NYダウ 49,363 -322.24 ( -0.65% )
 S&P500 7,353 -49.44 ( -0.67% )
 NASDAQ 25,870 -220.02 ( -0.84% )
 日経平均 59,804 -746.18 ( -1.23% )
 ドル/円(15:30) 158.89 -0.14 ( -0.09% )

 

7012 川崎重工業 (500株) -40 -1.40 % -20,000 ( +206,500 )
7832 バンダイナムコ HD (800株) -41 -1.05 % -32,800 ( +17,600 )
6954 ファナック (100株) -340 -4.44 % -34,000 ( +132,900 )
8136 サンリオ (3500株) -51.7 -5.60 % -180,950 ( -138,600 )
1963 日揮 HD (500株) +1 +0.04 % +500 ( +55,000 )
7974 任天堂 (400株) -19 -0.25 % -7,600 ( +75,200 )
6702 富士通 (400株) -69 -2.07 % -27,600 ( +26,000 )

AMD Advanced Micro D. (25株) -6.94 -1.65 % -173.5 ( +7,292 )
GOOGL Alphabet (15株) -9.28 -2.34 % -139.2 ( +1,111 )
NU Nu Holdings (500株) ±0 ±0.00 % ± 0 ( +85 )

 

清算

7011 三菱重工業 (300株/3,961円) -165円 -49,500円 ( -76,800円 )
6507 シンフォニアテクノロジー (200株/12,860円) -286円 -148,000円 ( -323,000円 )

 

(日本)
'26. 5. 20 収支 -499,950円 ( -25,200円 )
'26. 5月間収支 -793,150円 6勝 5敗 勝率 54.5 %
2026 年間収支 +1,788,150円 51勝 39敗 勝率 56.6 %

 

(米国)
'26. 5. 19 収支 -312.7㌦ ( +8,489㌦ )
'26. 5月間収支 +1,616.7㌦ 7勝 6敗 勝率 53.8 %
2026 年間収支 +5,320.4㌦ 56勝 38敗 勝率 59.5 %

 

 

 19日のNY株式市場は下落。債券利回りの上昇が市場心理を冷やし、原油価格の高止まりによるインフレリスクと、米国とイランの和平合意​が見通せないことへの不安が重しとなった。

 また、エヌビディアが20日に第1四半期決算の発表を予定しており、様子見姿勢も強かった。

 

 AIブームを背景に最高値更新が続いていた半導体分野では、売りが優勢となった。フィラデルフィア半導体株指数は一時3.6%下落する場面もあった。ただその後は持ち直し、前日比0.03%上昇とほぼ変わらずで終了した。

 

 JPモルガン・チェースのマーケット・インテリジェンス部門は、「戦術的には引き続き強気を維持しているが、ハイテク株主導で相場が調整する可能性が高まっているため、ポジションを極端に積み増すことには慎重だ」と述べた。その上で、相場下落局面では押し目買いが入る可能性が高いとの見方を示した。

 

 

 

 トランプ大統領は19日、数日以内にイランへの攻撃を再開すると警告した。戦争終結に向けた合意を迫る狙いとみられる。トランプ氏は前日、予定していた攻撃を中止したと明らかにしていた。

 「戦争をしたくはないが、彼らに再び大きな打撃を与えなければならないかもしれない」とトランプ氏は記者団に語った。いつまで待つのかと問われると、「そうだな、2日か3日、金曜か土曜か日曜までだろう。あるいは来週初めまでかもしれない。時間は限られている」と答えた。

 

 トランプ氏の発言は、イランとの戦闘を再開する可能性を改めて浮上させた。2月末に米・イスラエルの攻撃を受けて以来、イランはトランプ氏が要求する核開発計画の放棄に応じていない。トランプ氏はただ、4月8日の停戦合意以降、軍事行動の再開を示唆しては撤回する言動を繰り返している。

 

バンス副大統領は19日午後、攻撃再開を示唆しつつも、交渉についてはやや前向きな見方を示した。「我々は大きく前進したと考えている。イラン側も合意を望んでいると思う」とした上で、軍事作戦再開は「選択肢B」だと説明した。「しかし、それは大統領が望んでいることではない。イラン側も望んでいないと思う」と語った。

 トランプ氏は19日に予定していたイラン攻撃を見送ったと、前日に明らかにした。サウジアラビアとカタール、アラブ首長国連邦(UAE)から、外交的解決を模索する時間を確保するよう要請があったためとしている。

 

 

 

 国債利回りは上昇。30年債利回りは一時7bp上昇の5.195%と、金融危機直前の2007年以来の水準に達した。2年債利回りは6.8bp上昇の4.11%、10年債利回りは7.4bp上昇の4.66%。30年債利回りは5.2bp上昇の5.18%。

 バークレイズとシティグループのストラテジストは、米30年債利回りが2004年以来の水準となる5.5%を突破する可能性があると顧客に警戒を促している。ブラックロックの調査部門トップは、投資家に対し、米国債を含む先進国の国債の保有比率を引き下げ、株式への配分を増やすよう推奨している。

 バンク・オブ・アメリカ(BofA)が実施した調査では、回答したファンドマネジャーの62%が、今後1年で30年債利回りが6%を超える可能性があると予想した。

 

 イラン戦争によるエネルギー価格上昇でインフレ懸念が強まり、米国を含む各国中銀が利上げを迫られるとの見方から、ここ数週間で世界的に国債利回りが急上昇している。さらに、拡大する財政赤字も、投資家に長期債保有の対価としてより高い利回りを求めさせている。

 バークレイズのグローバル調査部門会長、アジェイ・ラジャディアクシャ氏は18日付のリポートで、「債務が成長率を上回るペースで増加し、インフレ環境も悪化する一方で、財政改革に向けた政治的な意欲もない」と指摘。その上で、 「長期債に積極的に投資する理由はほとんどみあたらない」と記した。

 

 

 外国為替市場でドル指数は上昇し、6週間ぶり高値を付けた。米国債利回りの上昇を背景にドルが買われた。ドルは主要10通貨(G10)に対して全面高となった。円は対ドルで7日続落となった。

 

 取引時間中は、米国と日本の両方の高官の発言を巡って、値動きが激しくなる場面もあった。朝方には、一時158円67銭まで円高進行した後、急速に上げを消して下落に転じた。ベッセント米財務長官の発言に反応する動きとなった。
 ベッセント氏は同日、日本銀行の植田和男総裁と会談したとし、植田氏が日本の金融政策を導くことに確信を持っていると表明した。また、「過度な為替変動は望ましくない」とも述べた。
 午後には、片山さつき財務相が主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、為替動向について「断固たる措置を取るときは取る」と述べたと伝わると、下げを削った。

 

 

 

 原油先物相場は4日ぶり反落。WTI先物の6月限の清算値は0.89ドル(0.82%)安の107.77ドルだった。6月限はこの日が最終取引日。取引の中心となる7月限は0.23ドル安の104.15ドル。北海ブレント先物の7月限は0.82ドル(0.73%)安の111.28ドル。

 トランプ大統領が対イラン攻撃再開をあらためて示唆したが、その意図を見極めたいとのムードが強かった。トランプ氏は前日には予定していた攻撃を中止したと述べていた。

 

 戦争に起因する高いボラティリティーが続く中、こうした発言に市場関係者は慣れてきている。ただ、多くの投資家は、戦闘再開のより確かな証拠が示されない限り、原油のロングポジションを積み増すことには慎重だという。
 北大西洋条約機構(NATO)はホルムズ海峡の封鎖が7月初旬までに解除されない場合、船舶の海峡通過を支援する可能性を検討している。原油相場はこの報道が伝わった後、下げ幅を拡大した。

 

 ペルシャ湾にあるイラン最大の石油輸出拠点カーグ島では、少なくとも10日間にわたってタンカーが確認されていない。米軍による港湾封鎖が、イランへの圧力を強めている実態を浮き彫りにしている。

 一方、イランはこれまでのところトランプ氏の要求に屈しておらず、ホルムズ海峡の航行も大部分阻止している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 日経平均は5日続落。節目の6万円を割り込み、5月1日以来およそ3週ぶりの安値水準となった。5日続落するのは1月以来となる。

 世界的な金利上昇に対する警戒感から、利益確定売りが継続した。特​に、これまで株高を牽引してきた指数寄与度の大きいAI・半導体関連の下げが目立ち、日経平均は一時1200円超安となった。米エヌビディアの決算を控え、ポジション調整が出たとの指摘もあった。

 

 16円高でスタートした後、すぐにマ​イナス圏に沈み、前場序盤に一時1258円安の5万9292円まで値下がりした。相場全​体に売りが出て、プライム市場では8割超の銘柄が下落。軟調な地合いが続いた。アジア株安も日本株の上値を抑制した。

 

 ソフトバンクグループ(6.01%)、東京エレクトロン(2.25%)、フジクラ(8.52%)など、それぞれ連日で大幅安となり日経平均を下押しした。19日に米長期金利は2025年1月以来の高水準を付け、国内でも金利が上昇傾向となっている。

 米国とイランの戦闘を発端にしたインフレが長引き、各国の中央銀行は引き締め的な金融政策を強いられるとの懸念が金利上昇と株売りを促した。金利上昇が業績の逆風となりやすい不動産の一角が売られ、景気敏感の商社も後場にかけて下げ足を速めた。

 

 韓国半導体大手サムスン電子の労働組合は20日、会社側との報酬交渉が決裂したため21日からストライキに突入する方針を決定。報道が伝わると韓国市場ではサムスン電子株に売りが強まり、韓国総合株価指数(KOSPI)も下落。日本と韓国での株高を牽引してきたモメンタム重視の海外投資家からの買いが鈍るとの警戒感も日経平均の重荷となった。

 

 もっとも、日経平均は大引けにかけて下げ渋った。日本時間21日早朝(米東部時間20日夕)には米半導体大手エヌビディアの決算発表が控える。エヌビディアの業績と株価が世界のAI・半導体関連株の方向性を左右するとして様子見ムードが広がった。

 東京市場では半導体関連ではアドバンテスト(+1.32%)やキオクシア(+3.05%)には買いが入ったほか、小売りや医薬品といった業種で上昇する銘柄も散見され日経平均を下支えした。

 

 TOPIXも1.53%安と反落。プライム市場の売買代金は9兆5429億円。値上がり263(16%)、値下がり1283(81%)、変わらず22銘柄。

 グロース市場250指数は4.47%安と大幅に3日ぶり反落。日経平均が大幅安となり、節目の6万円を下回って終えた。投資家のリスク回避の売りが大型株だけでなく、国内の新興市場にも波及。国内金利が一段と上昇するとの懸念は根強く、新興株の重荷になった面もあった。

 

 NYダウ 49,686 +159.95 ( +0.32% )
 S&P500 7,403 -5.45 ( -0.07% )
 NASDAQ 26,090 -134.41 ( -0.51% )
 日経平均 60,550 -265.36 ( -0.44% )
 ドル/円(15:30) 159.03 +0.15 ( +0.10% )

 

7012 川崎重工業 (500株) -37 -1.28 % -18,500 ( +226,500 )
7832 バンダイナムコ HD (800株) +278 +7.67 % +222,400 ( +50,400 )
6954 ファナック (100株) -304 -3.82 % -30,400 ( +166,900 )
8136 サンリオ (3500株) +84.6 +10.08 % +296,100 ( +42,350 )
1963 日揮 HD (500株) +53 +2.04 % +26,500 ( +54,500 )
7974 任天堂 (400株) +337 +4.69 % +134,800 ( +82,800 )
7011 三菱重工業 (300株) +24 +0.59 % +7,200 ( -27,300 )
6507 シンフォニアテクノロジー (100株) -1430 -9.51 % -143,000 ( -132,000 )
6702 富士通 (400株) +101 +3.13 % +40,400 ( +53,600 )

AMD Advanced Micro D. (25株) -3.11 -0.73 % -77.75 ( +7,465 )
GOOGL Alphabet (15株) +0.16 +0.04 % +2.4 ( +1,251 )

 

新規

6507 シンフォニアテクノロジー (100株/14,030円) -43円 -43,000円 ( -43,000円 )

