減点法
最近いただいた評価。
評価:5 コメント:特に不備はありませんでした。
評価した方としては褒めているのかもしれませんが、「不備がない」といわれるより「よかった」言われたいというのは、わがままでしょうか?
この評価を見て思い出したのが、先週のメールでのクレーム。
他の人はプチプチで包んでいるのにそうしないのはいかがなものか?
こういう包装だと本に傷がつく可能性があるのではないか?
つまり、梱包の仕方が雑なのではないか?
などと具体的に挙げておきながら、最終的に「本に傷もついていないし、大丈夫だったのでOKです」という内容。
(大人げないですが)ちょっと不愉快になったので、お返事もせずそのままにしてあります。
私だって、高価な本は厳重に梱包します。
厳重な梱包をする必要を認めないカジュアルな値段の本にもVIP扱いを求めている人もいるのですが、いちいち気に病んでいても仕方ないので受け流すようにしています。
上記おふたりのような方は、減点法の考え方なのでしょう。
加算法、あるいはプラスを見つけて褒めるというやり方がいつ何時も良いということもないと思いますが、お買い物に関しては減点法にしないほうが精神衛生上よいのではないでしょうか。
殺人パンダ
私はツレアイと同じ部屋で寝ているのですが(・・・普通ですね)、このツレアイ寝言を言います。
寝言といえば、「あー」とか「うー」とかの唸り系、あるいは笑い系、泣き系、などが思い浮かぶのではないかと思うのですが、ツレアイの寝言は「文章系」です。てにをはのある文章になった寝言を言うのです。
はっきりとした、日本語の寝言です。
昨夜は私が聞いた限りでは2回寝言をいいましたが、1回目は深夜で私も眠かったもので、忘れてしまいました。
2回目の寝言が強烈だったのですが・・・
パンダが・・・××××××
家の前の庭に来て・・・××××××
半分の人を殺した。
(×××は聞き取れなかった部分です)
こう、はっきり聞こえたのです。
私はそのとき少しだけ目が覚めていて、起きる時間まで少しあるのでもう少しウトウトしようかと考えていたところだったのですが、そこに寝言開始。
「パンダ」という単語で「あっ、何か言ってる」と更に目が覚め、「家の前・・・殺した」で「キターーー」という感じです。殺して、その後どうなりましたか?と耳をこらしていたのですが、お話はここまでだったようです。私もまた眠ってしまいました。
寝言を聞いて密かにウケることはけっこうあるのですが、朝まで記憶していることは稀です。
が、今回のは強烈だったので憶えていて、ツレアイに「こんなこと言ってたよ」と報告したところ、「オレは、実は凄いストーリー構築力をもっているんだ」と自慢されてしまいました。
たしかに、ストーリーとしては奇想天外で、かなりホラーな感じです。
ただ、この寝言を言ったときに夢を見ていたかどうか、見ていたとしてどんな夢だったのかはまったく覚えていないんだそうです。
途方もない話を考えてみろと言われても平凡なことしか思い浮かばないのが常人というものですが、ときに、人間の想像力って、不思議な飛躍をみせることもあるのですね。
恥ずかしかった話
「こちら、同じ本が2冊ありますが、よろしいですか?」
同じ本を2冊買っても、あまりこう言われることはないのですが、先日珍しくこう聞かれてしまいました。
「はい」
と答えながらも、ちょっとバツの悪い私。
普段なら、どうということないのですが。
それは、2冊あった本が↓だったからです。
- スローセックス実践入門――真実の愛を育むために (講談社+α新書)/アダム 徳永
- ¥840
- Amazon.co.jp
こういうことにすごーく興味のあるオバサンと思われてしまったでしょうか???
