宿敵 ちくま文庫
ちくま文庫、表紙カバーの紙質がブックオフの値札シールと相性が悪いです。
剥がすときに、地の紙の表面が一緒に剥がれてしまったり、シールの糊が残り、こすったら紙の色のほうが落ちてしまった、等々トラブル多数。
その昔、ちくま文庫の値札シールの剥がしにくさが話題になったことがあり、
ちくま文庫シール剥がしコンテスト
というものをやったらどうか、という提案もありました。
(やったとしても、どうやって順位をつけるのか、難しいですね・・・)
そのちくま文庫にまたしてもやられました。
- シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇/W. シェイクスピア
- ¥945
- Amazon.co.jp
この本、なぜかオモテ表紙に値札シールが貼ってあり、シールの両端が赤くなっている状態でした。
シールはなんとかきれいに剥がせたものの、赤く色がついてしまった部分がきれいになりません。
おそるおそるライターオイルをたらしてこすってみたところ、見事に赤い色はそのままで、印刷の字が色落ちしてグレーになってしまいました。仕方なくそのまま発送。
コンディションは「良い」だったので、目をつぶっていただけるとありがたいのですが・・・
この紙質、なんとかならないものでしょうか!
<追記>
このエントリをアップして、まもなく購入者の方からメールをいただきました。
昨日確かに受け取りました
「夏の夜の夢」を国立劇場で観た後で舞台監督のトーク会場で訳者の松岡さんとお会いしました
完璧な通訳に圧倒されましたがこの本の訳者であったと知り納得です
これから読みます。有難うございました
という内容でした。
シェイクスピアの訳者として、福田恒存なんかを思い浮かべてしまう私、年齢がバレバレですが・・・
松岡和子さんは、1942年生まれ(失礼!)。現在最も信頼できる翻訳者ということです。
かつての名訳は名訳として、読み手が現代に生きている以上、現代の訳者が求められているということになりましょうか。
本が汚いというクレームでなくて、ほっ・・・