NU Nu Holdings (500株/12.12㌦) +0.17㌦ +85㌦ ( +85㌦ )

清算

7012 川崎重工業 (200株/2,824円) -68円 -13,600円 ( -14,800円 )
6954 ファナック (100株/7,680円) -286円 -28,600円 ( +168,700円 )

 

(日本)
'26. 5. 19 収支 +450,300円 ( +628,650円 )
'26. 5月間収支 -293,200円 6勝 4敗 勝率 60 %
2026 年間収支 +2,288,100円 51勝 38敗 勝率 57.3 %

 

(米国)
'26. 5. 18 収支 +9.6㌦ ( +8,801㌦ )
'26. 5月間収支 +1,929.4㌦ 7勝 5敗 勝率 58.3 %
2026 年間収支 +5,633.1㌦ 56勝 37敗 勝率 60.2 %

 

 

 18日のNY株式市場は小幅にまちまち。米国とイランの交渉合意の見通しを巡る強弱入り交じる材料が意識され、株式相場と原油相場は値動きの荒い取引が続いた。

 

 

 トランプ大統領は、19日に予定していたイラン攻撃を見送ったと明らかにした。複数の中東諸国首脳から、外交的解決を模索する時間を確保するよう要請があったためとしている。

 トランプ氏は18日、自身のSNSへの投稿から数時間後に行われた、「攻撃はしばらく延期した。できれば永久に延期したいが、しばらくの間かもしれない。イランと非常に重要な協議を行っており、その結果を見極めたい」と述べた。

 さらに、「サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)などから、2-3日延期できないか求められた。合意成立にかなり近づいていると彼らは考えているためだ」と説明。「イランが核兵器を手にしないという内容で合意でき、彼らが満足するなら、米国も恐らく満足するだろう」と語った。

 

 これまでも、イランに対する軍事行動再開を繰り返し示唆してきたが、実際には踏み切っていない。現時点でイラン側から交渉再開を確認する発表は出ていない。トランプ氏は受け入れ可能な合意に至らなければ米国は攻撃に踏み切る用意があるとした一方、期限は示さなかった。

 

 18日には、米国とイランの双方が、新たな提案を不十分として退けたことを明らかにしていた。イランが17日に仲介国パキスタンを通じて示した提案についてホワイトハウスは、高濃縮ウラン備蓄の引き渡しや追加濃縮の停止に関する具体的な確約が盛り込まれておらず、有意な改善を欠いていると判断したと伝わった。

 一方でイラン側も、米国の要求は依然受け入れられないとの認識を示している。イランは主要な要求で譲歩する姿勢を示しておらず、凍結資産の解除や戦争被害への補償支払いも求めている。

 

 同日の午前には、米国が和平協議の一環として、イランに科している石油関連の制裁を一時的に免除する案を提示したと、イランの準国営タスニム通信が伝えた。だがその後、米ニュースサイトのアクシオスは、イランが戦争終結に向けた修正案を提示したものの、ホワイトハウスは合意に至るには不十分だと判断していると報じた。

 

 

 ネーションワイドは、市場が再び安心感を取り戻せるかどうかは「原油市場と債券市場が落ち着くこと、一部の大型ハイテク株だけでなく幅広い銘柄に買いが広がること、さらに賃金の伸びが引き続きインフレ率を上回ることを示す材料が出てくることの3点にかかっている可能性が高い」と語った。

 シタデル・セキュリティーズによると、ここ数週間に米国株を過去最高値圏へ押し上げてきた大規模な資金流入に、巻き戻しの兆しが出始めているといい、「足元の市場環境では、これまでより慎重に投資する必要がある」と記した。そして、「株高を支えてきた資金流入には一巡感が出ている。加えて、超長期金利の上昇で債券の利回り妙味が増しており、株式市場から資金が流出する可能性もある」と指摘した。

 

 

 

 国債利回りはまちまちの中、超長期債が上昇。投資家の間では、インフレへの警戒感がある一方で、米国とイランが最終的には戦闘終結に向けた合意で前進するとの期待もある。2年債利回りは2.3bp低下の4.05%、10年債利回りは0.7bp低下の4.59%、30年債利回りは0.8bp上昇の5.12%。

 30年債利回りはアジア時間に4bp上昇し、5.16%と2023年以来の高水準を付けた。ホルムズ海峡を巡る対立に打開の兆しがあるとの観測から5.1%まで低下する場面もあった。だが、その後、ホワイトハウスはイランの最新提案を不十分だとみていると報じられると、利回りは再び上昇に転じた。

 こうした相場の乱高下は、市場が依然としてイラン戦争の行方に神経をとがらせていることを示している。エネルギー価格と政府の借り入れコストは上昇しており、事態が収束するまでは、インフレや財政悪化への懸念に敏感な超長期債は特に不安定な状況が続きやすい。

 

 BNPパリバの米金利戦略責任者は、「5%を超える水準」で利回り上昇を抑える材料が見当たらないと指摘。顧客に対し、30年債利回りの取引レンジとして5.25-5.5%を想定するよう勧めている。その上で、「超長期ゾーンの米国債保有者は、以前にも増して価格変動に敏感になっている」と述べた。

 

 

 

 原油先物相場は3日続伸。WTIは3.24ドル(3.07%)高の108.66ドル。北海ブレント先物の7月限が2.84ドル(2.60%)高の112.10ドル。ホルムズ海峡の通航再開を目指す和平協議を巡り、米国・イラン双方から新たな不透明要因が浮上したことで上昇した。

 トランプ大統領は19日にイラン攻撃を予定していたものの、複数の中東諸国からの要請を受けてこれを取りやめたと明らかにした。この発言が伝わった後、原油相場は上げ幅をやや縮小した。
 半面、イラン当局は、最新の提案草案は修正されてはいるものの、米国がなお過大な条件を突き付けていると認識していると、イラン準国営タスニム通信が伝えた。こうした表現は、戦争やホルムズ海峡を巡る膠着状態がすぐに緩和される状況にないことを示唆している。


 原油相場は18日に下落する場面もあった。最終合意に至るまで、イラン産原油に対する制裁を一時免除する案を米国が提示したとタスニム通信が伝えたことが材料視された。
 イラン産原油は、トランプ氏が第1次政権時にイラン核合意から離脱して以降、厳しい制裁下に置かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 日経平均は4日続落。18日の米半導体株安を受け、国内の半導体関連株や電線株が売りに押され、日経平均の下げ幅は一時500円を超えた。朝方に自律反発狙いの買いが入り、日経平均は一時600円高となったが、買いの勢いは続かなかった。

 

 386円高でスタート。その後、640円高の6万1456円まで上昇したが、買いの勢いは続かず、マイナス転換となった。後場には559円安の6万256円まで下落する場面もあった。

 

 18日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%あまり下落。19日に韓国株式市場でサムスン電子が下げたのも重荷となり、東京市場ではアドバンテストが3.29%安、東京エレクトロンが4.26%安。また、18日にストップ高水準で配分されたキオクシアも3.27%安と売られ、日経平均を押し下げた。

 

 電線株の下げも目立った。19日午後に2029年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表したフジクラは16.95%急落。古河電工は8.37%安、住友電工も4.75%安となった。

 市場では「インフレや財政悪化懸念を背景に長期金利の上昇圧力が強まっており、期待先行で買い進められてきた半導体や電線には逆風」との声があった。

 

 一方、東証プライムの値下がり銘柄数は3割弱にとどまった。相対的な出遅れ感から銀行株が軒並み上昇。その他のバリュー株の一部にも買いが入った。

 

 TOPIXは0.63%高と4日ぶり反発。プライム市場の売買代金は10兆3864億円。値上がり1116(71%)、値下がり430(27%)、変わらず23銘柄。

 グロース市場250指数は3.11%高と大きく続伸。これまで相場を牽引してきた東証プライム市場に上場するAI・半導体関連銘柄の一角に過熱感を意識した売りが出やすくなっており、その受け皿として相対的に出遅れ感のあった新興株市場の主力株に資金が向かった。

 

 NYダウ 49,529 -537.29 ( -1.07% )
 S&P500 7,408 -92.74 ( -1.24% )
 NASDAQ 26,225 -410.08 ( -1.54% )
 日経平均 60,815 -593.34 ( -0.97% )
 ドル/円(15:30) 158.88 +0.29 ( +0.18% )

 

7012 川崎重工業 (400株) -162 -5.31 % -64,800 ( +246,000 )
7832 バンダイナムコ HD (700株) -86 -2.32 % -60,200 ( -170,800 )
6954 ファナック (200株) -262 -3.18 % -52,400 ( +394,600 )
8136 サンリオ (1500株) -16.4 -1.92 % -24,600 ( -231,000 )
1963 日揮 HD (500株) -116.5 -4.30 % -58,250 ( +28,000 )
7974 任天堂 (400株) +31 +0.43 % +12,400 ( -52,000 )
7011 三菱重工業 (300株) +22 +0.54 % +6,600 ( -34,500 )
6507 シンフォニアテクノロジー (100株) -180 -1.18 % -18,000 ( +11,000 )
6702 富士通 (400株) +14 +0.44 % +5,600 ( +13,200 )

AMD Advanced Micro D. (25株) -- -- % -- ( +7,543 )
GOOGL Alphabet (15株) -- -- % -- ( +1,248 )

 

新規

7012 川崎重工業 (300株/2,892円) -6円 -1,800円 ( -1,800円 )
7832 バンダイナムコ HD (100株/3,628円) -5円 -500円 ( -500円 )
8136 サンリオ (2000株/850.3円) -11.3円 -22,600円 ( -22,600円 )

清算

7003 三井E&S (300株/4,646円) -74円 -22,000円 ( -449,700円 )
2768 双日 (200株/5,792円) -122円 -24,400円 ( -64,600円 )
6366 千代田化工建設 (2000株/796円) -17円 -34,000円 ( +38,000円 )
7013 IHI (400株/2,696円) +11円 +4,400円 ( -54,600円 )
6072 地盤ネット HD (1000株/1,080円) -18円 +18,000円 ( +89,000円 )

 

(日本)
'26. 5. 18 収支 -336,550円 ( -262,300円 )
'26. 5月間収支 -743,500円 5勝 4敗 勝率 55.5 %
2026 年間収支 +1,837,800円 50勝 38敗 勝率 56.8 %

 

(米国)
'26. 5月間収支 +1,919.8㌦ 6勝 5敗 勝率 54.5 %
2026 年間収支 +5,623.5㌦ 55勝 37敗 勝率 59.7 %

 

 

 日経平均は3日続落。原油高などによるインフレへの警戒から前週末の米長期金利が上昇した流れを受け、国内の長期金利が一段と上昇した。株式の相対的な割高感が意識され、運用リスクを回避する売りが優勢となった。日経平均の下げ幅は1000円を超える場面もあった。

 

 109円銭安で寄り付き、プラス圏に浮上する場面もみられたが、​再びマイナス圏に沈んだ。国内金利の上昇を背景に、一時1032円安の6万376円の安値を付けた。

 

 18日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが、前週末から0.1%上昇し、一時2.8%に上昇(債券価格は下落)した。1996年10月以来およそ29年半ぶりの高水準となる。原油高によるインフレ圧力や、追加の財政出動への懸念から債券売りが進んでいる。

 中東情勢の混迷は収束が見えず、原油価格が高止まりしている。国内外でインフレへの懸念が高まっており、投資家が債券の買いを手控える動きが鮮明だ。前週末15日の欧米市場でも長期金利が大きく上昇。米長期金利は4.5%台後半と約1年ぶりの高水準をつけ、週明けの東京市場でも日本の金利に上昇圧力がかかった。

 国内では政府が26年度補正予算を編成するとの観測で、拡張的な財政政策への警戒も強まっている。償還までの期間が相対的に長く、財政懸念を映しやすいとされる超長期国債の売りが加速しており、30年債の利回りも一時4.2%と過去最高を更新した。

 

 日経平均は朝安後、下げ渋る場面も多かった。ハイテク株比率の高い韓国総合株価指数(KOSPI)が上昇に転じたことで、海外投機筋などによる先物買いが入り、日経平均を下支えした。もっとも、市場では「金利の上昇があまりにも急なので、しばらくはリスクオフになりやすい」との声が聞かれた。

