」が損なわれます。


金タイプ   悲(ひ)/憂(ゆう)

悲しみや憂いは、気が消えて、「肺」が損なわれます。


水タイプ   恐(きょう)/驚(きょう)

恐れや驚きは、気が低下して「腎」が損なわれます。



◎チェック項目⑥ 五主(ごしゅ)

五行に対応させた体の部分

五主は五臓から栄養する体の部分を指します。


木タイプ   筋(きん)/健(けん)

「肝」が弱いと筋肉の痙攣がよく起こります。


火タイプ   血脈(けつみゃく)

「心」が弱いと血液の流れが悪くなり、心臓病や心筋梗塞になります。


土タイプ   肌肉(きにく)

「脾」が弱いと肌肉(脂肪層)に栄養が届かず、痩せ細り、しわも増えます。


金タイプ   皮毛(ひもう)

「肺」が弱いと、皮毛(皮膚)に異常が起きて、肌が荒れ易くなります。


水タイプ   骨(こつ)/髄(ずい)

「腎」が弱いと歯や骨が弱くなり、腰痛や骨折を起し易くなります。



◎チェック項目⑦ 五労(ごろう)

五行に対応させた身体の状態

長時間同じ状態を続けると手足だけではなく、臓器にも負担がかかります。


木タイプ   行(ぎょう)

長時間歩き(動き)続けると「肝」に負担をかけます。


火タイプ   視(し)

長時間目を酷使すると血液の流れが悪くなり「心」に負担をかけます。


土タイプ   坐(ざ)

長時間座り続けると「脾」に負担をかけます。


金タイプ   臥(が)

寝たきりになると「肺」に負担をかけます。


水タイプ   立(りつ)

立ち続けていると「腎」に負担をかけます。



◎チェック項目⑧ 五悪(ごあく)

五行に対応させた気候

五臓が衰弱している時は、其々が嫌う気候や自然環境があります。


木タイプ   風(ふう)

「肝」の弱い人は、風(春風)に当たり過ぎない様に注意が必要です。


火タイプ   熱(ねつ)

「心」の弱い人は、夏の暑さに注意が必要です。


土タイプ   湿(しつ)

「脾」の弱い人は、湿気や梅雨に注意が必要です。


金タイプ   燥(そう)

「肺」の弱い人は、秋の乾燥した気候に注意が必要です。


水タイプ   寒(かん)

「腎」の弱い人は、冬の冷えに油断しない様に注意が必要です。



◎チェック項目⑨ 五変(ごへん)

五行に対応させた病変の発現状態

五臓の損傷により身体にあらわれる変化の事です。


木タイプ   握(あく) 握る

「肝」が損傷されると拳(こぶし)を強く握る様になります。


火タイプ   憂(ゆう) 譫言(うわごと)

「心」が損傷されると譫言を言う様になります。


土タイプ   吃(きつ) 吃逆(しゃっくり)

「脾」が損傷されると吃逆がよく出る様になります。


金タイプ   咳(がい) 咳(せき)

「肺」が損傷されると咳がよく出る様になります。


水タイプ   慄(りつ) 慄(ふる)え

「腎」が損傷されるとよく慄える様になります。



◎チェック項目⑩ 五味(ごみ)/五禁(ごきん)

五行に対応させた味覚

五味は単なる味覚だけではなく、食物を5つに分類して応用する事で、五臓の其々を癒す事が出来ます。


木タイプ   酸(さん) 酸っぱい

「肝」が弱っている時は酸味を求めます。


火タイプ   苦(く)  苦(にが)い

「心」が弱っている時は苦味を求めます。


土タイプ   甘(かん) 甘(あま)い

「脾」が弱っている時は甘味を求めます。


金タイプ   辛(しん) 辛(から)い

「肺」が弱っている時は辛味を求めます。


水タイプ   鹹(かん) 塩っからい

「腎」が弱っている時は塩からい味を求めます。




以上の10項目をチェックし、木タイプに該当する項目が多くても必ずしも「肝臓」が病んでいるというものではありません。


漢方には『未病』という考え方があり、発病には至らな

いものの軽い症状がある状態を未病といいます。

木タイプに該当する項目が多い方は、『肝』が疲れていたりしますので、今の生活を続けていると将来的に「肝」の病気になる可能性が高いという事が判るのです。


五臓六腑の全ては繋っているという考えが根本にあり、軽いうちに異常を見つけて病気を予防するという考え方です。 最近の医療では外来や検診で様々な検査が出来る様になり、特に自覚症状がないにもかかわらず検査値異常を指摘される事がよくあります。



気になる項目があれば自分自身の生活習慣を見直す時の参考にして健康に役立てましょう。





五行の医術への応用

『働きと食物』

漢方の食養で、現代の栄養学に匹敵します。



「五行」に対応させた『食物』


     五穀(ごこく)      五菜(ごさい)

     主食である穀物     野菜

木タイプ 麦(むぎ)     青麦 韮(きょう/にら)

火タイプ 黍/稷(きび)    赤黍 薤(がい/らっきょう)

土タイプ 稗(ひえ)/粟(あわ) 黄粟 葵(き/あおい)

金タイプ 稲(いね)/米(こめ) 白米 葱(そう/ねぎ)

水タイプ 豆(まめ)     黒豆 糵(かく/もやし)


     五畜(ごちく)      五果(ごか)

     畜肉果物

木タイプ 鶏(けい/とり)      李(り/すもも)

火タイプ 羊(よう/ひつじ)     杏(きょう/あんず)

土タイプ 牛(ぎゅう/うし)     棗(そう/なつめ)

金タイプ 馬(ば/うま)       桃(とう/もも)

水タイプ 豕/豚(し/ぶた)      栗(りつ/くり)

『五禁(ごきん)』


五行の相剋関係に対応させた「五味」

漢方では、五味を相剋関係により五禁として、味の取り過ぎを禁じました。



『酸 (さん)』

土タイプの「脾」が弱っている人は、『木剋土』により、

木タイプの「酸」である酸っぱいものをとり過ぎてはいけない。

筋肉や内臓を引き締める収斂作用作がある

酢・トマト・ミカン・レモン・リンゴ・ウメ・スモモ・ビワ・モモ・キンカン・ブリ・苺・キウイ・梅など

「脾」を良くしたければ、黄色い粟を食べると良い。味は甘いものである。


『苦(く)』

苦い食物

金タイプの「肺」が弱っている人は、『火剋金』により、

火タイプの「苦」である苦いものをとり過ぎてはいけない。

体内の余分な熱や水分を除去し、炎症を抑えたり、物を固める作用がある

レタス・クワイ・ミョウガ・シュンギク・ギンナン・ウド・フキ・杏・コーヒー・緑茶など

「肺」を強くしたければ白米を採る。白い野菜や辛いものは肺に良い。


『甘(かん)』

甘い食物

土タイプの「腎」が弱っている人は、『土剋水』により、

水タイプの「甘」である甘いものをとり過ぎてはいけない。

血を補ったり、筋肉の緊張を緩めて痛みを取り除いたりする滋養強壮にも働く作用がある

砂糖・ホウレンソウ・ハクサイ・ゴボウ・キュウリ・ナス・タケノコ・セロリ・バナナ・スイカ・柿・小麦・ハモ・牡蠣・コンニャク・豆腐・キャベツ・ジャガイモ・サツマイモ・ヤマノイモ・レンコン・トウモロコシ・エンドウマメ・カツオ・カレイ・ウナギ・タイ・卵・ソバ・シイタケ・牛乳・大豆・ゴマ・カボチャ・アジ・マグロ・サケ・エビ・牛肉・鶏肉・米・サクランボ・椎茸・ブロッコリー・卵など

