NYダウ 39,069 +4.33 ( +0.01% )
  S&P500 5,304 +36.88 ( +0.70% )
  NASDAQ 16,920 +184.76 ( +1.10% )

 

Microsoft (10株) +3.16㌦ +0.74 %  +31.6㌦  ( +1,625㌦ )
Samsara (140株) -0.10 -0.25 %  -14 ( +1,615  )
Adobe (10株) -7.88 -1.63 %  -78.8 ( -196 )
Lennar (30株) +1.86 +1.20 %  +55.8 ( -97  )

 

新規・清算取引なし

 

 

'24. 5. 24 収支 -5.4㌦ ( +2,947㌦ )
'24. 5月間収支 +1,298.7㌦ 9勝 9敗 勝率 50 %
2024 年間収支 -169.6㌦ 50勝 50敗 勝率 50 %

 

 24日のNY株式市場は主要3指数そろって反発。ナスダック総合は終値で今年11回目の最高値更新となった。決算が好感されたエヌビディアが前日の9.32%高に続いて2.57%高と続伸し、AI関連株の上昇を牽引。また、米消費者のインフレ期待が後退し、年内の利下げを巡るセンチメントを支えた。

 27日はメモリアルデーの祝日で、米市場は休場となるが、連休明けの28日からは証券取引の決済期間を短縮し、決済日を約定日(トレードデート)の翌日とする「T+1」が始まる。

 

 週間では、ダウが2.33%安と6週ぶりに反落した一方、S&P500が0.03%高とわずかながら5週続伸し、ナスダック総合も1.41%高と5週続伸で終えた。

 

 

 5月のミシガン大学消費者マインド指数(確報値)は、前月77.2から8.1ポイント低下し、69.1と6ヵ月ぶりの低水準となったが、市場予想67.4を上回った。

 1年先のインフレ期待は3.3%と前月3.2%から上昇したが、速報値の3.5%からは低下。市場予想3.5%も下回った。5-10年先のインフレ期待は3.0%と前月からかわらず。こちらも速報値3.1%から低下し、予想3.1%も下回った。

 インフレ期待低下は、5月にガソリン価格が下落基調にあったことを反映している可能性がある。

 ミシガン大の消費者調査ディレクターは「インフレ率が2022年以降に大幅に鈍化したことは認識されているが、かなりの割合の消費者が依然として、物価高が家計を圧迫していると述べた」と発表文で指摘した。

 およそ10人のうち4人は、物価高が生活水準を損なっていると答えた。向こう1年でFRBが利下げをする可能性があると回答したのは4人に1人で、1月時点の37%から低下した。

 5月の現況指数は69.6で、4月の79.0から低下。期待指数は68.8。4月は76.0だった。

 耐久財の購入環境に関する指数は1年ぶりの低水準。現在の家計に関する指数は5ヵ月ぶりの低い水準となった。

 

 

 ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは、金融緩和を正当化するには米経済はなお力強さを示唆しているとして、FOMCの利下げ開始時期を9月以降になると想定、当初の見通しだった7月から後退させた。

 リポートで、「今週に入り我々は、FOMC当局者の発言から7月利下げにはインフレ数値の改善だけではなく、労働市場や経済活動のデータで有意の軟調の兆しが見られることも必要であろうことが示唆されたと指摘した」と述べた。

 スワップ市場によれば、初回利下げは12月までの実施で完全に織り込まれている。年内2回利下げの確率は40%未満。先週は約70%だった。昨年末時点では、初回利下げは早ければ今年3月の実施が想定されていた。ゴールドマンのエコノミストは引き続き、9月と12月の年内2回の利下げを見込んでいる。

 

 ウォラーFRB理事は24日、長期的な中立金利の低下は、安全資産に対する需要が世界的に著しく変化していることが要因とみられるが、持続不可能な財政支出がこのトレンドを一変させる可能性があると警鐘を鳴らした。

 「米国は持続不可能な財政軌道にある」と指摘。「米国債の供給が需要を上回り始めれば、価格は下がり、利回りは上昇する」として、そうなれば中立金利に「上昇圧力がかかる」と述べた。

 

 国債利回りは連休を控え短縮相場のなか、小幅に高安まちまち。経済指標で景気減速には程遠いことが示され、利下げ観測が後退し、短期債利回りが小幅に上昇した。

 2年債利回りは0.6bp上昇の4.946%。取引時間中には4.959%と前日に付けた3週間ぶりの高水準に並んだ。週間の上昇幅は11.9bpと4月上旬以来の上昇幅となった。10年債利回りは1.0bp低下の4.467%。

 市場では、今週発表されたFOMC議事要旨でインフレ圧力再燃の可能性が示されたことを受け、6月のFOMCで発表される「ドットチャート」では予想中央値がおそらく上方にシフトすると予想。これにより「市場は、FRBは引き続き利下げすると予想するものの、利下げ幅はそれほど大きくならないのではないかとやや懸念するだろう」との声が聞かれた。

 

 原油先物相場は反発。WTIは0.85ドル(1.11%)高の77.72ドル。週間では1.86ドル(2.34%)下落。前日に約3ヵ月ぶりの安値に下落した後を受けて、安値拾いや調整的な買い戻しが入った。

 OPECプラスの会合を来月初旬に控えるなか、世界的に供給が十分である兆候や、地政学的リスクの後退が意識された。

 北海ブレントのプロンプトスプレッド(当限月と来限月の価格差)は現在、26セントのバックワーデーション(逆ざや)。今月初め時点では65セントの逆ざやだった。期近物が期先物より安くなるコンタンゴ(順ざや)に近づきつつある。これは近い将来に供給が潤沢になるシグナルとなる。

 中東での紛争が原油供給の混乱につながっていないことから、原油相場は4月半ば以降、下落基調をたどっている。

 

5月24日 セクター別騰落率

 

週間 セクター別騰落率