台風が過ぎてから、少し涼しく、過ごしやすくなってきましたねニコニコ



今日は、私を悩ませたもう一つの症状、手のふるえについて書きたいと思います。



以前、文字が書けない、書痙という症状が出たことは書きました。



実はその頃から、もう一つの症状、手のふるえにも悩まされていました。



私は、会社に入社して間もない頃、会議室へのお茶出しを頼まれたことがあるのですが、この時、手が震えてコーヒーを渡すことが出来ず、先輩の女性に変わってもらった、という過去があります。



この事が猛烈なトラウマとなり、それ以降、お茶出しが出来なくなってしまいます。



お茶出しを頼まれると、カップにお湯を注ぐときからブルブルと手が震えてしまい、混ぜるだけでこぼす始末。



その後、出す時のことを考えただけで、心臓がバクバクしてきて、パニックになってしまうようになりました。



それから、上司に相談して、お茶出しは他の人にしてもらうように、お願いしていました。



昔から、そういう緊張を伴う手のふるえは確かにありました。



また、同僚とご飯を食べている時に、お箸を持つ手が震えているよ。と指摘されたりもしました。



宴会で瓶ビールをグラスに注ぐ時も、手が震えてしまい、困っていました。



そんな風に、もともと素質はあったんだと思います。



けれど、うつ病や双極性障害の治療をしていく中で、明らかに震えがひどくなった時がありました。



両手をまっすぐ前に出すと、指先がブルブル震えて、止められません。



食事の時も、上手く食べられないほど震えますし、当然文字も書けなくなりました。



外食しても、スープをうまく口に運ぶことが難しくて、きれいに食べることが出来ません。



ネットで検索すると、本態性振戦(ほんたいせいしんせん)という病名が出てきました。



原因の分からない震え、という意味だそうで、私はその症状にぴったり当てはまりました。



更に調べていると、自宅から車で20分くらいの病院で、本態性振戦を治す手術を行えると分かり、問い合わせしました。



すると、まずは診察してみましょうとのことで、後日、検査と診察を受けることになりました。



検査当日、生まれて初めてMRIを撮ったのですが、これがとてつもない苦痛だったんです。



仰向けに寝た姿勢で、頭を固定され、ヘッドフォンのようなものをつけられて、頭から機械の中に入るのですが、



撮影中は、爆音が鳴り響くので、ヘッドフォンから大音量で音楽がながれます。



閉鎖的な空間の中、動いてはいけない!と思うのに、頭が震えてしまいそうで、それを抑えるのに必死でした。



とにかく、怖くて、苦痛で、辛かった記憶しかないです。



検査の結果は、特に脳には異常がなかったとのことで、診察になりました。



ふるえる手を見せたり、渦巻きの絵の中に同じように渦巻きになるように線を引いてみるよう言われたのですが、全然うまく書けませんでした。



それでも、そこの病院で手術を受けた患者さんと比べたら、大分ましなほうだ。と言われました。



それと、精神科で出されているお薬の中に、副作用で手のふるえが出るものがあるから、そのお薬をやめて、しばらく様子を見るように言われました。



どうしても手術で治したいということなら、手術は出来ます。と言われて、考えますと答えてその日は帰りました。



手術は、頭を切るので、坊主頭にしないと出来ないとのことで、そこまでする勇気がなく、結局は諦めました。



その後、精神科の先生に相談して、そのお薬を減らしてみたのですが、しばらく経っても状態は変わらず、
治ることはありませんでした。 




けれど、会社を辞めたり、アロマの学校に通ったり、心理学の授業に通ったりしている間に、いつの間にか、震えがましになってきました。



今でも、お茶は出せないし、字も少し書きにくいし、筆ペンは震えて上手く書けないとか、ホワイトボードのような場所に字を書くのは無理だったりします。



でも、今のところ、それで支障が出るようなことがないので、気にならなくなっています。



バーでショートカクテルを飲むのはこぼしそうで無理かもしれません。笑



これも、私の一つの特徴として受け入れて、認めたから、楽になったのかも知れません。



これからも、手のふるえや文字の書きづらさとは、お付き合いしていかないといけないので、割り切って、付き合っていこうと思います。








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