「腎」を強くしたければ、黒豆が最も良い。

それから十分な水分補給を採るということになる。

また酸味がある食べ物を食べるとよい。

酸味や酢を嫌う人は腎臓が悪くなりやすい。


『辛(しん)』

辛い食物

金タイプの「肝」が弱っている人は、『金剋木』により、

木タイプの「辛」である辛いものをとり過ぎてはいけない。

停滞していた「気」と「血」の流れをよくし、風邪のとき発汗を促す発散作用がある

トウガラシ・サンショウ・コショウ・サトイモ・アブラナ・ニンジン・シソ・パセリ・ネギ・タマネギ・大根・ショウガ・ニンニクなど

「肝」を良くするのは麦や青いものを食べると良い。

気が弱い現代の若者は、辛い刺激で満足しようとするのと、気力を強めようとしているのである。


『鹹(かん)』

塩辛い食物

水タイプの「心」が弱っている人は、『水剋火』により、

火タイプの「鹹」である塩辛いものをとり過ぎてはいけない。

固まったものを緩和させる作用があり、便秘などに効果的 な物を軟らげる働きがある

塩・アサリ・シジミ・ハマグリ・コンブ・ヒジキ・ノリ・カニ・アシタバ・オオムギ・アワビ・クラゲ・クリ・ワカメ・イカなど

「心」を強くしたければ、赤いキビが良い。ニガ瓜など苦い物を食べるとよい。



五穀米を食べるとか、十穀米を食べるとは、全身の内臓全体のバランスを良くしようという事で、気力を充実させ体調を整える食事療法の一つなのです。



『肝』

□ イライラし易い

□ 脚がつり易い・痺れ易い

□ 情緒不安定になり易い

□ 脚の静脈が目立つ

□ 不眠・よく夢を見る 

□ 胸や脇が張って苦しい

□ 朝の寝起きが悪くだるい 

□ お腹が張り、よくガスが出る

□ 物忘れし易い

□ 口が苦く感じる

□ 頭痛持ちである

□ 食欲にムラがある

□ めまい・立ちくらみし易い

□ 生理周期が不順

□ 肩が凝り易い

□ 生理前に胸が張り易い

□ 目が疲れ易い

□ 生理痛がある

□ かすみ目・視力の低下 

□ 下痢と便秘をくり返す

□ 爪がもろく割れ易い

□ 酸っぱいものが欲しくなる

□ 気候の変化に弱い

□ 春先に体調が崩れ易い


『心』

□ 動悸・息切れし易い

□不安感や焦燥感が強い

□ 脈が乱れ易い

□胸のあたりがハラハラする

□ 胸苦しい・胸の圧迫感

□カーッとなり易い(ヒステリー気質)

□ 胸のあたりに鈍痛がある

□異常に汗をかき易い·冷や汗

□ 胸がドキドキする(不整脈)

□ 舌がまわり難い·言葉が上手く話せない

□ 不眠・よく夢を見る

□ 舌が爛れ易い(舌炎·潰瘍)

□ すぐ目が覚める

□ 舌先がしみてヒリヒリする

□ もの忘れし易い

□ 舌先が赤い

□ 頭がボーッとする 

□ 舌を出すと真っすぐ出ない・曲がる

□ のぼせ易い

□ 苦いものが欲しくなる

□ 頭がふらつく 

□ 暑さに弱い

□ 顔が赤くなり易い(顔面紅潮)

□ 夏に体調が崩れ易い


『脾』

□ 食欲がない

□ 疲れ易い

□ 消化し難い

□ 気力が出ない

□ 食後に胃が張る

□ 顔色が悪い(黄色い)

□ 胃が重だるい 

□ 疲れると甘いものが欲しくなる

□ 胃がもたれ易い

□ 痩せ易い·食べても太れない

□ ムカつきや吐き気がある

□ 思い悩みやすい·思い込みが強い

□ 胃下垂である

□ むくみ易い

□ 涎がよく出る

□ 出血し易い(少量·だらだら出血)

□ 口の中がねばる

□ 内臓が下垂し易い(脱肛·子宮下垂)

□ 味が分からない 

□ 水分を取りすぎると体調が悪くなる

□ 唇や口の周りがよく荒れる

□ 湿気に弱い

□ 軟便になり易い·下痢傾向

□ 天気が悪くなると身体がしんどい

□ お腹が冷え易い

□ 梅雨や湿度の高い夏に体調が崩れ易い


『肺』

□ 風邪をひき易い

□ 呼吸が苦しい(呼吸困難·喘息)

□ 感染症にかかり易い

□ 色白である

□ くしゃみ

□ 肌が薄く弱い·敏感肌

□ 鼻水·鼻づまり

□ 肌が乾燥し易い

□ 痰がよく出る·痰がからむ

□ 肌荒れし易い

□ アレルギー性鼻炎(花粉症)

□ 蕁麻疹になり易い·アトピー性皮膚炎

□ 鼻の中が乾燥し易い 

□ 汗をかき難い

□ 喉が乾燥し易い

□ むくみ

□ のどが痒い 

□ 便秘になり易い(腸内環境が悪い)

□ 声がかれやすい 

□ 辛いものを欲する

□ 咳が出易い

□ 乾燥に弱い

□ 息が吐き難い·呼吸が弱い

□ 秋に体調を崩し易い


『腎』

□ 疲れ易い

□ 歯が弱い・グラグラする

□ 体がだるく力がない

□ 骨が脆い

□ 免疫力が弱い 

□ 頻尿になり易い

□ 身体が冷え易い

□ 夜間に何回もトイレに起きる

□ 顔色が黒い(どす黒い)

□ 残尿感がある

□ 髪の毛が抜け易い

□ 膀胱炎になり易い

□ 白髪が多い 

□ 尿が出にくい·尿がもれる(排尿不順)

□ 耳が聞こえ難い

□ 精力の減退

□ 耳鳴りがする 

□ 性機能の低下(不妊症)

□ 物忘れし易い 

□ 成長発育が遅い

□ 息が吸い難い

□ 恐がり易い

□ 腰が弱い・だるい・腰痛

□ 寒さに弱い

□ 脚や膝が弱い・膝が痛い

□ 冬に体調を崩し易い


本日は、Halloween(ハロウィン)です。

Halloween(ハロウィン)は、元々、キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日の「万聖節」の前夜祭として行われる祝祭行事で、「秋の収穫祭」として収穫を祝い、「お彼岸」の様に先祖の霊をお迎えすると共に悪霊を追い祓う祭りです。

南瓜(カボチャ)をくり貫いて飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子を貰ったりする風習などがあります。
現代では祝祭本来の宗教的な意味合いは殆どなくなっていて、アメリカを中心に、コスプレパーティーとして有名になり民間行事として定着しています。

発祥は2000年以上も前のヨーロッパの古代ケルト人が行っていた夏の終わりを意味する『Samhain(サウィン)』と呼ばれる祭が起源だと云われていて、秋の収穫を祝うと共に、悪霊を祓う宗教的な行事として、古代ケルト人の暮らしに根付いていた祭りでした。

