昨日、久しぶりに対話グループに参加した。
そういえば、コロナ以降、こういう対話の場に参加していなかったなぁ。
一時期、ものすごく参加していた時期があったんだけど。
なんか、自分がやる以外の対話はもういいかなと思ったことがあって、、、
自分のことばかり話していて人の話をまったく聞かなかったり、ジャッジが横行している場に参加しても、あまりいい気持にはならなくて。
本当に、お互いを尊重しあって、お互いの言葉に耳を傾けあうことができるような対話の場もあって、だから、そこに可能性を見出したんだけど、そういう奇跡的な場ばかりではないということがわかって。
でも、普通の日常生活や、普通に生きているだけでは、人の深い思いや気持ちなど聞きあう場などないから、そういう場があるってやっぱりいいなと思っている。
そこを知るだけで、意見の違いなど超えていくことができる、、という経験を私はしているから。
で、昨日は久しぶりに参加。
結論から言うと、すごくよかった。
ある程度少人数で、、っていうの重要かなと。
そして、他者の話を聞ける基礎体力のある人ばかりだったということもあった。
英雄とかについて話したんだが、その中で話して、ちょっと気になったことを、自分のために備忘録的に記しておこうと思う。
英雄ということを自己犠牲と結び付けている方がいて、それについてはムムムと思った。
自分のことを犠牲にして他者に何かするのがいいことみたいな、、、
私の師匠のひとりが、日本と日本人が乗り越えなければいけないのは自己犠牲だと言っていたが、まさにそうだなと。
かつての日本は、自己犠牲が美徳だった。
自分を犠牲にして子供や夫のために尽くす母が尊いみたいな価値観があったように思う。
しかし、そのような価値観がさまざまな弊害を生んだのはあきらかで、、
ひきこもりや家庭内暴力も、自分の生きがいを子供に投影した結果だみたいな分析を私の師匠の精神科医は言っている。
そうなんだよねー、あなたのためとか言って、自分を生きないで、子供の人生にのっかってくる母親はきつい。私の母親もそういうタイプだったけど。(このへん、こう書いただけでは理解できない方も多いと思うので、あらためてちゃんと書く)
天皇陛下ばんざいと言って死んでいくことが英雄だったこともある、、
災害などで支援している中で命を落とした人や、エッセンシャルワーカーみたいな人は英雄なんじゃないかという話もあったが、、、
そういう言説にも私はかなり違和感を感じていて。
そもそも、それらの方々は英雄と持ち上げられたいと思っているのかどうか。
じゃあ、そういう人が英雄で、何もできないでただ生きている人はそういう人より意味がないのか?
そもそも、そういう方々を英雄視して、自分の気持ちを合理化させるんじゃなくて、、
誰かだけが負担を負っている仕組みを改善するにはどうしたらいいのかという思考に向かわないで、英雄視することで思考停止してしまうのではないかと。
そういうことを私が言うと、
でもその方々の死は無駄ではないのであって、そういうことがあったからみんな気づけてうんぬんかんぬんと語りだす方がいるわけだが、私はその死を無駄だともいってないし、否定しているわけでもない。
ただ、起きたことを、自分の価値観やストーリーを載せないで、中立的に見て次に何ができるのかを考えているわけなのだが。
自分が納得する価値観を、起きている事象にストーリーとして載せたいのだろうな。
ほとんどの人が、起きていることをただ見るのではなく、自分が納得するストーリーをのせて合理化しようとする。
そのストーリーや価値観が人によって違うからこそ、対立が生じるんだろうなということがよくわかった。
自分がかぶせている価値観やストーリーを脇において、起きていることやおきたことを中立的にただ見て、次に何ができるかをみんなで考えることができたら、いろんなことがもっと進むんだろう。
それから、自己犠牲がよきものという刷り込みが本当に強いのだなと痛感した。
犠牲抜きに、豊かにも幸せにもなれる。
自分も他者もどっちも幸せにできる道がある。
まず、そういうビジョンを持つことから始めないと、、、
自分のことをやることが、わがままだという教育やしつけみたいなものがあったのかもしれない。
でも、自分を満たすことで他者をも満たしうるという可能性をもたないと、同じ悲劇が繰り返されるのではないかと私は思っている。
本文と関係ないけど
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