一条 誠志郎の
本日の天文と暦と誕生石の解説


西暦2021年(和暦令和3年)
2月1日 月曜日
(旧暦:西暦 貳阡廿年 師走 廿日)

━━天文━━━━━━━━━━━

東京(北緯 35°41′22″ )
日の出 06:41
日南中 11:55
日の入 17:08
月の出 20:51
月南中 02:26
月の入 08:58
正午月齢 18.9

━━暦━━━━━━━━━━━━

干支:庚辰
五行:相生
九星:八白
六曜:先勝

━━中段━━━━━━━━━━━

七十二候:鶏始乳
(にわとりはじめてとやにつく)
十二直:平(たいら)
二十八宿:畢(ひつ)

━━下段(選日・暦注など)━━━━

○吉日
天恩日
月徳日
●凶日
地火日
小犯土

━━その他━━━━━━━━━━

土用

━━旅行・結婚・引越━━━━━

旅行☆☆★
結婚☆☆★
引越☆★★

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暦解説

▣天文(てんもん)
◉太陽星座(たいようせいざ)
♒ TheWaterBearer(ウォーターベアラー)
Aquarius(アクエリアス=水瓶座)
Hydrochoos(ヒュドロコオス=宝瓶宮)
◎月齢(げつれい)
正午月齢 18.9
🌖十八夜(じゅうはちや)
居待月(いまちづき)
(18日目)
◎月星座(つきせいざ)
♍ TheVirgin(バージン)
Virgo(ヴァルゴ=乙女座)
Parthenos(パルテノス=処女宮) 
↓20:25
♎ TheBalance(バランス)
Libra(リブラ=天秤座)
Zygos(ジュゴス=天秤宮)
◎VT(VoidTime=ヴォイドタイム)
ヴォイドタイムとは西洋占星術に基づいたもので、惑星が他の星とアスペクト(0度,60度,90度,120度,180度など意味のある角度)を最後に作ってから、その後、どの惑星ともアスペクトを作らず、次の星座に入るまでの時間の事で、月の働きが弱まり影響力が無効化される時間帯と云われていて、重要な決定事項は避けた方が良いと言われています。
※この時間帯には願い事は避けましょう。
20:09→20:25

▣干支(えと)
十干(じゅっかん:甲·乙·丙·丁·戊·己·庚·辛·壬·癸)と十二支(じゅうにし:子·丑·寅·卯·辰·巳·午·未·申·酉·戌·亥)の組み合わせから成り、60種類を1周期とする数詞で、暦を始めとして時間や方位など、事柄の順序に用いられています。
◉年干支(としえと)
◯辛丑(しんちゅう/かのとうし)
辛丑は十干と十二支の60種類の組み合わせの中で38番目の干支で60年に一度巡って来ます。
一巡すると還暦となります。
十干は「辛(しん/かのと)=金の弟(かのと)」つまり『金の陰』の事で、十二支は「丑(ちゅう/うし)=牛(ウシ)」で『陰の土』の性質の為、干支の五行は(土→金)の組み合わせの為、『土生金』の関係性の為、「相生」です。
◎月干支(つきえと)
●辛卯(しんぼう/かのとう)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で28番目の干支で60日に一度巡って来ます。
辛卯の十干は、『辛(しん/かのと)=金の弟(かのと)』で『金の陽』、十二支は『卯(ぼう/う)=兎(ウサギ)』で『陰の木』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『金×木(金剋木)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相剋』です。
◯日干支(ひえと)
○庚辰(こうしん/かのえたつ)
干支(えと)は干(かん)と支(し)の組み合わせから成り、60種類の組み合わせ中で17番目の干支で60日に一度巡って来ます。
庚辰の十干は、『庚(こう/かのえ)=金の兄(かのえ)』で『金の陽』、十二支は『辰(しん/たつ)=竜/龍(リュウ)』で『陽の土』の性質の為、干と支の五行の組合わせは『土→金(土生金)』の関係性の為、干支の五行の相性は『相生』です。
◆五行(ごぎょう)
*土生金(どしょうきん)
土が集まって山となり、山から鉱物(金属)が産出する為、土は金を生ず
○相生(そうじょう)
干支の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進む日とされています。