古代ケルト人の暦では、10月31日は1年の終わりの日で、現世と来世を分ける境界が弱まる時とされ、死者の魂が家族の元へ戻って来る日として信じられていました。
その日は、死者の魂と共に悪霊も一緒にやって来ると考えられ、その悪霊に人間だと気づかれない様に、火を焚いたり仮面を着けたりして身を守ったのが起源といわれてます。
この風習が、ハロウィンの代表的な習慣である仮装の起源となりました。

また、ハロウィンのシンボルとして、よく目にするのが、『Jack-o'-Lantern(ジャック・オー・ランタン=お化け南瓜)』と呼ばれる目や口をくり抜いて中にキャンドルを灯した、南瓜(カボチャ)のランタン(提灯)ですが、元々は故人の白い頭蓋骨を模したもので、ルタバガと呼ばれる大きな白い蕪でしたが、ハロウィンがアメリカに伝わるとルタバガ(蕪)が手に入れられないので、南瓜(カボチャ)になったそうです。

この提灯の、「ジャック」とは、アイルランドに伝わる物語の男の事で、生前に堕落した人生を送った悪賢い遊び人のジャックは、魂を取ろうとやって来た悪魔を騙して、死んでも地獄に落ちないという契約を取り付けたのですが、生前の行いの悪さから天国へいく事を拒否され、悪魔との契約により地獄に行く事も出来ないので、悪魔から貰った石炭を火種にし、萎びて転がっていたルタバガ(蕪)をくり貫き、それを入れた提灯を片手に持って彷徨っている姿と云われたり、死後にルタバガ(蕪)に憑依して安住の地を求めこの世を彷徨い続けている姿だとも云われています。

「ジャック・オー・ランタン」は、日本でいう鬼火の様な存在で、怖い顔にくり貫いて部屋の窓辺などに飾ると魔除けの役割を果たし、悪霊を怖がらせて追い祓えるそうです。

本来のケルトの行事としては、本物の故人の白い頭蓋骨を使用していたと考えられます。
現在でも中南米には、故人の頭蓋骨内に蝋燭を灯す事で、頭蓋骨が光り輝いて、頭蓋骨に故人の霊が宿り、故人が生き返ったものとして扱い、家族で頭蓋骨を囲んで祝う風習がありますが、それと同じ意味合いの風習が起源だと考えられます。

キリスト教には天国や地獄に行った霊が家族の元に返ってくるという教義はありませんが、古代ケルトの影響を受け、祖霊を祭る事で、祖霊が子孫を悪霊から守ってくれる事を期待したものと思われます。


現在では、10月31日がハロウィンとして定着していますが、正確な期間は10月31日~11月2日です。
2021年の中秋の名月は、本日、9月21日です。
「中秋の名月」とは、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月の事を指し、中秋の名月を愛(め)でる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。
9月の満月は、英語圏では「ハーベストムーン」と呼ばれ、中秋の名月は農業の行事とも結びついて居て「芋名月(いもめいげつ)」と呼ばれる事もあります。

今年の中秋の名月は満月と同じ日なのですが、必ずしも「満月」になるとは限りません。
満月なのは8年ぶりの事で、実は中秋の名月と満月の日付がずれる事はよくあります。
例えば、2024年の中秋の名月は、9月17日で、満月が9月18日です。

これは、中秋の名月は、天保暦(旧暦)では、秋が七~九月で、秋を初秋(旧暦七月)、仲秋(旧暦八月)、晩秋(旧暦九月)、の3つに区分した場合、「仲秋」とは旧暦8月全体を指し、中秋の名月の「中秋」とは「秋の中日」つまり旧暦8月15日のみを指しています。
中秋の名月は八月十五日ですが、現在は太陰太陽暦(現在暦の計算に使われ「旧暦」とされている新月からの日数)の日付で決まります。
一方で、満月(望)は、太陽、地球、月の位置関係で決まるので、月の公転軌道は楕円形ですから、新月(朔)から満月(望)までに掛かる日数が13.9〜15.6日と大きく変化するのでずれるのです。

具体的には、祝日としてではなく、天文学としての日付としての「秋分の日」以前の、一番近い新月(朔)の日を1日目として旧暦八月一日とした時、15日目を「中秋」と決められます。
この様にして「中秋」を決めると、ほぼ現在の暦から1ヶ月程、遅れている事から、中秋の名月は9月になる事が多いのです。
しかし、「閏(うるう)月」と呼ばれる月が入る時には更に遅くなる為、中秋が10月になってしまう事もあります。
たとえば2017年は「閏5月」があった為、中秋は10月4日でした。

この様に、天文的な天体の配置と暦のずれはよくある事なのです。

月見のお供え物は…
「十五夜」ならば15個
一段目(9個)二段目(4個)三段目(2個)
「十三夜」ならば13個
一段目(9個)二段目(4個)
その他
12個の場合は一段目(9個)二段目(3個)
5個の場合は一段目(4個)二段目(1個)

一番上に2個並べる場合は、横並びではなく縦並びが正解で、三方やお皿、おぼんに白い紙を敷いて、丁寧に並べてお供えします。

お供え物をする時は、お月様から見て右側に月見団子を供え、左側にすすきや野菜などをお供えします。

これは、月見団子が手作り(人工的なもの)なので、隣には自然栽培の野菜や果物、植木などをお供えするのがお供え物のルールだからです。

十五夜は「芋名月」とも呼ばれるので、里芋や薩摩芋などの芋類をお供えするのが定番で、他にも、茄子や胡瓜などの野菜や柿や栗などの果物をお供えする事で、月との繋がりを強くしてくれるという言い伝えもあります。

草花は、ススキの他に秋の七草や秋桜など、季節のものであればOKですので、お好きなものを用意して下さい。

『 五行 (ウーシン = ごぎょう)』と
『 五術 (ウーシュ = ごじゅつ)』について
About the “ Five Elements ( ファイブ エレメンツ ) ” &
 “ Five Magical Arts ( ファイブ マジカル アーツ ) ”


陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)、陰陽五行論(いんようごぎょうろん)とも言います。
It is also known as Inyo Gogyo Setsu (The Theory of Five Elements in Yin-Yang) or Inyo Gogyo Ron. 

陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう、おんみょうごぎょうしそう)とは、中国の春秋戦国時代ごろに発生した陰陽と五行思想が結び付いて生まれた思想の事です。
Inyo (also pronounced Onmyo) Gogyo Shiso (Yin-Yang Wu-Xing Thought) is the idea that linked together the principles of Yin-Yang (positive and negative, light and shade) and Gogyo Shiso (Five Elements Theory) during the Spring and Autumn period and the Warring States period in China.

陰陽思想と五行思想との組み合わせによって、より複雑な事象の説明がなされる様になりました。
A combination of the cosmic dual forces ideology and Gogyo Shiso made it possible to explain more complicated things.

後に、戦国時代(中国)末期に五行思想と一体となった陰陽五行思想として東アジア文化圏に広まりました。
Later, at the end of the Warring States Period (in China), it was incorporated with Gogyo shiso (Five Elements Theory), and it spread across the East Asian cultural sphere as Inyo [Onmyo] gogyo shiso (Yin-Yang Wu-Hsing Idea).

五行説には『相生(シィァンシォン=そうしょう)』と『相剋(シィァンクェ"ァ=そうこく)』という二つの決定的な関係があり、よく「相性(あいしょう)がい良い」と言いますが、それは互いに「相生(そうしょう)」という関係性にあるという事です。
The five elements theory has two decisive relationships, "GeneratingInteraction" and "OvercomingInteraction", and it is often said that "Compatibility is good". It means that they have a relationship of "GeneratingInteraction" with each other.



