音声英語と文字英語は別の体系 | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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  音声英語、つまり英会話、リスニング、発音に関して音のストリーム・ベースで学習するサイトです。

東進の安河内哲也氏は英語の読む、書く、話す、聞くの4つのバランスをとれと
言いますが、彼の場合は英語を話す、聞くはあまり得意ではありません。

私は音声英語に興味があり、米国の大学は卒業しましたが、書く読むより
話す、聞くの方が好きです。

アメリカの大学、日本の大学でもほとんどが読み書きが主体です。
アメリカの大学でも、私の場合英語を話すはクラスは3単位だけでした。

アメリカの大学でも英語を書く、読むがメインの教育です。
日本の予備校で英語の読む、書く、話す、聞くの4つのバランスとれた教育など
絶対に無理なのです。
予備校ができるのは受験の英語の点数を稼ぐ事くらいしかできません。
音声英語だけをとってもかなり膨大なもので、予備校で音声英語を教えるのは
時間的にも、教える形態でも大変に無理があります。

言語の音声と文字はまったく別の体系です。音声は聴覚を使います。
文字は視覚を使います。この2つは脳の処理がまったく違うのです。

文字英語を音韻変換で音声処理をする方法は間違った文字英語の理解です。

音声英語は覚え易いという利点があります。その代わり曖昧で、
覚えた英語を忘れたりそして思い出したり、聞いた音の一部を変えて言ったりします。

文字は書くのに時間がかかりますが、読む場合に速く読めます。
英語なら訓練次第で、ネイティブは1分間に1万ワードくらいは読めるようになります。

しかし、言語の基本は音声であり、それを記録するための補助が文字の言語です。
私は英語(言語)表現のほとんどは音で記憶していると思います。

数学の円周率のパイの数値を覚えるギネス記録は確か5万桁くらいだと
思いますが、数字ではなく音にしてゴロ合わせで覚えます。
単純な数値を5万桁覚えるのは人間にはできません。

現在音声英語を教えていて、最も大きな問題はどうしても英語の文字を
見たがる事です。
英語の音をそのまま理解しないで、英語の文字にして、理解したがる事です。

文字に頼らなければ、英語はどんどん音で覚える事が可能です。

音声英語の学習者が文字を離れるとどんどん学習が進みます。

その意味では音読は文字英語の学習にも、音声英語の学習にもならない
大変中途半端な学習方法です。