▣九星(きゅうせい)
五行からなる方位術です。
本命星(あなたの九星)は生まれた年で決まっていますので、自身の本命星と今日の九星の相性を見てみましょう。
◉年家九星
七赤金星(しちせききんせい)
本年は、七赤が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :七赤金星
酉(東) :五黄土星
坤(南東):六白金星
午(南) :二黒土星
巽(南西):四緑木星
卯(西) :九紫火星
艮(北西):八白土星
子(北) :三碧木星
乾(北東):一白水星
*兌/酉/西
[年破]午(南)
◎月家九星
六白金星(ろっぱくきんせい)
今月は、六白が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :六白金星
酉(東) :四緑木星
坤(南東):五黄土星
午(南) :一白水星
巽(南西):三碧木星
卯(西) :八白土星
艮(北西):七赤金星
子(北) :二黒土星
乾(北東):九紫火星
*乾(戌亥)/西北
[月破]未(南南西)
◯日家九星
☆八白土星(はっぱくどせい)
本日は、八白が方位盤の中央に位置している事を表します。
中央    :八白土星
酉(東) :六白金星
坤(南東):七赤金星
午(南) :三碧木星
巽(南西):五黄土星
卯(西) :一白水星
艮(北西):九紫火星
子(北) :四緑木星
乾(北東):二黒土星
*艮(丑寅)/東北
[日破]戌(西北西)
本命星の相性
○相生(そうじょう)
六白金星(土生金)
七赤金星(土生金)
九紫火星(火生土)
五行の組み合わせが自然の流れに沿っている為、相生は物事が順調に進むとされています。
●相剋(そうこく)
一白水星(土剋水)
三碧木星(木剋土)
四緑木星(木剋土)
五行の組み合わせが相反しており、物事が順調に進まないとされています。
◎比和(ひわ)
二黒土星(土行比和)
五黄土星(土行比和)
八白土星(土行比和)
同じ性質の組み合わせの為、良くも悪くも勢いを増す日です。

▣六曜(ろくよう)
六耀とも書き、葬式や結婚式などの冠婚葬祭の儀式をする日取りを決めるのに使われます。
*旧暦六月(水無月:みなづき)と旧暦十二月(師走:しわす)の朔日(ついたち)からは「赤口」から、赤口→先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順に廻ります。
◎先勝(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」の意味。万事急ぐのが良い日。
急用を行うには良い日とされています。また午前中は吉、午後は凶です。
*急ぐ事は良い
*午前:吉
*午後:凶

━中段━━━━━━━━━━━
暦の中段は、江戸時代にあった『かな暦』の中段に記され日々の吉凶を占った事から、今日も略して中段と呼ばれ、用いられています。

▣七十二候(しちじゅうにこう)
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間の事です。
大寒 末候
鶏始乳
(にわとりはじめてとやにつく)
鶏が卵を産み始める
水沢腹堅:沢に氷が厚く張りつめる

▣十二直(じゅうにちょく)
暦の中段に記載されている建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉の事で、その日の吉凶を判断します。
十二直の「直」は「当たる」という意味で、昔は一番重要視されていました。
◎平(たいら)
天帝が調停する日ゆえ万事に良しとされ、平等、円満な吉日で、特に旅行、婚礼相談事に吉です。但し、種まきや、池、溝、穴などを掘る事は凶とされています。
*大吉