ほんとうは、こういう本を売ることに興味があるだけなんですが、
きっとわかってもらえなかったでしょう・・・
というわけで、ブックオフのレジでちょっと恥ずかしい思いをした、という話でした。
乱丁本と表紙カバーが2枚付いている本
先日、届いた本が乱丁本であるというクレームをいただいた際、代替品の発送時に返信用封筒を同封し乱丁の本を返送してもらいました。
(意地悪な意図ではなく、純粋にどんなふうになっているか知りたくて、です)
購入者の方は良い方で(ほッ…)、代替品を早く送ってもらえたことのお礼まで言っていただきました。
また、乱丁の部分には付箋紙をつけてくださっていました。
乱丁本は以下のようになっていました。
256ページの次のページが289ページになっていました。
そして、289ページからは順番にページが進んでいくのですが、320ページの次がまた、289ページになっていました。
つまり、257ページから288ページまでの32ページ、紙の枚数にして16枚が欠けていて、289ページから320ページの32ページが重複しているという状態でした。
こんなことってあるのですね。
珍しいのでこのままとっておくか、出版社に送って交換してもらうか、考え中です。
出版社に乱丁本を送る、という体験もいままで一度もやったことがないので、新鮮かもしれません。
また、表紙カバーがダブルについている本というのも発見しました。
- 100回泣くこと (小学館文庫)/中村 航
- ¥480
- Amazon.co.jp
この文庫本なのですが、ワタシが持っていたものは違う表紙でした。
増刷の時に表紙カバーが変わることは、わりと良くあることなので、それほど気にしていなかったのですが、
梱包のときに「あっ!」と声をあげてしまいました。
その違う柄の表紙カバーの下に、上の写真と同じ図柄のカバーが付いていたからです。
何かの間違いかと思い、ISBNを確認し、さらに本の内容も確認しましたが、間違いではありませんでした。
(表紙カバーと本体が別の本、ということは稀にありますから)
こんな感じです。
表紙カバーの下に、もう一枚の表紙カバーが!
この作者の本では、この本を読んでみたいと思っていますが、
まだプロパー棚でも見かけたことがありません。
- 僕の好きな人が、よく眠れますように/中村 航
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
宿敵 ちくま文庫
ちくま文庫、表紙カバーの紙質がブックオフの値札シールと相性が悪いです。
剥がすときに、地の紙の表面が一緒に剥がれてしまったり、シールの糊が残り、こすったら紙の色のほうが落ちてしまった、等々トラブル多数。
その昔、ちくま文庫の値札シールの剥がしにくさが話題になったことがあり、
ちくま文庫シール剥がしコンテスト
というものをやったらどうか、という提案もありました。
(やったとしても、どうやって順位をつけるのか、難しいですね・・・)
そのちくま文庫にまたしてもやられました。
- シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇/W. シェイクスピア
- ¥945
- Amazon.co.jp
この本、なぜかオモテ表紙に値札シールが貼ってあり、シールの両端が赤くなっている状態でした。
シールはなんとかきれいに剥がせたものの、赤く色がついてしまった部分がきれいになりません。
おそるおそるライターオイルをたらしてこすってみたところ、見事に赤い色はそのままで、印刷の字が色落ちしてグレーになってしまいました。仕方なくそのまま発送。
コンディションは「良い」だったので、目をつぶっていただけるとありがたいのですが・・・
この紙質、なんとかならないものでしょうか!
<追記>
このエントリをアップして、まもなく購入者の方からメールをいただきました。
昨日確かに受け取りました
「夏の夜の夢」を国立劇場で観た後で舞台監督のトーク会場で訳者の松岡さんとお会いしました
完璧な通訳に圧倒されましたがこの本の訳者であったと知り納得です
これから読みます。有難うございました
という内容でした。
シェイクスピアの訳者として、福田恒存なんかを思い浮かべてしまう私、年齢がバレバレですが・・・
松岡和子さんは、1942年生まれ(失礼!)。現在最も信頼できる翻訳者ということです。
かつての名訳は名訳として、読み手が現代に生きている以上、現代の訳者が求められているということになりましょうか。
本が汚いというクレームでなくて、ほっ・・・
忌野旅日記 再版です
再版されることになったようです。
Amazonでは、 2~5週間以内に発送します となっていました。
本日(2009/6/7)現在の中古商品の最低価格は1499円。
わが、ネット古書店シロクマ堂 では現在1500円で出品中ですが、
値下げを行うかどうか、検討中です。
時間との勝負、です。
5月の結果
書こう書こうと思いつつ、6月になって一週間もたってしまいました。
5月の結果は
出品:320冊
売上:291冊
出品、売上とも過去最高の数字です。
ただし"数字"のみで、内容はそんなに良くないです。
単価の安い本がほとんどなので、いっぱい働いた割には利益になっていません。
私の場合、1円本を売った場合およそ50円の利益(労働力を0円と計算)ですから
売上がすべて1円本だったら15000円程度の利益です。
実際にはもうちょっと行っていますが。
出品数は、先月より少し増えて今月には600を超えるかもしれません。
「せどりのリスクは不良在庫からやってくる」ということは、せどりをはじめた当初から意識していて、
ずっと在庫の拡大には慎重になっていました。
A.確実に売れる本、
B.売れるかもしれない本
C.売れなさそうだけれども売れたら嬉しい本
と分類するならば、A:6、B:3、C:1 程度の割合で仕入れをするように意識していたのですが、
こんなに長くやっていると、さすがにAの経験値がアップしてしまって、
Aだけでかなりの数を仕入れられるようになってしまったというのが、今月のデータの真相です。
ひどいな、とは思うのですが、
急にスタイルを変えることもできないわけで、改善策は考えつつも
しばらくこんな感じが続いていくものと思われます。
謎の保留4連発
5月31日から1日おきに「Amazonマーケットプレイス 取引は保留中です」のメールが合計4通届いています。
保留のシステムが変わったということはどこかでちらっと聞いたのですが、
Amazonのヘルプからは探せませんでした。(探し方に問題があるのかもしれませんが…)
保留の日数が延びたんでしたっけ?
