あなたのココロ、治します。 -24ページ目

エッセイ175「一万円の重み」


 以上が僕の労働体験記である。短いもので半日、長いものは十カ月というありさまだった。家庭教師は契約打ち切りがなければもっと続いていただろう。

 現在はアルバイトをしたり、再就職したりしようとは思わない。ストレスをかけるとまたそううつ病が悪化してしまうからである。精神障害者年金をもらっているおかげで小遣いにはそう困らなかった。もちろん豪遊しているわけではなく、細々と毎日を過ごしている。親に借金をしたりもしているが、返済のめどが立っているからできるのである。

 これらの仕事なりアルバイトなりを通して一万円を稼ぐことがいかに大変かということを実感した。母へお金をねだることはもうやめようと思っている。母も年金生活者で、そのお金で僕は三食食べさせてもらっているのだ。この環境に感謝せねばなるまい。

 ちょっと無謀かもしれないが将来的には物書きで働けたら、と思っている。不況で本がなかなか売れない状態らしいが、僕は自己表現できるだけで嬉しいのである。

 僕が書きたいのは純文学だが、マーケット的には瀕死の状態にあるらしく、エンターテインメントも書けるようになりたいと日夜努力をしている。

 もう肉体労働できる年齢ではない。心身共に限界である。浅田次郎さんのように四十歳くらいまでに作家になれればと思っている。自分自身が楽しみである。

今日の日記「出版にご協力ください」

こんばんみ。
元気かコンニャロー! 僕は元気だコンチクショー!

今日のニュース。
M・ジャクソン被告、巨額の借金で破産寸前=検察側
 [サンタマリア(米カリフォルニア州) 11日 ロイター] 少年への性的虐待罪などに問われている米歌手マイケル・ジャクソン(46)の公判で11日、検察側はジャクソン被告に3億ドル以上の借金があると陳述し、浪費癖から経済的破綻の危機が迫っていると指摘した。(ロイター)

なんだか性的虐待だの破産だのって踏んだり蹴ったりですね。マイケル、スターなのに。整形問題とかこの人にはいい噂がありませんね。僕は「Black or white」という曲が好きです。軽やかでノリノリ、気持ちのいい曲ですよ。

今日のじぶーん。
昨日1時に寝て3時に目覚める。小説を書く。31日締切の新人賞がふたつあるのでふたつを並行して書いています。でもやはり眠剤が効いているのか、じき眠くなる。

お昼頃母に起こされる。車の12カ月点検をしたいから乗せていけという。何を思って点検をすることになったのかわかりません。昨日母が相談があるという。自分はたぶんあと10年は車に乗れるだろう。今の車がいい加減ボロくなってきている。そろそろ買い換え時なんじゃないかという。

新しい車がくるのは楽しみです。まあいつ買うのか、ほんとに買うのかまだ未定なのですが。

車検から帰ってきて寝る。夕飯は中華屋でラーメン。ハマっております。食後はアルファポリスの紹介文を考える。アルファポリスというのは、ネット上で読み物を公開して、出資もしくは購入希望してくださる人を募るところです。300ポイントたまったら出版化されます。

僕は「ある精神障害者のたわごと」というエッセイを掲載しました。どうかご協力ください。本が出版されたらタダであげちゃいます。

そんな感じで今にいたリアン。今後の予定は小説書きなのですが、なんだか眠い。最近ずっと眠剤を飲んで寝ていますが、眠剤の量が多いのでしょうか。日中に眠いことが多いです。そんなわけで寝ちゃいます。明日の予定も小説です。そんなところでしょうか。それではよい日曜日を。

今日のお言葉
出版にご協力ください。
(賢)

エッセイ174「帰らせてください」


 しばらくバイトをせずにいたが、なぜかむくむくとバイトをしたくなった。またフロムAを買ってきて、めぼしい記事を探した。その中にあったのが十二時間労働の会場設営のバイトだった。いってみると若い男性ばかり集まっていた。全員にヘルメットと軍手を貸し出した。なんの仕事かわからなかったが、どうやらポルノグラフティーのライブ会場設営のようだった。

