シリーズ3『第二の水俣病が有明海で始まろうとしている。』

知人からのレポートより

 

水質汚濁防止法による規制28品目を漏れ出た汚染物質は坪井川を通じて閉鎖海域の有明海に地下水に流れ込みます。

水質汚濁防止法の対象となる有害物質と指定物質 | 佐々木化学薬品株式会社 (sasaki-c.co.jp)

 

台湾と違い、有明海は閉鎖海域であるという点です。閉鎖海域なので年間トン単位で排泄される汚染物質は蓄積こそすれ排泄されることは期待できないのです。

 

台湾の海洋汚染を上回る速度で死の海になってしまうことでしょう。

 

水俣病の原因であるメチル水銀がどのように不知火海(有明海と同じ閉鎖海域)を汚染していったのでしょうか。有明海のTSMCによる汚染物質を知るうえでとても参考になります。

 

チッソによるメチル水銀を含んだ排水は、工場内の排水路を経て海に流された。排水には、水銀以外にセレン、タリウム、マンガン等の有害な重金属や化学物質も含まれていた。チッソが流した金属水銀は400~500トンにもおよび、海に広がった水銀ヘドロを全部回収することは不可能だと考えられる。

 

1958年 排水路変更により不知火海全域に被害が拡大した。

 

昭和33年9月、チッソは、それまでの百間排水口から水俣湾へ流していたアセトアルデヒド工程の排水を、八幡残渣プールを通して水俣川の河口に流す経路に変更した。沈殿により見た目をきれいにし、不知火海による希釈を期待した『排水対策』であった。

 

しかし、翌年河口付近から北側の津奈木、湯浦、南側の鹿児島県米ノ津、対岸の天草にまで新たに患者が発生し、不知火海全域に被害が拡大することとなった。翌年、通産省の指導により下の百間排水口からの排泄に戻した。

 

排水とともに海に放出されたメチル水銀は、一旦は海水で薄められても食物連鎖によって数万倍、数十万倍に濃縮され生き物の体内に蓄積されていく。水銀に汚染された魚を食べた鳥、猫、犬、肥料として魚くずを与えられた豚や牛が発病した。そして最後には人間が発病した。

 

TSMC熊本工場から坪井川を通じてまた、地下水を通じて汚染物質は有明海全体に広まることは容易に理解できます。この問題は対岸の長崎県 奥にある佐賀県 柳川を中心とした福岡県の海苔生産者、及び、漁協関係者の生活を根こそぎ破壊してしまいます。

 

チッソ水俣工場では、合成酢酸の原料・アセトアルデヒドをつくるための触媒として、硫酸銀が用いられた。この過程で硫酸水銀の一部が有機化してメチル水銀が副生される。

 

重金属の水銀がもつ有毒性はよく知られているが、これがメチル化するとタンパク質と結び付きやすくなることから飛躍的に有毒性が増す。

 

台湾では、排泄される毒性の高い化学物質に関して、『技術保護』を理由に毒性物質の開示を拒んでいる。

未知の毒性物質が有明海に流れ込むのです。台湾沿岸でおきたことが、そのまま、閉鎖海域である有明海に起こるのです。

 

有明海の海産物を食べる人はいなくなります。魚釣りをしても、食べることはできません。

魚は泳ぎます。同然です。あちこちを回ります。

 

食物連鎖の頂点にいる有明海のスナメリ イルカが海岸に打ち上げあられるとき、人々は何が有明海の海におきているのかと調査を始めるのでしょうか。

 

イルカウォッチング - 熊本県上天草市|ふるさとチョイス - ふるさと納税サイト (furusato-tax.jp)

スナメリ

 

台湾の緑牡蠣 汚染物質が濃縮している色ですね。

 

海水浴も禁止になる汚染に将来なるかもしれません。

 

水銀はエラや体表面から吸収する

食べ物をとうして吸収する

 

続・台湾の重金属汚染「テクノロジー緑牡蠣」|Green Sustainability Kumamoto (note.com)

 

まず、スナメリが狂い死にした。

このような記事が将来でないことを願います。