五行( ウーシン = ごぎょう )とは
About the Five Elements ( ファイブ エレメンツ )

☆木(ムゥー=もく/き)
Wood(ウッド)
「春」の象徴で、木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成長・発育する様子を表します。
Wood
It is a symbol of "spring" and shows how the trees grow and grow, based on the standing trees whose trunks are covered with flowers and leaves.

☆火(フゥオ=か/ひ)
Fire(ファイア)
「夏」の象徴で、光り煇く炎が元となっていて、火の様な灼熱の性質を表します。
Fire
It is a symbol of "summer" and is based on a glowing flame, which represents the burning nature of fire.

☆土(トゥー=ど/つち)
Earth(アース)
「季節の変わり目」の象徴で、植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表します。
Earth
It is a symbol of "seasonal change" and is based on the appearance of plant buds germinating from the ground, and shows the property of nurturing and protecting all things.

☆金(ヂィン=きん/ごん/かね)
Metal(メタル)
「秋」の象徴で、土中に光り煇く鉱物・金属が元となっていて、金属の様に冷徹・堅固・確実な性質を表します。
Metal
It is a symbol of "autumn" and is based on minerals and metals that shine in the soil, and represents cold, firm, and reliable properties like metal.

☆水(シュイ=すい)
Water(ウオーター)
「冬」の象徴で、泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表します。
Water
It is a symbol of "winter" and is based on the water that flows out of the fountain. It is considered to be the fountain of life and expresses the nature of having both womb and spirituality.


○相生(シィァンシォン=そうしょう)
GeneratingInteraction(ジェネレーティングインタラクション=相互作用の生成∶相手を生じる関係=相生:そうしょう)
「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という『木→火→土→金→水』の順序で順送りに相手を生み出して行く、「お互いに助け合う良い関係にある」陽の関係を『五行相生』といいます。
GeneratingInteraction
"Wood produces Fire, Fire produces Earth, Earth produces Metal, Metal produces Water, Water produces Wood", in the order of "Wood → Fire → Earth → Metal → Water" The positive relationship that "has a good relationship with each other" that creates the "five elements Interaction" is called.

○木生火 
(ムゥーシォンフゥオ=もくしょうか)
(木→火)
木は火を生ず。
木は燃え、火に栄養を与えます。
(Trees → Fire)
Wood produce Fire.
Wood burns and thus nourishes Fire.

○火生土
(フゥオシォントゥー=かしょうど)
(火→土)
火は土を生ず。
火は灰を生成し、大地を作成します。
(Fire → Earth)
Fire does not produce Earth.
Fire produces ashes and creates the Earth.

○土生金
(トゥーシォンヂィン=どしょうきん/どしょうごん)
(土→金)
土は金を生ず。
大地には、金属に凝縮するミネラルが含まれています。
(Earth → Metal)
The Earth produces Metal.
Earth contains minerals which condense into Metal.

○金生水
(ヂィンシォンシュイ=きんしょうすい/ごんしょうすい)
(金→水)
金は水を生ず。
加熱および冷却された金属は、水の結露を引き起こします。
(Metal → Water)
Metal produces Water.
Metal heated and cooled creates condensation of Water.

○水生木
(シュイシォンムゥー=すいしょうもく)
(水→木)
水は木を生ず
水は木の成長に栄養を与え、木を作ります。
(Water → Wood)
Water produces Wood.
Water nourishes the growth of trees, creating Wood.


●相剋(シィァンクェ"ァ=そうこく)
OvercomingInteraction(オーバーカミングインタラクション=相互作用の克服:相手を抑制する関係=相剋:そうこく)
「水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は水に勝つ」という相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係を『五行相剋』といいます。
OvercomingInteraction
The shadow relationship that destroys the opponent that "Water wins Fire, Fire wins Metal,  Metal wins Wood, Wood wins Earth, Earth wins Water" is called "Five Elements Overcoming". 

●木剋土
(ムゥークェ"ァトゥー=もっこくど)
(木✕土)
木は土に勝つ。
木の根の様に、木は大地を破壊します。
(Wood ✕ Earth)
Wood beats the Earth.
Wood breaks up the Earth, as in the roots of a tree.

●土剋水
(トゥークェ"ァシュイ=どこくすい)
(土✕水)
土は水に勝つ。
大地は、ダムまたは川岸として水を制御します。
(Earth ✕ Water)
The Earth wins over the Water.
Earth controls Water, as a dam or river bank.

●水剋火
(シュイクェ"ァフゥオ=すいこくか)
(水✕火)
水は火に勝つ
水は火を弱め、その広がりを制御する事ができます。(Water ✕ Fire)
Water beats Fire.
Water can dampen Fire, controlling its spread.

●火剋金
(フゥオクェ"ァヂィン=かこくきん/かこくごん)
(火✕金)
火は金に勝つ。
火は金属を溶かす事ができます。
(Fire ✕ Metal)
Fire beats Metal.
Fire can melt Metal.
 
●金剋木
(ヂィンクェ"ァムゥー=きんこくもく/ごんこくもく)
(金✕木)
金は木に勝つ。
金属は木を切り倒す事ができます。
(Metal ✕ Wood)
Metal beats Wood.
Metal can chop down Wood.


◎比和
(ビーフェ"ァ=ひわ)
同じエネルギーが、良くも悪くも繁栄します。
Hiwa(Compare peacefulness)
The same energy will flourish, for better or for worse.



五術 ( ウーシュ = ごじゅつ )とは
About the Five Magical Arts( ファイブ マジカル アーツ )


命術(ミンシュ=めいじゅつ)
Life&FateArt(ライフ&フェートアート)
人生占いとも呼ばれ、生年月日、氏名など、出生時に決められたものから占いをします。
It is also called life fortune-telling, and fortune-telling is done from the things decided at the time of birth, such as date of birth and name.

卜術(ブォシュ=ぼくじゅつ)
DivinationArt(ディヴィネーションアート)
卜占とも呼ばれ、人との関わりで起こる出来事や事柄を占い、事柄と同期して現れる兆候を読んで決断を下します。
Also called Divination, fortune-telling events and things that occur in relation to people, and making decisions by reading the signs that appear due to synchronization.

相術(シィァンシュ=そうじゅつ)
AppearanceArt(アピュアランスアート)
物の見た目から良し悪しを判断し、その時の見た目や状態などの相を読みます。
Judge whether it is good or bad from the appearance of, and read the appearance such as the appearance and condition at that time.

医術(イーシュ=いじゅつ)
Healing&CureArt(ヒーリング&キュアアート)
人体に焦点を当て、体内を循環する生命エネルギーの不均衡を克服し、健康を保護し、伝統的な方法で病気を予防および治療する根本的な代替医療です。
A radical alternative medicine that focuses on the human body, overcomes the imbalance of vital energy circulating in the body, protects health, and prevents and treats illness in traditional ways.

山術(シャンシュ=ざんじゅつ)
Mountain&SoulSophisticationArt
(マウンテン&ソウルソフィステケーションアート)
昔は山で行われていた事から「山術」と呼ばれていました。
超自然を取り入れて「魂」と「体」を強化し、「人間の完成」を目指す技術です。 
It used to be called "mountain art" because it was performed in the mountains.
It is a technique that aims at "human perfection" by incorporating the supernatural and strengthening the "soul" and "body". 