 僕とあまり年が変わらないくらいのイベントスタッフが僕らをこき使った。移動するときは駆け足、返事をしっかりやれ、などと軍人のような扱いかたをされた。今日一日だけだ、がんばろうと自分に言い聞かせ、一生懸命働いた。

 お昼は弁当と飲み物が支給された。もう働かせられすぎてヘロヘロだった。僕は照明の係になっていた。照明の人は忙しく、昼休みも早めに切り上げさせられて仕事に向かった。照明というとなんだか華やかな雰囲気を与えてしまうかもしれないが、そんなことは微塵もなかった。

 とてつもなく重い照明器具を階段の最上段まで二人がかりで運んでセットするといった仕事だった。三台くらい器具を運んでいるともう肉体的な限界に達してしまった。いくらがんばっても器具を上に持ち上げられないのである。年齢のせいもあるし、ひきこもってばかりいて体力が落ちていることも原因だった。

 もう辞めよう、そう思った。ヘルメットを脱いで責任者のところへいった。
「あのー、気持ち悪くなっちゃったので帰らせてください」
というと
「こんな早い時間じゃ給料あげられないぞ」
かまいません、と答えた。本当にお金なんてどうでもよかった。ただひたすらに仕事を辞めてうちに帰りたいと思った。

「ぎりぎりの人数でやっているんだからな」
といわれた。そんなことはなかった。遅刻してきた五人ほどの人々にさんざん説教を垂れて全員を帰らせていた。そのことをいってやろうかと思ったが、話がこじれるよりも早く帰りたかったので素直に従った。

 コンビニで買ってきたスポーツドリンクをがぶ飲みした。ひどく汗をかいていたので体中に染み渡った。もう二度とやるものかと思いながら家に帰った。

今日の日記「眠いのだ」

こんばんみ。
調子はいいけどやたら眠いです。

今日のニュース。
<気象情報>日本海側、12日から大雪の恐れ
 真冬並みの寒気が流れ込む影響で、12~13日にかけて全国的に荒れた天気となり、日本海側は大雪の恐れがあるとして、気象庁は強い寒気に関する全般気象情報を出し、強風や高波、大雪、雪崩への注意を呼びかけている。(毎日新聞)

今日も寒かったですね。さらに寒くなるんでしょうか。三寒四温ですなあ。

今日のじぶーん。
きのう1時に寝ました。そうしたら3時に目覚めました。頭もクリアだし、いいかっていうことで行動開始。まず点字の勉強。今日第1回の添削結果が返ってきました。もう2・3・4回の課題を終えています。まとめて提出しちゃいます。ほんとはいけないんですけど。

点字の勉強も先走りすぎているような気がするし、やっぱり僕は小説を書くのが仕事だろうと思ったので、書こうとしました。コーヒーも飲んだのですが眠くなっちゃって10時から12時まで寝る。すばる新人文学賞へ出す作品を印刷する。304枚。自己最多です。

午後は郵送したり、買い物したりして歩く。午後も2時間寝ました。右京散歩は雨が降っているときはいやです。夕飯は鳥の唐揚げ。夕飯後も眠って今にいたリアン。充実したんだかなんだかよくわからない日でした。

今後の予定は、まだ眠いので風呂入って寝るかな。明日の予定は小説書きです。点字は少しお休みしてもいいでしょう。そんな感じです。今日は短いですがこの辺で。よい週末をお過ごしください。

今日のお言葉
睡眠ラブ。
(まったり)

エッセイ173「きついきつい三Kのアルバイト」


 その後、地元で働きたかったのだが、どれも長期労働を募集しているということで、仕方なしにフロムAを買ってバイトを探した。比較的近くに事務所がある肉体労働の記事が目に付いた。そこで働くことになった。

 ヘルメットと安全靴と命綱を渡された。それだけ危険な仕事だということだった。日給八千円だった。最初で最後の仕事はゴミくずの山の中から鉄を拾い出すという仕事だった。ゴミの山は気が遠くなるほど大きく、午前中の休み時間にはすでに心身共に限界がきていた。

 事務所に電話をかけて明日と明後日の仕事をキャンセルした。頭が回らなくなるほどきつく、腰が痛んだ。無意識のうちにぼーっと突っ立っていたときがあって
「見てねえで仕事しろよ」
と叱られた。