それならそれで仕方がないのですが、出品者の方ではどうにもできないものですから
再三再四「取引は保留中です」と言われても、ひたすら困るだけです。
保留になった本は、
お早い旅立ちを。
ヒヤリハット
- ハゲタカ(上) (講談社文庫)/真山 仁
- ¥820
- Amazon.co.jp
- ハゲタカ(下) (講談社文庫)/真山 仁
- ¥770
- Amazon.co.jp
105円棚に2冊並んでいるところを発見し、すみやかに捕獲。
捕獲されたハゲタカは、翌日、すばやく上下セットで売れていきました。
梱包しようとして、値札をはがしクリアパックに詰めようとしたところ・・・・
上と上ではありませんか!?
慌ててクルマを出し、近所から捜しはじめる。
1軒目:なし。(たしか、先日までプロパーであったのに)
2軒目でやっと下巻捕獲。ほっとしました。
下巻はプロパーだったので、利益はちょっぴり。でも損失にならなかったからいいか。
「ハゲタカ2」 というのも出ているのですね。
知りませんでした。
- ハゲタカ2(上) (講談社文庫)/真山 仁
- ¥750
- Amazon.co.jp
- ハゲタカ2(下) (講談社文庫)/真山 仁
- ¥800
- Amazon.co.jp
違反商品として申告がありました、に、うんざり
これをオークションで売りました。
ディズニーランドでほんとうにあった感動するお話、のはずが、、、
というアレです。
版元回収になり、Amazonのカタログからも抹消されてしまったので
ネット上で入手するならオークションという方法のみになっています。
ありがちな話なので、そんなに話題にもなっていないかと思えば
ヤフオクは結構な盛況で、どんどん落札されていきます。
私も、無理をせず、適度な値段で即決価格をつけて出品しておいたところ、
終了日前に即決価格での終了となりました。
こういう本を読むか読まないかは、そのひとの判断なので、
どうでもいいのですが、困ってしまうのは、この手の本をヤフオク規約違反として
報告してくる人がいることです。
今回も終了までに2回、違反商品報告のメールを受信しました。
他の出品物もあり、それらが削除されず順調に落札されていることを見れば
いくら報告しても無駄であり、ヤフーがID停止などの措置はとらないということは
わかるはずなのですが、それでも申告するということは、
出品者を(ID停止の恐怖に)ビビらせて出品を取り下げさせようとしているということ
でしょうか?
あるいは、こういう違反報告をするのが趣味(?)の人がいるのでしょうか。
いずれにしても、このようなメールを受け取るのは、正当な商品とわかっていても
愉快なことではなく、オークションをやっていて嫌になることのひとつです。
以前、手づくりの手芸品(柄でない? ・・・ええ、私自身もそう思います)を出品していた
ことがあるのですが、手芸で作った品物で、他人にアピールしようとすれば
このようなものが、「芸能人の○○着用中」 とか 「TV番組で紹介された」みたいなことを
書かざるを得ないところがあるのですが、それもいちいち「違反ですよ!」と指摘されて
商品は結構いい感じで売れていたのですが、違反申告メールが頻繁に来るようになって
なんだか嫌になって、それの出品を止めてしまいました。
麻薬とか銃とか売っている人がいたら、申告するのが当然でしょうが、
ガイドラインに触れるか触れないか(触れていないもの含め)のものを 「違反だあ!」
と、言い立てる人っているんですねえ。。。