 

 TOPIXも0.97%安と3日続落。プライム市場の売買代金は8兆1166億円と8営業日ぶりに10兆円を下回った。値上がり441(28%)、値上がり1106(70%)、変わらず23銘柄。

 一方、グロース市場250指数は0.30%高と3日ぶり反発。日本国債の利回りが急上昇し、相対的に高PERの銘柄の多い新興株にも割高感を意識した売りが出たが、時価総額の大きいパワーエックスが午後にストップ高水準まで買われ、下落する場面のあった指数を押し上げた。

 

  NYダウ 49,526 -537.29 ( -1.07% )
  S&P500 7,408 -92.74 ( -1.24% )
  NASDAQ 26,225 -410.08 ( -1.54% )
 ドル/円(前週比 158.77 +2.09 ( +1.33% )

 

AMD Advanced Micro D. (25株) -25.60 -5.69 % -640 ( +7,543 )
GOOGL Alphabet (15株) -4.29 -1.07 % -64.35 ( +1,248 )

 

新規・清算取引なし

 

 

'26. 5. 15 収支 -704.3㌦ ( +8,792㌦ )
'26. 5月間収支 +1,919.8㌦ 6勝 5敗 勝率 54.5 %
2026 年間収支 +5,623.5㌦ 55勝 37敗 勝率 59.7 %


 

 15日のNY株式市場は反落。世界的な国債利回り上昇を受けて、株式相場は売りが先行した。原油価格の高止まりが続き、インフレ抑制のため中央銀行が金融引き締めを迫られるとの懸念が強まっている。

 

 週間ベースでは、S&P500は0.13%高と小幅ながら7週続伸を記録し、2023年12月に終了した9週続伸以来、最長の連騰となった。一方、ともに小幅ながらダウは0.17%安と3週ぶり反落。ナスダック総合は0.08%安と7週ぶり反落で終えた。

 

 

 この日はイランでの戦争を受けた安値圏からの急反発を牽引してきたハイテク株を中心に売られ、半導体関連銘柄に売りが出たのも指数の重荷だった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.02%の大幅安。週間ベースでは1.59%安と7週ぶりに下落した。

 SOXは5月14日終値時点で3月末に比べ6割近く上げており、半導体関連株が短期間に上げすぎた後で、利益確定の売りが出やすかったとの声も聞かれた。

 

 市場からは、「世界的な債券利回りの上昇が投資家心理を冷やしている」との指摘。背景には、「インフレ懸念や中央銀行による利上げ観測の高まりに加え、各国がエネルギー価格上昇の影響を和らげようとするなかで政府債務への懸念も強まっている」ことがあるとの声が聞かれた。

 

 

 トランプ大統領は15日、北京での首脳会談を終え、イランの核保有リスクを巡り、中国の習近平国家主席とおおむね認識を共有しているとの見解を示した。

 トランプ氏は「私は何かを頼んでいるわけではない。頼み事をすれば、こちらも見返りを返さなければならなくなる。我々にそうした助けは必要ない」と語り、ホルムズ海峡の通航正常化に向け、イランに働きかけるよう習氏に要請することは控えたと説明。一方で、習氏はいずれ行動を起こすとの見方を示した。

 「イラン情勢については、習氏とほぼ完全に認識が一致していると思う。違うのは、中国は原油の買い手であり、われわれはそうではないという点だ。我々には必要ない」と述べた。

 また、イラン停戦への関心が薄れつつあることも伺わせた。イランへの空爆を米国が再開する可能性について問われると、「おそらく70-75%は終わったが、全てを完了したわけではない。戻って残りを片づけることになるだろう」と語った。

 トランプ氏は、戦争終結や核開発計画を巡る合意にイランが速やかに応じなければ、再び攻撃に踏み切ると繰り返し警告している。

 

 

 

 国債利回りは上昇。世界的な国債売りの流れを受けた。イラン戦争がインフレを押し上げ、中央銀行が利上げを余儀なくされるとの見方が強まっている。2年債利回りは6.0bp上昇の4.08%、10年債利回りは11.5bp上昇の4.60%、30年債利回りは9.4bp上昇の5.12%。

 米10年債利回りは一時12bp上昇し、4.60%を上回った。週間ベースでは25bp上昇。トランプ大統領が大規模な関税計画を発表した2025年4月以来の上昇となった。

 米国債利回りは全年限で上昇した。特に、インフレ加速の影響を最も受けやすい長期債を中心に利回りは大幅に上がり、30年債利回りは2023年以来の高水準に近づいた。

 

 国債の利回りは世界的に上昇。ニューヨーク時間に先立ち、日本や英国では利回りが数十年ぶりの高水準を付けた。日本では30年債利回りが1999年の発行開始以降で初めて4%に達していた。

 債券利回りはここ数日緩やかに上昇していたが、15日はその動きを強めた。この動きは他地域にも波及し、ドイツ、スペイン、オーストラリア、ニュージーランドの国債利回りもそろって上昇している。

 

 

 

 原油先物相場は大きく上昇。WTIが4.25ドル(4.20%)高の105.42ドル。北海ブレント先物は3.54ドル(3.35%)高の109.26ドル。週間ベースではWTIが10.0ドル(10.48%)高、北海ブレントは7.97ドル(7.87%)高と大きく反発した。

 トランプ大統領は中国の習近平国家主席と会談したが、ホルムズ海峡の航行正常化については何ら有意な協議をせずに中国を後にした。世界のエネルギー供給混乱がさらに深刻化するとの懸念が再燃した。

 今週は米中首脳会談に対する失望感だけでなく、紛争に関し懸念を深めるようなニュースが続いた。停戦の維持が危ぶまれる中、トレーダーらは戦闘再開の可能性に神経を尖らせている。ホルムズ海峡近くで船舶が拿捕されたと報じられており、同海峡を通じた輸送量は再び減少している。

 

 国際エネルギー機関(IEA)は今週発表した最新月報で「世界の原油在庫がすでに記録的なペースで取り崩されている」と指摘。紛争が来月終結したとしても、市場は10月まで「深刻な供給不足」の状態が続くと分析した。

 

 

 

 ニューヨーク金相場は大幅安。イラン戦争に起因するインフレ加速で、世界的に利上げが相次ぎ、経済成長への重しが続くとの観測が広がった。金融市場全般に広がる売りは、金や銅の価格を押し下げた。

 金スポット価格は一時3%下げてオンス当たり4520ドルを下回った。週間では3%余りの下落。中東の石油供給が正常に戻るめどが立たない状況で、世界的に国債利回りが上昇。ドルは3月以降で最長の上昇局面にあり、ドル建てで取引される商品相場全般を圧迫している。借り入れコストの上昇は景気を冷やし、銅などの金属需要を減退させる。

 ホルムズ海峡の事実上封鎖が続き、世界のエネルギー供給が絞られている。戦争終結に向けた動きは見られず、エネルギー危機は長引き、インフレ懸念は強まる一方となっている。日米両政府が今週発表した物価統計は、いずれもインフレ圧力の強まりを示した。

 金はイラン戦争初期に急落した後、狭いレンジで推移している。紛争が長期化する中で、投資家がインフレリスクと成長減速懸念の間で揺れ動いているためだ。

 

 

5月15日 セクター別騰落率

 

週間 セクター別騰落率

 NYダウ 50,063 +370.26 ( +0.75% )
 S&P500 7,501 +56.99 ( +0.77% )
 NASDAQ 26,635 +232.88 ( +0.88% )
 日経平均 61,409 -1,244.76 ( -1.99% )
 ドル/円(15:30) 158.58 +0.71 ( +0.45% )

 

7012 川崎重工業 (400株) -114 -3.61 % -45,600 ( +310,800 )
7832 バンダイナムコ HD (400株) -95 -2.50 % -38,000 ( -132,400 )
7003 三井E&S (300株) +61 +1.31 % +18,300 ( -427,500 )
2768 双日 (200株) +51 +0.87 % +10,200 ( -40,200 )
6954 ファナック (200株) +192 +2.39 % +38,400 ( +447,000 )
8136 サンリオ (1500株) +11.2 +1.33 % +16,800 ( -206,400 )
1963 日揮 HD (500株) +318 +13.29 % +159,000 ( +86,250 ) 本決算
7974 任天堂 (400株) +287 +4.18 % +114,800 ( -64,400 )
6366 千代田化工建設 (2000株) -8 -0.97 % -16,000 ( +72,000 )
7011 三菱重工業 (300株) -82 -1.97 % -24,600 ( -41,100 )
7013 IHI (400株) +5.5 +0.21 % +2,200 ( -59,000 )
6507 シンフォニアテクノロジー (100株) -470 -3.00 % -47,000 ( +29,000 )
6072 地盤ネット HD (1000株) +150(S) +15.82 % -150,000 ( +71,000 ) 本決算

AMD Advanced Micro D. (25株) +4.20 +0.94 % +105 ( +8,183 )
GOOGL Alphabet (15株) -1.55 -0.38 % -23.25 ( +1,312 )

 

新規

7832 バンダイナムコ HD (300株/3,636円) +73円 +21,900円 ( +21,900円 )
6702 富士通 (400株/3,198円) +19円 +7,600円 ( +7,600円 )

清算

1980 ダイダン (400株/2,748円) +15円 +6,000円 ( +590,000円 )

 

(日本)
'26. 5. 15 収支 +74,000円 ( +664,550円 )
'26. 5月間収支 -406,950円 5勝 3敗 勝率 62.5 %
2026 年間収支 +2,174,350円 50勝 37敗 勝率 57.4 %

 

(米国)
'26. 5. 14 収支 +81.7㌦ ( +9,496㌦ )
'26. 5月間収支 +2,624.2㌦ 6勝 4敗 勝率 60 %
2026 年間収支 +6,327.9㌦ 55勝 36敗 勝率 60.4 %

 

 

 14日のNY株式市場は上昇。S&P500とナスダックは過去最高値を更新。S&P500は終値ベースで初めて7500を上回った。AI関連取引の復活が相場を押し上げた。朝方発表された小売り指標は、エネルギー価格の高騰にもかかわらず、消費の底堅さを示し、相場の支援材料となった。

 

 

 半導体関連株の上昇がS&P500の上昇を牽引した。エヌビディアは7営業日続伸、この間の上昇率が20%に達し、時価総額は6兆ドルが視野に入った。

 シスコシステムズは前日の通常取引終了後に堅調な業績見通しを発表したことを受けて、株価が13%上昇。14日に新規上場したAI半導体のセレブラス株は、公開価格と比較して68%高で取引を終えた。

 

 ナベリア・アンド・アソシエーツは、不透明感が強い局面では、ファンダメンタルズが優れた銘柄を積極的に保有することが最善の防御策だと述べ、データセンターやAI関連企業では受注残が積み上がっており、次の四半期の利益はさらに力強い内容になる可能性があると指摘した。

 

 企業利益の拡大が続くとの見方が、エネルギーコスト上昇によるインフレ加速と消費者マインド悪化への懸念を打ち消している。集計データによると、S&P500に採用されている企業の第1四半期利益は前年同期比約27%増となったとみられ、2桁増益は6四半期連続となる。

 

 

 

 4月の米小売売上高は、前月比0.5%増と3月1.6%増から伸びが鈍化したものの、市場予想と一致。ガソリン価格の急騰にもかかわらず、消費の底堅さを示し、3ヵ月連続で増加した。

 小売売上高はインフレ調整を加えていないため、増加は販売数量の拡大ではなく、価格上昇を反映している可能性がある。

 

 13業種のうち9業種で売り上げが増加した。スポーツ用品店やオンライン小売業者、家電量販店で増加した一方、自動車販売は減少した。イラン戦争によってガソリン価格が2022年以来の高水準に押し上げられたため、ガソリンスタンドの売上高は2.8%増加した。食料品店での支出も堅調に増加しており、食品価格の上昇を反映した可能性が高い。

 唯一のサービス部門である飲食店の売り上げは0.6%増加。家計の負担が強まる中でも、外食需要は底堅いことを示している。

 