 ようやく昼休みになって、もう一人のバイトの人といっしょに昼食を食べた。話によるとその人はコンピュータ系の仕事をしていたが、仕事をしている、という実感がわかなくて辞めたという。僕より一歳年上だった。関西弁で
「働くっちゅうことは畑を楽にさせるっちゅうことや」
と頼みもしないのにお説教を垂れた。本人は今の仕事が充実感があっていいという。

「今俺薬飲んだやろ? 精神安定剤なんや」
と切り出した。聞けばひきこもりだったという。僕もひきこもりですよ、というと、そうだと思ったといった。仕事をキャンセルする電話をするとき、一度考え直してみて欲しかったなあ、といった。僕はもうそんなこといっていられなくて今すぐにでも帰りたかった。

 お金が欲しいわけではなかった。ただ何となくバイトをしてみたかっただけだった。その後も何度も続けるか、すぱっと辞めるかどっちかやで、といわれた。僕はこれっきりで辞めるつもりでいた。泣きたくなるほどつらい仕事で、それでいて無意味な肉体労働だった。

 強力な磁石を使ってくっつくものは鉄として保存した。こんな原始的な仕事があるのかと思った。

 なんとか一日の仕事を終え、十七時ちょうどに現場を後にした。生まれて初めての三Kと呼ばれる仕事だった。事務所に仕事が終わったという電話を入れ、二人は別れた。

 後日その関西人から携帯に電話がかかってきて、どうなった、と聞いてきた。僕は辞めました、と晴れ晴れした気持ちでいった。そうか、と力無く関西人は答え、電話を切った。

 事務所に備品を返しにいきがてら給料をもらった。こんな端金のためにあんなつらい思いをするのはもうごめんだと思った。

今日の日記「お勉強」

おはこんばんちは! ←アラレちゃん用語
今日も元気だコンチクショー!

今日のニュース。
ダルビッシュの謹慎解除 日本ハムが反省確認し発表
日本ハムは10日、未成年でありながら沖縄県でのキャンプ参加中の2月に喫煙が発覚したダルビッシュ有投手(18)の謹慎処分を同日付で解除したと発表した。(共同通信)

もう中高生じゃないんだからエエやん。ダルちゃん。いいピッチングをして汚名挽回してね。

今日のじぶーん。
なんだかあんまり覚えていないんです。眠剤を使って寝ると記憶が飛ぶことがあります。点字の勉強をしました。添削課題4まで終わりました(全9回)。まだ1カ月も経っていないのに全課程の半分を終わらせてしまいました。第1回の添削結果がまだ返ってきていません。

次のテキストに進もうとしたのですが、ちょっと点字にも飽きてきました。そのかわりExcelの勉強をしたいと思うようになりました。良さそうな教材が本屋にありました。買うか買わないか迷いました。本屋に3回目に行ったときにやっと買いました。

「世界一わかりやすいExcel」という本です。CDに5時間の音声付きムービーが収録されているとか、85問練習問題があるとか、とても魅力的でした。早速使ってみたのですが、ムービーは流れないし、内容が簡単すぎるしで、役に立ちませんでした。もうちょっといじってみるつもりですが、ちょっと失敗したかも。

それにExcelの勉強ってあんまり面白くないことを思い出してしまいました。MOUSのWordの勉強をしたあと、Excelにも挑戦したんですね。でも挫折しました。葉っぱさんも勉強されているし、いっしょに勉強したら楽しいだろうなあと思っていたのですが、残念! 今ひとつ魅力がありませんから!

右京散歩して、夕飯は肉野菜炒めで、皿洗いして今にいたリアン。今後の予定はExcelをもうちょっといじってみることと、点字の勉強です。明日の予定も同じです。そんなところでしょうか。それではまた明日。

今日のお言葉
軽いそう状態でした。
(賢)

エッセイ172「精神の限界Kデンキ」


 家庭教師のバイトが終わったあとはいろいろなお店を回って待遇をメモしたりした。その中で一番よかったのがKデンキだった。時給九百円、週三日とあった。僕は毎日働くというのはしんどいのでちょうどいいと思った。履歴書を持って店長と面接した。店長はおっとりした感じの人で即採用となった。

