CEOコラム -14ページ目

学ぶこと、考える事

学ぶ組織は必ず成長する。確かに個人の学びが組織に貢献するのであれば組織は活性化し、学びの触発が連鎖する。業務と直結した学びは組織活性化の基本である。
そもそも学ぶとは何なんだろう?人類の歴史は過去の上に積み重なって創られる。過去を学び事は、過去を知ることである。知ったことを実践するのは真似ることである。真似たことを自分のものとするために人は考える。何度も考え抜き実践してみて今風にアレンジし、成功する。それをマーケティングと云ってもよい。

しかし学ぶだけでは自分のものにならず、逆に個性を失うことにつながる可能性が出てくる。学んだことと考えた時間はイコールでないと学びが空回りし始める。その結果個性のない人間になっていく。個性がなくなると云うことは、魅力がなくなることにつながる。魅力のない人が多い会社にお客さまは仕事を依頼し続けるだろうか?

仕事は決断・宣言・行動の順に行われる。学ぶとは特に決断の際、使われる。決断の引き出しは多い方がよい。知らないがために判断を誤ることが多いからだ。学んだことを引き出しにするには学んだことと自分の仕事を関連付けることが求められる。


多くの人が受け身、指示待ちなのは考える事から逃げたいからだ。なぜなら決断には責任がともなうのだ。責任を持てないような学びは聞いて知っているに過ぎない。
会社に指示待ちが多いならどんな事に責任を取らそうとしているのか明確にしなければならない。考える事が深ければ責任はとれる。考えていても責任が取れないなら勇気の問題となる。

悔いのない人生を考える

次世代に何かを残したい。

それは今自分が死んだらどんなものが残せるかを考えることから始まる気がする。どんなに小さくてもいいから、人が受け継いでくれるものがあれば、これからそれを出来るだけ多くの人が共感出来るようにレベルアップすればよいと考える。

残せるものが何も思いあたらなければ、今まで自分の損得勘定だけで生きて来た証となる。自分と家族だけが生き残るために毎日を生きることは誤解を恐れずに言えば、動物でもしていることだ。

人が他の生き物と違うのは環境に対応するだけでなく、頭を使う事でよりよい環境を創って、次世代の役にたつ事にある。その為、自分が得手な事を人が役立つようにレベルアップしなければならない。昨日より今日の生きかたとはそのように四六時中レベルアップの為、頭を働かせる生きかたの事だと思う。橋元さんを見ていてそう感じる。

橋元大阪市長は自噴を公憤に変えた、真のリーダーである。家業や飯の種としての政治家が多い中、自分をすて人の為、後世のために尽力するカリスマリーダーである。徹底的にベンチマークしたい。
人生は問いかけるものではなく自分で生み出していくもの。

反省して自分を責めるばかりでなく、真っ白なキャンパスに思いどうりに後世に残る絵を描きたい。

シナリオを考え続ける

プロ野球キャンプが始まった。今年の中日ドラゴンズにあまり期待をしていない。残念ながら落合でなければこのチームを優勝させることが出来ないと考えるからだ。
落合は3年後までのシナリオをことあるごとに、毎日考える 。こんなに頭を24時間使って野球をしていた監督はいない。


「きちんと合理的野球を徹底しただけ」というがこれほど難しいことはない。状況は毎日目まぐるしく変わるからだ。その都度、戦術を微調整すると同時に自ら反省もする。原因はすべて自分にあると言い切る。
落合の前に落合なし、落合の後に落合なし。創設以来75年になる日本プロ野球史上、最高レベルの天才にして、最大の野球人だと思う。現在58歳ということで、頭と身体がまだフル回転している間に、是非もう一度その采配を見てみたい。
本音でしかものを言わない偽悪者。どこに注意して組織を見ているのか?

