お疲れ様です。 学童保育生活向上研究所SAT所長のさとさんです。
では、接し方について考えていきましょう。
・これはNG
・新人さんの場合
・3年からの中堅クラス
・10年以上のベテランクラス
・支援員は特殊な立場
これはNG
では、支援員の勤続年数別に考えてみましょう。
新人さんの場合
新人さんの場合。
まずは子どもと信頼関係を築く第一歩から。
それは、遊ぶ。
最初のうちは個別でもいいので、中に入ってみて、小学生の遊びを体感してください。
どの子にアタックするかは、すでにいる支援員に聞いて、人間関係の難しくない集団や比較的トラブルの起きなさそうなところから入るのがいいですね。
子ども同士の関係をある程度把握できている支援員は、新人さんに事前に子どもたちの人間関係の全体像を話しておくのも大切ですね。
注意すること
新人さんの場合、子どもの方が先輩という立場が発生します。小学生って、いい大人だったりするんです。
「大人と子ども」「支援員と児童」と一見、上下関係がありそうに見えますが、それを前面に出してしまうと、子どもから拒否されます。
一人の人間として、相手も自分も尊重できる関係を作っていくことが重要です。
相手の言いなりになる必要もなく、かといって子どもに指示・命令をするのでもなく、対話できる関係を目指しましょう。
されて嫌なことは、はっきり「嫌」と伝えることは重要です。
ある意味、新人に対して子どもはいやがらせ的なことをしてみたりします。
この人はどんな人かな?って、探ってるのかもしれません。
そこで、されて嫌なことまで受け入れてしまうと、関係が難しくなることもあるんです。
嫌なことをされたら、嫌という。
子どもたちに見本を見せることもできますよね。
まずは、遊んでみて、少しずつでかまわないので、子どもと信頼関係を築ける土台を作っていきましょう。
3年からの中堅クラス
この質問は案外多くて、伝え方を変えれば、伝わると勘違いしている。
10年以上のベテランクラス
子どもの学年が一回りしている。一人一人を意識しながらも、全体を見渡す。支援員間の調整など、複合的・総合的な視点も必要になる時期です。
一人一人と遊ぶことが立場的に難しくなることも出てきますね。
遊ぶ → 聞く(会話・対話)に重点を置いて、子どもとの関係を作っていきましょう。
支援員と子どもとの関係を客観的に見て、職員同士で方向性を示すことも大切です。
子どもが遊ぶとは何なのかを、他の支援員に日々のエピソードを交えて伝えることも大切になっていきます。
ここまでで、しっかりと子どもとの関係を作っていれば、叱ることも子どもに伝わるようになっていきます。
伝わる関係をあらためて固めていく日々の生活が重要ですね。
支援員は特殊な立場