 僕は店長の直属の部下ではなく、センター長と呼ばれる倉庫係のOさんの部下になった。倉庫にはもう一人、Sさんという方もいて、みんな同い年だという。Sさんは大学を卒業後、別の会社へ就職したものの、訳あってKデンキに再就職したという。

 Oさんは高校卒業後、Kデンキに就職してその仕事一本でここまで至っているという。全員二十七歳だった。もう一人、バイトの人がいて、彼は僕らよりは年下らしいが高校も卒業したんだかどうだか怪しい。Sさんが説明してくれたが、そんなことは聞かなかったほうがよかった。僕はプライドが妙に高くて、年下のバイトくんに仕事を教わらなければならないのが苦痛だった。

 仕事の内容については毎日運送会社が商品を納めに来るのでそれの検品と店内へ品出しをする事だった。僕はやる気満々だった。特許事務所の時の部長に
「きみは体を動かす仕事のほうが向いているかもね」
といわれていたのでぜひ肉体労働をしてみたかった。軍手を二十組セットで買ったり、店のエプロンを自分で洗濯したりした。

あとで
「あのときのあんたはやりすぎだったよ」
と母と兄にいわれた。今でも軍手が余って置かれている。
KデンキではGさんという主婦の方も働いていた。Gさんは僕が四回目の自殺未遂をしたときに入院した病院でやはりうつ病で入院していた。

初出勤の日、Gさんがそーっと近づいてきて
「入院したことは話したらダメよ」
といわれた。なんでもここの人たちはそういう繊細な人種ではないという。Gさんが働いているということでKデンキでバイトをする気になったところもある。

 仕事は最初の二日間は楽しかった。しかし、肉体的苦痛は大したことがなかったが、プライドが邪魔をして三日目にはもう辞めたいと思っていた。それを店長に話すと
「月末まで待ってくれると事務処理的にはありがたいんだけど」といわれた。それで三週間ばかり働いた。仕事は単調なはずだったが、いろいろ細かいルールがあってそれを覚えきれなかった。

 以前家庭教師をしていたことは全員が知っていて、
「生徒が合格できなかったらどうするの?」
と聞いてきたりした。
「そこまで担当しなかったけど基本的には関係ない」
と答えた。辞めることはOさんには話さなかった。店長は
「お金持ちは働かなくていいなあ」
とやさしい口調でいった。
僕がそこそこ名の通った大学を卒業していたのでそんなことをいったのだろう。

 僕には仕事が不毛に思えて仕方がなかった。どの商品をどこに置いたらいいのかまったくわからなかったし、どうでもいい仕事だった。僕が店内に入って商品を陳列しているとお客さんがいろいろ質問してきた。それに答えているのを倉庫チームが見ていて
「商品知識あるんですか?」
と聞いてきた。

 僕は簡単な質問だけ答えるようにしていると話した。例えば電話機に留守電機能が付いているかどうかなど素人の僕でもわかることをお客さんは聞いてきた。

 僕はどうせ時給なんだからのんびり仕事をしてやれ、と思っていた。よっぽど緩慢だったのだろう。Oさんが
「もっときびきび動いてくれねえかなあ。今日中に間にあわねえよ」
といった。ますます仕事が嫌になった。

 倉庫を狭くし、店内を広げるという作業に取りかかった。そのときはスペシャルチームといって他から助っ人がきていた。みんな僕より若そうな人たちだった。

 ある時エアコンの室外機を取り出そうとして商品の山を崩してしまったことがあった。そんなときにスペシャルチームが助けてくれて無事商品を積み直してもらった。
「ありがとうございました!」
と大きな声でいったら、言うに及ばないよ、と優しい声をかけてくれた。そうして助けてもらいながら僕は頭の中で
「早く辞めたい、早く辞めたい」と繰り返し思っていた。

 後になってわかったことだが、大リストラがあったらしく、成績の悪いGさんは辞めさせられていた。あとで回転すしやで働いている姿を見た。なんでも旦那さんが亡くなったらしく、女手一つで生計を立てなければならないようだった。