本日9月9日は五節句の1つで、重陽の節句です。

陽の数字の「9」が重なる日である事から『重陽』と呼ばれています。
元々は、奇数(陽の数字)が重なる日は陽の気が強すぎると考えられていた為、不吉であるとい云われていましたが、特に9という数字は、一桁の数の中でも最大となる為、負担が大きいといわれていたのです。
後に、奇数の重なりが吉とされる様になってからは、不老長寿を願う祝いをする様になりました。

旧暦の9月9日は、菊が咲く時期でもある為、「菊の節句」とも呼ばれています。また、日本では収穫の時期であった事から、「栗の節句」ともいいます。
中国では、菊の花を浮かべた酒を飲むと寿命が延びると信じられていました。それが日本にも伝わり、不老長寿を願う行事となったといわれています。

重陽の節句の行事食は、菊酒と栗・茄子料理です。
栗や茄子は、収穫を祝う為に秋の味覚を用意したもので、栗は栗ご飯にして、茄子は焼いたり煮浸しにしたりして、秋の味覚を楽しみます。
菊酒は、食用菊の花びらを冷酒に浮かべたお酒の事です。
一条 誠志郎の
本日の天文と暦と誕生石の解説


西暦2021年(和暦令和3年)
2月18日 木曜日
(旧暦:西暦 貳阡廿年 睦月 漆日)

━━天文━━━━━━━━━━━

東京(北緯 35°41′22″ )
日の出 06:25
日南中 11:55
日の入 17:26
月の出 09:51
月南中 16:37
月の入 23:30

━━暦━━━━━━━━━━━━

干支:丁酉
五行:相剋
九星:七赤
六曜:先勝

━━中段━━━━━━━━━━━

七十二候:土脉潤起
(つちのしょう うるおい おこる)
十二直:危(あやぶ)
二十八宿:斗(と)

━━下段(選日・暦注など)━━━━

○吉日
神吉日
●凶日
十死日

━━その他━━━━━━━━━━

◎雨水(二十四節気)

━━旅行・結婚・引越━━━━━

旅行★★★
結婚★★★
引越★★★

━━━━━━━━━━━━━━━


暦解説

▣天文(てんもん)
◉太陽星座(たいようせいざ)
♒ TheWaterBearer(ウォーターベアラー)
Aquarius(アクエリアス=水瓶座)
Hydrochoos(ヒュドロコオス=宝瓶宮)
↓19:45
♓ TheFishes(フィッシズ)
Pisces(ピスケス=魚座)
Ichthyes(イクテュエス=双魚宮)
◎月齢(げつれい)
正午月齢 6.3
🌒三日月
眉月(まゆづき)
(6日目)
◎月星座(つきせいざ)
♉ TheBull(ブル)
Taurus(タウルス=牡牛座)
Tauros(タウロス=金牛宮)
牡牛座は、EarthElement(アース・エレメント=地の元素)に属し、愛や豊かさ、快楽を表す金星がRuler(ルーラー=支配星)である事から、パートナーや豊かな暮らしとも結びつきます。
牡牛座の月は、「財産」を司り、お金だけではなく、才能や感性(五感)の事も指し、開花させるにはじっくりと時間が掛かりますが、安定性がありますが、融通が利かなくなり、不快感に悩まされ易くなります。 

▣干支(えと)
十干(じゅっかん:甲·乙·丙·丁·戊·己·庚·辛·壬·癸)と十二支(じゅうにし:子·丑·寅·卯·辰·巳·午·未·申·酉·戌·亥)の組み合わせから成り、60種類を1周期とする数詞で、暦を始めとして時間や方位など、事柄の順序に用いられています。
◉年干支(としえと)
◯辛丑(しんちゅう/かのとうし)
辛丑は十干と十二支の60種類の組み合わせの中で38番目の干支で60年に一度巡って来ます。
一巡すると還暦となります。
十干は「辛(しん/かのと)=金の弟(かのと)」つまり『金の陰』の事で、十二支は「丑(ちゅう/うし)=牛(ウシ)」で『陰の土』の性質の為、干支の五行は(土→金)の組み合わせの為、『土生金』の関係性の為、「相生」です。
◎月干支(つきえと)
●庚寅(こういん/かのえとら)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で27番目の干支で60日に一度巡って来ます。
◯日干支(ひえと)
●丁酉(ていゆう/ひのととり)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で34番目の干支で60日に一度巡って来ます。
丁酉の十干は、『丁(てい/ひのと)=火の弟(ひのと)』で『火の陰』、十二支は『酉(ゆう/とり)=鶏(ニワトリ)』で『陰の金』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『火×金(火剋金)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相剋』です。
◆五行(ごぎょう)
*火剋金(かこくきん)
火中に金属を入れると溶解してしまうので、火は金に勝つ
●相剋(そうこく)
干支の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まない日とされています。

▣九星(きゅうせい)
五行からなる方位術です。
本命星(あなたの九星)は生まれた年で決まっていますので、自身の本命星と今日の九星の相性を見てみましょう。
◉年家九星
七赤金星(しちせききんせい)
本年は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[年破]午(南)
◎月家九星
☆五黄土星(ごおうどせい)
本日は、五黄が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :五黄土星
酉(東) :三碧木星
坤(南東):四緑木星
午(南) :九紫火星
巽(南西):二黒土星
卯(西) :七赤金星
艮(北西):六白金星
子(北) :一白水星
乾(北東):八白土星
*中央
[月破]申(西南西)
◯日家九星
☆七赤金星(しちせききんせい)
本日は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[日破]卯(東)
本命星の相性
○相生(そうじょう)
一白水星(金生水)
二黒土星(土生金)
五黄土星(土生金)
八白土星(土生金)
五行の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進むとされています。
●相剋(そうこく)
三碧木星(金剋木)
四緑木星(金剋木)
九紫火星(火剋金)
五行の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まないとされています。
◎比和(ひわ)
六白金星(金行比和)
七赤金星(金行比和)
じ性質の組み合わせの為、良くも悪くも勢いを増す日です。

▣六曜(ろくよう)
六耀とも書き、葬式や結婚式などの冠婚葬祭の儀式をする日取りを決めるのに使われます。
*旧暦一月(睦月:むつき)と旧暦七月(文月:ふみづき/ふづき)の朔日(ついたち)からは「先勝」から、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口→先勝の順に廻ります。
◎先勝(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」の意味。万事急ぐのが良い日。
急用を行うには良い日とされています。また午前中は吉、午後は凶です。
*急ぐ事は良い
*午前:吉
*午後:凶

━中段━━━━━━━━━━━
暦の中段は、江戸時代にあった『かな暦』の中段に記され日々の吉凶を占った事から、今日も略して中段と呼ばれ、用いられています。

▣七十二候(しちじゅうにこう)
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間の事です。
雨水 初候
土脉潤起
(つちのしょううるおいおこる)
雨が降って土が湿り気を含む
獺祭魚:獺が捕らえた魚を並べて食べる

▣十二直(じゅうにちょく)
暦の中段に記載されている建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の事で、その日の吉凶を判断します。
十二直の「直」は「当たる」という意味で、昔は一番重要視されていました。
●危(あやぶ)
危うき日ゆえ何事も控えるべき。全ての事に危惧する日で、とくに高所に登ったり、旅行、乗船は特に大凶とされています。
*大凶