 今回の統計は、例年より多い税還付が、インフレ圧力に対する家計の緩衝材となった可能性を示している。ただ、それがどの程度の期間、堅調な需要を支え続けるかは不透明。インフレ調整後の賃金は再び減少しており、米国民の貯蓄も減っている。

 BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミストはリポートで「力強い株式相場の上昇が、K字型回復の上位層の支出を支えており、燃料費や輸送費、食品価格の上昇に苦しむ下位層による支出の減少を補っている」と指摘した。

 

 国内総生産(GDP)算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建設資材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高(コントロールグループ)は0.5%増加した。ガソリンスタンドを除く売上高は0.3%増にとどまり、3ヵ月ぶりの低い伸びとなった。

 先行きを見ると、経済にとってのリスクは家計支出の広範な減速にある。バンク・オブ・アメリカ・インスティテュートによると、4月のカード利用データでは高所得層の支出は堅調に推移した一方、低所得層では支出を引き締める動きが見られ始めた。

 ブルームバーグ・エコノミクスは「税還付の増加と資産効果が現時点では消費を下支えしている。4月の小売売上高は、主に消費者がガソリンや食品の価格上昇を負担していることを示している」と指摘した。

 

 

 

 国債利回りは総じて上昇。終盤にかけて上昇幅を拡大する展開だった。2年債利回りは3.6bp上昇の4.02%、10年債利回りは1.2bp上昇の4.48%、30年債利回りは0.6bp低下の5.03%。指標となる10年債利回りは一時4.5%を上回り、昨年6月以来の水準を付けていた。

 BMOキャピタル・マーケッツのストラテジストは、10年債利回りについては4.5%が「当面の目安として意識されているようだ」とリポートで指摘した。一方で、「4.50%の水準で頭打ちになったと判断するのは時期尚早で、市場はより高い利回り水準を試す前のもみ合い局面にある可能性がある」との見方を示した。

 短期金利先物市場では、FRBの次の動きが利上げとなる確率が50%超織り込まれている。一方で、一部の投資家はFRBが利下げを再開する可能性をなお排除していない。

 

 

 円相場は対ドルで4日続落。ニューヨーク時間午前には、一時対ドルで1円近く円高の、前日終値比0.3%高の157円32銭を付ける場面もあった。
 直前には、4月30日に日本当局が介入した水準以来の日中安値である158円17銭まで円安が進んでいた。急伸後は再び下げに転じ、158円42銭を付けた。
 ノムラ・インターナショナルの通貨ストラテジストは、これまでのドル・円の値動きから判断すると、この日の動きが日本財務省による円買い介入だったとは考えにくいと指摘。ただ、財務省が介入戦略を変更している可能性は頭に入れておく必要があると述べた。
 円は東京時間にも一時、急伸する場面があった。日本銀行の増一行審議委員は金融政策運営について、景気下振れの兆しが明確にならなければ、できるだけ早期の利上げが望ましいとの見解を示した。

 

 

 原油先物相場はほぼ変わらず。WTIは0.15ドル(0.15%)高の101.17ドル。北海ブレント先物が0.09ドル(0.09%)高105.72ドル。訪中しているトランプ大統領は、習近平国家主席とイラン戦争や原油貿易について協議した。

 ホワイトハウスによると、米中は両国間の原油貿易拡大について話し合ったほか、イランの核兵器保有を認めないことでも合意した。

 

 中東紛争は終結のめどが立っていない。イランは14日、中国籍の船舶にホルムズ海峡通過を許可すると明らかにした。オマーン湾ではホルムズ海峡付近で商業船が制圧され、イラン領海に向かっていると英海軍部隊が述べた。イランが同海峡の航行で統制を強めていることを示す新たな兆候とみられる。

 国際エネルギー機関(IEA)は前日の石油市場報告で「世界の原油在庫がすでに記録的なペースで取り崩されている」と指摘。紛争が来月終結したとしても、市場は10月まで「深刻な供給不足」の状態が続くと分析した。

 

 ホルムズ海峡を通じて輸送される原油と燃料は、1-3月期(第1四半期)に日量600万バレル近く減少したと、米エネルギー情報局(EIA)が報告した。戦争開始以降、ペルシャ湾を脱出した石油タンカーはわずかにとどまる。

 ペルシャ湾では散発的な攻撃が起きているものの、4月上旬に取り決められた停戦は維持されている。しかし米国とイランの間では、見解の相違解消と和平案合意に向けた進展が見られない。ホルムズ海峡は事実上の閉鎖が続き、世界へのエネルギー供給が絞られている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 日経平均は大幅続落。1日以来、2週間ぶりの安値水準となった。朝方は米ハイテク株高を好感する形で底堅く推移していたが、国内債券市場で長期金利の上昇が一段と強まり、株式の相対的な割高感を意識した売りが優勢だった。AI・半導体関連株の過熱感‌が意識されたほか、韓国の総合株価指数(KOSPI)の急落につれ安したとの見方もあった。後場には日経平均の下げ幅が一時1700円を超える場面もあった。

 一方、東証プライム市場全体では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っており、売りはAI関連株に集中した格好​となった。

 

 224円高で寄り付いた後、581円高の6万3235円まで上げ幅を拡大したが、その後失​速。日経平均は後場終盤に1716円安の6万937円でこの日の安値を付けた。時間外取引での⁠米株先物の下げ幅拡大のほか、KOSPIが一時7%急落し、投資家心理の重しとなった。

 東京市場ではAI・半導体関連株が大幅安となったものの、同セクターを巡る明確な売り材料は見当たらなかった。一方、市場では国​内外の金利上昇がハイテク株の売りにつながったとの見方があった。

 

 前日のNY株式市場ではハイテク株が上昇。個別では半導体のエヌビディアの上昇が目立った。米政府が約10社の中国企業に対し、AI向け半導体「H200」の購入を許可したとロイター通信が14日に報じた。

 米中首脳会談が開かれるなかで、中国向け輸出の拡大に期待が広がった。東京市場でも海外勢などの半導体株買いが先行したが、金利上昇につれて失速した。日中高値から安値を付けるまでの値幅は2300円近くまで拡大した。

 

 15日の国内債券市場では米債安や日銀の早期利上げ観測を背景に長期金利が上昇を強め、2.7%を超えた。売買高の多い「指標銘柄」が長期金利の指標とされた1997年5月以来およそ29年ぶりの高水準を連日で切り上げるなかで、半導体関連に利益確定売りが強まった。これまでは金利上昇局面でも半導体関連は業績期待から上昇の勢いを強めてきた。しかし、決算発表を経てモメンタム重視の海外短期筋の買いが弱まるにつれて、金利上昇を警戒する投資家の売り圧力が勝り、日経平均は後場に下げ幅を広げる展開だった。

 

 

 三井住友トラスト​・アセットマネジメントのチーフストラテジストは、金利上昇によってこれまで世界‌の株式市⁠場を支えてきた「過剰流動性相場」の転換が警戒されていると指摘。「日本株は低金利環境や海外投資家による資金流入に支えられてきた面が大きいだけに、その前提が崩れると、AI・半導体関連株中心に利益確定売りが出やすくなってしまう」と述べた。

 

 自動車や金融の一角には買いが向かった。ホンダは前日の取引時間中に発表した今期の黒字転換見通しを好感した買いが続き8.33%高で終了。15日の取引時間中の決算でSUBARUも6.89%高と大きく上昇。市場では短期的な株価上昇の速度や資金の集中ぶりに過熱感のある半導体関連から、バリュー株に資金をシフトする動きも指摘された。

 

 TOPIXは0.39%安と小幅続落。プライム市場の売買代金は11兆4254億円と前日に次ぐ過去2番目の高水準。値上がり857(55%)、値下がり674(43%)、変わらず38銘柄。

 グロース市場250指数も0.96%安と続落。国内金利が大きく上昇し、新興株には割高感から利益確定売りが出やすく相場の重荷となった。日経平均が一時1700円あまり急落したのも投資家心理を冷やし、指数を下押しした。

 

 週間ベースでは、日経平均が2.08%安と2週ぶり反落。TOPIXは0.90%高と3週続伸。グロース市場250指数は3.92%安と3週ぶり反落で終えた。

 

5月15日 業種別騰落率

 

週間 業種別騰落率

 NYダウ 49,693 -67.36 ( -0.14% )
 S&P500 7,444 +43.29 ( +0.58% )
 NASDAQ 26,402 +314.14 ( +1.20% )
 日経平均 62,654 -618.06 ( -0.98% )
 ドル/円(15:30) 157.87 +0.13 ( +0.08% )

 

1980 ダイダン (400株) -90 -3.19 % -36,000 ( +584,000 )
7012 川崎重工業 (400株) -255 -7.46 % -102,000 ( +356,400 )
7832 バンダイナムコ HD (400株) -13 -0.34 % -5,200 ( -94,400 )
7003 三井E&S (300株) -901 -16.21 % -270,300 ( -445,800 ) 本決算
2768 双日 (200株) -63 -1.06 % -12,600 ( -50,400 )
6954 ファナック (200株) +356 +4.64 % +71,200 ( +408,600 )
8136 サンリオ (1500株) -11.6 -1.36 % -17,400 ( -223,200 )
1963 日揮 HD (500株) -59 -2.41 % -29,500 ( -72,750 )
7974 任天堂 (400株) -277 -3.88 % -110,800 ( -179,200 )
6366 千代田化工建設 (2000株) -1 -0.12 % -2,000 ( +88,000 )
7011 三菱重工業 (300株) -244 -5.54 % -73,200 ( -16,500 )
7013 IHI (400株) -153 -5.40 % -61,200 ( -61,200 )
6072 地盤ネット HD (1000株) -50 -5.01 % +50,000 ( +221,000 )

AMD Advanced Micro D. (25株) -2.79 -0.62 % -69.75 ( +8,078 )
GOOGL Alphabet (15株) +15.27 +3.94 % +229.05 ( +1,336 )

 

新規

6507 シンフォニアテクノロジー (100株/14,920円) +760円 +76,000円 ( +76,000円 ) 本決算

清算

1980 ダイダン (100株/2,755円) -68円 -6,800円 ( +148,200円 )
6072 地盤ネット HD (1000株/998円) ±0円 ± 0円 ( +171,000円 )

 

(日本)
'26. 5. 14 収支 -529,800円 ( +909,750円 )
'26. 5月間収支 -480,950円 4勝 3敗 勝率 57.1 %
2026 年間収支 +2,100,350円 49勝 37敗 勝率 56.9 %

 

(米国)
'26. 5. 13 収支 +159.3㌦ ( +9,414㌦ )
'26. 5月間収支 +2,542.5㌦ 5勝 4敗 勝率 55.5 %
2026 年間収支 +6,246.2㌦ 54勝 36敗 勝率 60 %

 

 

 13日のNY株式市場はまちまち。S&P500とナスダックがともに反発し、過去最高値を更新した。大型ハイテク株の一角が上昇し、相場を押し上げた。米生産者物価指数(PPI)が上振れし、FRBが高金利をより長く維持するとの見方が強まったものの、相場上昇の勢いが勝った。

 

 

 トランプ大統領が13日、北京に到着した。米大統領が国賓として中国を訪問するのは9年ぶりとなる。米中は安全保障上の利益を損なわない範囲で関税を緩和できる対象として、それぞれ約300億ドル分の品目を特定する枠組みを検討している。

 14-15日の米中首脳会談に向けた地ならしとして、ベッセント米財務長官と中国の何立峰副首相がそれぞれ率いる代表団が、韓国・ソウルで協議を行った。

 

 

 エヌビディアやテスラ、アップル、マイクロン・テクノロジー、クアルコムらの経営トップはトランプ大統領の訪中にビジネス代表団として随行しており、それらの企業の上昇が目立った。

 フィラデルフィア半導体株指数は2.57%上昇と前日の大幅下落から反発した。

 トランプ大統領と習近平国家主席による米中首脳会談は、最高値更新を繰り返す株式市場にとって、その行方を左右しかねない重要な局面かもしれない。

 

 

 