落合流で仕事しようと思ってもいい。ただ、その場合にはそれなりの覚悟が必要だということ。半端に落合流をやられると、確実に周囲を不幸に巻き込むことになる。仕事で100%の実力をつけ、それだけでなく器量も養って、初めて落合流が使える。これはかなり辛いこと。特に、才能・環境の薄い人間にとっては。今の世の中は、軽薄ではあるが、逆から見れば、才能のない人間にも生き易いということも言える。今に生きているのだから、素直に今に合わせるのが、平凡な人間にベストな生き方だ。

中期3か年ビジョン

今週、部門長・役員9人による中期ビジョン検討会議を実施した。今まで「ビジョンはあれど魂入らず」の状態が続き、管理職すらビジョンを意識してなかった。今回、その原因が社長にあることを初めて自覚した。今年は以下に留意し進めている。

①役員とともに中期ビジョンを創る。
②できた段階で部門長と原案を検討する。
③達成基準が数字で明示し、検証できるビジョンとする。
④事あるごとにビジョンを喚起し意識してもらうことに役員が努める。
⑤達成時の社員の姿、会社の姿をわかりやすく示す。

上記5点を意識しながら初めて部門長を交えての中期ビジョン検討会議が今週実施された。参加者からは様々な意見が出たのでいくつかご紹介したい。

H社長より
「ビジョン」はクライアント自身が危機になった時にも必要不可欠な“モノ”を創り、顧客と「ビジネスとしての結びつき」を深くする事が重要。との意見が出た。それらを戦略的提案商品と位置づけ社内外に明確にしていく。第一にこれからますます重要性が増すWEB&IT。理由として確実にデータがとれ、それに基づき改善が行えることが顧客の支持を集めると予想されるからだ。

M部長より
全社ビジョン(顧客育成ノウハウ日本一)はもっと緩くしても良いのでは?でないと部門ごとのビジョンの選択肢が狭くなりすぎる。カーディーラーでの事例を整理し、生活者視点の要素を取り入れていくことが肝要。「生活者視点の提案書」のバリエーションを増やしていく。

O常務より
顧客の悩みから施策を打ち、事例として蓄積される「isol」を進化させる事が重要。
①これらの情報を生活者視点で整理。
②整理された情報カテゴリ毎に平均値を出す。実績とノウハウを持つ我社だからできる平均値が価値となり強みとなる。
③平均化されたデータをKPIとしPDCAを行う。それに理論(MK、CRM)を付加することにより説得力が生まれる。

これらの意見を踏まえ、中期ビジョンを早急に定めていく。我社はこれから顧客に対し確実に結果を残せる「営業代行会社=広告会社」として日本そしてアジアマーケットに貢献していきたい。

ビジネスプログラミング

ビジネスを一から立ち上げ上場までもっていける人と自分の違いはなんなのか?今日はHISの澤田会長がそれを講演で教えてくれた。ビジョン・ミションを明確にし、その過程に至るまではっきりとイメージ出来るかどうかで決まるとの事だった。一言では語れない複雑な成功の軌跡をわかりやすいシンプルな言葉で表現する講演は見事であった。

事業を成功させる一つの要因に自分のしてきたことを考えたことをシンプルに分かりやすく人に話せるプレゼン能力がある。簡単な話を難しく話す私とは対照的であった。振り返りが足りない、頭の中の整理整頓が足りないことを痛感した。

澤田会長が語るビジネスを成功させた4つの要因は
①志をビジョンとミッションにまとめ達成までの軌跡を頭の中で明確にイメージすること。言葉でビジョンを語ってもそれが過程も含め頭の中でビジュアライズされてなければ到達することはできない。本物のビジョンは自分のありたい姿をありありと語れることなのだ。この作業は毎日やらないと固まらないと思った。自分のとの対話時間と密度で成功が決まるのだ。
②継続の力。石の上にも三年。新しい事ははじめは信用がない為うまくいかないが時間とともに顧客が顧客を呼び3年目から倍々ゲームになっていくのだ。はじめダメだからと云ってあきらめたらそこですべてが終わる。HIS・スカイマークエアラインそれぞれの創業時もあきらめなかったから今があると語った。
③バランスをとる。体もビタミンが欠乏すれば病気になるように会社も財務、営業、開発、総務とバランスが重要である。いくら売り上げをあげてもよい仕事ができる仕組みが重要である。
④運を大切にする。よい会社、良い人は運がある。運のないひとや会社には近づかないようにする。


どんな赤字会社でも澤田社長が指揮を執れば2,3年で黒字にし会社に成長の息吹が戻る。誰がやっても赤字だったハウステンポスもついに黒字にした。この人から一番学んだことは成功までのビジネスプログラミングを頭の中でなんどもシュミレーションすることである。早速始めたい。

2012年を予測する

新年あけましておめでとうございます。激動の2011年から年が変わった。今年は良い年にしたい思いは日本人のみならず万国共通であろう。今年は日本にとって我社にとって歴史上の転換点、という位置づけでこれからおこりうる事を考えたい。