▣二十八宿(にじゅうはっしゅく)
暦の中段に記載されている日々の吉凶等を判断をする二十八舎とも呼ばれる天球の天の赤道を青龍(東)白虎(西)朱雀(南)玄武(北)の4分割し、更に7分割した合計28のエリア(星宿)に不均等分割したもので、その区分の基準となった天の赤道付近の星座(中国では星官・天官と呼びます)の事を指します。
因みに、28区分は、月の任意の恒星に対する公転周期である恒星月の27.32日に由来すると考えられ、1ヶ月間に1日に1つの宿を通過すると仮定しています。
▲北方・玄武(げんぶ)
○斗宿(としゅく)
【ひつきぼし】
☆距星:射手座φ星
(南斗六星一:天同星)
土を掘る事には大吉。引越しに吉、新しい事を始めるには吉日です。

━━下段(選日・暦注など)━━━━
暦注は、旧暦の暦に記載された様々な事柄の総称で、暦は元々、年月日の全てが十干と十二支の組み合わせが基本でした。

○吉日
○神吉日(かみよしにち)
干支を基にして設定され、神社の参拝や祖先を祀る事などの神事に関する事は吉とされる日です。
●凶日
●十死日(じゅっしにち)
受死日(じゅしにち)に次ぐ凶日とされ、結婚、旅行、引越しともに避けた方が良い日です。受死日と異なり、お葬式もやらない方が良いとされています。

━━その他━━━━━━━━━━
◎雨水(うすい)
二十四節気の2番目で、毎年2月18日頃(2021年は2月18日)です。
空から降る雪は雨に変わり、雨水の冷たさが次第に緩みます。草木の発芽の進む時期です。

━━誕生石━━━━━━━━━━
◎2月18日の誕生石
△OrangeTopaz
(オレンジ・トパーズ=橙黄玉:だいだいおうぎょく)
▽宝石言葉:「知恵・論理」
▲オレンジトパーズは、東洋では健康の石とされ、創造性や感受性を高めて霊的能力を強め、幸福・愛・希望を齎(もたら)す石とされ、東洋では健康の石と云われています。

本日は『立春』ですので、立春について書きます。

二十四気の第1で、正月節(旧暦12月後半から1月前半)で、現在広まっている定気法では太陽黄経が315度のときで毎年陽暦二月四日頃です。
暦ではそれが起こる日の事ですが、天文学ではその瞬間とされています。恒気法では冬至から1/8年(約45.66日)後で2月5日頃で、期間としての意味もあり、この日から、次の節気の雨水の前日までを立春と言います。暦の上で春が始まる日で、節分の翌日に当たります。
冬至と春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏の前日までが春となります。

世界標準では、西暦(グレゴリオ暦)の1月1日が元旦ですが、太陰暦ではこの日が元旦で、西暦の元旦は冬ですが、太陰暦の元旦は新しい春だから元旦を新春と呼ぶのです。
また、前日の節分の行事も本来は大晦日に厄を鬼として祓う招福除禍の儀式なのです。

地球が太陽を1周する時間は365日ぴったりではなく、6時間弱長い為、毎年少しずつ地球の位置がずれて行き、立春は2月4日になったり3日になったりします。
天文学的に見れば、2021年は2月3日14:59が立春なので今年の立春は2月3日なのです。
太陽の位置は4年で24時間分程ずれるので、閏年として2月29日を作って解消していますが、このままだと4年で約45分、400年で3日程、増やし過ぎてしまいます。
その為、閏年を400年で3回減らす事にしたのです。100で割れる年は閏年にせず、400で割れる年は閏年のままとします。
この結果、400で割り切れる年の前後の年は、節分などの日付がずれ易いのです。
だから今年は、1897(明治30)年以来124年ぶりに立春が2月3日になるのです。
本日は『節分』ですので、節分について書きます。

『節分』とは本来は、「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節日を指します。
各季節の始まりの日を『四立(しりゅう:立春・立夏・立秋・立冬)』と呼びますが、各々の前日が『節分』と呼ばれ、1年に4回あります。
江戸時代以降になると特に春の始めである立春(毎年2月4日頃)の前日の「節分」を指す場合が多くなりました。
その理由は、新春という言葉がある様に、昔の日本では、春の始まりである「立春」は一年の始まりとして、特に尊ばれた為、次第に「節分」といえば春の節分のみを指す様になって行った様です。
立春を新年と考えれば、春の節分は、「大晦日」に当たりますので、新しい春を迎える為の準備として「豆撒き」の様に厄祓いをしたり、「恵方巻き」の様に福を呼ぶといった行事が行われるという訳です。

「節分」の行事の一つに『豆撒き(豆蒔き)』がありますが、これは「大晦日」の浄化儀式に当たり、元々は、古代中国の宮廷の年中行事で、日本では平安時代の初期頃に行われていた大晦日の宮中の年中行事で、陰陽師らによって旧年の厄や災難を祓い清める『追儺/追難(ついな)』と呼ばれる行事で、「鬼やらい(鬼遣らい)」、「儺(な)やらい」とも呼ばれる鬼(厄)祓いの儀式が行われていました。
室町時代以降には、豆を撒いて悪鬼を追い出す行事へと発展し、民間にも定着して現在の『豆撒き』になりました。
因みに、京都ではこの時期、表鬼門に当たる「吉田神社」と裏鬼門に当たる「壬生寺(みぶでら)」では節分祭があります。

何故、鬼に豆を投げつけるのか?
昔、京都の鞍馬に鬼が出た時、毘沙門天のお告げによって炒った大豆を鬼の目に投げつけたところ、鬼を退治できたという逸話が残っており、「鬼の目(魔目=まめ)」に豆(まめ)を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」という訳です。

『豆撒き』は、浄化儀式ですので、術師である私が、ここで、皆様に、正しい豆撒きの方法や知識を解説して措きましょう。

一般的には、家族全員でという家庭が多い様ですが、本来は、その年の年男(その年の干支生まれの人)が豆を撒きますが、居ない場合は、一家の主人が豆を撒きます。
部屋の中に「見えない鬼」がいる様な感じで、『鬼は外!』と、鬼に豆を当て、外へ追い出す様に、「撒く」というよりは「当てる」とか「打つ」様な感じで豆を投げつけます。
間取りによって鬼を追い出す経路を考え、窓のある部屋は入り口のドアを閉め、窓から外へ撒き、部屋を移る時は、まだ豆撒きをしていない部屋から鬼が逆流するのを防ぐために豆を撒きながら移動し、風呂やトイレ等窓の無い部屋は豆を投げながらまず廊下へ追い出し、最後に玄関から外へ撒き、一番最後に玄関に撒き、鬼を一掃し、福を呼びます。
『福は内!』の時は、豆は投ずに撒きます。(せっかく「福」に来て頂くのに豆を投げつけたら来てくれません!)
そして一度豆撒きが終わったら、また鬼が入らない様に玄関や窓を開けてはいけません。(やむを得ず開ける場合は、その部屋だけもう一度撒きます。)
縁起の良い「福は内」で撒かれた豆をメインに、自分の年齢(数え年)の数だけ食べ、無病息災を祈願しますが、自分の年の数より1つ多く食べると、体が丈夫になり、病気にならず健康でいられるという習わしがある所もあります。
また、豆撒きに、落花生(ピーナッツ)を撒く地域もある様ですが、これは落花生を売る為の戦略的なものが始まりであり、これは儀式としての意味が全くありません。
本来の豆撒きの豆は、炒った大豆(炒り豆)でなくてはなりません。
落花生(ピーナッツ)は、乾燥させただけですから、鬼を封じる事が出来ず、厄祓いになりません。
炒り豆を使用する理由は、節分の豆撒きは、旧年の厄災を負って払い捨てる厄祓いである為、生の豆を使い、拾い忘れた豆が根付いて芽が出てしまうと縁起が悪くなり不都合ですし、炒り豆の「炒る」は「射る」に通じ、「豆」は「魔滅(まめ)」に通じる為、無病息災を祈る、厄祓いの意味に繋がります。
また、陰陽五行(木・火・土・金・水)説では、鬼(悪霊や霊など)や大豆は「金」に当たり、火剋金の作用で金を滅する事が出来る「火」を用いて大豆を炒る事で、鬼を封じて浄化が出来る様になった豆が、炒り豆な訳で、そして最後は、その豆を人間が福と供に食べてしまう事により、鬼を退治した、という事になる訳です。
豆を撒く様になったのは、旧暦の大晦日に、寺社が邪気払いに行った豆打ちの儀式を起源とした行事であり、室町時代の書物に、この行事の記載があり、最も古い記載である事から少なくとも日本では室町時代以降の風習であると考えられ、一般的に広まったのは江戸時代以降の事です。
初期に於いては、豆は後ろの方に撒く事が始まりでした。