 モルガン・スタンレーは、好調な企業業績と堅調な経済を背景に強気相場が続くとし、米国株に一段と楽観的になりつつある。

 同社はS&P500について、向こう1年間で8300に到達するとの予想を示した。現行水準から12%ほど上昇するとの見方となり、年末予想についても、従来の7800から8000へと引き上げた。

 企業の決算発表シーズンでは予想外に強い内容が示され、市場関係者の多くが株式相場の見通しを上方修正している。S&P500構成企業がこれまでに発表した業績では、第1四半期に27%増益と、アナリスト予想平均(約12%増益)の2倍を上回っている。

 第1四半期の利益成長の大部分は、一部の大型テクノロジー企業によるものではあったが、今年は利益成長と市場を主導する銘柄がより幅広い分野に拡大すると予想している。

 業種では工業、金融、一般消費財を選好。ハイパースケーラーについても、依然として割高感のない水準で取引されていると指摘した。

 HSBCホールディングスは、イラン戦争による経済への悪影響が懸念される中でも、株式相場はこの6週間にわたって上昇を続けているが、企業業績の力強い回復と投資家の低い持ち高が、債券利回り上昇の逆風を相殺し、株式相場には一段の上昇余地があるとの見方を示した。

 

 

 

 4月の米生産者物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は、前月比1.4%上昇と3月0.7%上昇から伸びが大きく加速。市場予想0.5%上昇を上回り、2022年以来の大幅な伸びとなった。前年同月比でも6.0%上昇と3月4.3%上昇を上回り、市場予想4.9%上昇を大きく上回った。

 食品とエネルギーを除くコアPPIでも、前月比1.0%上昇と3月0.2%上昇から伸びが大きく加速し、市場予想0.3%上昇を上回った。前年同月比でも5.2%上昇と3月4.0%上昇から伸びが加速。市場予想4.3%上昇を上回り、およそ3年ぶりの大幅な伸びを記録した。

 燃料を含む財価格も2022年以来の大幅な伸びを記録。エネルギー価格は7.8%上昇。前月は10.1%上昇していた。
 サービス価格は1.2%上昇し、4年ぶりの高い伸びとなった。とりわけ戦争の影響を受けやすいと予想されていた輸送・倉庫サービスの価格は5%上昇。トラック輸送や燃料小売業者の利ざや拡大が押し上げ要因となった。
 貨物トラック輸送は8.1%上昇し、データがさかのぼれる2009年以降で最大の伸びとなった。機械・設備卸売業者の利益率も大きく拡大した。

 PPIの一部項目は、FRBがインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数に反映されるため、特に注目されているが、これらの項目はまちまちの内容となった。航空運賃や医療費が上昇した一方、ポートフォリオ運用サービス費は低下した。
 生産過程における比較的早い段階での物価を反映する中間財の価格は過去2ヵ月に5.6%上昇し、同ベースでは5年ぶりの高い伸びとなった。食品とエネルギーを除いても、中間財価格は4月に加速した。

 

 12日公表された4月の米消費者物価指数(CPI)統計でも、総合CPIが前年同月比3.8%上昇と、2023年以来の大きな伸びとなった。イラン戦争の終結が見通せない中、企業がエネルギーや輸送費の高騰を価格に転嫁しようとすることで、他の財やサービスも値上がりするリスクがある。
 イラン戦争に起因する原油価格の高騰が経済全般に波及し始める中、今回のPPIデータは、インフレが引き続き最大の懸念であるべきだとするFRB当局者の見方を後押しする可能性が高い。
 ハイ・フリークエンシー・エコノミクスはリポートで「今回の統計はFRBに警鐘を鳴らし、アフォーダビリティー(暮らし向き)を巡る政治的議論を一段と過熱させるだろう」と指摘。「エネルギー価格の上昇が実際に生産者段階のコア価格に波及していることを示している」と述べた。

 

 

 

 米上院は次期FRB議長に指名されているケビン・ウォーシュ氏の就任を承認した。採決結果は54対45と、FRB議長人事としては歴史上最も僅差での承認となった。

 議会における政治の二極化に加え、トランプ大統領の早期利下げ要求にウォーシュ氏が屈するのではないかとの民主党側の懸念を反映している。今後はウォーシュ氏の下でFRBの独立性が維持されるのかが試される。

 

 

 国債利回りは長期債利回りが上昇。4月のPPIが2022年以来の高い伸びとなり、物価上昇圧力が意識された。2年債利回りは1.4bp低下の3.98%、10年債利回りは0.4bp上昇の4.47%、30年債利回りは0.8bp上昇の5.03%。

 30年債利回りは一時5.05%を上回り、25年7月以来の高水準となった。13日に実施された30年債入札(250億ドル規模)では、最高落札利回りが2007年以来初めて5%を超えた。

 

 ブリーン・キャピタルの債券戦略責任者は、「現在の利回り全般はインフレと原油価格に左右されている」と述べた。「市場はちょうどインフレ率の上昇を織り込み始めたところだ」と付け加えた。

 スティーフル・ファイナンシャルのチーフエコノミストは「利上げを巡る議論が動き出す可能性はあるが、FRBはまず声明から緩和寄り姿勢を一部取り除き、様子見の立場を改めて示すだろう」と語った。その上で、「さらに気がかりなのは、今朝のPPIが示唆するように、痛みの大部分はまだ出尽くしていない可能性があることだ」と付け加えた。

 

 短期金融市場では、FRBが2027年半ばまでに利上げに踏み切るとの見方が強まっている。27年6月の会合までに想定される0.25ポイントの利上げについて、市場ではそのうち24bp分が一時織り込まれ、前日時点の21bpから上昇した。

 

 

 

 原油先物相場は4日ぶり反落。WTIは1.16ドル(1.14%)安の101.02ドル。北海ブレント先物が2.14ドル(1.99%)安の105.63ドル。米中首脳会談の結果が待たれ、方向感が定まらない商いとなった。米統計では在庫水準がまだ危険な領域まで減少していないことが示唆された。

 トランプ大統領は中国に向けて出発する前に、習近平国家主席との会談ではイラン戦争が大きな議題になる可能性は低いとの見方を示した。その上で「我々はイラン情勢をかなりコントロールできている」と主張した。中国はイラン産原油の最大輸入国だ。

 米エネルギー情報局(EIA)の週間統計では、留出油在庫が先週、3月以降で初めて増加したことが明らかになった。増加幅は19万バレルと比較的小さいが、供給逼迫懸念はある程度和らいだ。一方で原油在庫は430万バレル減少し、米石油協会(API)が予想した減少幅の2倍に近かった。

 

 イラン原油輸出の要衝カーグ島ではここ数日、原油の積み出し作業が停止していることが、衛星画像から伺える。イランは自国の小型船がクウェートに攻撃され、イラン人4人が拘束されたとして、クウェートが「不和を煽ろうとしている」と非難した。
 さらなる緊張の兆候も明らかになっている。ベトナムの国営石油会社はペルシャ湾外で米海軍が封鎖している海域を、同社の超大型原油タンカーが通過できるよう、米国に許可を求めた。同社はこのタンカーに積まれた原油が自国経済に不可欠だと主張している。タンカーはホルムズ海峡を通過したが、11日に米海軍の封鎖線付近で引き返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 日経平均は3日ぶり反落。安値引けとなった。このところ急速に水準を切り上げる展開が続き、13日には最高値を更新していたとあって、利益確定売りが優勢になった。14時に2027年3月期(今期)の最終減益見通しを発表した電線大手のフジクラがストップ安と急落し、投資家心理を冷やした。東証プライム市場の売買代金は、プライム市場の移行後で最大を記録した。

 

 8円安でスタートした後、プラスに転じ、一時527円高の6万3799円まで上昇。11日に付けた取引時間中の最高​値を更新した。指数寄与度の大きいAI・半導体株の一角が相​場を押し上げたが、後場に入ると次第に上げ幅を縮小し、マイ⁠ナス転換した。

 

 AI関連の主力株と位置づけられるフジクラの決算を受けた急落をきっかけに、AIや半導体関連銘柄を中心に売りが波及した。フジクラの27年3月期の純利益は前期比1%減を見込み、市場予想も大幅に下回る。AIの普及を背景にデータセンター向け光ファイバーケーブルは堅調に推移するが、一部の原材料の調達が追いつかなくなる懸念があるという。

 これまでフジクラをはじめAI投資拡大の思惑から一方的に上昇してきた銘柄群には、フジクラの決算が利益確定売りのきっかけになった模様。単一銘柄の日中取引として過去最高の売買代金となる2兆円超えを記録したキオクシアも、大引けにかけて下げ足を速めた。

 

 この日の国内債券市場で長期金利は一時2.635%と、約29年ぶりの高水準を付けた。金利上昇で株式の相対的な割高感も意識されやすくなっている。金利上昇は将来に期待される利益を現在価値に換算する際の割引率を押し上げ、ハイテクなどグロース株の逆風になりやすいとされ、株式相場の重荷になった。

 

 TOPIXは1.03%安と4日ぶり反落。プライム市場の売買代金は12兆376億円と今月8日に記録した(10兆9631億円)を上回り、プライム市場の移行後で最大を更新した。値上がり664(42%)、値下がり869(55%)、変わらず38銘柄。

 グロース市場250指数は2.92%安と大きく反落。長期金利が上昇する中、新興株の割高感が意識され、主力株を中心に売りが優勢となった。11日には2023年6月以来約3年ぶりの高値を付けていたこともあり、利益確定目的の売りも出やすかった。

 

 NYダウ 49,760 +56.09 ( +0.11% )
 S&P500 7,400 -11.88 ( -0.16% )
 NASDAQ 26,088 -185.92 ( -0.71% )
 日経平均 63,272 +529.54 ( +0.84% )
 ドル/円(15:30) 157.73 +0.27 ( +0.17% )

 

1980 ダイダン (500株) -212 -6.99 % -106,000 ( +775,000 )  本決算
7012 川崎重工業 (400株) +26 +0.77 % +10,400 ( +458,400 )
7832 バンダイナムコ HD (400株) +168 +4.60 % +67,200 ( -89,200 )   本決算
7003 三井E&S (300株) -40 -0.71 % -12,000 ( -175,500 )
2768 双日 (200株) +71 +1.21 % +14,200 ( -37,800 )
6954 ファナック (200株) -70 -0.90 % -14,000 ( +337,400 )
8136 サンリオ (1500株) -3.8 -0.44 % -5,700 ( -205,800 )
1963 日揮 HD (500株) +27.5 +1.13 % +13,750 ( -43,250 )
7974 任天堂 (400株) -38 -0.53 % -15,200 ( -68,400 )
6366 千代田化工建設 (2000株) +28 +3.53 % +56,000 ( +90,000 )
7011 三菱重工業 (300株) +106 +2.47 % +31,800 ( +56,700 )
6072 地盤ネット HD (2000株) -6 -0.60 % +12,000 ( +342,000 )

AMD Advanced Micro D. (25株) -10.50 -2.29 % -262.5 ( +8,148 )
GOOGL Alphabet (15株) -1.29 -0.33 % -19.35 ( +1,107 )

 

新規

7013 IHI (400株/2,832.5円) ±0円 ± 0円 ( ± 0円 )

 

(日本)
'26. 5. 13 収支 +52,450円 ( +1,439,550円 )
'26. 5月間収支 +48,850円 4勝 2敗 勝率 66.6 %
2026 年間収支 +2,630,150円 49勝 36敗 勝率 57.6 %

 

(米国)
'26. 5. 12 収支 -281.8㌦ ( +9,255㌦ )
'26. 5月間収支 +2,383.2㌦ 4勝 4敗 勝率 50 %
2026 年間収支 +6,086.9㌦ 53勝 36敗 勝率 59.5 %

 

 

 12日のNY株式市場はまちまち。高騰していた半導体関連株の下落が相場を押し下げた。朝方発表された米消費者物価指数(CPI)統計で、イラン戦争に伴うエネルギー価格高騰の影響が鮮明となったことも材料視された。

 

 

 イランでの戦争を受けた安値圏からの株式相場の急反発には、過熱の兆しが見え始めていた。とりわけ相場上昇を牽引してきたハイテク企業群で、その傾向が強まっていた。3月末以降の半導体株の急騰を受け、市場では戦争が景気を減速させ、インフレを加速させるとの警戒感から、上昇の一服を見込む見方が広がっていた。

