こんにちは、18年生ベテラン学童保育支援員さとさんです。
子どもは遊びの天才だ。
なんて言葉があるが、小学生に限れば、なかなかそうはいかない。
なぜか?
自分の言ったことを否定される経験を積み重ねてきているから。
友だち・先生・親・周りの大人、すべての人から少しずつ「否定」されている。
さとさんは、それを逆手に取ります。
小学生の自己肯定会を取り戻すと、子どもは自由な発想を始める。
ということで、さとさん流どうやったら小学低学年が自己肯定感を取り戻す方法です。
してもいい?→したい!
「○○してもいい?」って子どもが言うって、よくあります。
これね、「○○したい!」とか、やりたいことに飛びついてやったら、「ダメ!」とか、止められた経験が積み重なって出た言葉。
いわゆる2歳ごろのイヤイヤ期って頃から幼児の間に経験する。
周りに合わせるということは確かにできるようになるけど、自主的に何かをすることは減っていく。
次第に自己肯定感をむしばむ。
児童クラブで「○○してもいい?」て言われたら、「やりたいかどうか教えてね。」と伝えます。
「できる時はやるし、できない時はできないって言うから。」
実は、「したい!」と口に出して言うのは、勇気のいることです。
だから、約束したので、初めての時とか、小さな言葉でも「…したい…」と言ってきたら、全力で実現に向けて動きます。
そういうことを積み重ねると、「したい!」って言うようになります。
不思議と言えるようになると、「できない。」と言ってもそんなに凹むことはありません。
残念だけど、次に期待。
みたいになる。
どうでもいい会話
普段から、どうでもいい会話もできるだけします。
これは「○○してもいい?」も言えない子もいるから、そのハードルを下げるような感覚。
それほど、人にお願いをすることは大変なことなんだよ。
・その子の好きなこと
・朝食べたもの
・風に飛ばされたら…
・落ちているものは実は…
・もし増殖できたら…
・足が取れるんじゃない?
そうだな、感覚としたらこの本。
小学生相手にどうでもいい会話をするには、必読の本です(笑)
言うことを聞かせるために、威厳を保つ…なんてより、どうでもいいこと話して笑いあえる関係の方が、よっぽど言うことを聞くようになります。
頑張っている姿を見たら
当たり前に見えるようなことでも、頑張っていたら、「がんばったね。」
当たり前のように見えることも、やってくれたら、「ありがとう。」
何か挑戦して失敗してるのを見たら、「がんばったじゃーん!」
失敗した時に、絶対に行ってはいけないNGワード
失敗を経験して初めて自己肯定感が育まれるのに、失敗をした時にけなしたらダメです。
承認、承認、承認、承認、承認
小学低学年の自己肯定感は回復が早い
さとさんの経験として、小学低学年の自己肯定感はすぐに回復します。
・聞く
・遊ぶ
・どうでもいい会話
・失敗からの承認
子どもはこんな大人に会ったことないんだよね。
こんなにやることあるのーって思うかもしれないけど、基本子どもに身を任せるような感覚でできるんですよ。
4月になったら、一緒に子どもの自己肯定感を回復させまくろう!