10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

島根県放課後児童クラブスーパーバイザーも務める学童保育19年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。


 

 

最近、やっぱりかーと気づいてしまったこと。

 

小学生を褒めると、嫌われる

 

この事実を知らないで、褒め続けている人もいるでしょうね。

 

褒めるも実はむずかしい。

 

 小学生はわかっている

 

小学生にもなると、わかっている。

 

この大人が本当に心から褒めているかどうか。

 

これが一番の原因。

 

大人の思い通りに動かしたいから、褒めているということは瞬時にばれていると思ってくださいね。

 

だから、褒める必要なんてないんです。

 

片づけを例にしてみますね。

 

いつもは片づけない小学生が片づけた。

 

 

最悪なパターン

かっこういいなんて、関係ないから。見透かされて、馬鹿にされるよ。

 

片づけてくれたんだ。
かっこいい!

 

残念なパターン

ほめてるつもりで嫌味になっている

 

片づけられるじゃん。

いつも、こうだといいのにね。

 

推奨パターン

承認&Iメッセージ

  

片づけてくれたんだね。

ありがとう。助かったよ。

と、こう書いたけれども、推奨パターンでも子どもは瞬時に気づきます。

 

ほんとは、そう思ってないな

 

ほんとに難しいんです。

 

 形ではない

 

小学生は動物園で飼育されているわけではないのね。

 

一人ひとり、性格も違って、感情の表現も違う。

 

こういえば、うまくいくんでしょ。

 

なんて、子どもを馬鹿にしないことです。

 

仲良くなりたい人には、そんなことしないでしょ?

 

日々の生活の中で少しずつコミュニケーションを取っていくことが必要です。

 

そうすることで、子どもとの信頼関係が積みあがっていく。

 

そうなると、伝わらなかったものも、簡単に伝わるようになりますよ。

 

 

 


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お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。

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子どもの「我慢する力」を育てる方法。

 

やりたいことをやらせる
 
そんなことさせて、本当に大丈夫!?

 

子どもに我慢する力を持ってほしいと思う大人は多いよね。

 

そのほとんどがこれを指している気がします。

 

嫌なことを、逃げずにすること

 

はたしてこれは我慢する力なんだろうか?

 

 

自分の感情を殺し、周りに合わせること=我慢

 

?????

 

 本当の我慢する力

 

本当の我慢する力は、このグラフで見ることができますよ。

 

 

楽しいことをするために、様々な困難にぶつかり、その過程の中で我慢する力が育つんです。

 

あわせて、集中力も粘り強さも、努力することも学びます。

 

「嫌なことを逃げずにすること」は、大人の都合のいい子どもを作るための押しつけです。

 

これを続けてしまうとこうなります。

 

無気力

 

子どもに意欲をもって行動してほしいと思うのも、大人がよく思うことだと思うんだけど、真逆の結果が生まれている。

 

 

 気を付けるポイント

 

やりたいことをやらせることで「我慢する力」が育つ。だけど、以下の二つはまずいパターンになります。

 

・子どものやりたい放題

・大人が手を出しすぎで失敗が経験できない

 

当然のことだけど、子どものやりたい放題になってしまうとダメなことを学ぶ機会を奪っている展開になっちゃいます。

 

逆に大人が手を出しすぎて失敗のない展開も、我慢する力やレジリエンスは全く育たなくなっちゃいます。

 

適度に失敗できること。

 

そして、それを責めずに受け止めて、それを乗り越えるヒントを与えたり、背中を押したりすることで、子どもと大人の信頼関係も強めることができますよね。

 

こういう場面でも「承認」はとても使えるスキルです。

 

 

承認は、子どものこころのコーチング講座でしっかり学んでいただくことができますよ。

 


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お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。


 

 

これは前の記事なんだけど、こんな声は当然出てくるよね。

 

書いてあることはわかる。

だけど、そんな余裕はないんです。

 

そう、そこが肝なんです。

 

 心の余裕の作り方

 

子どもに関わる全ての大人が持つ悩みだと思うね。親・先生・保育士・放課後児童クラブ支援員。

 

じゃ、どうやったら心の余裕は作れるのか?