 そしてやっと最後の日が来た。死ぬほどこのときを待ち望んでいた。しゃくなのでOさんには一切辞めることは話さずにSさんと店長に話していた。

 最後の日は朝電話をして今日は休みます、と伝えた。店長はまた会う機会があったらよろしくといっていた。

 Kデンキを辞めたのは五月下旬でそれから何をしようかと考えた。精神障害者年金がすでに振り込まれていたので無理して働く必要はなかった。しかし、春で軽いそう状態だったので次のバイトを探した。

郵便局が募集をかけていた。さっそく面接してもらった。どのくらい働くつもりでいるか、という質問に、新しいパソコンを買えるまで、三十万円くらい稼いだら辞めると答えた。それがいけなかったのか採用は見送られた。

今日の日記「出版契約♪」

こんばんみ。
元気かコノヤロー! 元気出せコンチクショー! (最近言葉が悪い)

今日のニュース。
野茂はまだ十分に通用する=米紙
『タンパ・トリビューン』は8日、デビルレイズに新加入した野茂英雄投手は、速球とフォークボールのコンビネーションは十分に通用すると、経験豊かな右腕に期待を寄せた。 (スポーツナビ)

うれしいですねえ、こういう話は。野茂は結果を残していますよね。年齢だけで戦力外通知を出したりするのは問題あると思います。ていうかそのチームにとって損失です。パーフェクトゲームを2回くらいしていますよね? こんなにいい選手はなかなかいないですよ。

今日のじぶーん。
3時頃寝たのですが、5時には目が覚めました。すっきりさわやかな朝。最近ずいぶん短眠です。おかげでとても調子がいいですね。起きてからすぐ小説の推敲を始めました。自費出版に出す作品、短編5編で250枚くらいです。

お金払ってやるものだし、自分の身近にいる人にも読んでもらうわけですから恥ずかしいことは書けません。ちょっとエロちっくな性描写などはカットしました。母に読まれたら恥ずかしいですよねえ。250枚の推敲、今日中に終わりました。

見積書を印刷して母に見せる。35万円の出費です。そこで母が15万円融資してくれるという。なんともありがたいです。母としては僕が作家として独立しないことには死ぬに死ねないと思っているようです。親不孝ものだあ。

出版の契約をネットで済ませました。原稿はできあがっているし、資金も母が借金させてくれるし、もう準備万端です。高揚感はありません。落ち着いています。自分をステップアップさせるための出版だと思っています。

夕方、データ入力会社から電話がかかってくる。1カ月で2万ピンはね、3年間で49万ピンはねですって。アホくさ。データ入力の仕事をしてみたいのになあ。それでいて家で働きたい。SOHOを始められるだけのハードもないし、技術もないし。また働きたくなったらフロムAで探しますわ。

右京散歩に行って、夕飯はステーキで、皿洗いをして今にフィレンツェ。今後の予定は点字の勉強です。1日ぶり。相変わらず楽しいです。ガンガン先に進んでいます。明日の予定も点字の勉強や書類読みなどです。

そんなところでしょうか。それではまた明日。

今日のお言葉
新人文学賞がほしい。
(賢)

エッセイ171「らくちん家庭教師」


 家庭教師のトライで、ネットで申し込むと次の日には電話がかかってきてさっそくやって欲しいということになった。
 
 時給は千六百円くらいだった。一日あたり九十分なので二千五百円ほどもらっていた。週三回だったので月当たり三万円ほどもらえた。交通費ももらえた。仕事はとても簡単だった。学習塾の通信教材を取っていたのでそれを毎回いっしょに勉強させるといった感じだった。
本来自分一人でやるものだったが、その子は落ち着きがなく勉強に集中しなかった。

 最初の授業の時はどう接していいのか分からず、本来八時前には終わるはずだったのだが九時頃までかかった。生徒が寝てしまったのである。仕方がないので僕はその子の算数のドリルを解いてあげていた。

家庭教師を雇うくらいなのでその家庭は裕福だった。お父さんは司法書士をやっていた。ジャガーやらBMWやら、高級外車を三台くらい持っていた。お父さんも双子のその子たちも重度の肥満体だった。双子のもう一人を教えていたのは千葉大の学生だった。特に仲良くなったわけではなかった。