 フィラデルフィア半導体指数(SOX)は3.01%下落と3日ぶり反落。一時は6.8%下落する場面もあった。

 

 

 

 4月の総合CPIは、前月比0.6%上昇と3月0.9%上昇から伸びが減速し、市場予想と一致。一方、前年同月比では3.8%上昇と3月3.3%から伸びが加速。市場予想3.7%上昇を上回り、2023年以来の大きな伸びとなった。イラン戦争に伴うガソリン価格上昇のほか、食品の値上がりなどが全体を押し上げた。

 食品とエネルギーを除いたコアCPIは、前月比では0.4%上昇と3月0.2%上昇から伸びが加速。市場予想0.3%上昇を上回った。前年同月比でも2.8%上昇と3月2.6%上昇から加速し、予想2.7%上昇を上回った。

 インフレ調整を施した実質平均時給は前年同月比0.3%減と、3年ぶりに減少した。

 今回のCPI統計は、イラン戦争に伴うエネルギーコスト急騰が米経済に打撃を及ぼしつつある状況を示した。ガソリン価格は過去2カ月間で約28%上昇した。食品や家賃、航空運賃なども前月比の上昇率が大きくなった。特に生活必需品の価格上昇が続いた場合、消費者の支出抑制につながる可能性がある。

 

 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループのチーフエコノミストは「抑制されているとみられていたインフレが再び加速しており、これは深刻な問題だ」と指摘。「インフレ高止まりの期間が長引くほど、消費者の負担は一層強まる」と述べた。

 仮に停戦が維持され、ホルムズ海峡の通航が近く再開されたとしても、原油生産の正常化や物流の回復には時間を要するため、高コスト状況は向こう数カ月続くとエコノミストは予想している。

 

 肥料価格の上昇は食品の値上がりにつながる見通しであり、原油高は、企業が輸送コスト上昇分を消費者に転嫁することで、他の財やサービスの価格を押し上げる可能性がある。

 その一例が航空運賃となる。4月は前月比2.8%上昇。ジェット燃料価格の急騰を受けて、航空会社が運賃や手荷物料金を引き上げ、供給能力を削減したことが背景にある。

 ブルームバーグの集計データによれば、住宅とエネルギーを除くサービス価格指数は0.5%上昇。ホテル宿泊費は2.8%上昇と、2024年以来の大きな伸びとなった。

 食品価格は0.7%上昇と、約4年ぶりの大きさ。肉や乳製品、生鮮野菜・果物が大きく上げた。食品価格はここ数年、生活の負担感を強める大きな要因となっており、11月の中間選挙を控え、米国民の景気認識にも影響を及ぼす可能性がある。

 

 コアCPIの伸び加速には、昨年の政府閉鎖に伴い、統計処理上、家賃の伸びが大きくなったことも影響している。住居費は0.6%上昇と、2年半ぶりの大きさで伸びた。

 家賃は調査対象となる賃貸住宅のサンプル群(6つ)を6ヵ月ごとに順繰りに調べ、6ヵ月前の家賃と比較して算出している。ただ、半年前に当たる2025年10月は政府閉鎖に伴い、家賃データを収集できなかったため、発表元の労働統計局(BLS)は10月のデータを同年4月のデータと同じものにした。

 その結果、26年4月のデータは25年10月ではなく、25年4月と比較する格好となったため、家賃上昇率の前月比は通常のおよそ2倍の大きさとなった。

 

 食品とエネルギーを除くコア財価格は、新車価格の下落を背景に横ばいとなった。関税の影響を受けやすい衣料品や玩具などは、3月より緩やかな伸びにとどまった。中古車は横ばいだった。

 

 

 

 国債利回りは上昇。CPI統計を受け、原油価格の上昇でインフレが高止まりし、FRBに来年の利上げを促す可能性があるとの見方が広がった。2年債利回りは3.6bp上昇の3.99%、10年債利回りは4.8bp上昇の4.46%、30年債利回りは3.9bp上昇の5.02%。米30年債利回りは今年の高水準まで2bpに迫った。

 フォート・ワシントン・インベストメント・アドバイザーズは、「エネルギー価格の高止まりが長引くほど、コアインフレへの波及リスクは高まる」と述べ、その上で「こうした要因を踏まえると金利は高止まりする可能性が高く、解消には時間を要するだろう。30年物利回りが5%を持続的に上回る条件は整っている」と語った。

 

 2月下旬の米国によるイラン攻撃前には、原油価格は約30%低かった。ガソリン価格は1ガロン=3ドルを下回っていたが、今月には4.5ドルを突破した。
 米短期金利先物市場では、2027年の米利上げ確率が上昇し、80%を超えた。戦争前は、FRBが今年0.25ポイントの利下げを2回実施することを完全に織り込んでいた。


 米国債利回りは、420億ドル規模の10年債入札後もこの日の高水準圏で推移した。落札利回りは4.468%と、2025年2月以来の高水準となった。入札前取引(WI)水準の4.464%をわずかに上回り、需要が予想に届かなかったことを示唆した。

 

 

 

 原油先物相場は大きく3日続伸。WTIは4.11ドル(4.19%)高の102.18ドル。北海ブレント先物は3.56ドル(3.42%)高の107.77ドル。両指数とも、11日にも3%近く上昇していた。トランプ大統領が最新停戦案に対するイランの回答を拒絶したことから、ホルムズ海峡の閉鎖長期化が懸念されている。

 トランプ氏はイランが降伏するのは「単に時間の問題だ」と述べた。前日には停戦合意が「大きな生命維持装置につながれている」として、危機的な状況にあるとの認識を示した。 

 4月上旬に始まった停戦は、船舶への攻撃を含め散発的に緊張が高まった後も維持されている。ホルムズ海峡の実質封鎖は世界の原油、天然ガス、石油製品の流通を著しく混乱させ、インフレ懸念を再燃させている。

 事情に詳しい関係者によると、イランは先週の米和平案に対し、ホルムズ海峡の通航に一定の影響力を維持する一方で、米国による海上封鎖の解除と制裁緩和を要求したと伝わった。

 

 イランの主要輸出ターミナルからの原油出荷は、ここ数日ほぼ停止している状況が衛星画像から伺える。今回の戦争開始後では最も長い停滞の兆候となる。原油輸出はイランにとって極めて重要な収入源であり、世界のエネルギー供給において依然重要な役割を担っている。

 世界的な供給余力の縮小は、エネルギーコストの上昇につながっている。米国では戦争開始後にガソリン価格が跳ね上がり、中間選挙を控えたトランプ氏と共和党に政治的圧力が強まっている。米国は先週、過去最高ペースで戦略石油備蓄(SPR)を放出した。

 戦争終結の兆しが見えないものの、製油業者は購入を抑制しており、市場の強さを示す指標はここ数日で低下している。ブレント原油における直近2限月の価格差であるプロンプトスプレッドは4ドル近いバックワーデーションとなっている。4月上旬は10ドルに近かった。

 

 米エネルギー情報局(EIA)は2027年の米原油生産が日量1410万バレルに急増するとの予想を明らかにした。一部の国内掘削業者は価格高を好機ととらえ、掘削活動を強化している。EIAの予想では、今年の世界需要はわずか日量20万バレルの伸びにとどまる見通し。従来予想は120万バレルだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 日経平均は続伸。7日に付けた6万2833円を上回り最高値を更新した。終値で6万3000円台に乗せるのは初めて。決算発表が本格化するなかで個別物色が強まり、上げ幅は一時600円を超えた。TOPIXも最高値へあと0.5%足らずに接近した。

 

 朝方の日経平均は、米国市場でのハイテク株安を受けて指数寄与度の高い半導体関連株が売られ、344円安で寄り付いた。その後、一​時423円安の6万2318円まで下落したが、売り一巡後は切り返してプラス圏に浮​上。後場には605円高の6万3347円まで上昇し、5月11日に付けたザラ場中の史上最高値(6万3385円04銭)⁠に接近した。

 

 市場からは「決算発表がヤマ場を迎え、​企業業績への評価が進む中、好決算銘柄を中心に買いが広がっている」​との指摘。一方、このところの株価急騰については「投機色もかなり強い」といい、決算発表が一巡し、米中首脳会談を控える週末にかけては警戒が必要​との声が聞かれた。

 また、来週の米エヌビディアの決算次第では、(最近まで相場を牽引してきた)AI・半導体関連に対する風向きが変わる可能性がある」との見方もあった。

 

 

 円は対ドルで続落。前日の東京時間15時頃には157円台後半から156円台後半まで1円近く急伸する場面があったが、ニューヨーク時間に入ると総じて157円台半ばから後半で推移した。

 片山さつき財務相は、為替政策を巡りベッセント米財務長官と緊密に連携していると確認。ベッセント氏は、日本の為替介入に関する質問に対して、「過度な変動は望ましくないとの認識で一致している」とし、日米当局は「緊密に連絡を取り続けており、今後もそうしていく」と語った。

 JPモルガン・チェースのストラテジストは「日銀国債利回りが比較的安定しており、現時点で米国債市場への顕著な波及も見られないことから、協調的なレートチェックのハードルは依然として高い」と述べた。

 

 

 TOPIXは1.20%高と大きく3日続伸。プライム市場の売買代金は10兆4909億円と5営業日連続の10兆円越え。値上がり927(58%)、値下がり593(37%)、変わらず52銘柄。

 グロース市場250指数は1.10%高と反発。日経平均が最高値を更新し、新興市場でも時価総額の大きい主力株を中心に買いが波及した。

 

 NYダウ 49,704 +95.31 ( +0.19% )
 S&P500 7,412 +13.91 ( +0.19% )
 NASDAQ 26,274 +27.05 ( +0.10% )
 日経平均 62,742 +324.69 ( +0.52% )
 ドル/円(15:30) 157.46 +0.41 ( +0.26% )

 

1980 ダイダン (500株) +57 +1.91 % +28,500 ( +881,000 )
7012 川崎重工業 (400株) +221 +6.97 % +88,400 ( +448,000 ) 本決算
7832 バンダイナムコ HD (400株) -4 -0.11 % -1,600 ( -156,400 )
7003 三井E&S (300株) +146 +2.68 % +43,800 ( -163,500 )
2768 双日 (200株) +129 +2.25 % +25,800 ( -52,000 )
6954 ファナック (200株) +186 +2.46 % +37,200 ( +351,400 )
8136 サンリオ (1500株) -40.4 -4.49 % -60,600 ( -200,100 )
1963 日揮 HD (500株) +6 +0.25 % +3,000 ( -57,000 )
7974 任天堂 (400株) +159 +2.26 % +63,600 ( -53,200 )
6072 地盤ネット HD (2000株) +10 +1.01 % -20,000 ( +330,000 )

AMD Advanced Micro D. (25株) +3.60 +0.79 % +90 ( +8,410 )
GOOGL Alphabet (15株) -12.16 -3.03 % -182.4 ( +1,126 )

 

新規

6366 千代田化工建設 (2000株/777円) +17円 +34,000円 ( +34,000円 )
8011 三菱重工業 (300株/4,217円) +83円 +24,900円 ( +24,900円 ) 本決算

清算

9503 関西電力 (400株/2,385円) +12円 +4,800円 ( +88,000円 )
6702 富士通 (400株/3,306円) -35円 -14,000円 ( -71,200円 )
2768 双日 (100株/5,831円) +105円 +10,500円 ( -28,400円 )
7581 サイゼリヤ (300株/5,060円) -110円 -33,000円 ( +28,500円 )
6366 千代田化工建設 (1000株/807円) -36円 -36,000円 ( -333,000円 )

 

(日本)
'26. 5. 12 収支 +199,300円 ( +1,071,000円 )
'26. 5月間収支 -3,600円 3勝 2敗 勝率 60 %
2026 年間収支 +2,577,700円 48勝 36敗 勝率 57.1 %

 