 

1.聞きあえる仲間

2.心の仕組みを知る

 

1.聞きあえる仲間

さとさんは親を対象にした「不登校の先にあるもの」というオンラインサロンの主宰を7年やってます。

 

サロンに入ったばかりの会員さんは、それこそ心に余裕のない状態。顔もかたいもんね。でも、次第に心の余裕を作り始る会員さんによく出会います。

 

それはこういうことなんです。

 

何を言っても安心できる場、吐き出してもダメだしされない仲間がいることで心に余裕ができていく。

 

2.心の仕組みを知る

心の余裕は、待っていてもできない…ものなんです。

 

でもね。

 

心の仕組みが分かっていると、心に余裕を作りやすくなります。

 

・自分を客観的に見る視点

・マイルール

・一時感情・二次感情

・自己受容・他者受容

 

子育てコーチング協会の初級講座で学ぶ内容は、心の仕組みを知るのにとてもいい講座だと私自身思っているところで。

 

3つのきく。

 

 

この「きく」を通して、自分の心の在り方を見つめていく作業の積み重ねで、少しずつ心の余裕は増えていく。

 

少し時間はかかるけど、確実な余裕を手に入れられます。

 

 

 ほしいでは…

 

いずれにしても、心の余裕が欲しいと思っているだけでは、なかなか手にできないのが「余裕」なのかもしれません。

 

このブログでは、学童保育関連のことを書くことが多いんだけど、一つ一つの内容を少しずつ実践することで、心の余裕が手に入るものばかりです。

 

少しずつやっていく

 

簡単そうに聞こえるけど、これが実際には難しい。

 

やった人には確実に結果が出るんだけど、実際にはやる人は少ないんだよね。

 

それくらい「変わる」って、不安を伴ったり、労力を使ったり、体力もいる。

 

でもね。

 

本当に心の余裕が欲しいのなら、なんでもいいから新しい取り組みをする以外にない。

 

 

と、厳しめで終わるね。

 

 


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お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。

 

散歩用の小さいバック買った。

 

 

 

HSCという言葉、ご存じですか?

 

 

「HSC」とは、通常「Highly Sensitive Child」の略。日本語では「とても敏感な子ども」という意味で使われることが多いです。

 

HSCは感受性が強く、音や光、人混みといった刺激に敏感で、深く物事を考えたり、共感力が高いといった特徴があります。

 

外からの刺激に敏感で、細かいところに気づきやすい性質を持つ子どもって、学童保育・児童クラブにもいますよね。

 

敏感さは欠点ではなく、共感力や創造性の高さにつながるので、ポジティブな面ももちろんあります

気をつけなきゃいけないのは、病気や診断名ではなく、性格や気質の一つ。発達障害とは、まったく別ものです。

 

HSC第一人者の明橋大二先生。各地の講演も精力的にされてます。

 

 

その明橋先生が監修されたHSCの子育てハッピーセミナーを、カラートークを一緒にやっているみょんちゃん(谷川明子)がやりますよ。

 

 

なんと、みょんちゃんは、認定子育てHATマイスターになったんですよ。すごいねー、おめでとう。

 

この機会にHSCという概念を学んでみませんか?

 

 

 


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お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。



学童保育の現場は、すでに限界を超えて危機状態です。現場を知らない方には伝わりづらいので、ここで報告です。行政の方もぜひ読んでほしいです。

学童保育と学校は、似ているようでまるで違う。

学校
→集団生活が当たり前で、学校という権威を子どもが無意識に感じている。

学童保育
→集団生活だが、放課後としての個人の自由を子どもが持っている。


学校で集団生活をすることは、ある種の常識だから、子どもたちも従う。先生の言うことは強制力が働く。

学童保育は学校を終えて、ある種解放されるところ。これは、現場にいる放課後児童支援員は全員理解している。

だから、ある程度一人一人で過ごすことを許容した保育をする。だけど、もはや学童保育の現場は耐え切れずに、荒れてしまっている。

なぜなのか?

ここでは、学童保育で働く人の属性という面で考えています。

【目次】 支援員になる人って、どんな方?
 学童保育が変わる3つの方法


支援員になる人って、どんな方?

属性

主に40代以上の女性が働く。60代でも若いといわれる場合も多い。男性の支援員もいるが、かなり特異。大学生のバイトは不定期。

とにかく支援員の高齢化が止まらない。

勤務体系は、普段は3時間~4時間(放課後)。

長期休暇中は、8時から18時の中で、シフト勤務。給食のない日は、早く出勤する必要があったりと、とにかく不安定な勤務体制。

給与

月に7、8万が現状。最低賃金クラスのところも多い。年収にして、100万ほどが現状だ。扶養控除のことで働き方の制限する人も多い。

小さい自治体は、時給が高い傾向がある。月給制のところもあるが、現状少ない。保育士の賃金は、ようやくニュースに上がるが、放課後児童員はその陰に隠れてしまっている。

学童保育で家族を養うような給料ではない。

働く方は、ほぼ女性。子育てを終えた女性、幼稚園教諭・保育士・教職員経験者。男性の支援員は、教職員を終わった年配の方。フリーター。教職員を目指している方。そして、大学生のバイト。