国内市場は復興需要が期待されているが所詮は一時的な事象となり長続きはしないであろう。本来は世界初のエコタウンづくりと災害対策を両立させた施策実行が待たれるが、決断出来ない国日本ではなかなか前に進まない。過去の既得権にしがみつき変革できないのは政治家や官僚だけの問題ではなく我々国民の問題であることを自覚する必要がある。

40兆の税収入に対しいかに震災直後とはいえ90兆使う国は世界中見ても稀である。戦後高度成長時代の法律、習慣、やり方、行動が震災により一気に変わるかと思ったが私を含め、置かれている状況認識が出来てないため変わりきれない。

反省なき無計画は日本だけかと思っていたがヨーロッパも同じかもしれない。いよいよフランス国債が格下げとなりギリシャ、イタリアなど南ヨーロッパの債務問題がユーロ全体に波及してきた。大体、財政政策が国ごとに違うユーロ加盟国が通貨が同じではうまくいかない。かといってアメリカのように国が州になりユーロが合衆国となるにも時間がかかる。破綻寸前までユーロが暴落しない限りその議論は起きないであろう。

今年の日本経済はユーロ危機が中国経済に波及し、日本経済に悪い影響を与えるという図式が予想される。じわじわ来るか一気に来るかはわからないが遅かれ早かれやってくることには変わりない。中国と違いヨーロッパからの投資が少ない日本の影響は比較的軽微と思われるが、リーマンのときCDSをあまり買っていなかった日本が一番リーマンショックを受けたのだから予断は許さない。

マイナスの予想ばかりであるが日本は歴史的に見ても外圧を強く受けないと本気の変革が進まない国だから、今年は過去の清算のためにも国を揺さぶる出来事があったほうが構造改革は進むかもしれない。

デジタル情報革命の進行と資本主義から顧客主義に変わろうとしている2012年は、変化を先取りしようとする日本人や会社ににとってまたとないチャンスとなる気がしている。学ぶことは稼ぐこと。LearningのLを取るとearningになると誰かが言っていたことを思い出した。

今年の誓い

激動の2011年から新たな年を迎えた。震災から10ケ月経ち被災者の方はどんな気持ちで新年を迎えたのであろう。今年の元旦は上海にいたが中国の物価高騰にはびっくりした。スーパーマーケットや外食は日本とほとんど価格が変わらない。今年はユーロ圏の状況によっては中国に激変が訪れるかもしれない。そうなればただでさえ不況の日本は構造改革が加速する。そんなことも頭に置きながら今年の目標を定めた。

①一年後の会社
変化に対応できる人材、財務、情報基盤を土木工事のように着実に安全に進めている会社

②私の一年後
英語で日本の素晴らしさ、自社の得意分野をプレゼンできる人

③私のルーティン
*毎日英語教材一時間ヒヤリングと週一の英語ブログ【自己紹介】
*一日平均18000歩ウォーキング


英語が話せないと海外で会話が受け身になる。自分の意志で海外進出しておきながら受け身のコミュニケーションはありえない。昨年の悔しさをバネにしたい。ウォーキングは昨年16900であった。

今年を振り返って・・・パート3はアジア進出

「新しいコミュニケーションでアジアと日本の架け橋になる」広告業を始めたころの当時としては壮大なビジョンである。大法螺吹きと思った人も多かったと思う。その後アジア通貨危機で東南アジア経済は深刻な不況になったが立ち直るのも早かった。それから14年、夢の第一歩を今年踏み出した。

3月から準備に入り、5月に現地法人社長を選定、営業開始、6月に現地法人パートナー契約合意7月会社設立、社員採用とトントン拍子で事が運んだ。この間知らないことの連続だったが出資金問題、会計士、事業計画策定と間違いを数多くしながらその都度修正した。しかし洪水で予期せぬ事態となった。

受注寸前までいっていた仕事が半年以上凍結になったのだ。しかも社員の自宅は水につかり、落ち着いて仕事出来ない環境が1か月以上つづく。12月に入りやっと落ち着いたがこれから見込み客を新たに発掘しなければ来年の今はない状況となった。

洪水被害が落ち着くまではCRMアジアNO1会社の旗を半旗にし、あらゆる可能性を探るステージに変わった。日本にあってタイにないコミュニケーションを軸にタイに今までなかったコミュニケーション提案をすることに変わりない。