九十分の授業を四十五分で前半と後半に分けて、間に三十分くらいの休憩を取った。飲み物とおやつを毎回出された。大してお金にはならなかったが楽な仕事だったので向こうから辞めてくれといわれるまでやろうと思っていた。やはり対人恐怖症は治っていなかったので人の家に上がり込むということがストレスになった。出かける前にはやはり二本たばこを吸わなければ落ち着かなかった。

 勉強は国語・算数・理科・社会の四科目で、テキストを読んで問題演習をするというパターンだった。そんな簡単なことなのにAくんは一人ではできなかった。国語の問題文を読むのも嫌がって
「先生読んで、おねがい」
などという甘えたことをいった。漢字の練習をさせるのにもいちいち読み方を教えなければならなかった。

 算数は小学生にはちょっと難しいかな、といったレベルのテキストだった。でも中学入試をするといっていたのでそのくらいは解けなければならなかった。本棚には開成中学の過去問題集が置いてあって、
「パパといっしょに通学するんだ」
といっていた。とても開成などには及ばない学力だった。

 理科は簡単だったので教えるほうも楽だった。社会もテキストを読んでその中から答えを探すといった程度だったので簡単だった。
「これは本来一人で勉強する教材なんだよ」
といってもそんなことはない、といいはった。

 あまりにも集中力がなく、僕が横にいるそばから居眠りをするようなふてぶてしい子供だった。初めは無理矢理起こして勉強をさせていたが、どうせ勉強しないで困るのはAくんなので放って置くことにした。Aくんが寝ている横で僕は自分の本を読んでいた。今でも覚えている。『話を聞かない男、地図を読めない女』と『金持ち父さん 貧乏父さん』だった。

 学校の宿題やテスト対策もやった。本当に落ち着きのない子で、ボールペンを好きだという変な子だった。
 休憩時間は双子が仲良く遊んでいた。それに千葉大の先生もつき合っていた。本当に子供が好きらしくて、教職免許を取って教師になるといっていた。

 月に一回は学習塾に送るマークシートのテストがあった。極力教えないようにしたが、
「先生、お願い」
といわれる始末だった。
その家庭は夏休みになるとアメリカのディズニーランドへ行ったりして、お金をかなり使い込んでいた。司法書士がそんなに儲かるとは思えなかったが、子供の話によると父親が不当に高い手数料を取っているとのことだった。

「これ、パパが教えてくれたの」
といってトランプでイカサマをする方法を教えてくれたりした。それを見て、腹黒い商売をして金儲けしているのだなと思った。要するに土地転がしだったのだろう。

 結局、家庭教師は十カ月続いた。僕の労働体験では一番長いものだった。しかし、六年生になってから塾に通うということで契約が切れた。Aくんがお別れのお礼に僕にプレゼントをくれた。ミラショーンの財布だった。日曜日に新宿へ行って父親と買ってきてくれたという。お金持ちから財布をもらうと自分も金持ちになる、といったことを聞いていたのでそれを今も大事に使っている。そのせいか未だにお金に困ったことはない。

 開成に合格したら電話するね、といっていたが未だに電話は来ていない。きっと裏口入学でどこか私立の中学校へ進学したのだろう。

 家庭教師のTは事務の仕事を学生にやらせていた。不手際が多く、僕がバイトを辞めさせられるということを聞いたのはたった六日前のことだった。労働基準法に違反すると思って腹立たしかった。五歳くらい年下の学生に使われているようで気分が悪かった。不手際の件を話すと、向こうもお抱え弁護士を出してきて「法律上は特に問題はない」
といってきた。

 僕は本当に裁判をするつもりで、その旨の文書を家庭に持ち込んだ。母親が
「でもこの子たち受験生ですし」
というのに対し、
「ご家庭にはご迷惑をおかけしません。家庭教師のTのほうを訴えるつもりです」
と話した。市の無料弁護士相談がある日程を調べて相談しようとまで思ったが、ネガティブなことでいつまでも腹を立ててはつまらないと思って結局やめてしまった。