(米国)
'26. 5. 11 収支 -92.4㌦ ( +9,537㌦ )
'26. 5月間収支 +2,665.1㌦ 4勝 3敗 勝率 57.1 %
2026 年間収支 +6,368.8㌦ 53勝 35敗 勝率 60.2 %

 

 

 11日のNY株式市場は小幅続伸。半導体株の上昇がS&P500とナスダックを連日で終値ベースの最高値に押し上げた。

 AIを巡る楽観論が相場への追い風となった。ただ、決算シーズン終盤に入り業績主導の上昇の勢いは鈍化しつつあり、米国とイランの協議が停滞する中、原油相場上昇はインフレ懸念をあおった。

 

 

 フィラデルフィア半導体指数は2.59%続伸し、過去最高値を連日で更新。AIブームが衰える兆しはほとんど見られていない。 

 ベアードの投​資戦略アナリストは「半導体とAIインフラ関連の取引はもはや独り歩きの様相を呈している」と指摘。「これらの銘柄に乗り遅れまいとする勢いと追随買いがあまりにも強く、個別のニュースや発表とほぼ切り離されてい​るように見える」と語った。 

 ただ、一部の市場関係者は上昇相場が勢いを失いつつあるとみている。 著名投資家のマイケル・バリー氏は11日、株式相場が暴落する公算が大きいと警告。2008年の金融危機で巨額の利益を上げたことで知られる同氏は、自身のサブスタックへの‌投稿で、26年のハイテク⁠株上昇は急失速して終わると指摘。「市場は最盛期を過ぎた」と記した。

 

 

 

 米国とイランの停戦は11日、極めて不安定な局面を迎えた。自身の提案に対するイラン側からの回答を「ごみ同然」と表現し、「最後まで読みさえしなかった」とも語り、トランプ大統領が米国とイランの停戦が「大きな生命維持装置に頼る状態」にあると述べた。

 

 関係者は機密性の高い情報であるとして匿名を条件に語り、イランは先週の米国の和平提案に対し、ホルムズ海峡の通航に一定の影響力を維持する一方で、米国による海上封鎖の解除と制裁緩和を要求したという。

 

 トランプ氏はこれまで、イラン指導部が自身の条件に同意しなければ軍事攻撃を再開すると警告してきたが、実際に再開するかどうかは今回示唆しなかった。同氏はこれより先、ホルムズ海峡で船舶を護衛する計画の再開を検討していると述べていた。

 一方で、外交的解決の可能性について問われると、トランプ氏は「十分にあり得る」と語った。また、イラン指導部が「核関連物質を我々に渡そうとしている」との主張を、証拠を示さないまま繰り返した。これまでの戦闘を通じて、イランが核開発計画の維持を主張している点も含め、自らの立場を譲る兆候は公には示されていない。

 

 

 UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、米国とイランは「合意はなお見通せず、リスクは高止まりしている」と指摘した。「両国とも合意成立に向けた圧力にさらされている」という。

 

 ウォール街では、利下げ時期見通しの後ずれを見込む金融機関が増えており、ゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカもそうした動きに加わった。インフレと雇用の両指標を踏まえると、FRBは少なくとも年末まで政策金利を据え置くことが正当化されるとの見方を示している。

 

 

 

 トランプ大統領は11日、イランとの戦争長期化で原油価格が急騰する中、上昇するガソリン価格への対応を図るため、ガソリン税の一時停止(タックスホリデー)を支持する考えを示し、連邦政府のガソリン税(1ガロン当たり18.4セント)について「適切と判断されるまで」停止を目指す考えを明らかにした。

 トランプ氏は、消費者にとっての負担軽減効果は紛争に伴う価格上昇の一部にとどまると認め、「割合としては小さいが、それでも節約にはなる」と述べた。

 全米のレギュラーガソリン平均価格は、米国とイスラエルによる2月のイラン攻撃開始以降上昇しており、5月10日時点で1ガロン当たり4.52ドルに達した。紛争により、世界の原油および液化天然ガス(LNG)の約5分の1が通過していたホルムズ海峡の輸送が混乱している。

 

 シンクタンクの超党派政策センターが4月に公表した調査によると、2022年に州レベルで実施されたガソリン税停止の影響を基にした推計では、価格は1ガロン当たり10-16セント程度下がる可能性が高いとした。

 同センターの税制政策ディレクター、アンドリュー・ラウツ氏は「価格に完全に転嫁されることはまれだ」と述べ、この減税分のどの程度が実際に消費者の負担軽減につながるかは不透明だという。

 

 

 

 全米不動産業者協会(NAR)が発表した、4月の米中古住宅販売件数(季節調整済み、年率換算)は前月比0.2%増加し402万戸。市場予想405万戸を小幅に下回ったが、9ヵ月ぶり低水準だった前月からはわずかに増加した。

 4月の販売は小幅に改善したものの、依然高いローン金利と価格という課題は変わらない。価格はこの1年で上昇ペースが緩やかになったものの、多くの購入希望者に行動を起こさせるほどではない。

 さらにイラン戦争の影響でエネルギーコストが上昇し、家計を圧迫し始めている。

 4月の中古住宅販売価格(中央値)は前年同月から0.9%上昇して、41万7700ドル。4月の価格としては過去最高を記録した。在庫は147万戸に増加し、4月としては2019年に次ぐ高い水準だった。

 NARのチーフエコノミストは「在庫は新型コロナ禍後としては最も多いが、183万戸だったコロナ禍前の4月とは距離がある」と記者団との電話会見で述べた。

 購入者の33%が、初めての住宅購入だった。この比率は1年前からわずかに低下した。

 NARのアフォーダビリティー指数は、昨年の最低水準から回復しているものの、この2ヵ月連続で低下した。この指数は、典型的な住宅購入でローンを組むための十分な所得が家計にあるかどうかを測定したものとなる。

 

 

 

 国債利回りは上昇。米国とイランが戦争終結の条件で合意に至らず、ホルムズ海峡の早期再開への期待が後退し、原油価格が上昇したことが背景にある。2年債利回りは6.5bp上昇の3.95%、10年債利回りは5.5bp上昇の4.41%、30年債利回りは4.9bp上昇の4.98%。

 エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の通航がほぼ停止している状態が継続し、エネルギー供給のさらなる混乱やインフレ急騰への懸念が再燃。イラン戦争の影響でFRBの年内利下げ観測が後退した。

 同日に実施された3年債入札の需要指標が弱く、今後2日間に予定される10年債と30年債の入札を前に売り圧力が強まった。社債の新規発行が相次いだことも重しとなった。

 

 

 原油先物相場は大きく続伸。WTIは2.65ドル(2.78%)高の98.07ドル。北海ブレント先物が2.92ドル(2.88%)高の104.21ドル。トランプ氏がイランとの停戦が維持されるか極めて危うい状況にあるとの認識を示し、米イランの和平協議の行き詰まりとホルムズ海峡の封鎖長期化が意識された。

 米ニュースサイトのアクシオスによると、トランプ氏はこの日、国家安全保障チームと会合を開き、イラン戦争の次の一手を協議する見通しで、これには軍事行動の再開も含まれる可能性がある。

 トランプ氏はまた、ペルシャ湾で足止めに遭っている中立国の船舶を対象にホルムズ海峡通過を支援する「プロジェクト・フリーダム」の再開を検討していると語り、これも原油の押し上げ要因となった。

 同作戦の再開検討は、イランが近く海峡を開放する可能性は低いと米国側がみているためだと市場では受け止められた。

 

 トランプ氏は停戦が「大きな生命維持装置につながれている」と語り、危機的な状況にあるとの認識を記者団に示した。
 一方、イランが同海峡に対する支配を緩める兆しは見えない。国営メディアは、イランが対艦巡航ミサイル発射能力を備えた深海航行型潜水艦を同海峡に配備したと報じた。10日にはカタール沖で無人機攻撃により貨物船が一時炎上しており、航行の危険性が依然として高いことが改めて浮き彫りとなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 日経平均は3営業日ぶりに反発。前日の米半導体株高を受けてAI・半導体関連株が買われて日経平均を押し上げた。だが、相場の過熱感が警戒されるなか、半導体関連の一部には利益確定の売りも出やすく、マイナス転換する場面もあった。

 

 200円高でスタートした後、上げ幅を拡大。800円高の6万3218円まで上げ幅を拡大。一方、買い一巡後は急速に上げ幅を縮小し、前場後半に259円安の6万2158円まで水準を切り下げた。韓国株が​一時急落しリスクオフムードが強まる中、日経平均もつれ安と⁠なった。

 

 韓国株安について、韓国ではAIブームによる税収を国民に「配当」する案が浮上していると伝わった。サムスン電子の労働組合によるスト​ライキ予告報道が嫌気されたとの指摘もあり、一時サムスン電子が大きく下げる局面があった。

 

 売りが一服した後は再度プラスに転​じ、一進一退の展開が継続。後場の値幅は310円程度にとどまり、方向感は乏しかった。足元の企業決算を受けた物色は活発で、好決算銘柄には買いが集中した。

 

 11日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が最高値を更新した。メモリーの需要拡大期待からマイクロン・テクノロジーが大幅高となり、エヌビディアも上場来高値を付けた。
 東京市場ではソフトバンクグループが4.25%高と買われたほか、前日に好決算を発表したのもあってイビデンが5.72%上昇し、上場来高値を更新した。


 AI向けデータセンター関連である電線株の上げも目立った。14時に発表した2027年3月期の連結純利益見通しが市場予想を上回った古河電工はストップ高水準まで急伸。15時に今期の業績見通しを公表した住友電工も上場来高値を更新する場面があった。古河電工の森平英也社長は12日の決算説明会で「AI関連の需要は旺盛」だと語るなど経営陣からの前向きな見通しが示されたことも投資家心理を上向かせた。

 

 TOPIXは0.83%高と続伸。プライム市場の売買代金は10兆4392億円と4営業日連続の10兆円越え。値上がり674(42%)、値下がり849(53%)、変わらず50銘柄。

 グロース市場250指数は2.85%安と大きく5営業日ぶり反落。11日には2023年6月以来約2年11ヵ月ぶりの高値を付け、年初来の上昇率は24.79%と日経平均の上昇率(23.99%)を上回っていた。今日は短期的な過熱を警戒する雰囲気が強まり、このところ急伸していた主力銘柄の一角が利益確定や手じまいの売りに押手じまい

 

 NYダウ 49,609 +12.19 ( +0.02% )
 S&P500 7,398 +61.82 ( +0.84% )
 NASDAQ 26,247 +440.88 ( +1.71% )
 日経平均 62,417 -295.77 ( -0.47% )
 ドル/円(15:30) 157.04 +0.29 ( +0.19% )

 

1980 ダイダン (500株) -8 -0.27 % -4,000 ( +852,500 )
9503 関西電力 (400株) -35.5 -1.47 % -14,200 ( +83,200 )
7012 川崎重工業 (400株) -96 -2.94 % -38,400 ( +359,600 )
6702 富士通 (400株) -41 -1.21 % -16,400 ( -57,200 )
7832 バンダイナムコ HD (400株) +16 +0.44 % +6,400 ( -154,800 )
7003 三井E&S (300株) -101 -1.82 % -30,300 ( -207,300 )
2768 双日 (300株) +36 +0.63 % +10,800 ( -116,700 )
6954 ファナック (200株) +49 +0.65 % +9,800 ( +314,200 )
8136 サンリオ (1500株) +24.3 +2.77 % +36,450 ( -139,500 )
1963 日揮 HD (500株) -77.5 -3.11 % -38,750 ( -60,000 )
6366 千代田化工建設 (1000株) -150(S) -15.11 % -150,000 ( -297,000 ) 本決算
7974 任天堂 (200株) -647 -8.44 % -129,400 ( -126,800 ) 本決算
7581 サイゼリヤ (300株) -10 -0.19 % -3,000 ( +61,500 )
6072 地盤ネット HD (2000株) -52 -4.97 % +104,000 ( +350,000 )

AMD Advanced Micro D. (25株) -- -- % -- ( +8,320 )
GOOGL Alphabet (15株) -- -- % -- ( +1,308 )

 

新規

7974 任天堂 (200株/6,970円) +50円 +10,000円 ( +10,000円 )