地方によっては、同日に『恵方巻』を食べる習慣もあります。
恵方巻は、節分に食べると縁起が良いとされる太巻きの事で、それを食べる風習を指す場合もあり、別称として「丸かぶり寿司」「恵方寿司」「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」などと表現される事もあります。
恵方巻は、立春前日で節分の夜にその年の恵方に向かって目を閉じて一言も喋らず(又は笑いながら)食べると良いと云われ、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされています。
恵方巻の具材は、商売繁盛や無病息災を願って、七福神に因んで、7種類の具を入れます。
干瓢(かんぴょう)、胡瓜(キュウリ)、椎茸(シイタケ)、だし巻、鰻(ウナギ)、でんぶ、などの7種類の具を入れる事で、七福神の福を巻き込む意味があるとする説もあります。

因みに、「恵方(えほう)」とは陰陽道その年の干支(えと)に基づいていて、鏡餅をご神体としたり、祝箸の反対側を御使いになるあの、お正月の神様「歳徳神(としとくじん)」の司る縁起のよい吉方位として定めたもので、360°を24分した方位で表します。
24分した方位は 子(北) 癸 丑 艮 寅 甲 卯(東) 乙 辰 巽 巳 丙 午(南) 丁 未 坤 申 庚 酉(西) 辛 戌 乾 亥 壬。
恵方はその年の十干によって決まります。

甲(きのえ)の年
西暦下1桁が4の年 
甲(寅卯の間) 75° 2時半方向
東北東やや東

乙(きのと)の年
西暦下1桁が5の年
庚(申酉の間) 255° 8時半方向
西南西やや西

丙(ひのえ)の年
西暦下1桁が6の年
丙(巳午の間) 165° 5時半方向
南南東やや南

丁(ひのと)の年
西暦下1桁が7の年
壬(亥子の間) 345° 11時半方向
北北西やや北

戊(つちのえ)の年
西暦下1桁が8の年
丙(巳午の間) 165° 5時半方向
南南東やや南

己(つちのと)の年
西暦下1桁が9の年
甲(寅卯の間) 75° 2時半方向
東北東やや東

庚(かのえ)の年
西暦下1桁が0の年
庚(申酉の間) 255° 8時半方向
西南西やや西

辛(かのと)の年
西暦下1桁が1の年
丙(巳午の間) 165° 5時半方向
南南東やや南

壬(みずのえ)の年
西暦下1桁が2の年
壬(亥子の間)345° 11時半方向
北北西やや北

癸(みずのと)の年
西暦下1桁が3の年
丙(巳午の間)165° 5時半方向
南南東やや南

西暦2021(令和3)年の本年は、「辛丑(かのとうし)年」なので、恵方は「丙(巳午の間) 165° 5時半方向
」で【南南東やや南】です。
西暦1897(明治30)年以来124年ぶりに2月2日になります。
一条 誠志郎の
本日の天文と暦と誕生石の解説


西暦2021年(和暦令和3年)
2月1日 月曜日
(旧暦:西暦 貳阡廿年 師走 廿日)

━━天文━━━━━━━━━━━

東京(北緯 35°41′22″ )
日の出 06:41
日南中 11:55
日の入 17:08
月の出 20:51
月南中 02:26
月の入 08:58
正午月齢 18.9

━━暦━━━━━━━━━━━━

干支:庚辰
五行:相生
九星:八白
六曜:先勝

━━中段━━━━━━━━━━━

七十二候:鶏始乳
(にわとりはじめてとやにつく)
十二直:平(たいら)
二十八宿:畢(ひつ)

━━下段(選日・暦注など)━━━━

○吉日
天恩日
月徳日
●凶日
地火日
小犯土

━━その他━━━━━━━━━━

土用

━━旅行・結婚・引越━━━━━

旅行☆☆★
結婚☆☆★
引越☆★★

━━━━━━━━━━━━━━━

暦解説

▣天文(てんもん)
◉太陽星座(たいようせいざ)
♒ TheWaterBearer(ウォーターベアラー)
Aquarius(アクエリアス=水瓶座)
Hydrochoos(ヒュドロコオス=宝瓶宮)
◎月齢(げつれい)
正午月齢 18.9
🌖十八夜(じゅうはちや)
居待月(いまちづき)
(18日目)
◎月星座(つきせいざ)
♍ TheVirgin(バージン)
Virgo(ヴァルゴ=乙女座)
Parthenos(パルテノス=処女宮) 
↓20:25
♎ TheBalance(バランス)
Libra(リブラ=天秤座)
Zygos(ジュゴス=天秤宮)
◎VT(VoidTime=ヴォイドタイム)
ヴォイドタイムとは西洋占星術に基づいたもので、惑星が他の星とアスペクト(0度,60度,90度,120度,180度など意味のある角度)を最後に作ってから、その後、どの惑星ともアスペクトを作らず、次の星座に入るまでの時間の事で、月の働きが弱まり影響力が無効化される時間帯と云われていて、重要な決定事項は避けた方が良いと言われています。
※この時間帯には願い事は避けましょう。
20:09→20:25

▣干支(えと)
十干(じゅっかん:甲·乙·丙·丁·戊·己·庚·辛·壬·癸)と十二支(じゅうにし:子·丑·寅·卯·辰·巳·午·未·申·酉·戌·亥)の組み合わせから成り、60種類を1周期とする数詞で、暦を始めとして時間や方位など、事柄の順序に用いられています。
◉年干支(としえと)
◯辛丑(しんちゅう/かのとうし)
辛丑は十干と十二支の60種類の組み合わせの中で38番目の干支で60年に一度巡って来ます。
一巡すると還暦となります。
十干は「辛(しん/かのと)=金の弟(かのと)」つまり『金の陰』の事で、十二支は「丑(ちゅう/うし)=牛(ウシ)」で『陰の土』の性質の為、干支の五行は(土→金)の組み合わせの為、『土生金』の関係性の為、「相生」です。
◎月干支(つきえと)
●辛卯(しんぼう/かのとう)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で28番目の干支で60日に一度巡って来ます。
辛卯の十干は、『辛(しん/かのと)=金の弟(かのと)』で『金の陽』、十二支は『卯(ぼう/う)=兎(ウサギ)』で『陰の木』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『金×木(金剋木)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相剋』です。
◯日干支(ひえと)
○庚辰(こうしん/かのえたつ)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で17番目の干支で60日に一度巡って来ます。
庚辰の十干は、『庚(こう/かのえ)=金の兄(かのえ)』で『金の陽』、十二支は『辰(しん/たつ)=竜/龍(リュウ)』で『陽の土』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『土→金(土生金)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相生』です。
◆五行(ごぎょう)
*土生金(どしょうきん)
土が集まって山となり、山から鉱物(金属)が産出する為、土は金を生ず
○相生(そうじょう)
干支の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進む日とされています。

