不知火海と有明海ともに閉鎖海域なのです。

海洋汚染の進行は外洋と比べようがありません。

 

 

TSMCは発ガン性物質(CMR物質)を多用している。2020年の企業社会責任レポートによると、TSMCの製造現場で使用される物質の化学分析を行ったところ、178のCMR物質の使用が認められている。

 

CMR物質とは👇

202010_02.pdf (jisha.or.jp)

 

 

水質汚濁防止法の指定品目は28品目だけです。これではCMR物質に対応できません。この178確認されているCMR物質をがほとんど、有明海に坪井川を通じて流されます。

 

 

 

このニュースの中で

 

「排水は全て下水道に排泄される計画で下水処理場の放流水について定期的に検査を行うとともに放流先の河川の水質についても監視を行います。

 

県によると、これまでにTSMCから排水に関する届け出なし

有害物質の有無、などは不明。

まだわからない。・・・・・・といっている。

 

お粗末な回答である。

県民の不安は沸騰している。

半導体特需に沸くのは一部の企業家たち市民は

不安に沸いていいるのです。

 

 

 

漁業関係者 熊本市民 他、有明海に面している関係者は不安に沸いている。『住民説明会を開かない』汚水の不備が問題である。

 

佐賀県のある漁業組合長は部下にTSMCの汚水問題について調べてほしいと指示をだされたとか。それは近隣の組合員から知らされたとのこと。

 

住民説明会は長崎県 佐賀県 福岡県でも開く必要があるのではないでしょうか?

 

熊本市長のいう水質についての検査・監視は下水道法 水質汚濁防止法による対象品目のみである。これでは住民・漁業関係者の不安は沸騰するばかりではないか。

 

製造プロセツで使用される重金属は

銅、ガリウム、ヒ素、ベリリウム、カドミウム、水銀、鉛、亜鉛、モリブデン、タングステン、ゲルマニウム、セレン、インジウム、テルル、マンガン、タンタル、タングステン・・・・・・・もっと多数あるそうです。

 

少し調べると

ヒ化ガリウム…・強毒性

インジウム・・・肺障害・肺炎・肺腺癌

ベリリウム・・・細胞組織に対して腐食性のため慢性ベリリウム症と呼ばれる致死性の慢性疾患を引き起こす。人体への暴露によってベリリウム肺症、もしくは慢性ベリリウム症としてしられる深刻な慢性肺疾患を引き起こすようにきわめて毒性の高い物質であり、水棲生物に対しても、非常に強い毒性を示す。また、細胞組織に対して腐食性であるため可溶性塩の吸入によって化学性肺炎である急性ベリリウム症を引き起こし、皮膚との接触によって炎症が引き起こされる。

 

慢性ベリリウム症は数週間から20年以上と非常に個人差の大きい潜伏期間があり、その死亡率は37%で妊婦においてはさらに死亡率が高くなる。・・・・とありました。

ベリリウム - 危険性 - わかりやすく解説 Weblio辞書

 

キチンと住民説明会を開かないと、水産関係者の方は風評被害にさらされます。

また、第二の水俣病となる危険性だらけです。

 

台湾ではTSMC他の汚水問題 環境破壊で水俣病を上回る疾患が既に存在します。台湾政府 企業関係者はその事実を隠して認めていないようですが、これは水俣病におけるチッソと国の対応と全く同じです。今の法整備では全く安心できません。

 

水質汚濁防止法を改正し、全ての重金属、CMR物質を加えるべきです。

そして、閉鎖海域であるために総量規制おこなうことは当然のことです。

 

そこまで、対応せずしては風評被害は必ずおきます。実害もです。

 

一企業のために有明海沿岸の漁業関係者の生活を奪っていいのですか。

 

熊本市民の飲用水まで毒入りとして飲めない水にするのですか。

 

水俣病は一企業と行政の対応の遅さによって被害が拡大した事実と向き合っていただきたい。

 

台湾海は外洋です。それでもこの汚染なのです。

 

 

桃園グリーンカキ汚染リンググループ:郡政府は怠惰すぎて掲示板を作ることさえできません| アップストリームとダウンストリーム (newsmarket.com.tw)

 

福島汚染水の対応をみるとこの政府を信用できるのでしょうか。

 

 

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