どんな状況下にあっても「新しいコミュニケーションでアジアと日本の架け橋になる」というビジョンを忘れてはならない。今それが試されているのだ。この世に偶然はない。解決できない問題は現れないことを肝に銘じ、この突然やってきた難局に立ち向かいたい。
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今年を振り返って・・・パート2

2度の自然災害が直撃した今年は社員教育元年でもあった。マーケティングセミナーとWEBマーケティング検定、どちらも2人の社内講師が不退転の決意で臨んだ結果、徐々に提案の質が下期上がってきたように思う。


広告媒体が多様化した結果、新聞はシニア媒体となりチラシは主婦媒体に特化した。若者が従来のマス媒体に接する時間は急減しPCやスマホから欲しい情報だけ取るようになった。企業の盛衰を決めるのはビジョンに基づいた仮説検証を繰り返すことが前提となる。未だ成り行き経営から脱しきっていない我社に足りないリテラシーは仮説精度を上げていく事に尽きる。事業計画にしても、顧客への提案にしても成否を決めるのはマーケットニーズを的確に把握する事とも云える。


顧客に認められるには顧客の知らないマーケット情報を基にした提案が欠かせない。また管理職の第1歩は今を基にした計画から一年後のマーケット予測を基にした事業計画策定と云える。共に「機会×自社の強み強化」が前提である。


広告業の枠組みで考えると見えない世界がコミュニケーション業と捉えると機会が広がる。従来のビジネススキームを変えるのは今をおいて他にはない。好況時はよい悪いの選別は甘いが不況においてはよいだけ選ばれる。それは会社も人も同様だから生き残るために自己変革を迫られる。
そうした観点で本気で学んだ人や会社だけに明るい未来がやってくる。我社の未来が楽しみになってきた一年であった。

バンコクNOW・・・地球温暖化

バンコクの洪水が終息を迎えようとしている。ウィークエンドマーケットまで来ていた水も4キロほど遠ざかりスクンビット名物大渋滞も復活した。BTS(モノレール)は朝の山手線ようになってきている。
現地従業員の自宅の水も引きようやく社内戦闘態勢が整った。しかし工場に甚大な被害を受けている顧客は製品出荷が未だままならない。今こそ顧客が困っていることでわが社に出来ることを考えぬき支援させていただくチャンスともいえる。

地球温暖化リスクをこの機会に考え事前に手を打つことも重要である。気象庁は11月10日、南米・ペルー沖で海面水温が下がって異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」が発生していると発表した。しかも来年も引き続き発生するという。洪水だけでなく海面上昇、かつてない風速のモンスーン、生態系の変化など我社に置き換えたら何をすべきなんだろう?気になったから政府の温暖化対策を調べた。以下は2010年に環境省から発表された「地球温暖化対策基本法案の概要」である。


*新たな生活様式の確立等を通じて、豊かな国民生活と経済の持続的な成長を実現しつつ、温室効果ガスの排出の量を削減し、吸収作用を保全・強化することができる社会を構築すること。
*国際的協調の下に積極的に推進すること。
*地球温暖化の防止等に資する研究開発・成果の普及が図られるようにすること。
*地球温暖化の防止等に資する産業の発展及び就業の機会の増大、雇用の安定化が図られるようにすること
*生物の多様性の保全、防災、食料の安定供給の確保、エネルギーに関する施策等に関する施策との連携を図ること。
*経済活動・国民生活に及ぼす効果・影響についての理解を得ること。
とある。 

基本政策としては

国内排出量取引制度の創設、地球温暖化対策のための税の検討その他の税制全体の見直し、再生可能エネルギーに係る全量固定価格買取制度の創設という主要な3つの制度の構築に加え、原子力に係る施策、エネルギーの使用の合理化の促進、交通に係る施策、革新的な技術開発の促進、教育及び学習の振興、自発的な活動の促進、地域社会の形成に当たっての施策、吸収作用の保全・強化、地球温暖化への適応、国際的協調のための施策等について定める。
2010年に策定したものにつき原子力政策は大幅な変更を余儀なくされる見込みである。


会社としては、環境保全を意識したコミュニケーション開発・提案、エコ関連商品の開発販売、そしてエコアクション21の要件を満たすべく行動変革していく。環境を意識することは他人や社会を意識することが原点である。一部の政治家や評論家、マスコミのように自己矛盾に陥らないように留意したい。

CEOコラム
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