▣二十八宿(にじゅうはっしゅく)
暦の中段に記載されている日々の吉凶等を判断をする二十八舎とも呼ばれる天球の天の赤道を青龍(東)白虎(西)朱雀(南)玄武(北)の4分割し、更に7分割した合計28のエリア(星宿)に不均等分割したもので、その区分の基準となった天の赤道付近の星座(中国では星官・天官と呼びます)の事を指します。
因みに、28区分は、月の任意の恒星に対する公転周期である恒星月の27.32日に由来すると考えられ、1ヶ月間に1日に1つの宿を通過すると仮定しています。
▼西方・白虎(びゃっこ)
○畢宿(ひつしゅく)
【あめふりぼし/あけりぼし】
☆距星:牡牛座ε星
結婚に吉日。取引開始や縁談にも吉です。

━━下段(選日・暦注など)━━━━
暦注は、旧暦の暦に記載された様々な事柄の総称で、暦は元々、年月日の全てが十干と十二支の組み合わせが基本でした。

◯吉日
○天恩日(てんおんにち)
天恩のある日で吉事に用いて大吉です。結婚、旅行、引越し、いずれも良い日とされます。但し、凶事に用いてはならない日です。
○月徳日(つきとくにち)
何事をするにも吉の日です。特に家の増改築、土に関わる事は吉とされます。
●凶日
●地火日(ぢかにち)
大地の火気が激しい日です。土を動かす事は凶とされています。
●小犯土(こづち)
戊寅(つちのえとら:15番目)から甲申(きのえさる:21番目)までの7日間を小犯土(こづち)、小土などともという。
犯土の期間は「土を犯すべからず」という期間で、土を司る神様、土公神(どくしん・どこうしん)様が本宮、或は土中にいらっしゃる時である為、土を犯してはならない日で、土を触ると土公神さまがお怒りになるという事から、この期間に穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採など土に関する事全般、地鎮祭のなどの建築に関する儀礼はしてはいけないという事になっています。
つまり、土いじりは一切慎むべきとされている。特に、地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされます。これらの内容は土用と共通しています。
犯土とは元来、これらの「土を犯す行為」、特に現在の地鎮祭に相当する儀式を意味しましたが、後に、それを禁じる禁忌に、その期間へと意味が変化しました。

━━その他━━━━━━━━━━
土用(どよう)
土用とは土旺用事(どおうようじ)の略で、一般的に夏の土用のだけが知られているのですが、五行説による季節の割り振りで四季に配当(冬:水、春:木、夏:火、秋:金)されなかった「土」の支配する時期として各季節の末18日ないし19日間を指し、土用の最後の日が「節分」です。
土用は、土公神という神様が支配する時期の為、土の気が盛んになり、土に関することは凶とされ、動土や穴掘りなど土を犯す作業が凶とされ、造作、収蔵、柱立て、礎を置くこと、井戸掘り、壁塗りは凶となり、鍼灸を行うと効き目があると云われています。

━━誕生石━━━━━━━━━━
◎2月1日の誕生石
△Ulexite(ウレキサイト=曹灰硼石:そうかいほうせき)
▽宝石言葉:「見通す心」
▲アメリカのカリフォルニア州でしか産出しない、繊維状結晶を持った硼酸塩鉱物の一種で、ドイツ人の化学者ユーレックスの名前からユーレックサイト(英:ウレキサイト)と名付けられました。
文字や絵の描いてある紙の上に乗せると結晶が光ファイバーの役割をして、下の絵が結晶表面に浮き上がって見える事から、一般的な通称は、『TVrock/TVstone(テレビ石)』とも呼ばれています。
また、「RoundCut(ラウンド・カット=球型)」又は半球形の「CabochonCut(カボション・カット=石を丸い山形に整えて研磨する)」に加工すると『※Chatoyancy(シャトヤンシー=変彩効果)』が出ます。
▼人間関係を良くしたい時や本質を知りたい時に効果があると云われ、今、置かれている状況や環境の本当の意味や、自分自身を知ること、行動するべきか否か、今ある人脈と繋がるべきか離れるべきか、等々、本当の原因は何なのか、本質を見抜く力を齎してくれます。