▣九星(きゅうせい)
五行からなる方位術です。
本命星(あなたの九星)は生まれた年で決まっていますので、自身の本命星と今日の九星の相性を見てみましょう。
◉年家九星
七赤金星(しちせききんせい)
本年は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[年破]午(南)
◎月家九星
六白金星(ろっぱくきんせい)
今月は、六白が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :六白金星
酉(東) :四緑木星
坤(南東):五黄土星
午(南) :一白水星
巽(南西):三碧木星
卯(西) :八白土星
艮(北西):七赤金星
子(北) :二黒土星
乾(北東):九紫火星
*乾(戌亥)/西北
[月破]未(南南西)
◯日家九星
☆八白土星(はっぱくどせい)
本日は、八白が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :八白土星
酉(東) :六白金星
坤(南東):七赤金星
午(南) :三碧木星
巽(南西):五黄土星
卯(西) :一白水星
艮(北西):九紫火星
子(北) :四緑木星
乾(北東):二黒土星
*艮(丑寅)/東北
[日破]戌(西北西)
本命星の相性
○相生(そうじょう)
六白金星(土生金)
七赤金星(土生金)
九紫火星(火生土)
五行の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進むとされています。
●相剋(そうこく)
一白水星(土剋水)
三碧木星(木剋土)
四緑木星(木剋土)
五行の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まないとされています。
◎比和(ひわ)
二黒土星(土行比和)
五黄土星(土行比和)
八白土星(土行比和)
同じ性質の組み合わせの為、良くも悪くも勢いを増す日です。

▣六曜(ろくよう)
六耀とも書き、葬式や結婚式などの冠婚葬祭の儀式をする日取りを決めるのに使われます。
*旧暦六月(水無月:みなづき)と旧暦十二月(師走:しわす)の朔日(ついたち)からは「赤口」から、赤口→先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順に廻ります。
◎先勝(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」の意味。万事急ぐのが良い日。
急用を行うには良い日とされています。また午前中は吉、午後は凶です。
*急ぐ事は良い
*午前:吉
*午後:凶

━中段━━━━━━━━━━━
暦の中段は、江戸時代にあった『かな暦』の中段に記され日々の吉凶を占った事から、今日も略して中段と呼ばれ、用いられています。

▣七十二候(しちじゅうにこう)
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間の事です。
大寒 末候
鶏始乳
(にわとりはじめてとやにつく)
鶏が卵を産み始める
水沢腹堅:沢に氷が厚く張りつめる

▣十二直(じゅうにちょく)
暦の中段に記載されている建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の事で、その日の吉凶を判断します。
十二直の「直」は「当たる」という意味で、昔は一番重要視されていました。
◎平(たいら)
天帝が調停する日ゆえ万事に良しとされ、平等、円満な吉日で、特に旅行、婚礼相談事に吉です。但し、種まきや、池、溝、穴などを掘る事は凶とされています。
*大吉

▣二十八宿(にじゅうはっしゅく)
暦の中段に記載されている日々の吉凶等を判断をする二十八舎とも呼ばれる天球の天の赤道を青龍(東)白虎(西)朱雀(南)玄武(北)の4分割し、更に7分割した合計28のエリア(星宿)に不均等分割したもので、その区分の基準となった天の赤道付近の星座(中国では星官・天官と呼びます)の事を指します。
因みに、28区分は、月の任意の恒星に対する公転周期である恒星月の27.32日に由来すると考えられ、1ヶ月間に1日に1つの宿を通過すると仮定しています。
▼西方・白虎(びゃっこ)
○畢宿(ひつしゅく)
【あめふりぼし/あけりぼし】
☆距星:牡牛座ε星
結婚に吉日。取引開始や縁談にも吉です。

━━下段(選日・暦注など)━━━━
暦注は、旧暦の暦に記載された様々な事柄の総称で、暦は元々、年月日の全てが十干と十二支の組み合わせが基本でした。

◯吉日
○天恩日(てんおんにち)
天恩のある日で吉事に用いて大吉です。結婚、旅行、引越し、いずれも良い日とされます。但し、凶事に用いてはならない日です。
○月徳日(つきとくにち)
何事をするにも吉の日です。特に家の増改築、土に関わる事は吉とされます。
●凶日
●地火日(ぢかにち)
大地の火気が激しい日です。土を動かす事は凶とされています。
●小犯土(こづち)
戊寅(つちのえとら:15番目)から甲申(きのえさる:21番目)までの7日間を小犯土(こづち)、小土などともという。
犯土の期間は「土を犯すべからず」という期間で、土を司る神様、土公神(どくしん・どこうしん)様が本宮、或は土中にいらっしゃる時である為、土を犯してはならない日で、土を触ると土公神さまがお怒りになるという事から、この期間に穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採など土に関する事全般、地鎮祭のなどの建築に関する儀礼はしてはいけないという事になっています。
つまり、土いじりは一切慎むべきとされている。特に、地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされます。これらの内容は土用と共通しています。
犯土とは元来、これらの「土を犯す行為」、特に現在の地鎮祭に相当する儀式を意味しましたが、後に、それを禁じる禁忌に、その期間へと意味が変化しました。

━━その他━━━━━━━━━━
土用(どよう)
土用とは土旺用事(どおうようじ)の略で、一般的に夏の土用のだけが知られているのですが、五行説による季節の割り振りで四季に配当(冬:水、春:木、夏:火、秋:金)されなかった「土」の支配する時期として各季節の末18日ないし19日間を指し、土用の最後の日が「節分」です。
土用は、土公神という神様が支配する時期の為、土の気が盛んになり、土に関することは凶とされ、動土や穴掘りなど土を犯す作業が凶とされ、造作、収蔵、柱立て、礎を置くこと、井戸掘り、壁塗りは凶となり、鍼灸を行うと効き目があると云われています。

━━誕生石━━━━━━━━━━
◎2月1日の誕生石
△Ulexite(ウレキサイト=曹灰硼石:そうかいほうせき)
▽宝石言葉:「見通す心」
▲アメリカのカリフォルニア州でしか産出しない、繊維状結晶を持った硼酸塩鉱物の一種で、ドイツ人の化学者ユーレックスの名前からユーレックサイト(英:ウレキサイト)と名付けられました。
文字や絵の描いてある紙の上に乗せると結晶が光ファイバーの役割をして、下の絵が結晶表面に浮き上がって見える事から、一般的な通称は、『TVrock/TVstone(テレビ石)』とも呼ばれています。
また、「RoundCut(ラウンド・カット=球型)」又は半球形の「CabochonCut(カボション・カット=石を丸い山形に整えて研磨する)」に加工すると『※Chatoyancy(シャトヤンシー=変彩効果)』が出ます。
▼人間関係を良くしたい時や本質を知りたい時に効果があると云われ、今、置かれている状況や環境の本当の意味や、自分自身を知ること、行動するべきか否か、今ある人脈と繋がるべきか離れるべきか、等々、本当の原因は何なのか、本質を見抜く力を齎してくれます。