 そこの母親は美人だった。一方で父親は肥満で不細工だった。明らかに母親はお金目当てで結婚したなとわかった。

 父親は独立して新宿に司法書士事務所を構えているという。かなり後になってひまでどうしようもなくて、そこの家庭を見に車で行ったことがあった。すると以前のジャガーはなく、古めかしい車が置いてあった。父親の詐欺まがいの商売のつけが回ってきたのだろうと思った。

 僕は家庭教師の経験でわかったことがある。それは頭のいい人間とお金持ちの人間は別だということだ。知り合いにたった二年で司法試験に合格して、弁護士になった人がいる。でもその人は開業していないので特に羽振りがよくなったわけでもなかった。正直者は損をする、悪賢い人間が金持ちになるということを学んだ。

今日の日記「小説と労働」

こんばんみ。
今日も元気でコンチクショーってなもんだ。

今日のニュース。
【MLB】松井秀がオープン戦1号! ヤンキースは初白星
ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手は、昨季のワールドシリーズ覇者ボストン・レッドソックスとのオープン戦に5番レフトで先発出場。第1打席で二塁打、第4打席ではライトへ本塁打を放って3打数2安打、1打点、1四球を記録し、盗塁も決めた。試合はヤンキースが9対2で快勝し、今オープン戦初勝利を飾っている。

いやあ、うれしいですね。さっきテレビのニュースで映像を見ました。弾丸ライナーホームランでした。盗塁もしましたよ(笑)。サインを間違えたんですって。セーフになってよかったですよね。イチローも3安打だそうです。選手の調子がいいと観ている側もうれしくなります。松井は今年何本ホームランを打ってくれるのか、イチローはどんな記録を作ってくれるのか。楽しみです。

今日のじぶーん。
3時半就寝、8時おきです。睡眠少な目で調子がいいです。今日は何をしたかって、ひたすら小説です。25枚程度の掌編小説を書くことにしました。ネタはけっこうたくさんあるんです。どれがベストなのか、頭を悩ませました。

いつものように筆の進むままに書くと訳の分からない話になってしまうので、今回はきっちり創作ノートを作って、起承転結をしっかりさせてから執筆をスタートさせました。リストラされたサラリーマンの話です。こうやって書いてみるとありがち&つまんなそうに感じますね(笑)。

まだまだ修練が足りません。たくさん読んでたくさん書くしかないと思っています。今日は夕飯までに20枚書きました。まあまあではないかと思います。今日中に書き上げてしまいたいです。

右京散歩して、夕飯はレバーの煮物などで、今にいたリアン。皿洗いは母がやってくれちゃいました。今後の予定は小説書き。明日の予定は点字の勉強をしたいかなあ。自費出版する原稿の推敲もしなければなりません。

そうそう、自費出版のお金を貯めようと思って在宅データ入力のバイトを検討していました。在宅だったらできるかなと思って。資料請求したら電話がかかってきました。女性だったのですが、まあよく喋る喋る。仕事と全然関係ないことを話していました。50分くらい話しましたね。

はじめはいい仕事だと思っていたのですが、話を聞くとひどい商売。単価が安いですから1カ月に2~15万円くらいしか稼げないということはホームページで読んでわかっていました。ところが、サーバ管理料などと称して1万5千円ピンハネされるという。4年間働き続けて40万円支払い終わったらあとは自分の給料になるというシステムだそうです。

めちゃくちゃな話じゃありませんか? 働いてお金を取られるなんて。バカバカしい。断りました。もう1社データ入力の会社に資料請求しているのですが、どこもこんなインチキ商法なのでしょうか。

ガードマンとか警備員の仕事はどうかと母にいわれました。それもしんどいですなあ。何のために働こうとしているのかわからなくなってきました。自費出版です。月3万円の収入でも1年に1冊本が出せます。以前内職をしたという話をしたのを覚えていらっしゃいますでしょうか。防虫剤の組立、1個1円の仕事でした。母とふたりがかりで3日間かけて4000個つくりましたよ。

それで給料は4000円。しょっぱい仕事ですよねえ。もっと割のいい内職はないものでしょうか。なんだか働くよりもジュース1本を我慢したほうが節約になっていい気がします。

そんなところです。日記の背景色を変えてみました。どうでしょうか。読みにくいですか? ご意見をお寄せください。それではまた明日。

今日のお言葉
無職最強?
(賢)