清算

7011 三菱重工業 (300株/4,387円) -123円 -36,900円 ( -113,100円 )
7003 三井E&S (100株/5,447円) -108円 -10,800円 ( -69,800円 )
2768 双日 (200株/5,713円) +23円 +4,600円 ( -80,400円 )
7581 サイゼリヤ (100株/5,140円) -40円 -4,000円 ( +17,500円 )

 

(日本)
'26. 5. 11 収支 -294,100円 ( +625,900円 )
'26. 5月間収支 -202,900円 2勝 2敗 勝率 50 %
2026 年間収支 +2,378,400円 47勝 36敗 勝率 56.6 %

 

(米国)
'26. 5月間収支 +2,757.5㌦ 4勝 2敗 勝率 66.6 %
2026 年間収支 +6,461.2㌦ 53勝 34敗 勝率 60.9 %

 

 

 日経平均は続落。序盤は前週末の米ハイテク株高を好感する形でAI・半導体株に買​いが広がり、取引時間中の史上最高値を更新したが、その後は利益確定‌売りとイラン情勢の不透明感を嫌気する形で失速。一方、TOPIXは反発した。

 

 489円高で寄り付いた日経平均は取引時間中の史上最高値を更新した後も上げ幅を拡大し、671円高の6万3385円でこの日の高値を​付けた。半導体株などが牽引したが、その後は利益確定の売りで失速した。

 戦​闘終結を巡るイランからの回答に対し、トランプ大統領が「⁠全く受け入れられない」と表明したことが日本時間早朝に伝わっていたことも重しとな​った。一時プラス圏に浮上したものの買いは続かず、後場終盤に333円安の6万2380円の安値を付けた。

 

 週内にはベッセント米財務長官の来日や北京での米中首脳会談が予定されている。市場では「中国側が中東情勢を巡り米国に協力できないとなれば、株式市場は再び中東情勢の先行きを意識せざるを得ない状況となろう」との声が聞かれた。

 

 TOPIXは0.30%高と反発。プライム市場の売買代金は10兆4354億円と3営業日連続10兆円越えの大商いとなっている。値上がり870(55%)、値下がり650(41%)、変わらず53銘柄。

 グロース市場250指数は1.73%高と4日続伸。連日で年初来高値を更新し、2023年6月以来約2年11ヵ月ぶりの高値を付けた。グロース市場全体では値下がり銘柄が半数を超えたが、時価総額の大きい主力銘柄が買われ指数を押し上げた。市場では「個人投資家の短期的な値動きを狙う資金が新興市場のテーマ性のある一部の銘柄に流れた」との見方があった。

 

  NYダウ 49,609 +12.19 ( +0.02% )
  S&P500 7,398 +61.82 ( +0.84% )
  NASDAQ 26,247 +440.88 ( +1.71% )
 ドル/円(前週比 156.68 -0.40 ( -0.26% )

 

AMD Advanced Micro D. (25株) +46.73 +11.44 % +1,168.25 ( +8,320 )
GOOGL Alphabet (15株) +2.81 +0.71 % +42.15 ( +1,308 )

 

新規・清算取引なし

 

 

'26. 5. 8 収支 +1,210.4㌦ ( +9,629㌦ )
'26. 5月間収支 +2,757.5㌦ 4勝 2敗 勝率 66.6 %
2026 年間収支 +6,461.2㌦ 53勝 34敗 勝率 60.9 %


 

 8日のNY株式市場は反発。S&P500とナスダックが最高値を更新した。この日発表された米雇用統計で労働市場の堅調さが示されたことで、イラン戦争に伴うエネルギーショックにもかかわらず、米経済は底堅さを維持しているとの見方が強まった。

 

 

 週間ベースでは、ダウが0.23%高と2週続伸。S&P500は2.33%高、ナスダック総合は4.51%高と共に6週続伸となった。

 堅調な景気を背景に、企業業績が引き続き押し上げられるとの見方が広がっている。

 

 不確実性が高い中でも株式相場が底堅さを保っている理由について、市場からは、株価は企業利益に連動する。少なくとも現時点で、企業利益は投資家が無視できないほど速いペースで伸びているとの指摘があった。
 ブルームバーグの集計データによれば、S&P500構成企業の約82%が第1四半期に予想を上回る利益を計上した。

 

 

 フィラデルフィア半導体指数(SOX)は5.51%の大幅上昇。週間ベースでは11.14%上昇、第2四半期に入ってからの上昇率は55%に達した。

 

 エヌビディアは1.75%上昇。AIデータセンターの急速な‌建設に伴う旺⁠盛な需要を背景に、メモリー・ストレージ関連のマイクロン・テクノロジーとサンディスクもそれぞれ15%超急伸。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も11%超上昇した。

 インテルも13.96%上昇。アップルの自社製品向け半導体の生産委託を巡って暫定的な合意に至ったと米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じ、大口顧客を獲得したことを好感する買いが入った。

 ブロードコムも4.23%高。同社の資金調達を巡る協議に、アポロ・グローバル・マネジメントとブラックストーンを含む複数のプライベートクレジット運用会社が関与していると、ブルームバーグ・ニュースが伝えた。

 

 

 米国とイランは仲介国を通じ、戦争終結に向けた協議の枠組みを定める覚書の策定を進めていると、WSJ紙が報じた。
 トランプ大統領による戦争終結に向けた最新提案について、米国はイランが近く回答するとの見通しを示した。

 

 

 

 4月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比11万5000人増加。3月18万5000人増からは減速したが、市場予想は6万5000人増。2ヵ月連続で市場予想を上回る伸びとなった。

 失業率は4.3%で前月と変わらず、市場予想とも一致。イラン戦争に伴いエネルギーコストが上昇している中で、労働市場の底堅さが示された。

 非農業部門雇用者数は月ごとに増減を繰り返してきており、2カ月連続での増加はおよそ1年ぶり。2カ月間の伸びとしては2024年以来の大きさとなった。

 昨年の雇用者数は伸びがほぼゼロだったが、今回の統計は労働市場が勢いを取り戻しつつあることを示している可能性がある。幅広い業種で採用が進んでいるほか、レイオフが低水準にとどまっていることを示す他の指標とも整合的となる。

 

 4月は業種別では特に、医療と運輸・倉庫、小売りで雇用が拡大した。運輸・倉庫と小売りはいずれも2024年以来の大幅な伸びとなった。

 宅配便・メッセンジャーサービスは約3万8000人増と、2020年以来の大きな伸び。一方、製造業は小幅に減少した。

 建設と娯楽・ホスピタリティーは2ヵ月連続で増加した。2月は冬場の厳しい天候が採用活動を妨げていた可能性がある。

 エコノミストらはまた、住宅建設が金利高止まりの影響で引き続き抑制される一方、データセンター建設が今年の建設業界の労働需要を押し上げると予想している。

 ただ、メタ・プラットフォームズやマイクロソフトなどのハイテク大手は、AIへの巨額投資を一因として人員削減計画を打ち出している。情報業界の雇用は4月に16ヵ月連続で減少した。

 

 雇用統計は事業所調査と家計調査から成るが、家計調査で集計された就業者数は4ヵ月連続の減少となった。

 労働参加率は61.8%と、21年10月以来の水準に低下。主に55歳以上の層で低下した。「U6」と呼ばれる不完全雇用率(フルタイムでの雇用を望みながらもパートタイムの職に就いている労働者や、仕事に就きたいとは考えているものの積極的に職探しをしていない人が含まれる)は8.2%で、今年に入ってからの最高水準。20-24歳の失業率は7.6%へと大きく上昇。黒人の失業率は7.3%に上昇した。

 平均時給は前月比0.2%増(市場予想0.3%増)、前年同月比3.6%増(同3.8%増)で、いずれも市場予想を下回った。週平均労働時間が増え、手取り収入を押し上げた。

 

 

 

 ミシガン大学が発表した5月の消費者マインド指数(速報値)は48.2と4月確報値の49.8から低下。市場予想49.5を下回り、過去最低を更新した。インフレが家計や購買環境に与える影響への懸念が強まっている。

 1年先のインフレ期待は4.5%と4月4.7%%から低下し、市場予想4.8%も下回った。5-10年先のインフレ期待も3.4%と4月3.5%から低下し、予想3.5%も下回った。

 生活費全体に対する米国民の不安に加え、ガソリン価格の急騰が重なり、消費者信頼感は低迷している。家計への圧迫は、経済の主要な原動力である個人消費にとってリスクとなる。

 米自動車協会(AAA)によると、ガソリン平均価格は今週、2022年7月以来初めてガロン当たり4.50ドルを突破した。イラン戦争の開始以降、50%余り上昇している。

 ミシガン大の消費者調査ディレクターは発表文で、「消費者の約3分の1が自発的にガソリン価格に言及し、約30%が関税に言及した」と説明。「総じて、消費者はコスト上昇の圧力に翻弄され続けており、その主因はガソリン価格の急騰だ」と述べた。

 

 現況指数は47.8と4月52.5から低下し、予想52.0を下回り、過去最低を記録した。一方、期待指数は1月以来初めて上昇した。

 現在の家計状況に対する消費者の認識は2009年以来の低水準に落ち込み、購買環境も5ヵ月ぶりの低水準となった。

 

 

 

 国債利回りは低下。強弱入り交じる経済指標を受けて、FRBは政策金利を据え置くとの見方が強まった。市場の関心は再びインフレ動向へと移っている。2年債利回りは2.7bp低下の3.88%、10年債利回りは3.3bp低下の4.35%、30年債利回りは2.9bp低下の4.93%。

 12日発表の米消費者物価指数(CPI)では高水準のインフレが示されるとみられている。TDセキュリティーズの米金利ストラテジストは「来週発表される4月のCPIは、次のFRB政策の方向性について、市場の見方を見極める上で重要なイベントとなる」と述べた。

 短期金融市場は引き続き、FRBが政策金利を年内据え置くとの見方を織り込んでいる。2027年の利上げに備えたヘッジも一部に見られる。

 

 

 原油先物相場は4日ぶり反発。WTIは0.61ドル(0.64%)高の95.42ドル。北海ブレント先物のは1.23ドル(1.23%)高の101.29ドル。米国とイランの間で再び攻撃の応酬が起き、早期の和平合意への期待が後退する可能性が意識された。

 ただ、週間ベースでは両指数とも6%を超える下落となった。米当局者が、戦争終結とホルムズ海峡の再開に向けた最新提案にイランが近く回答するとの見方を示す一方、ペルシャ湾での戦闘再開が市場を動揺させた。

 

 石油市場の焦点は依然としてホルムズ海峡にある。同海峡は2月末に戦争が始まって以降、事実上閉鎖されている。これにより前例のない供給ショックが発生し、原油の流れは遮断され、域内各地の油井は操業停止に追い込まれている。

 ソシエテ・ジェネラルのアナリストはリポートで「ホルムズ海峡の支配は、イランにとって最も強力な交渉カードとして浮上している」と指摘した。「依然として、外交的解決が基本シナリオである一方、最近の船舶拿捕や嫌がらせ行為は戦闘再開のリスクがあることを浮き彫りにした」と分析した。

 

 

 

 金先物は4日続伸。米国とイランの脆弱な停戦が揺らぐ懸念が高まっているが、金に対する買い意欲は維持された。

 金先物は今週約2%上げた。イランがホルムズ海峡を航行する米海軍の駆逐艦に発砲したことを受け、米国はイラン国内の軍事目標を攻撃した。ただ、1ヵ月にわたる停戦は依然として維持されているとトランプ氏は述べた。

 こうした状況の一方で、数年にわたる金相場の上昇を支えてきた一因である中央銀行からの需要が続く兆しがある。主要な買い手の一つである中国人民銀行は、4月に2024年12月以来の高水準となる8.1トンを購入した。

 ペッパーストーン・グループのアナリストは、中国人民銀行の動きは「アジアの投資家の買いを後押しする可能性がある」と語った。そして、中東情勢の最悪期が過ぎた後に見込まれる「上昇に向けた初期のポジショニングの兆候が見られる」と加えた。

 

 

5月8日 セクター別騰落率

 

週間 セクター別騰落率