一見、色々なタイプの人がいて、よさそうに見えるが…。

小学生の遊ぶ場面を、実際に目にしている属性の人は見当たらない。

「小学生が遊ぶ」ことに対する知識や理解がなく、意義も分からない。

個別に働いている人の特徴を見ていく。

40代以上の女性

子育てを終えた女性は、自身の子育ての経験を生かすことはできるが、多くても3人。

現場に入れば、40人近くの児童がいて、それぞれ全く違う生き物。

戸惑われる。

女の子しか育てたことが無ければ、男の子の遊ぶ姿は異質なものに見えるんじゃないかな…

これは、逆もまた言える。

なので、正直なところ、自分の子育ての経験だけで、40人以上の子ども達と共に生活をすることは、困難なことが山ほどある。

幼稚園教諭・保育士経験者

幼稚園教諭・保育士の方は、遊ぶということの知識は持っている。

しかし、小学生の遊びとなると話が違う。


未就学児はある程度大人の言うことを聞いてくれる。そして、多少暴れても、かわいいですすむ。

小学生になると体格も精神的にも成長し、より自己主張が明確になる。

6歳以下の幼児にやっていたように子どもをまとめようとすると、小学生は子ども扱いをされてることに腹を立てる子もいる。

1年生だけがついてくる状態になりかねない。


教職員経験者

教職員をされていた方は、小学生の知識はあって、集団生活の中で「教える」ということは専門。

でも、自由に遊ぶことを許容することが困難。


いくら指導しても「いうことをきかない」サイクルに入ってしまう。結果、自分の指導が至らないと考えて、より厳しいルールを作る。


しかし、学童保育には学校ほどの権威が無い。

学校は校長から始まって、たくさんの先生がいる。学校という地域の中での立場もよく、子どもたちも従うものだという無意識が働きやすくまとめやすい。


しかし、学童保育に来ると、全くいうことを聞かなない。この現実を受け止められなくなるのは仕方がない。



学校と同じことをしても、子どもたちはついてこないし、まとまらない。

フリーター

フリーターの男性も放課後児童支援員として働く場合も多い。

時間的に融通がきいて、子どもたちとの年齢も近かったりすると、子どもと仲良くなりやすい。

が、子どもを預かるという責任感という面では、かなり危なっかしい。子ども・保護者・地域の方への対応は、ひやひやする場面もある。

実際にクレームも入る。私自身がそうだった。たくさんの方にご迷惑をかけた。

現場に余裕があれば、こういう人材をしっかり育てて行くのは、一つの形かもしれない。


しかし、子どもを預かるという仕事の傍ら、指導員の数に余裕のない中、人材を育てることは、至難の業である。

大学生バイト

大学生のバイトは不定期。

しかし、子どもたちとの遊びはダイナミックにしてくれる。学童保育の現場を支えてくれている重要な存在。


大学生のバイトを受け入れるのは、とてもいいと思う。が、入れない時期が重なったり、いずれはいなくなる存在。

長期的な学童運営の中で、主要な存在として入れることは難しい。


学童保育が変わる3つの方法

悲観的なことばかり書いてしまったけど、それくらい現場は大変なんです。

できることはあります。

学童保育が変わる3つの方法
1.職員同士の対話
2.子どもと遊ぶ
3.子どもの話を聞く


現場で働く放課後児童支援員が、楽しいと思える仕事であってほしい。

職員同士の対話



たくさんの子どもとともに生活をする職員。子どもたちが荒れているとき、この職員同士の連携が取れていないことが多い。



職員同士がコミュニケーションが取れていますか?

たとえ一人一人の価値観が違っても、子どもたちが楽しく過ごす学童保育を作るために、同じ目標に向かって進むことはできます。

まさに、チーム力が問われているんです。


職員同士が、それぞれの役割を尊重し、それぞれを支えあい、それぞれに個性を発揮することができる。

コミュニケーションの取り方を4つのタイプに分けて、円滑にする方法がおすすめです。



子どもと遊ぶ



職員の次に、子どもたちの様子を見ます。

子どもが望んでいる遊びができていますか?

ルールや休憩と言いながら、子どもたちが我慢してストレスをためてしまっていませんか?

子どもとの信頼関係を作る最強の方法です。

さらに詳しく書いた記事です。
右矢印放課後児童支援員から学童保育が変わる2つの方法:1.「遊ぶ」



子どもと遊ぶ時には、注意すべきことがある。

子どものたのしいと、大人の楽しいは違うことが多い。

大人の楽しいは、大人にとって都合のいいことしかないから。

子どもにとっての楽しいを追求できると、子どもたちは荒れない。

環境的に色々難しいこともあるかもしれない。

そんな時は

子どもの話を聞く



子どもたちとの信頼関係を築く上で、聞くってほんとに重要。

つい、伝えること、教えることに重点を置きがちになるが、「聞く」を置き去りしてしまってないですか?



さらに詳しく書いた記事です。
右矢印放課後児童支援員から学童保育が変わる2つの方法vol.2「聞く」


以上、学童保育は本当に大変です。

学童保育の子どもたちがまとまる5つの質問

児童クラブの悩み解決記事まとめです

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